2008年10月31日
君と在る国上の庵の虫浄土
★ 交心俳句17901
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君と在る国上の庵の虫浄土
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雪割草さんより、 『 生りしまま石榴裂けけり塀の内 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
夕されば 虫の音ききに 来ませ君 秋野の野らと 名のるわが宿 良寛
良寛さんは、秋好きなんですね。
待ち焦がれるくらい秋を待つようです。それは万葉好きの心なのでしょうか。
万葉人の心になり、万葉の古里を思って、歌を詠みます。
歌詠みの良寛さんなのでしょうね。
わが待ちし 秋は来(き)ぬらし この夕べ 草むらごとに 虫の声する 良寛
ほら、もうこんなに虫が鳴いているよ。夕暮れとともに、この草むら、あの草むら、どこの草むらでも一斉に虫さんたちが鳴きはじめたよ。まるで地上の音楽だね。天には星時雨の照明。こんなすばらしい秋の夜を独りで過ごすのは勿体ないことだよ。
誰かこの虫の音をいっしょに聞いて自然を喜び分かつ人は尋ねてこないものかね・・・
いつも良寛さんは、人恋しさに身をよじらせて、誰かを、待っているのですね。
誰を、待っているのでしょうね・・・
虫鳴かず語る人なき夜なりき
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
昨夜は星がきれいでしたか。筑後は小雨。今朝も雨降り出しそうな模様です。
ほんとうにすっかり虫の声聞かなくなってしまいましたね。
夕されば 虫の音ききに 来ませ君 秋野の野らと 名のるわが宿 良寛
良寛さんの草庵は、虫の声、すごいのでしょうね。
虫の声のフィルハーモニー。星雫。時折、風の伴奏。
良寛さんが自慢する虫楽園でしょうね。
花浄土、虫浄土に良寛さんと遊んだら、さぞかし時を忘れて、恍惚の時を過ごすことができるでしょうね。
今世にも、そんな出会いと語らいのひとときは、創りだすこともできるのでしょうけれど・・・
君と在る国上の庵の虫浄土 ≫ 。。。
★★★ 『 生りしまま石榴裂けけり塀の内 』 ★ 交心俳句17801 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年10月30日
生りしまま石榴裂けけり塀の内
★ 交心俳句17801
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生りしまま石榴裂けけり塀の内
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雪割草さんより、 『 けふの月はだかの吾を照らしけり 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
掻きて食べ 摘み裂いて食べ 割りて食べ さてその後は 口もはなたず 良寛
紅の 七の宝を もろ手もて おしいただきぬ 人のたまもの 良寛
と良寛さんは、石榴をもらって、その喜びを詠いました。
良寛さんの石榴好きは、ここで触れましたので、ワープしてみてくださいね。
★★★ 『 石榴いま割れて己の時始まる 』 ★ 交心俳句15401 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
石榴は、美味しさが、ひと味違いますよね。柿を美味しいとか、林檎を美味しいとかいう、あの美味しさではなく、それでも、美味しく食べるんです。
雪割草さんには、石榴はどんな美味しさですか・・・?
きっと、一人ひとり、それぞれの想い出があるのでしょう。その時の思いが甦る味わいを食べるのではないかと思うのですけれど。
石榴には、懐かしい思い、懐かしい味がつまっています。
生りしまま石榴裂けけり塀の内
お弁当に添えて、色々果物をもってくる人がいました。仁は貧しかったから、いつも同じおかずで、干しダラと佃煮と漬け物です。その人のおかずはいつも豪勢でした。そして、ある日、石榴を持ってきていたのです。
その人の家の前を通って通学していたのですけれど、塀の内に大きな石榴がありました。
緑の中に溶けるように鮮やかな花を咲かせます。そして生る石榴。熟れていく色の変化も楽しみでしたけれど、熟れきって割れたなかの宝石のように光る実の美しさにうっとりしていました。唾を呑み込むほど食べたいと思いました。
けれど、手が出せません。
掻きて食べ 摘み裂いて食べ 割りて食べ さてその後は 口もはなたず 良寛
良寛さんの石榴の食べ方すごいですね。
そして、ここまで愛おしんで石榴を食べる良寛さんに、あの少年時の思いを重ねると、あの時あの石榴をもぎ採って食べたなら、きっとこんな風に食べたのだろうと思います。
果皮にくっついた赤い宝石を一粒一粒掻き取るように食べ、摘んでは食べ、取れなくなると、また、割って、一粒一粒摘んで食べます。その一粒一粒摘む一粒に思いが籠もっていくのですね。
石榴食う儚き夢を拾う如 ≫ 。。。
2008年10月29日
『 けふの月はだかの吾を照らしけり 』俳句日録081016
★ 俳句日録081016
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けふの月はだかの吾を照らしけり
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0911 果てしなき荒野にもある夜長かな
0912 いつの日か吾もなりたや残る月
0913 シジフォスの岩登りも楽し暮れる秋
0914 けふの月はだかの吾を照らしけり
0915 水引に触るれば寂しさ分かちけり
0916 離れても心は同じ銀水引
0917 いつか行く西行さんの桜かな
0918 そこはまた良寛さんの散る紅葉
0919 石榴裂け光にダイヤ零しをる
0920 パソコンにもらうあい風秋夜長
0921 仄めきし水引ほどの小さき恋
0922 ふた粒をふたりで食うぶ赤ダイヤ
0923 念ずれば翼秋風に載っており
0924 飛ぶ鳥の飛鳥を想い飛鳥飛ぶ
0925 爪持たぬ鷹も秋空ゆるやかに
0926 十三夜さびしさゆえに満たさるヽ
0927 父哀し父詠まれざる秋の行く
0928 秋野行くやはり父には背中あり
0929 秋の雲吾はいかなる父なるや
0930 けなげさに跪きけり女王花
0931 暮れの秋雨の首切り地蔵尊
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2008年10月29日
牡鹿鳴くほどに切なき秋の暮
★ 交心俳句17703
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牡鹿鳴くほどに切なき秋の暮
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★★★ 『 明日香風受けてさを鹿鳴きをるや 』 ★ 交心俳句17702 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★★★ 『 秋の虹ひょっこり誰かに遇う予感 』 ★ 交心俳句17701 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★ いろはにほへと俳句を遊ぶ 00901
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穂絮飛ぶ明日へつなぐ道在りや
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花呼さん、長い長いお便りありがとうございます。
冬支度の暮らしぶりがすこし理解できそうです。
何しろ九州は、温暖。最近はその温暖化で、雪も少なくなって、雪が降るのを恋しく待っているほどですよ。降ると小躍りして喜ぶんです。
初雪を見んとて阿蘇へまっしぐら
そんな句を作ったこともあるんです。
豪雪地方の人には、ごめんなさいの、雪大好き仁。
冬支度は、ほとんどみんな連れ合いさんのお仕事。昨日のように、仁は、命じられたものを運んだり、納めたりするだけです。財布はしっかり連れ合いさん。
まぁ、少欲ですから、お小遣いも要りませんけれどね。
緒呼は、ネット上の名前ですよ。奈呼と緒呼。連れ合いさんは真呼。ときどき、魔呼。
そうなんですか、花呼さんところの連れ合いさんは大丈夫なんだ。もののふなのかも。優雅でいいですね。でも、そうですよ、クーデター起こさなくちゃね。仁も、ときどき、起こしたくなるときがありますけれどね。でも年金生活だから、我慢するしかありません。知足知足。梅の花にも遅速ありますものね。
男体山登山ですか。
いいですね。
もう、仁は、膝が笑って、下れなくなりましたよ。せいぜい野歩きです。
トレッキングしたい心はいっぱいですけれどね。
いいお話し聞かせてくださいね。
いい写真が楽しみだったのですけれど・・・
草の絮は、枯れ野の風情ですね。
風蕭条です。
穂絮飛ぶ明日へつなぐ道在りや
草の絮は、飛んで、芽を出すのでしょうけれど、
わたしという枯れ草は、どうなるのでしょうね・・・。
何かの種子を、
どこかの、誰かに、残せれば最高にHappyなのでしょうね・・・
