おしろいや夕べの鐘を広げゆく
秋蝉や風の残せし忘れ物
蹴り上げしボール弾んで夏の果て
南国の香り届きて風爽か
夏休みの最後を駆ける子等の声
夢のせて駆け来る処暑の風の中
秋薊逢ひたき人に逢へなくて
馬の瞳に遙かな秋の雲おいて
月見草夏の名残の風を聞く
朝の陽を浴びてグラスに秋の声
朝顔やつぎつぎ開く海の色
新涼の軒にこぼるる葉影かな
酒壺の影深々と秋に入る
秋天の湖したがへて静もれり
庭園に遊び疲れて夏の果て
夏果てぬ小さき窓の機上より
つくつくし鳴く八月十五日
新涼の森に溶けゆくガラスたち
線路脇にも秋色の風吹いて
夕焼の荷の重たきに急ぎけり
青春の虹のかけらを捉へたり
我が街の空広がりて秋立ちぬ
涼風を入れて夕餉の卓となり
草いきれして間近なるきみの顔
手花火の初恋闇へ攫はれし
てはなびのはつこいやみへさらわれし
蝉しぐれミュージアムへと誘へり
遠い日のふたりの夏のきらめきを
夏逝くや窓よりこぼるノクターン
なつゆくやまどよりこぼるのくたーん
(2008,7,28 庭園美術館にて写)
午後からは、新館大ホールにてピアノコンサートが行われていました。 子供連れもOK。 「キラキラ星変奏曲」では、Mちゃんも大喜びでリズムをとっていましたけど、 ショパンのノクターンではもう限界(笑)早々に退場。 ぐっすり眠り込んでいる男の子もいましたっけ…