2009年04月30日
春祭り【春・行事】
春祭り塔燻煙にけぶりたり
ちょっとなんというか( ゚Д゚) 締まりの悪い写真ですな。浅草寺なんですが、今は本堂が瓦の塗り替え工事中ということで工事用保護シートで囲まれてしまっており、まったく絵にならないため五重塔を撮ってみたわけですが。もちっと人が多い時を狙った方がよかったのでしょうが、というか『塔』ではなく季語そのものである『春祭り』にフォーカスした写真を撮ってくるべきだったかもしれませんな。
浅草寺では今『春の観光祭り』と題して、お茶を無料でふるまったり記念撮影コーナーを設けたり、といったことをやってるのですが、このGWには屋台が並び、焼きそばだのたこ焼きだのお好み焼きだのといった定番屋台や、薬研堀の七味唐辛子やら牛もつ煮込みといった浅草名物的な屋台まであれこれで賑わいを見せています。
そんな中で、屋台の鉄板から吹き上がった白煙を目にした時に、なんとなく閃いたのがこの句です。念のため言っておきますと、「燻煙」はいぶす煙でしが、「薫煙」という線香、香の煙を指す言葉が別にありまして、それにかけてるんですね。←種明かしスンナ
2009年04月30日
春の川【春・地理】
FinePix F200EXR | f=11mm, F11, 1/80sec, ISO-100
Retouched by Photoscape Ver3.3 - Film Simulation mode=PROVIA[MID]
春の川人の声みな笑ひ声
国語の辞書は、引くものではなく読むものだ( ゚Д゚) という言葉があったようななかったような。ともあれ、季語の辞書である歳時記は読むだけでもたいへんおもしろいものであります。
季語を眺め、その季語が示す情景や詩情・季節感といったものを想像するうちに、自分が見てきた光景が浮かび上がり、俳句として言葉が組み上がってくることもあります。この句はまさにそうして出来た句で、同じこの浅草の水上バス乗り場(現在、もともとの乗り場が工事かなにかで閉鎖されており、臨時の船着き場)を通りかかった際に聞いた、乗客たちの笑い声が、歳時記で読んだ『春の水』『春の川』といった季語と結びついたものです。
詠んだのは、実は深夜の自宅でのことだったりします( ゚Д゚)まぁ体験に即しているので想像句と後ろ指を指されることはないでしょう。指されないよね? お願い指さないで。
さて写真は、プライバシー処理のためにはっきり見える顔にはボカシを入れましたが、句の雰囲気からすると、本当はそのままにしておきたいところでした( ゚Д゚) ま、しゃーないね。
2009年04月29日
散り花【春・植物】
紅白に散って花道雨光る
そろそろ出しておかないと完全に時期を逸しますね( ゚Д゚) 浅草側の隅田公園にて雨の一日。ソメイヨシノにヤマザクラ、白と桜色の重層が美しかったです。雨もなまめかしくて美しい。
ああもちろんその美しさを俺が写し切れているかどうかは別問題です( ゚Д゚) 求道の道のりは長く険しい。←なんだよ
2009年04月29日
風車【春・生活】
止まらざるものを見せけり風車
上5にちょっと悩みました( ゚Д゚) 「過ぎ行きし」「吹き過ぐる」「姿なき」などあれこれ迷って、あえて落ち着きのない文句に決めました。「止まらないもの」とは何を指しているのかを意図してぼかしている感じです。
ちなみに本来季語でいう風車(かざぐるま)は手で持つオモチャのあれらしいですが、写真に写っているのは、風の強さを見るための小型の風車(ふうしゃ)です。右手前の人影は、さぁて(・_・)ゞ誰でしょね。
おまけで風車そのものの写真もほいっと( ゚Д゚)つ
2009年04月28日
春の雲【春・天文】
FinePix F200EXR | f=32mm, F14, 1/85sec, ISO-100, +0.3EV
Dynamic Range +200%
Retouched by Photoscape Ver3.3
幾筋の筆重ねけむ春の雲
