ハロウィンのお化けに凭れ眠りけり
秋逝くや仰ぐものみな耀へり
秋惜しみけり夕映えのさざ波に
誰がための白きテラスや竹の春
踏み石に影のうつらふ万年青の実
四の坂に忘れ置かれし秋扇
石垣を伝ひてつるべ落としかな
菊日和牛のあゆみのごと生きて
九段坂鍋割坂と天高し
直筆のペンの滲みや実むらさき
踏切の音や柘榴の実の朱き
灯下親しむ珈琲の香の中に
秋の陽を溜めてステンドグラスかな
海恋し少女は貝に海を聞く
振り向けば宵闇遙かタワーの灯
天高く自由の像のトーチ燃ゆ
似顔絵にしばしとどむる秋茜
そぞろ寒一つ二つと船灯り
航海を果てたる碇ちちろ鳴く
あ・うんで終るのもよし茸飯
乳母車しばしとどめて秋麗ら
秋潮の飛沫に遠く観覧車
入相の祈りとなりし秋桜
野路ゆけば風に紛れし秋の蜂
爽やかや先ずは見上げしところまで さわやかやまずはみあげしところまで 昨日、久し振りに姪を誘って、葛西臨海公園へ出掛けました。入って二人、先ず「観覧車に乗ろう!」 ここの観覧車は、日本で一番大きいそうです。
行き暮るる川面もみぢ葉寄り添ひぬ
ひそやかに袈裟のふれゆく彼岸花
日雀くる窓にパン焼く匂ひして