種子も持たない老仁は、
それでも、元素に戻って、
大地の一部になれるから、それでいいんですけれど・・・
おやすみなさい、いい夢を。
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2008年10月29日
秋の虹ひょっこり誰かに遇う予感
★ 交心俳句17701
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秋の虹ひょっこり誰かに遇う予感
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雪割草さんより、 『 秋の空はるかな光信じけり 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
百草の みだれて咲ける 秋の野に しがらみふせて さを鹿の鳴く 良寛
自然が好きな良寛さんは、野の花が好きな良寛さんです。
菫を摘んで道草して、鉢の子も忘れ、時間も忘れてしまう良寛さんがいます。
けれど独り身のさびしい良寛さんです。
草庵の回りが庭のようなものでしょうけれど、その庭に、色々な花を植えて楽しんでいたのですね。
★★★ 良寛さんの歌と遊ぶ『 百草 』わが宿の 垣根に植えし 百草の花 咲く秋は 近づきにけり へどうぞ!!! ♪♪♪ 
けれどさびしがり屋の良寛さんは、さびしすぎて、心を山野に遊ばせます。
百草の乱れ咲く花野を散策するのです。
けれどさびしがり屋の良寛さんは、その散策する花野を、万葉の時空に変えて、万葉人と遊ぶのです。そして、良寛さんは、万葉の時空で、詩歌を詠むのでした。
そしてさびしがり屋の良寛さんは、牝鹿を恋う牡鹿の鳴き声を聞くのでした。
秋の野に うらぶれをれば 小牡鹿の 妻よびたてて 来鳴きどよもす 良寛
★★★ 『 冬支度猫にもなりて怠け者 』 ★ 交心俳句16601 ♪♪♪
牡鹿は、牝鹿を獲得するために角突き合わせて闘うんですね。猛りくるうほどのどう猛ささへ発揮するのです。先日、奈良では、春日神社の角伐りの祭事があったようです。そんな牡鹿が、百草の花も踏みしだいて鳴いていると良寛さんは詠います。
良寛さんの内部にも、そんな牡鹿のような猛々しさが忍んでいるのでしょうか・・・
牡鹿鳴くほどに切なき秋の暮
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
そうですか、虹を見ましたか。
うれしいですね。どうしてでしょう、虹を見ると、やっぱり心に、明るさが甦ります。あっと、感動するんです。虹は不思議な力を持っているんですね。
秋の虹ひょっこり誰かに遇う予感
けれど、最近は、なかなか虹を見るチャンスに遇いません。
子どもの頃は、朝も夕方も、よく見ていたように思うのですけれど。それだけ外で遊んでいたということなのでしょうね。
余生にも、虹を見れるくらいお出かけしたいものですね。
百草の みだれて咲ける 秋の野に しがらみふせて さを鹿の鳴く 良寛
良寛さんはいいですね。
独り身の身軽さと、元気さで、心のままに歩き回るんです。それも心ときめかせながら。見るもの、会うもの、みんな友だちにしてしまう不思議な人ですね。
良寛さんを見ることは、虹を見るように、心が開かれていきます。良寛さんに愛語波動をもらって、心も細胞も躍りはじめるんです。
そして、けれども、なぜか、さびしい。
さびしいけれど、心は躍る。
不思議な時空の流離い人になっていくようです。
明日香風受けてさを鹿鳴きをるや
秋の夕暮れ、物悲しくも狂おしくも、牝鹿を恋うて鳴き通す牡鹿がいるのですね。
鳴く牡鹿を、良寛さんも、よく詠います。心を重ねるのでしょうね。 ≫ 。。。
★★★ 俳句日録081015『 秋の空はるかな光信じけり 』 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年10月28日
俳句日録081015『 秋の空はるかな光信じけり 』
★ 俳句日録081015
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秋の空はるかな光信じけり
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0896 暮れの秋やわらかき風に吹かれけり
0897 同じ心二夜の月にめぐり会う
0898 秋の空見えない光信じけり
0899 秋の空はるかな光信じけり
0900 老いぼれも女名月仰ぎけり
0901 散る紅葉一瞬一生今に在り
0902 十三夜幻視する愛近くなる
0903 色恋の色うすくなる後の月
0904 四季桜久女激しく身悶ゆる
0905 目の端の石榴欲しがる案山子かな
0906 霧深しなれど一筋光る道
0907 銀漢や路傍に転がる玉手箱
0908 案山子皆横目で石榴を見てござる
0909 鳥帰る吾は何処へ帰らんか
0910 野茨と散るなおふぃーりあ翔けぬけよ
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2008年10月28日
散る紅葉独り逝く道愛浄土
★ 交心俳句17601
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散る紅葉独り逝く道愛浄土
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雪割草さんより、 『 無月なる夕餉に栗の皮を剥く 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうgざいます。
うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ 良寛
良寛さんの辞世の句と言われているものですね。
良寛さんの句ではないのでしょうけれど、良寛さんの死生観と愛浄土がここに収斂されていくと思います。
その後を、『 蓮の露 』で辿ってみます。
12月25日に、良寛さんの危篤が伝えられ、貞心尼さんは良寛さんのもとへ馳せ参じました。
いついつと 待ちにし人は 来たりけり 今はあひ見て 何か思はむ 良寛
いつ来てくれるか、いつ来てくれるか、会いたくて会いたくて待ちこがれた人が、やっと来てくれた。その待ち焦がれたあなたに会えた今は、もう嬉しくて嬉しくて、心は満たされていくよ。愛浄土にいるようだよ。こんな至福の時を創りだしてくれて、貞心、ありがとう。もう何も思い残すことはないよ。この至福の心のまま愛浄土へ行ってくるよ。
むさし野の 草葉の露の ながらへて ながらへ果つる 身にしあらねば 良寛
わたしも74年間、よくもここまで生き存えて来れたもんだね。どんなに生き存えたとしても、命あるものは、草葉の露のように、いつかは、はかなく消えていくものなんだ。その時が、わたしにもやってきたようだね。でも、今逝けるなら、わたしは最高に幸せだよ。いつも貞心が傍にいてくれる今だからね。
損な覚悟を語る良寛さんを愛おしんで、貞心尼さんは、あらん限りの心を尽くして、少しでも良寛さんが喜ぶように、愛の限りを良寛さんに注ぎこむのでした。けれど、貞心尼さんの愛の充填も甲斐なく、良寛さんの衰弱は進んでいくばかりです。
生き死にの 界はなれて 住む身にも さらぬ別れの あるぞ悲しき 貞心尼
貞心尼さんは、覚悟はしているものの、やはり迎えを待つ良寛さんを穏やかに看取ることはできません。良寛さんについて仏道を習い、体得もして、生死を離れて、仏のみにもなったのだから、良寛さんが浄土へ行くのを喜んでお送りしなければならないのだけれども、やっぱり、これでもうお会いできなくなるお別れが来るんだと思うと、悲しくて、悲しくて、溢れてくる涙を堪えることができません。
良寛さま、どうぞもう一度、わたしの心尽くしの介護で、元気になって、わたしと毬をついて遊んでくださいね。
そんな貞心尼さんの心を知って、良寛は、俳句を書いて、応えました。
自分の俳句ではないけれど、今まで貞心尼さんにも見せもし、語り聞かせてもきた俳句で、貞心尼さんに対する良寛さんの心の全てを証す俳句でもあるのでした。
そして、自分が、貞心尼さんにあってどんなに幸せであったかを伝えるものでもあったのです。
うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ 良寛
わたしは貞心尼出会って、はじめて女性を愛することができた。人生の終わりに、こんなにも深く、大きい愛に巡り会えてほんとうに幸せだよ。
わたしが自然を愛し、自然がわたしをあるがままに受け容れてくれたように、
わたしは貞心尼を愛し、貞心尼はわたしのすべてを受け容れてくれた。
愛の真実を知ることができたし、愛の素晴らしさを貞心尼に教えてもらったよ。こんな老いぼれをもやさしく包みこみ、甘えさせ、慰撫してくれる貞心尼の愛の深さに感動もし、感謝もしているよ。貞心、ありがとう。
ほんとうに、今、わたしはあるがまんま、裸の良寛のままで、命と愛の喜びを享受しているよ。この今の一つひとつの歓喜が仏の道なんだね。仏の道を生きる法悦なんだね。
この一瞬が、わたしの一生なんだね。
この一瞬が、わたしの浄土なんだね。
貞心尼、ありがとう。
散る紅葉のように、裏も見せ、表も見せて、自然のままに今を喜び、浄土へ喜びのまま行くことができるよ。
貞心尼さんは、最後の最後に、
くるに似て かへるに似たり おきつ波 貞心尼