とても気に入ってしまった葉っぱの写真2連発も終了しましたので( ゚Д゚) フツーに投句します。27日に撮った雲のです。空や雲のグラデーションが綺麗だなと思ったところで、『グラデーション』という英語(カタカナ語)を使って句を詠めないかと思ったところが出発点でした。
といっても、つらつら考えているうちに結局普通に日本語オンリーで詠みましたが( ゚Д゚) なんだその期待はずれのオチ。
オチがそれではくやしいので、写真は青味を強く(いわゆる記憶色のように)レタッチし、さらには縦方向に画像を回転してみました( ゚Д゚) ようやくおもしろくなってきたな。 ←勝負所が違う
あ、これを考えている時に調べたことをメモっときます( ゚Д゚) 音数の関係で、2文字の疑問形助動詞を使いたかったので(1文字だと『や』が使える)、『らむ』を詠み込もうとしたのですがどうも合わない感じがしたのですね。
そこで検索して調べてみたところ、『けむ』がふさわしいと知りました。『らむ』は現在、『けむ』は過去で、この句では、完成した絵を見て『どれほど筆を重ねたのだろう』と疑問を感じる、といった時制になっているので、過去疑問文でないとしっくり来ないのですね。勉強になりました。てゆーか古文むずかしい(´・ω・`) ←学校でサボりまくった
2009年04月28日
2009年04月27日
2009年04月26日
春暑し【春・時候】
PENTAX K20D & DA L 50-200mm F4-5.6
f=50mm, F9, 1/250sec, ISO-200, +0.7EV
Retouched by Photoscape Ver3.3
花々も汗かき光る春暑し
猿江恩賜公園というところに撮りに行った時の一枚より( ゚Д゚) 数日前の『チューリップ』の句と同じ日のことです。
ホントに暑い日でしたね( ; ゚Д゚) 日中はTシャツ一枚でも過ごせたっていう気温でした。花の表面がなまめかしく照り輝いてまぶしいくらいに。
2009年04月25日
藤波【春・植物】
藤波や天神に子等の願ふ事
東京は亀戸に天神様があるというのは以前何回か話題にしましたし、一度はそこで詠んだ句が、とある雑誌の写真俳句コーナーで採られたということがありました。→[世界の対岸で俳句を詠むノケモノ 2007 9 27 - 秋晴れ【秋・天文】 秋晴れや亀がわんさと甲羅干す]
その亀戸天神は、春になると桜以上に藤が見事に咲くことで有名です。たくさんの藤棚があって、そこで一斉に咲き誇る藤が風に波打つ様子は圧巻の一言です。
ちょうどゴールデンウィークに見頃を迎えるのが例年ですので、近郊の方はぜひ一度お運び下さい。
さて句( ゚Д゚) この日、たまたまぶらりと足を向けてみたところ、どこかの塾でしょうか? 学校の先生とはちと違う大人達に引率された小学生の大群がお参りに来ていました。天神様に子供達がお願いすることっていったら、ねぇ。
おまいたちの将来が明るく輝いているといいな(´ー`)がんばれよ。
2009年04月25日
春日【春・天文】
春日や死せるきざはし覗き見る
ストックしてある句を早いところ投句しようキャンペーン実施中( ゚Д゚) ちょっと前に、清澄白河で撮った写真と句を続けて投句した時期がありましたが、これもその時のものです。今みたら、四月の十一日に撮った(詠んだ)ものでしたね。寝かせすぎ。まぁその甲斐あって一度大きく推敲できましたけども。
清澄の、とある工場にあった、封鎖された地下への階段を覗き込んでみました。封鎖されているだけあって、完全に「死んで」いるように見えました。
封鎖の様子はこんな感じです。ここに見えるようにいったん少し段を上がってから、また下るという構造でした。

2009年04月25日
春の川【春・地理】
杭七本かもめそれぞれ春の川
自宅からゆっくり十五分ばかり自転車をこいでいくと、川の水質改善のために人工の浅瀬が作られているような場所に出ました( ゚Д゚) 今まで知らなかった場所なので驚きでした。散策ってしてみるもんですね。
というわけでその新しい土手で見つけた風景をコンデジでパチリと。一緒に持って行ってた一眼レフはフィルムだったので、まだ現像してません。早く撮りきらねばなぁ。
