レモン水少女の夢を追ひかけて
れもんすいしょうじょのゆめをおいかけて
閉じられしままの扉や八重葎
とじられしままのとびらややえむぐら
先日アップしたお化け屋敷が気になって見に行きました。3棟程の平屋の共同住宅、鉄筋のかなりしっかりした建物です。「立ち入り禁止 東京都公給公舎」の立て札が。錆び付いた扉、屋根に届く程の生い茂った雑草・・・
摩訶不思議なお化け屋敷です。
歓声に噴水高く応へけりかんせいにふんすいたかくこたえけり
緑地公園の脇に区の児童交通公園なるものがあり子供たちの歓声が上がっていました。交通指導などもしているようで子供たちには安全な遊び場所になっています。
片陰を引かれ老犬過ぎにけり
かたかげをひかれろうけんすぎにけり
軒下のひそひそ話梅雨の月のきしたのひそひそばなしつゆのつき
昨夜は眉のように細い梅雨の月が綺麗に浮かんでいたのに、今夜はぼんやりと滲んでいました。
梔子の夜のきみを待つアペリティフくちなしのよのきみをまつあぺりてぃふ
蜘蛛の囲のしづくに光集めをり
くものいのしずくにひかりあつめをり
半夏生路地に明るきひとところ
はんげしょうろじにあかるきひとところ
焼きたてのフランスパンと涼風と
近くにパン屋さんがあり、焼きたてのパンが食べられる、お値段もリーズナブルで、外はパリッと中はフワフワの焼きたてフランスパンは美味!同じオーナーが隣にソフトクリームのお店も出している。200円でホット一息涼しさを頂ける。
青葡萄逢へばなんにも言へなくて
あおぶどうあえばなんにもいえなくて
畳屋の畳の匂ひ凌霄花たたみやのたたみのにおいのうぜんか
家の近くを探検。畳屋の看板を見つけて近寄ると懐かしい畳の匂いが・・・これも懐かしい手作業での仕事姿に出会った。
枇杷の実や住む人の無き庭に熟れ
びわのみやすむひとのなくにわにうれ散歩の途中、狭い路地に入ってゆくと、家を覆う南天の花。戸口も錆びて住む人はいないようだ。裏へ回り南天の影から庭を覗いたが、やはり空家のよう。薄暗い路地の突き当たり何だか背中がぞくぞくしてきたので慌てて戻りかけ屋根を見上げると枇杷の実だけが明るく熟れていた。
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貴婦人の現れ出でし夏館
きふじんのあらわれいでしなつやかた
鳩たちが群れて地上で餌をついばんでいる時ふと見上げた木の枝に真っ白な鳩が一羽、優雅に見下ろしていました。ずっと待っていたけど、決して下には降りませんでした。
夕立来るらし図書館へ急ぐ道ゆだちくるらしとしょかんへいそぐみち近くに区の図書館があることを知り、探しに出掛けた。途中綺麗な花が咲いている門の前で写真を撮ろうとしたら、ものすごい勢いで犬がやってきて吠え立てた。よしよし、ちょっと撮らせてね・・・何て言いながら撮っていてふと気付いたら、何と私に向かってオシッコをかけているではないか!もう少しでやられる所だった・・・どこかのコマーシャルに出ている犬とそっくりの可愛い犬なのに、「手を入れないで下さい、噛まれますよ」と札が下がっていた。
子等の声跳ね上げてゐる梅雨晴間こらのこえはねあげているつゆはれま
休日の公園は、スポーツをする若者や、お弁当持参の家族など梅雨の晴間を楽しんでいました。
語らひの果てるともなし草陽炎かたらいのはてるともなしくさかげろう
緑さすお地蔵様の分かれ道
みどりさすおじぞうさまのわかれみち
家の近くを散策していたら、こんなお地蔵様を見つけました。街道の分かれ道にあり、旅人の無事を祈願して建てられたもののようです。
バス通り裏に暮らして梅雨入りかな
ばすどおりうらにくらしてつゆいりかな
ここ仮住まいへ引越をして、あっという間に一月がたってしまい、いよいよ梅雨入りです。ここの交通機関はバスしかなく、ゆったりと揺られながらの移動も楽しいものです。
白熱灯雨にけぶらふ太宰の忌
はくねつとうあめにけぶらうだざいのき
太宰忌は八日、一日遅れでアップさせて頂きます。
白シャツに凭れかすかな煙草の香
しろしゃつにもたれかすかなたばこのか
「売り家」の名札の下がる薔薇の庭
緑陰へ抱へ込んだるファッション誌