と和歌の上の句を書いて示しました。
良寛さんは、この貞心尼さんの上の句に、
「あきらかりける 君の言の葉」
と下の句を書き加えました。
海の波は、押し寄せてくるかと思えば、さっと引き返し、引き返すかと思えば、また大きく押し寄せてきます。これが海の息づかいなのですね。人間もまた、この海と同じで、命の息づかいを生きてきたのですね。潮の満ち引きのように、この世に生まれてきては、またあの世へ旅立っていくのです。
良寛さまも、また、あの世へ旅立って行かれることはよくわかっています。色即是空。
そして良寛さまは、その空を己のままに生きてくださいました。空即是色。
海の波は、明日も明後日も、いつまでも打ち寄せては返していますけれど、
人の命は、短くて儚いものです。この無常迅速が、やはり、悲しいのです。
良寛さんは、
ほんとうにその通りだよ、貞心尼。
無常迅速の中でも、わたしは貞心との愛を生きることができたよ。一瞬一生の至福の時を生きることができたよ。
貞心、あなたは、無常迅速の中でも、まだまだ、先は長いんだよ。
わたしが空即是色の愛を生きたように、あなたも空即是色の愛を生きて、これからも自然のままに、無心と歓喜の人生を楽しんでくださいね。
翌年の正月六日に、夕方、良寛さんは貞心尼さんに見守られる中で、大往生を遂げたと言います。
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
寒くなりましたね。風邪を引かれませんように。
空はとってもきれいです。薄く筋雲が流れています。
秋の雲微かに流れ変わりゆく
うらを見せ おもてを見せて 散るもみぢ 良寛
安心しきって、一切を貞心尼さんに任せきった良寛さんの境地でしょうね。
そして、自分が得たものも全て貞心尼さんに伝授した喜びがあるのでしょう。
法悦の中を、華やぎのまま、紅葉のように散っていく姿を、自分にも、貞心尼さんにも、納得させるものとなっているようです。
ここまで心を明け渡し、一体化できる出会いがあることに、希望と救いを感じます。
散る紅葉独り逝く道愛浄土 ≫ 。。。
2008年10月28日
俳句日録081014『 無月なる夕餉に栗の皮を剥く 』
★ 俳句日録081014
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無月なる夕餉に栗の皮を剥く
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0876 無月なる夕餉に栗の皮を剥く
0877 無月なる校庭ジャングルジム寂々
0878 道しるべ二夜の月を崇めけり
0879 後の月月光菩薩の腰仄か
0880 菩薩にも香りありけり十三夜
0881 はるかなる嶺ゆらぎけり秋の水
0882 秋雨に濡るヽ観音妖しけり
0883 秋風にハグする心のっていけ
0884 今日をよしと女名月肯えり
0885 名残月ここまでくれば自在境
0886 団栗をひとり机で回しをる
0887 うつくしき別れは心にうつくしく
0888 うつくしき心はいつかめぐり会う
0889 めぐり会う日まで別れを美しく
0890 うつくしく深くきずなを愛おしむ
0891 愛おしむ深き心に愛浄土
0892 美しき一瞬一生愛浄土
0893 十六夜の月にマントラもらいけり
0894 紅葉狩り翔る妖女を追いにけり
0895 散るさくら同じ大地の種ならむ
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2008年10月27日
鰯雲そのうち心晴らしてやるよ
★ 交心俳句17504
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鰯雲そのうち心晴らしてやるよ
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> 「くよくよとさまよい歩く 鰯雲」
> 「秋の雨 フェリーのりばにたどり着く」
花人さんから、ふたつ句を投稿してもらいました。
その句に、愚仁は、交心句をお返ししました。
鰯雲そのうち心晴らしてやるよ
気がつけば崖の上なる秋の雨
575の背後を読みとることは難しいですね。
575は心ですから、その心は、大きくて、複雑で、深いんです。その大きくて、複雑で、深い心を、575で捉えることも表すことも、とても難しいことです。
ましてや、それを読みとることは、もっと難しいんです。
けれど、むずかしいから、捉えない、表さない、で止まるわけにはいきません。
むずかしいから、読み込みを止めるわけにはいきません。
不十分、誤解を承知で、捉え、表します。
不十分、曲解を承知で、読み込みを表現します。
表現し、交心し、語り合いを続けることで、
相互に、さまざまな違いや、不足や、共鳴や、補いや、心の交わりが成り立って、
相互に、理解も表現も、研鑽もされ、より真実にも近づき、的確にもなっていくのでしょう。
誤解や過ちを恐れず、
素直に心を開いていく対話の広場として、
交心俳句が成り立つことを願っています。
花人さんは、後でわかったことですけれど、
港へ向かえに来ることもできず、もう水を飲むだけで生きているお父さんに会いに、故郷へ帰るところだったんです。
その思いを抱えた心を映す鰯雲であり、
その思いを抱えて帰り着いた港だったんです。
交心俳句は、
575を通して、
俳句へ至る前の
心の捉え方、
心の表し方、
心の深め方、
心の広げ方、
心の解き放ち方、
そんな心の練り上げ広場なのです。
まずは、心を表す楽しみを交心しましょう。
そして、心を伝える楽しみを交心しましょう。
鰯雲人に告ぐべきことならず 加藤 楸邨
まずは、告げることのできるものを、
伝えたいものを、
交わらせたいものを、
確かなものとして、
交心できれば、Happyですね。
花人さんの句への交心句が
どんなに浅いところで、
情緒に流されて、
詠んだものだったか、
つくづく思い至りました。
言葉が表情をもって読みとれるような
つながりが成り立っていくことを願います。
★★★ 『 ぬくぬくを抱いて温く温く分けてやる 』 ★ 交心俳句17502 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年10月27日
草の露そのひとときに添い満ちる
★ 交心俳句17501
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草の露そのひとときに添い満ちる
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雪割草さんより、 『 霜降りし知らせ北より届き来ぬ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
世の中に まじらぬことには あらねども ひとり遊びぞ 我(われ)はまされる 良寛
落ち零れ人生を歩いてきた愚仁には、この歌が、しんみり入ってきました。
意気盛んなはずの学生時代のことです。開き直って、自由気ままに生き延びてきましたけれど、世の中と混じるほどに、独りになると、鬱に押し込められていきました。そして、また、交わる。世間も大人の社会も、愚仁には、恐ろしい世界だったのでしょうね。
そんな世間嫌いのはじまりの時点で、この良寛さんの「ひとり遊び」のコンセプトに出会ったのですから、愚仁流に耽っていくのは自然の流れなのかもしれません。
世の中にまじることにはあらねどもひとり遊びの友を探しぬ
今じゃぁ、ずいぶんやわらかく解されてきたのか、
交心俳句をはじめて、
心の交わりを楽しむようになっているのでした。
これは、良寛さんの「愛語」との巡り合いによるものでしょうね。
ひとり遊びの中で創りだしてきた草花さんや樹木さんたちとの交心を愛語につなげていくことができるようなのです。
まだ、良寛さんの模倣ですけれど、
そのうち、愚仁風の愛語を発信できるようになればHappyですけれどね。
草の露そのひとときに添い満ちる
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
雨ごとに寒くなっていきますね。昨夜は、布団着ていても寒いほどでした。
元気な美猫さんたちも、寒さには弱いんですね。抱っこしてほしくて、雪割草さんに甘え込んでくるのでしょうね。
ぬくぬくを抱いて温く温く分けてやる
世の中に まじらぬことには あらねども ひとり遊びぞ 我(われ)はまされる 良寛
ここまで書いていて、用事ができて外出しました。
ごめんなさい、返事が遅くなりました。
良寛さんも一休さんも、子どもの頃は親しかったのですけれど、
学生時代に、その本を手にしたら、とんでもない巨星で、遙かな遙かな道しるべになりました。で、学生の時、二人からもらった言葉は、
良寛さんから、「ひとり遊び」、
一休さんから、「風狂」、
このふたつでした。
その時の、憧憬のまま、余生に入って、
このふたつを遊びはじめたのでした。
風狂をひとり遊びす秋は行く ≫ 。。。
★★★ 『 霜降りし知らせ北より届き来ぬ 』 ★ 交心俳句17402 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年10月26日
光さす涙の谷の蓮の花
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霜降りし知らせ北より届き来ぬ