この鳥、かもめっぽいけど種類はなんだろう、と思って調べてみたのですが、[東京の川と海の生き物]というページで『海辺の鳥 4』(http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/kansi/mizu/seibutu/seibutu/sea-bird/umi18.jpg)を見てみると、どうやらゆりかもめ(都鳥)の羽毛が、春から夏にかけて生え替わったところみたいですね。なるほど、頭の黒いのもいれば白いのもいるな( ゚Д゚) ゆりかもめといえば冬の季語というわけで、冬場にばっかり注目してきてたから、毛が替わってたとは分かりませんでしたわい。
肝心な句の方ですが( ゚Д゚) ええ、ご察しの通り、子規の『鶏頭の十四五本もありぬべし』からインスパイアされたという、月並みな句でございます。
2009年04月24日
花水木【春・植物】
花水木ためた力で開くのか
ややしまった( ゚Д゚) このところ毎日更新していたのに、タイミングがズレで昨日が空白になってしまった。句も写真もストックがあるというのにもったいない。
さておき、花水木(ハナミズキ)です。咲いた花もなにやら「くねっ」とした印象がありますが、つぼみの状態だとまさに「ぐねっ」って感じでねじれてますな( ´ω`) ねじれているというよりも、開くための力を溜めて溜めて溜め込んでいるような姿にも見えます。そんな印象を詠んでみたものです。
ちなみに咲いた花はこちら。上の“ぐぐっ”と溜めたところから、パーンと開くとこうなるわけですね。
2009年04月22日
春暑し【春・時候】
金龍山春暑を癒す冷茶かな
PENTAX K20D & SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC
f=18mm, F3.5, 1/640sec, ISO-200, +1EV
Dynamic Range Enhanced
金龍山とは浅草寺のことであります( ゚д゚) いやー、暑かったですね今日は。『春暑し』という季語がありますが、まさにその感じ。Tシャツにワイシャツ、その上に薄手のジャケットを羽織っていましたが、ジャケットはまったく無用でした。ワイシャツも前を全開にして羽織るだけでしたし。
この暑さだからってこともないでしょうが、浅草寺境内では、写真中央にあるような臨時のプレハブが出ていて、ここで無料のお茶を配っています。なかなかんまかったです。冷茶と熱いお茶と両方あったんですが、さすがに今日は冷茶がどんどん出て行ってたようですね。
その『春暑し』という季語を熟語として使って詠んでみました( ゚д゚) 汗ばむほどだった天気には、冷茶が染み入るようにおいしかったのです。
最後におまけで五重塔を( ゚д゚) 背景の青空と白い雲の感じが伝わればいいのですが。
ちなみに現在、本堂が改修工事中でして、防護シートに覆われてまったく見えないんですよね。いちおう撮りましたけど。
2009年04月22日
桜蕊降る【春・植物】
雨やんで桜蕊ふる寛永寺
お寺の建物が中途半端な写りだと思いますか( ゚Д゚) これ以上構図を下げると道路標識が入っちゃうんですよ。
というわけで本日、雨が降ったり止んだりする中での上野、寛永寺(だと思う)です。撮った時の自分の立ってる場所は上野公園内(大噴水から芸大へ続く道の内側)です。
「桜蕊降る」というのは聞き慣れない感じがしたんですがこれで一つの季語だそうです( ゚Д゚) 歳時記によれば。花が散り切った後、今度は赤い「がく」と「蕊」の部分がぽつぽつと落ちる、その様子を指すそうです。なるほどそういえば、花びらが落ちた上から、細長いラッパのような形の「蕊」が落ちてきていましたね。これも落ちるものなのだと、この季語で知りました( ゚Д゚) 勉強になりますね季語。
2009年04月21日
躑躅(つつじ)【春・植物】
君と僕背中合わせのツツジだね
夜とかいっといて翌日になりました( ゚Д゚)えろうすんません。
なにこれ俳句甲子園?( ゚Д゚) な感じの一句にしてみました。『背中合わす男と女と躑躅かな』なんてことを詠みはしたんですが、なんつーかそれだとフツーだなと思い、40も近いオッサンがええ歳こいて思春期的な文言で詠んだらどうなるかというわけでこうなりました。
