2008年03月31日

花の雨

生れては消ゆ線路の軋み花の雨


あれてはきゆせんろのきしみはなのあめ
(前日の反対側からの映像と、前日の場所から金網越しに)
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2008年03月30日

花追ふて

滑りゆく列車を追ふて花追ふて



すべりゆくれっしゃをおうてはなおうて
近くのJR陸橋の上はいつもこの時期になるとカメラの放列
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2008年03月29日

額づけば

額づけば花の舞ひ散る社かな


ぬかずけばはなのまいちるやしろかな
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2008年03月28日

助手席に

ゆだねたる春爛漫の助手席に

ゆだねたるはるらんまんのじょしゅせきに
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2008年03月27日

帰り道

帰り道それぞれにある朧かな

かえりみちそれぞれにあるおぼろかな
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2008年03月26日

髪にあまねし

春愁の髪にあまねし指の先


しゅんしゅうのかみにあまねしゆびのさき
私のお気に入り美容室です。 つい最近ユニゾンモールにオープンした美容室。 黒いスーツに真っ白なワイシャツの清潔なスタイルのスタッフが、 ワンランク上の上質なヘアースタイルを提供してくれる。 私のブログも見て下さっていて写俳の話題でも盛り上がったり… いつも素敵な笑顔で迎えて下さる片桐さん有り難う! 今夜はここで撮影会があるというのでちょっと覗かせて頂いた。 (写真も名前も了解済み)
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2008年03月25日

街角

開花宣言街角の色めきて

かいかせんげんまちかどのいろめきて
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2008年03月24日

天使の歌声

病室の歌声清かフリージア

びょうしつのうたごえさやかふりーじあ
先程、NHKで本田美奈子の「最期のボイスレター」を観た。 病床で、師である作詞家の岩谷時子を励ますために送った歌である。 魂の歌声とあるが、本当に涙無しでは聞けなかった! 素晴しい清らかな天使の歌声としか言いようがない! 辛い病床の中で師を思う優しさに感動で一杯になった。
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2008年03月23日

パンドラの箱

春愁のパンドラの箱開きさう

しゅんしゅうのぱんどらのはこひらきそう
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2008年03月22日

ヨットハーバー

潮の香にマストの揺れて風光る

しおのかにますとのゆれてかぜひかる (2008,3,18 写)
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2008年03月21日

菠薐草(ほうれんそう)

春泥をつけし青菜や無人店

(しゅんでいをつけしあおなやむじんみせ)
湘南の海辺の無人店で、 根っこの赤い菠薐草を見つけて嬉しかった。 甘くて美味しい! (泥を付けたままで撮すべきでした…残念)
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2008年03月20日

ふりかへりつつ

振り返りふりかへりつつ春の雨

ふりかえりふりかえりつつはるのあめ
母を羽田へ送る途中、車窓より東京タワーをのぞむ。 春雨しきりなる。
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2008年03月19日

朧に

舵音の朧にひびく船溜まり

かじおとのおぼろにひびくふなだまり
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2008年03月18日

うららかや

うららかや母に寄り添ふ磯伝ひ


うららかやははによりそういそづたい
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2008年03月16日

木蓮

木蓮や明日は母を迎ふる日

もくれんやあしたはははをむかうるひ

(明日は出掛けますので、お休みします)

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2008年03月16日

春の夢

眦の濡れて仔牛の春の夢


まなじりのぬれてこうしのはるのゆめ
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2008年03月15日

春の鴨

春の鴨陽を留めたるひとところ

はるのかもひをとどめたるひとところ
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2008年03月14日

春雨

春雨の師を偲ぶがに降りやまず

はるさめのしをしのぶがにふりやまず
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2008年03月13日

花辛夷

母に似し姉のしぐさや花辛夷

ははににしあねのしぐさやはなこぶし (2007,3,18 井の頭公園にて写)
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2008年03月12日

花菜風

葬列の続く岬や花菜風

そうれつのつづくみさきやはななかぜ
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2008年03月11日

シャボン玉

君が手を泳がせてゐる春の水

きみがてをおよがせているはるのみず
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2008年03月10日

ひねもす

のどけしやひねもすきみのそばにゐて

(2008,3,9 芙美子記念館にて写)
記念館の裏山の日溜りに対の石が置かれていて ここで、やおら句帳を開く
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2008年03月09日

囀り

木洩れ日も囀りもうたた寝の中

こもれびもさえずりもうたたねのなか (2008,3,9 芙美子記念館にて写)
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2008年03月08日

雛納め

薄紙にくるむ日差しや雛納め

うすがみにくるむひざしやひなおさめ
縁側の暖かい日差しの中でお雛様を片付けた。 日差しも一緒にくるんで上げた。
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2008年03月07日

ハーモニカ

春愁の風のまにまにハーモニカ

しゅんしゅうのかぜのまにまにはーもにか
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2008年03月06日

あたたかや

あたたかや掌に分けてやる金平糖


あたたかやてにわけてやるこんぺいとう
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2008年03月05日

春の雲

待ち合はす渋谷に仰ぐ春の雲

まちあわすしぶやにあおぐはるのくも
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2008年03月04日

のどけしや

のどけしや膝の句帳は閉じしまま

のどけしやひざのくちょうはとじしまま
(2007年3月4日芙美子記念館にて写)
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2008年03月03日

雛の灯

雛の灯の揺らぎに頬の染まりゆく  乙女座 雛の姫目を伏せて居る薄明かり  よし

ひなのひのゆらぎにほほのそまりゆく
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2008年03月02日

父の絵筆

抽斗に父の絵筆や白椿

ひきだしにちちのえふでやしろつばき
父は生前日本画を描いておりました。 締め切った座敷で独り黙々と絵に集中していた姿を思い出します。
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2008年03月01日

逢ふてきし

逢ふてきし袂に梅の匂ひけり

おうてきしたもとにうめのにおいけり

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