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★★★ 『 金木犀名残の時をたゆたいぬ 』 ★ 交心俳句17401 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★★★ 『 草紅葉道なき山路ただ歩く 』 ★ 交心俳句17403 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ いろは俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
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光さす涙の谷の蓮の花
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> 蓮花の 浮かぶ海原 胸にあり
蓮は、やはり浄土なのでしょうね。
濁世の泥水の中に、しみもなく、清らかな姿を見せてくれます。蓮のうてなは、連なって、蓮の台の大海原を創出してくれます。その蓮の大海原を胸に抱いている花呼さんは、もう、菩薩の心ですね。
そんな心を抱いて生きることができる幸せを享受していきましょうね。
どんな濁世でも、心に蓮の花を抱いて、幸せを創りだしていくことはできるのです。
光さす涙の谷の蓮の花
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愛あれば痘痕も楽し柳散る
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おっはよ、花呼さん。
あい風いっぱいもらったから、細胞も躍って、ドーパミンドパドパ。看護師さんにもあい風お返ししてくるよ。愛波動全開だね。
美容もドーパミン放射しますよ。
自ずから細胞喜んで、恍惚境。女は、元々ナルシス系。
見たなぁ!・・・嫌なところ見られると、愛するオルフェウスだって呪われる。
美容ドーパミンは愛語ドーパミンで調和させましょうね。
愛あれば痘痕も楽し柳散る
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2008年10月26日
金木犀名残の時をたゆたいぬ
★ 交心俳句17401
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金木犀名残の時をたゆたいぬ
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雪割草さんより、 『 木犀の音符になって落ちて来る 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
小夜ふけて 門田の畔(くろ)に 鳴く鴨の 羽交ひの上に 霜や置くらん 良寛
良寛さんの寒さが伝わってきます。
暖房器具もない草庵の暮らしは、すきま風だらけで、田圃で吹きさらされる鴨さんたちとあんまり変わらないかもしれません。熱いみそ汁すって、体が温まることも滅多にないのでしょうね。雪割草さんの、熱々の鯛焼きをひとつ、良寛さんに食べさせたくなりますね。時にはおでんも食べさせてやりましょう。・・・
隣町の製麺屋さんのうどん祭があって、お昼は熱い熱いゴボウ天うどんと釜玉うどんをご馳走になりました。体の中から温もります。
これだけのことで、幸せ感じます。満ち足りるんです。
良寛さんも、ときどきは、里に下りて、温かいものをご馳走になったのでしょうけれど、今のように贅沢な食はないでしょうね。
良寛さんほどの人ですから、いつでも寺を持って、ぬくぬくいい暮らしもできたのでしょうけれど、死ぬまで、一衣一鉢貫きました。
だから、死んだ後、いよいよ大きくなっていくのでしょうね。
その終に自ら大と為さざるを以て、故に能くその大を成す。 老子34章
ほんとうに良寛さんは小さく、小さく、そして、悠然と大きな道を歩いてきた人なんですね。
その良寛さんでも、やっぱり、寒さには勝てません。
歳には勝てません。
また、そんな弱い自分も、あるがまんまに晒しながら、大道を歩いていくんですね。
草紅葉道なき山路ただ歩く
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
筑後は、昼前から雨が降り出しました。昨夜は寒かったのですけれど、朝は温かいほどです。秋の花の季節も終わりつつありますね。今年は、花野の野歩きをしていません。アケボノソウさんやマツムシソウさんたちにお会いしたかったのですけれどね。
金木犀名残の時をたゆたいぬ
蜘蛛の巣にやわらかく抱かれて、ゆらりゆらゆら寛いで、花の時を終わります。香りの余韻に包まれて。
金木犀の花言葉は・・・「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」「変わらぬ魅力」
散ってなお、金色の絨毯を敷き詰める金木犀に、「変わらぬ魅力」を感じますね。
良寛さんのように、死んだ後、いよいよその魅力を大きくしていく人もいます。
誰かの心に、いつまでも「変わらぬ魅力」を残していけるように、愛を深めていかなければなりませんね。
凡仁は、愛するほか、人とつながれる道はないのですものね。
小夜ふけて 門田の畔(くろ)に 鳴く鴨の 羽交ひの上に 霜や置くらん 良寛
夜も更けて、近くの田の畔に、鴨が鳴いているよ。その鳴き声も凍りつくようだよ。さぞかし寒いことだろう。羽交わすその羽にも、もう、白く霜が降りていることだろうね。おぉ、寒、寒。これからいよいよ寒くなっていくばかりだよ。
越後の寒さがどれほどのものか、筑後の仁には計り知れませんけれど、良寛さんといっしょに、その寒さも、体感していこうと思います。
雪割草さんの日記で、冬の越後を体感できるでしょうね。
霜降りし知らせ北より届き来ぬ ≫ 。。。
★★★ 俳句日録081013『 木犀の音符になって落ちて来る 』 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年10月25日
俳句日録081013『 木犀の音符になって落ちて来る 』
★ 俳句日録081013
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木犀の音符になって落ちて来る
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0859 耕して祭花火の音を聞く
0860 掛け声の子ら駆けていく秋の雲
0861 秋色の空のスクリーン夢めくり
0862 ひとり遊杖も不要ぞ冬ごもり
0863 秋行くやネット吟行虚に非ず
0864 木の実落つただ音聞いていたりけり
0865 四畳半いくつか祭さざめきぬ
0866 色鳥の祭り囃子に浮きにけり
0867 月の夜や夢見る星の王子さま
0868 夜更かしも女名月なればよし
0869 夜間飛行楽しからずや星雫
0870 木犀の音符になって落ちて来る
0871 運動会思わず親の走りけり
0872 十九の愛呼愛して秋の暮れ
0873 ブランコや沈々と秋の夜は更ける
0874 何の鳥ぞ南京櫨の実運び来ぬ
0875 卓上に回り疲れし木の実駒
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2008年10月25日
蟷螂の鎌に穿たれ覚めし夢
★ 交心俳句17301
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蟷螂の鎌に穿たれ覚めし夢
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雪割草さんより、 『 後ろから紅葉明かりの山路かな 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
わが庵を 尋ねて来ませ あしびきの 山の紅葉を 手(た)をりがてらに 良寛
★★★ 『 密やかに夜霧に立ちぬ女郎花 』 ★ 交心俳句17001 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
『 密やかに夜霧に立ちぬ女郎花 』 で、良寛さんの寂しさは、詩歌を読むだけでは癒されないものだったと書きました。
今日、緒呼が帰ってきて、近場をドライブし、
石橋美術館であっている梅林寺展を見てきました。
そこで知ったのですけれど、達磨さんの教えに、お釈迦さんの悟りを伝える方法のひとつに、詩歌や俳句で伝える、というのがありました。
良寛さんの詩歌のひとり遊びは、やっぱり、ただの風雅遊びじゃなかったのですね。
禅僧ですから、達磨さんがお師匠さんだったのです。
蟷螂の鎌に穿たれ覚めし夢
なれど、凡仁は、煩悩具足として妄詩のひとり遊びに耽るのです。
愛呼遊びは、凡仁なりの、自分創り、菩薩発見なのですから。
夢覚めし荒野に逢いぬ吾木香
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
夜から、めっきり冷え込んできましたね。霜も降りそうな冷え込みです。筑後も曇り空ですけれど、青空も見えそうですよ。
もう紅葉の見頃情報が入っているのですね。
雪割草さんの紅葉狩りの予定は?