やらなきゃよかったスかね( ; ゚Д゚)
2009年04月20日
チューリップ【春・植物】
PENTAX K20D & smc PENTAX DA L 50-200mm/4-5.6
f=115mm, F4.5, 1/500sec, ISO-200, +0.3EV
Dynamic Range Enhanced
ちゆうりつぷスケート履いて風巻いて
東京は江東区毛利にあります、猿江恩賜公園での一枚です。
なんでこんな句かと言いますと( ゚Д゚) この写真を撮っている時、小学校中学年くらいの女の子が、ローラーブレード履いて俺の側を通り過ぎようとしたのですな。指に、蝶を捕まえたか止まらせていたかしたようで、ちょうど俺の横で「あっ」と逃げられてしまったようでした。
ま、たまにはこんな雰囲気の句もいいでしょう( ゚Д゚) とかいって昨日はこんなのもう一つ詠んでますけど。それはまた後ほど、夜とかに投句します。
2009年04月19日
蒲公英【春・植物】
蒲公英は下弦の月を真似るかな
続けて蒲公英です( ゚Д゚) これを撮っていて、なんとなく種の残り具合が半月みたいだなーと思いまして。何枚か撮ってみて、下弦の時も上弦の時もありましたが、語感が良い下弦を選んでみました。ちなみに上弦・下弦は単純に「月の向かって右が見えてるのが上弦」「左が見えるのが下弦」と覚えてます。
2009年04月19日
蒲公英【春・植物】
蒲公英や粗忽の土にいと高く
初型『蒲公英や捨てられし土に根付きけり』と詠んでましたがあんまりにも単純ですよねぇ( ゚Д゚) つーことでちっとだけひねりました。『粗忽の土』とは造語ですが、まぁ腐葉土を溢れ返してしまう粗忽者の隙を逃さなかった、蒲公英のしたたかさが伝わればと思います。
2009年04月18日
落椿【春・植物】
落ちてまた散り砕けたる椿かな
いわゆる“公民館”的な公共施設の周囲にある植え込みの中に、手ぇ突っ込んで撮ってみました( ゚Д゚) コンパクトデジカメはこういう時に取り回しが便利でいいですね。一眼レフなんかではとても撮れない状況でも撮ることが出来るってのは、それだけですごいことです。
さてご存じの通り、椿の散り様といえば「落椿」です。首ごとボトリといくアレ。
ところがこの辺りの地面を見ていますと、落ちたり落ちなかったりもしているようです。普通の花のように花弁一枚ごとに散っているような様子があります。
また、落椿となったものがまた風雨によって散らばっている様子も。
可憐な姿を誇っていた頃との落差の無惨さが、なにやら心に染みいります(´-`)
2009年04月18日
散り残る花【春・植物】
散り残る桜名残の桜かな
いつも夜が明けるころにようやく寝床に入るという、社会から逸脱した生活を送っているおいらですが( ゚Д゚) 今日は五時くらいに寝て七時に目覚めるというわけわからんことに。
寝直しもすぐには出来そうになかったので、カメラ提げて自転車で近所を散策してきました。
いつもあまり行かない方向の公園に行ってみると、ソメイヨシノはすっかり散り、八重桜が散り始めというところでした。まぁ東京はどこもそんな感じですが。
よく見ると、ソメイヨシノには少しだけ散り残った花弁があるようです。
それを狙って撮ってみました。
改めて画像になったものを見てみると……なにかこう、センチメンタルな気分になりますね( ´ー`) 先人達が季語に託した詩情というものを、ひしひしと感じます。ひとたびこの感激を味わうと、季語というものからなかなか離れることは出来ませんね。
今年もありがとう、ソメイヨシノ。来年もよろしく頼むよ。
句の方ですが、二句一章ではなく一句一章ものだと思ってもらう方がいいと思いますヽ(´ー`)ノなどと先取りで言い訳しておく。
2009年04月18日
八重桜【春・植物】

PENTAX K20D & COSINA 24mm F2.8 MC MACRO
F2.8, 1/6sec, ISO-3200 | RAW to JPG by [Pentax Photo Laboratory V3.51]
八重桜余人は知らね夜の王
一週間ほど前の夜、近所をほっつき歩きながら撮ったものです( ゚Д゚) 八重桜は今も豊かに咲いています。句も写真も気に入ったので、他に投句するものがあるうちはそちらをやり、影で句の推敲をしていまして、投句が遅れました。そろそろネタ切れなのでいよいよエントリーにしてみます。
街灯少ない公園の一角ですが、この一輪に焦点を置いて撮影してみたところ、周囲のボケ具合などが非常に印象的なものになったので、ISOを上げたりしながらなんとかここまでの写りにできました。だから三脚を持って行けというのに>俺
夜の王、という言葉は、デジタル一眼レフの液晶画面で、撮ったばかりのこの写真を見た時に思い浮かんだイメージです。実際に咲いている八重桜を見ているだけでは浮かばなかった言葉ですね( ゚Д゚) 写真に撮ること、それ自体にもすでに意味があるのだということを思い知った一枚です。
2009年04月17日
鳥曇【春・天文】
鳥曇追い払っても来る別れ
みごとに鳥曇となりました今日の東京です( ゚Д゚) 先日までの暖かさはどこへやらのうそ寒い気配が漂っております。
この“鳥曇”を季語に詠んだのは初めてかもしれません。街中に住んでいる身では、実感がないので使いづらいということはありますね。写真の鳥も実はただの鳩で、渡り鳥関係ないし。
鳥曇→渡りの初め→別れ→春は別れの季節、という連想が働いてこういう句になりました。ちょうど朝、雀を初めとする鳥たちの鳴き声がかしましく、それが別れを惜しむように聞こえたからかもしれません。
2009年04月17日
スノーフレーク(水仙)【冬・植物】
スノーフレーク足下の花火散じたり
和名では“鈴蘭水仙”という名前だそうですが( ゚Д゚) >スノーフレーク
鈴蘭だと夏、水仙だと冬の季語なんですけどね。植物学上の分類では、水仙と同じヒガンバナ科の花らしいので、水仙に合わせて冬としておきましょう。
護岸の芝生に自生していた群生ですが、近寄ってみたところ、放射状に綺麗に広がって咲いておりました。花は全て東や南を向くのはまぁ当然ですが、そこも四方八方へ散ってたらおもしろかったですね( ゚Д゚) ←無茶言うな
2009年04月15日
春雷【春・天文】
春雷の去って逝く花光る花
PENTAX K100D & RMC Tokina 70-210mm F3.5
上=f=200mm, F5.6, 1/60sec, ISO-400
下=f=150mm, F5.6, 1/2500sec, ISO-400
東京は昨夜、激しい雨が降りました( ゚Д゚) 雨を伴う春嵐って感じでしたが、案外とそれそのもの、な季語が見つかりませんでしたね。歳時記にないだけか、ホントにないのか。
雨の後の朝にしかない光景ってやつを求めて近所で20分ほど撮影。いかにも怪しい男です。
思いついた句に合った二枚を、トリミングして構図調整したものをアップロードしました。
ボケを大きくしたいと思ったので70-210mm/3.5というスペックのオールドレンズを引っ張り出しました。そのため絞りいくつで撮ったか覚えてませんが、たぶん5.6です。MFなのでピンを合わせるのにちと苦労しましたが、良い写りしてくれてると思います。光が充分なら、よっぽどヘボいレンズでもなければたいがい満足な写りになってしまうような気も( ゚Д゚)
でも、やはり描写力では同じ開放絞りの、135mm単焦点の方が全然良いんですよね……( ゚Д゚) ズームレンズなせいかボケ量も期待したほどではなかったので、次からはそっちを選ぶことにします。
2009年04月14日
残る花【春・植物】
散り残る花はっきりと小名木川
先日の清澄白河をほっつき歩いた時の一枚です。この場所のそばに小名木川という川が流れておりまして、その川端には深川の芭蕉庵があります。( ´ω`) この時は行けませんでしたが、近々時間の自由がとれるようになるので、そうしたら足を向けようと思っておりんす。
ソメイヨシノもだいぶ散ってしまいましたが、道端の植木だったこの木には、最後の数輪が、良い形の花を見せていました。