仁は、11月はじめに、帝釈峡を予定しています。吾妻山にも行きたかったのですけれど、宿に聞いたら、まだ早いということで、帝釈峡だけにしました。
陸奥の紅葉を見に行きたいというのが夢ですけれどね・・・
わが庵を 尋ねて来ませ あしびきの 山の紅葉を 手(た)をりがてらに 良寛
良寛さんには、同じ想の歌や句が多いのですよね。
色んな人に書にして書いてやっているから、その場その場で、ニュアンスが少し違ってくるのでしょうね。
でも、こうして毎日良寛さんの歌や句に触れていると、自然を見る目が違ってくるし、良寛さんの眼や心になって自然を見ていることも多くなってきますね。
詩句を覚えることができるともっといいのですけれど、仁は、記憶力がほとんどダメなんですよ。自分の作った句だって、すぐ忘れてしまうんです。
その分、毎日が新鮮になって、幸せなんですけれどね。句にすると、同じ想で、類句を書いていることも多いんですよ。
手に取りて桜紅葉に迷いけり ≫ 。。。
2008年10月24日
後ろから紅葉明かりの山路かな
★ 交心俳句17201
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後ろから紅葉明かりの山路かな
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雪割草さんより、 『 十三夜妄詩の君と語り合う 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋山を わが越えくれば たまぼこの 道も照るまで もみぢしにけり 良寛
・・・ 月を看て 終夜嘯き、
花に迷うて ここに帰らず ・・・
月を見ると、一晩中月と遊び、詩歌を読んで楽しむ。
花に会うと、花と遊んで、草庵にも帰らない。
良寛さんは、ほんとうに月狂い、花ぐるい、なんですね。
老仁の比ではありませんけれど、老仁も、花ぐるい、愛ぐるい、生ぐるいです。花浄土、愛浄土、生浄土を、この今とここに、生きていると思っています。
花はすばらしい。
花がすばらしいのは、ほかでもない自分がすばらしいんだと知りました。
愛はうつくしい。
愛がうつくしいのは、ほかでもない愛が受容なんだと知りました。
生は歓喜だ。
生が歓喜なのは、ほかでもない生が愛なんだと知りました。
良寛さんは、長い長い苦行の末に、いくつもの山を越え、谷を降りて、やっと今の平安に辿り着きました。
その道は、今、光の中、紅葉の鮮やかな彩りを映して、紅葉浄土、光浄土を呈してくれています。
今とここの生に、至福の時を享受できるのでした。
そして、また、この至福の時は、
愛浄土として、開かれていくのでした。
妄詩にて紅葉浄土を遊びけり
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
越後は夜来の雨ですか。筑後は、朝には雨は上がりました。それで、やわらかくなったところを、花壇、掘り起こしました。山砂がまるでコンクリートです。腐葉土を少し混ぜて、土作りしました。今までこんなところに花を植えていたんだと思うと、花さんたちに、ごめんなさいと謝りたくなります。命は逞しいですね。
今年木の小さきままに紅葉す
動物には赤ちゃんの時期が長いのですけれど、
植物には、赤ちゃんの時期というのはないみたいですね。その年に花が咲き、その年に紅葉もする。けれど、桃栗三年・・・大人になるまでが長い木もありますね。樹木は果実がなって大人なのでしょうね・・・
秋山を わが越えくれば たまぼこの 道も照るまで もみぢしにけり 良寛
越後の紅葉は美しいのでしょうね。
良寛さんの感動が伝わってきます。道端まで、紅葉で色づき、明るくなっているよ、という表現もいいですね。星明かり、菜の花明かり、というのがありますから、紅葉明かりというのもあるのでしょうね。まだ、見たことありませんでしたけれど。
後ろから紅葉明かりの山路かな ≫ 。。。
2008年10月23日
俳句日録081012『 十三夜妄詩の君と語り合う 』
★ 俳句日録081012
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十三夜妄詩の君と語り合う
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0840 十三夜妄詩の君と語り合う
0841 破られて障子張り替え猫無心
0842 月明かり雲の間に見る龍の顔
0843 青草を恋うて心も青になる
0844 秋の蚊のまだ刺す針を持ってをる
0845 刃をあてて蝉の幼虫殺めけり
0846 十三夜嫁がぬ娘にも光あれ
0847 妖女とも遊ぶ加齢の十三夜
0848 空蝉の夢見心地に揺れにけり
0849 露草の青に妄詩の妖女舞う
0850 露草の青で恋文忍ぶ恋
0851 筑後路も明日香路も吹く秋の風
0852 露草の蘂にまたがり花の郷
0853 自ずからバリア崩れて加齢の秋
0854 向き向きに粧う山のごとくあれ
0855 露草に食いし道草語りめせ
0856 露草の帆に風受けて船出せん
0857 涙する月の兎の十三夜
0858 それぞれに悲喜あり今日を味わいぬ
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2008年10月23日
俳句日録081011『 動いても動いても愛秋の空 』
★ 俳句日録081011
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動いても動いても愛秋の空
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0825 瓢箪に不思議の恋の宿りけり
0826 良寛の魔法の瓢箪持つ如し
0827 ドクダミの根を追い蝉の虫に会う
0828 秋の蚊や来る者拒むこと頻り
0829 金木犀恋にもいろはありにけり
0830 哀れ蚊やわが逝くときも哀れかや
0831 秋の蚊に刺され追いかけ逃げられし
0832 秋の蚊よ痒みなければ分けてやる
0833 酔芙蓉愛漲らせ愛呼翔ぶ
0834 愛呼にも魔法はないか秋の水
0835 孫なしの爺婆手繋ぎ鰯雲
0836 動いても動いても愛秋の空
0837 美しき色の旋律宇宙風
0838 共生の不争願いつ角伐るや
0839 伐られたる角突き合わせ鹿鳴きぬ
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2008年10月23日
天地にも愛溢るまま秋の行く
★ 交心俳句17101
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天地にも愛溢るまま秋の行く
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雪割草さんより 『 密やかに夜霧に立ちぬ女郎花 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもありがとうございます。
形見とて 何残すらむ 春は花 夏ほととぎす 秋は紅葉ば 良寛
この歌碑が、
乙茂の赤坂山公園にあるそうですけれど、雪割草さん、行かれましたか?