普通に遅れて咲いてるだけなんで、『残る花』の季感とはだいぶ違いますが、そこはご勘弁。
2009年04月14日
木の芽吹く【春・植物】
木の芽吹くまたたく星に似たるかな
危うく忘れそうになりましたが、三月終わりごろに撮って詠んだ句です( ゚Д゚) 新宿中央公園にて。公園内の街灯が葉っぱを照らし、まるで葉っぱが輝いているかのようでした。桜だの梅だのも同時に撮りましたが、不思議に印象深い光景です。
おまけで東京都庁もつけときましょうかね。こちらコンデジのFinePix F200EXRで、歩道橋の柵の上に手を固定した状態で手持ち撮影です。ブレるので10回くらい取り直しました。
2009年04月14日
楓の花【春・植物】
清澄の楓の花は葉に似たり
写真の中央やや左に、赤い小さな楓の花が咲いています( ゚Д゚) よくよく見ると、葉っぱと似た形してるんですよね。紅葉の季節以外に、こうしてまじまじと楓を見ることはあまりなく、花と葉が似た形をしているなんてことは初めて知りました。すごく小さな発見ですが、新鮮な発見でもありました。
2009年04月13日
風光る/春光【春・天文】
大川の沸き立つ音や風光る
春光や水鏡割つてしまひしか
清洲橋端、東詰の位置から隅田川下流を望んで( ゚Д゚) これも土曜日、清澄白河へ赴いた折の一枚です。この日はあまりの春爛漫ぶりに触発されたのか、10句も詠めたのでしばらく更新に苦労しないで済みます。
一句目の「大川」はもちろん隅田川のことです。波の音、光る波頭。合わせると、ふつふつと煮える様子にも見えたりします。よね? ね? ね? ←半強制
二句目は『水鏡割りて跳ね飛びぬ』と俳句帳メモに記してありますが、ここに投句するためコピペしたら「違うな」と感じて推敲を加えました。驚きのある句になったので、一句目の対としてもよかったかなと思います。
春日を受けて波を輝かせる隅田川には風情がありました( ゚Д゚)つーても正面に見える読売新聞のビルが無粋ですね。その無粋っぷりを詠めないかと思いましたがさすがに無理でした。
2009年04月13日
雛菊【春・植物】
雛菊の細糸ほつれしごとく咲く
コンデジ、FinePix F200EXRの最大画素数、1200万画素で近接撮影したデータから、1600×1200ピクセルサイズを等倍で切り抜いた画像を使っています( ゚Д゚) すげぇ、等倍でもぜんぜん鑑賞に堪えやがるぜコイツ。素人が使うには充分すぎる画質を保っているようですね。
さておき。
雛菊……だと思うんですがねぇ( ゚Д゚) 蕾もいいところなのでよう分かりませんわい。
2009年04月12日
春落葉【春・植物】
PENTAX K20D & smc PENTAX DA L 18-55mm F3.5-5.6
f=18mm, F8, 1/200sec, ISO-200
Dynamic Range Enhanced +200%
一重脱ぐ背中を叩きし春落葉
『背中』は「せな」と読んでください。
昨日、土曜日の清澄公園です( ゚Д゚) もとは紀文こと紀伊国屋文左衛門邸跡から岩崎弥太郎邸へと移り変わり、岩崎家から東京都へ寄付された敷地が、現在は二分割され、一方は『清澄庭園』として有料公開、一方はこの『清澄公園』として一般開放されているのであります。
それにしても暑い日でした。汗ばんできて上着はいらないな、とベンチに座って上着を脱いだその時、肩にばさりと落ちかかった枯葉がありました。びっくりしました。
春落葉という季語があることも思い出したので、そのまま詠んだ句でございます。
写真は、夏のように暑かった春の日――なんだけど、どこか秋っぽい一枚をチョイス( ゚Д゚) 落ち葉がけっこういっぱい落ちています。画面の半分で季節が違ってるみたいっすね。
2009年04月12日
チューリップ【春・植物】
f=108mm, F2.8, 1/250sec, ISO-200, +1.7EV
Dynamic Range Enhanced +200%
チューリップ蕊の黒さに気圧さるる
うまい写真がありませんでして、肝心な蕊のあたりはボケていますが( ゚Д゚) 花弁の中をのぞき込んだら「うわ、黒い」と思った瞬間の強烈な違和感が忘れられずに句に詠んでしまいました。
2009年04月12日
蝶々【春・動物】
野の草に遊ぶてふてふてふてふと
撮ったのも詠んだのも四月七日、もう四日ほど経ってますが( ゚Д゚) 本当は二匹いたんですけどねー。飛んで戯れているところは、うまいこと撮れませんでした。
ほぼ偶然、写り込んだのはこちら。
PENTAX K20D & smc PENTAX DA★50-135mm F2.8
f=115mm, F2.8, 1/1000sec, ISO-200, +1.7EV
花を狙っていたところ、ファインダーに入ってきたので、位置を見計らってシャッターを切りました( ゚Д゚) 花の右に、白い蝶のシルエットが写りました。タイミングはバッチリだったんですが、ピントがちっとも合ってやがらねぇという。花狙いだったので絞りが開放になっており、被写界深度(ピントが合う範囲)が狭かったんです。
2009年04月12日
春闌ける【春・時候】
春闌けて花は黄色を強めけり
最初、単に日差しを受ける黄色い花の色味の強さを詠んだだけだったんです( ゚Д゚) それが改めて歳時記で『春闌ける』の意味を見たところ、「桜も散って、春の盛りを過ぎる頃」とありまして、そこから『桜も散ってしまうと、上を見上げることが減り、足下の黄色い花が目につき始める』みたいな意味合いにもいけるな、と思いまして、文言を替えてみた、という経緯で投句しました。
まぁそういう深い意図を込めるには技術が浅すぎますね( ゚Д゚) シンプルに「花は黄色くなりにけり」でもよかったかもしれません。
2009年04月11日
2009年04月10日
満天星【春・植物】
夜の底に満天星溶けてあり
ドウダンツツジです。ツツジだから春でいいっすよね( ゚Д゚) ちなみに東京六本木、毛利庭園での撮影ですが、背景がとろけすぎてなにがなんだか分かりませんね。
2009年04月10日
2009年04月10日
花吹雪/散り花【春・植物】
花吹雪風のかたちを見せにけり
散り花や風を象り石畳
どっちがいいですかね( ゚Д゚) 迷うなァ。
ちなみに↓こんな感じで、右側の人が歩いている辺りが石畳様の舗装がされた歩道なのです。
2009年04月08日
花屑【春・植物】
黒髪に花屑落ちる隅田川
本日撮れたてホヤホヤの一枚です( ´ω`) 川風に煽られて舞い落ちる桜吹雪の美しさには身震いがしますね。この時は、急に風が吹いて花びらが舞い始めたので、とっさにカメラを構えてともかく何枚かシャッターを切りました。
直前に空を見上げる形で撮った際の露出補正+2段設定が残ったままになってしまって、撮ったまんまだと全体が白っぽくなってしまったんですが、そこはデジタル一眼レフ。RAWデータを現像し直してトリミングも施して、こんな感じに出来ました。
初型「隅田川花屑髪に飾りけり」
2009年04月08日
春の朝【春・時候】 with 桜花
花びらを透かし見にけり春の朝
陽光溢れる中での撮影なんて珍しいことです( ´ω`) やはり光があるって良いものですなぁ。夜も美しいですが朝もまた美しい。
桜の向こうにある朝はたまらない輝きを放っておりました。直球ど真ん中な句です。
2009年04月07日
草萌・若草【春・植物】
狛犬に添ふて若草生まれけり
写真も句も先月半ばのものですが、どうも形が定まらなくて今まで出せずにいたものです( ゚Д゚)
初型では『狛犬は萌えにし草を守りけむ』としましたが、どうもしっくりこないので放り出し、最近になりようやく、これは主観すぎてしっくりこないのだと理解してきっぱりと没に。
その後、シンプルにしてみようと『狛犬と萌えにし草や金龍山』にしてみました(場所が浅草寺境内でしたので)が、あまりにシンプルすぎやしないか、写真に頼りすぎではないかと思って没。
『草萌えて狛犬は立つ金龍山』としてみてまぁ良いかと思ってこうしてエントリーに起こす作業をしていたところ、「……なにか足りない」と思いさらに推敲。