行ったときは、写真見せてくださいね。
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すすしかりけり」 道元
道元さんの『傘松道詠』のこの歌を元歌にしているそうです。
逸話の多い人ですけれど、この歌も辞世の句として、死の前日に書いて、みんなに配ったと言われています。けれど、師の道元さんの歌に学んで、ずっと前に、辞世のシミュレーションやっていたんでしょうね。
そんな辞世のシミュレーション句を仁も創って遊んでみたくなります。
露草や君在ることが吾が形見
君在るが吾が形見なり星月夜
良寛さんの形見は、何だったのでしょう。
仁にとっては、貞心尼さんです。貞心尼さんが、良寛さんの形見として残り、貞心尼さんの『蓮の葉』を通して、良寛さんを偲び、良寛さんに学び、良寛さんと対話することができるのです。
散る紅葉愛呼よ吾の形見なれ
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
そうですか、今日で、4年目になるんですね。少しずつ復興も進んで、災害の学びと教訓として財産になっていくようになればいいですね。
苦しみを翻し秋風となる
形見とて 何残すらむ 春は花 夏ほととぎす 秋は紅葉ば 良寛
良寛さんも、苦行を積み重ねて、ただの栄蔵に戻っていきました。何の取り得もないただの老いぼれになったけれど、老いぼれであることさえ喜びだよ。ありがたいね。風に触れても、道端の草花を見ても、生きていると感じることができるよ。
ほんとうに、十分、活かしてもらったよ。
もう、そろそろお迎えも来るだろう。
こんなに喜んで生きているのだから、何か形見に残してくださいと、人に、よく頼まれることも増えてきた。けれど、じゃぁ、さて、何を形見に残そうかと考えてみるけれど、一衣一鉢を生きてきて、無一物のままだから、ただの老いぼれ栄蔵になっただけだから、とりたててこれという形見のものを持ち合わせていないよ。
それでも、敢えて形見を残せと言うなら、
わたしをここまで喜ばせ、幸せに活かしてくれた自然を、そのまま、わたしの形見として残そうか。
春になったら、花を見て、小躍りして遊んだわたしを想い出して、あなたも生を楽しんでくださいな。夏は時鳥の声を聴いて様々な夢を追ったように、あなたも夢を大切にしてくださいね。秋には錦秋、紅葉が山を彩るように、あなたも、その命の豊かさで、あなたらしい色に染めてください。冬は、また、雪に大地が覆われて、何もかもが静かに休息の時を過ごし、新しい命を宿すように、あなたも大地宇宙の気をたっぷり蓄えて春の息吹を吹き返してくださいね。
わたしは四季それぞれに、それぞれの自分を現して楽しんできたよ。人生の豊かさを味わってきたよ。
自然ってすばらしいね。人生ってすばらしいね。
このすばらしい天地宇宙を、わたし良寛の形見として残すから、どうか受け取って、あなたのすばらしい生を楽しく、喜んで、享受してくださいね。
天地にも愛溢るまま秋の行く ≫ 。。。
★★★ 『 密やかに夜霧に立ちぬ女郎花 』 ★ 交心俳句17001 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年10月22日
密やかに夜霧に立ちぬ女郎花
★ 交心俳句17001
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密やかに夜霧に立ちぬ女郎花
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雪割草さんより、 『 明日には明日の吾在り酔芙蓉 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
わが宿を 尋ねて来ませ あしびきの 山のもみぢを 手折りがてらに 良寛
寂しさが深まるばかりの良寛さんですけれど、
その寂しさを癒すものは、何なのでしょう。
秋の野を 我が越えてくれば 朝霧に 濡れつつ立てり 女郎花(おみなへし)の花 良寛
実は、良寛さんは、とてもロマンチックな人だったようですね。けれど、心根が優しすぎて、性がナイーブだったのでしょう。忍ぶ恋で、ついに、「告白」もしないままだったようです。さびしさと、あの人なつっこさから、女の人も、憎からず思う人は多かったのではないでしょうか。
良寛さんの歌には、深読みすれば、とてもエロチックな歌が幾つもあります。
この朝霧に濡れて立つ女郎花も、色っぽいですね。
良寛さんは、きっと、こんな風にして幻影の女を創りだして、恋をしつづけていたのだろうと思うと、楽しくなります。
どの分野でも破格の自由さを生き抜いた人ですから、恋も、破格の恋をするのです。
ずっと、ずっと創りだし、求めてきた幻影の女、空即是色の女が、
そして、現実の女になって現れるのです。
70歳の良寛さんだったから巡り会えた運命的な愛なのでしょう。
この女郎花を詠んだ頃は、まだ、50歳だったようですから、好きな女性がいても、
幻影の女として、
いつも、ひとり遊びの縁にしていたに違いありません。
現実化したら、良寛さんの一筋道が壊れてしまう。
朝霧の中に濡れて立つ女郎花を愛おしむ妄の時空をひとり遊びで楽しんでいる方がいいんです。そんな良寛さんの心を「ロハス思考」として語っている人がいます。これはおもしろいですね。
慈しむ心が踊る霧の朝
霧深し掌に観音浮き給う
密やかに夜霧に立ちぬ女郎花
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
自然の音の中を、紅葉狩り・・・いいですね。越後は紅葉きれいなのでしょうね。
良寛さんにも紅葉の歌も多いですよね。
えええっ、そうなんですか。まだ、熊や猪が出るんですね。これは自然でも、ちょっとおっかない自然です。今、熊に襲われる事故が増えていますね。先日は、有名なアルピニストさんが襲われたニュースがあっていました。
雪割草さんの裏山にも熊、いるのですか?
わが宿を 尋ねて来ませ あしびきの 山のもみぢを 手折りがてらに 良寛
さびしい、さびしい良寛さん。
人恋しいんですね。
草庵の一人暮らしというもののさびしさは、やっぱり、想像を絶するものがあるのでしょうね・・・
熊が出てきたら、良寛さん、どうするのでしょう。
よく遊びに来たね、まぁ、ゆっくり遊んでいらっしゃいと、招き入れて、鮭の肴で、一杯交わすのかもしれませんね。熊さんも味しめて、また遊びに来るようになったりして・・・。
山の紅葉も美しくなったよ。紅葉見て、もみぢを手折って遊びがてら、わたしの草庵にもお寄りくださいな。色々お話ししたいことも積もっていますよ。
さびしいですね。
でも、どんなに友だちと詩歌を語り合い、酒を酌み交わしても、
良寛さんのさみしさは癒されません。
むしろ、遊べば遊ぶほど、さびしさは、深くなるばかりなのです。
詩歌を越えて、仏道のことも、共振する人の出現を、
こころの深いところで、待ちつづけている良寛さんがいます。
さびしさは、良寛さんの世界を共有する人との出会いがないことから来るものだったようです。
もみぢ葉を咥えて待ちぬ夢観音 ≫ 。。。
2008年10月21日
俳句日録081010『 明日には明日の吾在り酔芙蓉 』
★ 俳句日録081010
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明日には明日の吾在り酔芙蓉
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0799 秋風の丘に立ちけり肯いぬ
0800 星時雨肩寄り添うて母娘かな
0801 わが道はよ~らの道よ秋野行く
0802 ひとり来ぬ丘は秋風吹くばかり
0803 明日には明日の光鰯雲
0804 深きより言葉湧き来る金木犀
0805 秋の空心開いて素直一番
0806 性かなし夕焼けに夢放ちめせ
0807 明日には明日の吾在り酔芙蓉
0808 へだてなき秋の光に足を知る
0809 秋深し農家の古き佇まい
0810 秋愁や深き絆につながりぬ
0811 木犀の香に青年の苦の忍ぶ
0812 火の如き人に惹かれる彼岸花
0813 菜大根銀しゃりにのる夕餉かな
0814 十月や疾風のスマッシュ決め込みぬ
0815 冷え込みの夜は菩薩に抱かるヽ
0816 語り合う小さな歓喜鰯雲
0817 花茗荷小さな心に灯がともる
0818 合掌家秋の水面に影落とす
0819 良寛の真心いずこ秋深む
0820 いい土は化け物蛞蝓育ちけり
0821 蝉の幼虫掘り起こしたれば
まだ三年出るのは早いと戻しけり
0822 土の香を残す地産の茗荷の子
0823 四方山のことも句になる秋の声
0824 酔芙蓉空即是色愛浄土
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★★★ 『 形見なる愛語紡がん秋の暮 』 ★ 交心俳句16902 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年10月21日
心わく紅葉はじまる便りかな
★ 交心俳句16901
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心わく紅葉はじまる便りかな
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雪割草さんより、 『 逝きし人の大きくなりぬ秋の暮れ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
もみぢ葉は 散りすぐるとも 谷川に 影だに残せ 秋の形見に 良寛
紅葉はもうすぐ散ってしまうけれど、その美しさを形見として、せめて、谷川に写して、その影を残しておくれ。あの華やかな紅葉も、儚いものなんだね、と無常観に浸る良寛さんがいます。
出家した青年の時から、この無常観はついて回ったのでしょうね。
けれど、無常の儚さが、
苦行の中で、
無常の歓喜に浄化されていくようです。
良寛さんも、死に際に、集まった人々の中で、誰かが、「辞世の句はありませんか」と尋ねたそうです。
「阿」
とだけ、良寛さんは言ったといいます。
阿吽の阿で、宇宙の始まりのことでしょうか。
わたしは、宇宙の始まりに帰っていくんだよ。あなたたちも、ゆっくり、後からおいでなさいね。
「かく言いて、座化したまえり」というわけです。
ただ、ため息ついただけなのかもしれないというのですから、偉人の死に際というのは、ユーモラスでさえあるのですね。何もかも超越した姿を、人々は、そこに、見るのでしょう。
裏を見せ 表を見せて 散るもみぢ 良寛
貞心尼さんは、良寛さんの作ではないけれどと断った上で、これを辞世の句だとしています。
ある言い伝えでは、「死にとうない」が最期の言葉だったらしい。これも、一休さんが、そういって死んでいったというお話しに重ねての偉人伝説なのでしょうね。
形見とて 何か残さん 春は花 山ほととぎす 秋はもみぢ葉 良寛
ともかく、無常迅速、良寛さん自身が、形見を残していくときが来るんです。
紅葉の散るのを惜しんで歌を詠んだとき、良寛さんの胸中には、すでに、死に際のあれやこれやが、シミュレーションされていたのではないでしょうか。
老仁も、そんなシミュレーションを、もう、はじめておかなければなりませんね・・・
形見なる愛語紡がん秋の暮
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
今朝も爽やかな秋空です。裏山も紅葉しはじめているんですね。越後の紅葉も、陸奥の紅葉も、まだ、見たことがないんですよ。紅葉のいい時期には、旅できませんでしたからね。いつでも旅ができる暇仁になったら、お金に不自由して、また旅ができなくなっています。いっぱい、いっぱい、旅三昧で余生を過ごすつもりだったんですけれどね。
貧しさは苦になりませんけれど、旅ができないのはやはりつらいものがありますね。
まぁ、それでも、ネットサーフィン、ネット吟行ができますから、それなりに日本の四季を楽しむ術は覚えましたけれど。
もみぢ葉は 散りすぐるとも 谷川に 影だに残せ 秋の形見に 良寛
その美しい紅葉も、儚くも散っていくのですね。散っていくから、ひとしお、心に映えてくるのでしょうけれど。美しいものも、残るのは、心の中ですね。大切なことは、心が何を観じ、心に何を残すかなのかもしれません。
開き直って、心に残るものが、リアリティだよ。
そういってネット吟行をリアルなものにしていこうと思っています。芭蕉さんが、荒海に佐渡を見ても、見ているものは、虚の世界、その歴史的時空と人々なんですよね。それは、芭蕉さんの心の世界なんです。眼前が、重視されますけれど、写真眼で眼前を写しても、人と同じです。心眼で、写せば、自分の世界が映ります。
俳句の写生は、心の写生だと、思うんですよ。
心に、形見の影を残しておくれ、
そう良寛さんも自然に呼びかけます。自然を愛おしむ心でしょう。自然を愛し、心に留め、人に語り、人と分かち合い、共に、自然と命を喜び合いたいものだね、そう友だちにも呼びかけ、友を恋うているのでしょう。
冬ざれの谷川を通っても、心に残る形見の紅葉を想起して、紅葉につながる様々なことも巡り来て、ひとり遊びを楽しむことができるんです。
心わく紅葉はじまる便りかな ≫ 。。。
2008年10月20日
俳句日録081009『 逝きし人の大きくなりぬ秋の暮れ 』
★ 俳句日録081009
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逝きし人の大きくなりぬ秋の暮れ
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0778 足る今日をただ喜びぬ稲雀
0779 昨日植えしコスモスにおはよう声もらう
0780 落ち葉焚くこともかなわぬ憂き世かな
0781 叶わざること多けれど草の花
0782 花茗荷そっと唇あてにけり
0783 コスモスを植えて華やぐ狭き庭
0784 木犀の香に願かける風にのれ
0785 いわし雲守り守られ寄り添いぬ
0786 秋深む歳時記に旅広がりぬ
0787 紅葉狩り日に日に心赤くなる
0788 秋の暮なおも凸凹道にをる
0789 幻影の人はいつでも月の影
0790 心ゆくまでに花野を歩きたし
0791 赤心を抱けど行く人ばかりの秋
0792 紅葉や落ちる間際に漲りぬ
0793 紅葉狩り小さな秋の身辺りに
0794 愛浄土そのど真ん中散る紅葉
0795 散る紅葉漲る愛のど真ん中
0796 趣味多い人に山々粧いぬ
0797 逝きし人の大きくなりぬ秋の暮れ
0798 角伐りの牡鹿も人も折り合いぬ
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2008年10月20日
雁渡る憂き世も心はひとつなり
★ 交心俳句16802
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雁渡る憂き世も心はひとつなり
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雪割草さんより、 『 花木槿一瞬一生在るが儘 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
我のみぞ 憂きと思へど 雲ゐにも 雁鳴きわたる 秋の夕暮れ 良寛
雪割草さん、今も、越後の方は雁は渡ってきますか?