結果として、「狛犬と春の草」という図式を共通に、「狛犬」の凛々しさに注目した上側の句(これは変わらず)と、「草」の可憐さに眼目を置いた下の句、という二段構えになりましたとさ( ゚Д゚) たまにはこうして苦労してみちゃったりするんですぜシャチョー ←誰シャチョー
2009年04月06日
辛夷【春・植物】
神宮や咲いた辛夷は散る辛夷
記憶のどこかに『咲いた桜は散る桜』というフレーズがあって、それに引きずられて出てきた中七下五だと思っていたんですが、Web検索してもそういうフレーズには行き当たらず。どうも良寛さんの辞世『散る桜咲いた桜も散る桜』が変形して記憶されていたみたいです( ゚Д゚) 『散る桜~』と同タイトルの曲が軍歌としてもよく唄われていたようですね。小学生の頃、鶴田がテレビで『同期の桜』を唄っていた姿がまだ印象に残っています。何故か軍歌が好きな子供でした。♪沖のかもめ~と~飛行機乗りはヨ~(ダンチョネ節は軍歌ではないような気が)
2009年04月06日
梅【春・植物】
白梅や薫りをわけて電車道
フィルムカメラで撮った写真です( ゚Д゚) といっても一眼レフとかではなく、“トイカメラ”と呼ばれる、チープでしゃっきりしない写りの「おもちゃのカメラ」ですけれども。んが、このぼやけっぷりがかえって愛らしい、として若い人を中心に人気が高かったりします。
句の方は、微妙に電車の通り抜ける感じが出せずに苦戦していましたが、あきらめました。←ダメじゃん
2009年04月05日
桜【春・植物】
夜桜や人波去んで息をつく
目黒川の夜桜をむやみに撮ってきました。目線の高さに咲き乱れる夜桜は迫力ありました。もしも、他の写真もご覧になってみたいという方がおられたら、下記リンクをどうぞ。Webアルバムです。
http://f.hatena.ne.jp/plummet/t/目黒川の夜桜
ま、それはそれとして( ´ω`) 街をきれいに。
2009年04月03日
春雷【春・天文】
ぬくもりと氷をあはせ春の雷
万愚節でもあった四月一日、東京の天候は大荒れで、一時は激しい雷雨となりました。しかし二日には一転、日も射すような天気に。なんつって午後まで寝てて実際見てませんがね( ´ω`) ああ、フリーダム。
とりあえず夜から出歩いて、あれこれ写真を撮った中から、なんとなく句に合わせて一枚。暖色と寒色のイルミネーションの組み合わせって、ちょっと好き( ´ω`)
2009年04月02日
弥生尽【春・時候】
終はるまで尽くるまではと弥生尽
先週の日曜日は、気まぐれで夕方から写真を撮りに出かけて、気まぐれで神宮外苑に行ってみました。左手の高いネットは、神宮第二球場だったかな( ´ω`)
地図でいうとこのあたりです。
http://maps.google.co.jp/maps?q=%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E5%A4%96%E8%8B%91&sou...
同じ地点で視点を移すと、聖徳記念絵画館という風情ある建物が望めます。まぁ佐幕派を自称し続けているアテクシにとっては、いくら帝の関わるものとはいえ維新がどうだこうだと顕彰するところにあまり興味はございません( ´ω`) ←頭が硬い
ちなみに建物はこんな感じです。
2009年04月01日
2009年04月01日
木守(きまもり)【冬・植物】
群れなして木守なにを守りけむ
諸先輩方には釈迦に説法ですが、そうではないご同輩の方々に説明すると( ゚Д゚) 『木守(きまもり・きもり)』は、主に柿の実をひとつだけ採らずに残しておき、いつまでも木にぶら下げておくという風習です。木守り柿と繋げても言うそうです。
残しておく、というところからでしょう、柿は秋の季語ですが、『木守り』は冬の季語になっています。
また来年の豊作を願うためとか、鳥や虫にも食い扶持を残してやるためともいうようです。そういえば、山に入る人たちの間では、山菜や食用の木の芽を根こそぎにすることは絶対にないとか。そうした『自然の中で生きる掟』の名残なのかもしれませんね。
とはいえ( ゚Д゚) 春になっても採られず朽ちるだけ、というのも見ていて無惨です。

