筑後までは渡って来ず、仁は雁鳴き渡る帯を見たことないんです。ホトトギスも見たことないんです。鴨は筑後川にもいっぱい渡ってきますけれど・・・。
0619 わが宿は 越のしら山 冬ごもり 往き来の人の あとかたもなし
0934 如何なるが 苦しきものと 問ふならば 人をへだつる 心と答へよ
1127 雁鴨は われを見捨てて 去りにけり 豆腐に羽根の なきぞうれしき
やっぱり、良寛さんにも、独り身を「憂き」と思う心があるのでしょう。
雁は、みんなで連れ立って、故郷へ帰っていくけれど、何とも羨ましいことだ。羨んでも、雁はわたしをいっしょに連れて行ってくれはしないよ。
けれど、豆腐はいいね。豆腐には羽がないから、わたしを見捨てて、一人置いてけぼりにすることもない。傍にいてくれるから、ほんとうに嬉しいよ。
切ないほど孤独なんですよね。
切ないほど孤独を超えているんですよね。
良寛ペーソスですね・・・
チャップリンさんの世界につながっていくものもあるようですね。
雁や愛呼の声なき声を聴く
それでも、良寛さんにも、羽を持った渡りがやってきて、ずっと傍に、添い尽くしてくれる日がやってきます。
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
はい、筑後もいいお天気ですよ。今が一番いい季候なのでしょうね。
裏山は、もう、紅葉しはじめましたか・・・。今年は美しい紅葉が見られそうですね。
紅葉の便りも楽しみになります。
そぞろ神浮き足たちぬ紅葉狩り
我のみぞ 憂きと思へど 雲ゐにも 雁鳴きわたる 秋の夕暮れ 良寛
にしても、良寛さん、弱気の歌を詠いましたね。
らしくもないですけれど、本音の表れかもしれません。強がりをいわないところが良寛さんらしいところでしょうか・・・
連れだって渡るとしても、あの広い海を越えることは並大抵のことではないね。
そうか、そうか、生きるということは、つらいことなんだよね。そんなつらいことを越えて、安らぎの地で暮らせるようになるんだ。そこがわたしの居場所なんだ。
よし、もう一踏ん張り、独り身を楽しむことにするとしようか・・・
そういう心と読み込みたくなります。
雁渡る憂き世も心はひとつなり ≫ 。。。
2008年10月19日
俳句日録081008『 花木槿一瞬一生在るが儘 』
★ 俳句日録081005
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花木槿一瞬一生在るが儘
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0756 いわし雲しなやかに猫すりぬける
0757 秋の雨猫の振る舞いに舞わされる
0758 今日もまた秋風に舞う古新聞
0759 秋風に舞う新聞に光射す
0760 秋深むそのうち朽ちて地に戻る
0761 花木槿一瞬一生在るが儘
0762 猫のごと子も振り回す秋の暮れ
0763 瘋癲に鮮やかすぎる野の桔梗
0764 屈みこみ虫の目線に草紅葉
0765 やや寒や恋をしろよと天の声
0766 イノブタもしのぶたのしみ秋しぐれ
0767 三の腕抱かれ心地に秋の行く
0768 腹這いて蟻と語りつ眠りけり
0769 五里霧中妄詩の迷宮出口なし
0770 真っ直ぐの道に沿いけり秋の川
0771 濃紫その奥に見る秋の谷
0772 オルフェウス黄泉に花野を観るがいい
0773 純真の赤にも毒ある彼岸花
0774 岩桔梗そぼ降る雨の雫かな
0775 浅からぬ縁となりゆく桔梗かな
0776 金木犀老樹も香りの若々し
0777 遙かなるペルシャの空の北斗星
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2008年10月19日
夕焼けや存え今日にありがとう

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夕焼けや存え今日にありがとう
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雪割草さんより、 『 万葉の蓮の小池に実の飛びぬ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
紅葉ばの 過ぎにし子らが こと思(も)へば 欲(ほ)りするものは 世の中になし 良寛
良寛さんは、子どもに対する思いが深いですね。
心やさしい、弱い、弱い自分の心に重ねて、子どもへの願いと祈りを強くしていくのでしょう。天災人災、今の世と同じく、子どもたちにとっては非常に住みづらい暮らしの過酷さが待っていたようです。筑後でも、高校の教科書に載るような宝暦の一揆が起こっています。子どもが6歳になったら、それだけで、人頭税を取るんです。さすがに農民はもう我慢できません。有馬藩全農村が結束して、整然と、嘆願書を突きつけました。留守家老は、農民の苦境を知っていますから、その要求を大部分受け入れて、ともかくこの窮状をいっしょに乗り切ってくれと和解します。
けれど、お坊ちゃんとの様は、お小遣い送れ、お小遣い送れと、江戸から催促するんです。一揆のことを話すと、切れて、すぐ処罰せよ、と命令するんです。
42名が処刑され、ほとんど農民は全員、軽いのは鞭打ち刑まで、罰されたといいます。
いつの時代も、お坊ちゃん政治屋さんたちは、庶民の苦しみなど知ろうともしない。自分たちがお金儲ける道ばかり探し回っているんです。その上、遊びほうけている。
麻生総理の一晩の遊び代、いくら位なのでしょうね。・・・
日本では、子どもたちが自殺し、
また、子どもが人殺しもするような時代になってしまいましたね。
支え合い、つながり愛の世の中を、もう一度、作り直さなければいけないろころまで来ているように感じます。
良寛さんの愛語の心を、すこしでも、周りの人たちと、学び合い、分かち合い、広げていきたいですね。
草の花子らと道草くう夕べ
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
といっても、もう2時にもなってしまいました。
今まで外出で、お便り遅れてしまいました。
ほんとうに人の死はつらくて、かなしいものですね。
けれど、こればかりは、誰も避けることのできないことなのですね。もう長い間、人間の文化は死を悲しいものとして受け容れてきました。これからもその心に変わりはないでしょうけれど、・・・一方では、新しい死との向き合い方を考え、創りだしていく時期にもなっていると思います。実際、様々な考え方も広がっているようです。
心やさしい良寛さんは、人の子どもが亡くなっても、自分の子どもが亡くなったように悲しみますけれど、自分自身の死に向き合っては、とても冷徹ですよね。たくさんの死を見てきたし、道しるべも持てたし、なにより、空即是色、死をどう受容するかが最大の修行の課題だったのでしょうから、従容として、至福の中の死を迎えることができたのでしょう。
そんな良寛さんの死を知ると、仁も、そんな死に方ができるように、心をしっかり作っていないといけないと思います。緒方拳さんという道しるべも加わりましたし・・・。
星月夜愛あり星へ戻るなれ
一日一生、一瞬一生、そんな日々の命を生きることができていたら、良寛さんのように、拳さんのように、覚悟も創りだされていくのでしょうね。
凡仁でも、それができるためには、やっぱり、少私寡欲、知足の心をしっかり育んでいくほかないと思います。
命ひとつあればいい。
紅葉ばの 過ぎにし子らが こと思(も)へば 欲(ほ)りするものは 世の中になし 良寛
とはいえ、子どもの死は、もう、何にもまして悲しいものですね。
これから幸せに生きてほしい子どもが、亡くなることほどつらいことはないでしょう。代われるものならと、思うほどですね。
亡くなった子どものことを思えば、もうこれ以上の悲しみはないよ。亡くなったものは帰ってこないけれど、その子どもの命ひとつあれば、もう、ほかになんにも欲しいものはない。命さえあればいいのに。・・・良寛さんの慟哭です。
夕焼けや存え今日にありがとう ≫ 。。。
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2008年10月19日
俳句日録081007『 万葉の蓮の小池に実の飛びぬ 』
★ 俳句日録081007
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万葉の蓮の小池に実の飛びぬ
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0742 枯れ芒野に出て風と語るもよし
0743 秋の風尽きるまで命躍動す
0744 戒めを小脇に秋の空を翔ぶ
0745 豊饒の谷に雀よ来て遊べ
0746 吾も雀実りの谷に遊びけり
0747 蓮の実の飛んで育てよ君が胸
0748 万葉の蓮の小池に実の飛びぬ
0749 蓮の露われの手もとれ貞心尼
0750 光さす涙の谷の蓮の花
0751 愛あれば痘痕も楽し柳散る
0752 鰯雲そのうち心晴らしてやるよ
0753 気がつけば崖の上なる秋の雨
0754 行く秋に今しばらくは恋ぐるい
0755 紅葉狩り近づくだけで踊る心
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2008年10月19日
良寛の夜の案山子と露に濡る
★ 交心俳句16606
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良寛の夜の案山子と露に濡る
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★★★ 『 草の露分け入り遼観露塗れ 』 ★ 交心俳句16603 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
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霧深しなれど一筋光る道
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> 霧の朝 想い見えねど 糸はあり
おはようございます、花呼さん。
深い、深い、井戸の底まで降りていったら、真実の愛があるという。
ふたりで、深い、深い、井戸の底に降りていきました。
待っていたのは、包丁を研いでいる鬼の料理人でした。
さぁ、どっちを先に、料理しようかね。
仁は、僕の方が美味しいよ。僕を先に食べてくださいな。
そして、彼女に囁きました。仁を料理している間に、逃げろ。降りてきた蜘蛛の糸は、ひとりしか登れないんだ。
いいのよ、仁。仁が食べられたら、その後で、愛呼も料理してもらうから。鬼さんといっしょに、仁料理も頂こうかしら。その方が愛呼ももっと美味しくなるだろうからね。
そういって笑う愛呼を知って、仁は安心したのでした。
鬼さんは、ふたりを食べてしまって、
しあわせ、しあわせ、至福の中を、一年間も、眠りつづけたんだとさ。
霧深しなれど一筋光る道
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2008年10月18日
俳句日録081006『 破芭蕉もはや妄語は届かざり 』
★ 俳句日録081006
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破芭蕉もはや妄語は届かざり
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0724 石榴いま割れて己の時始まる
0725 自ずから割れて実さらす石榴かな
0726 あい風を送り送られ冬野菜
0727 至福なる時吾にも来よ吾木香
0728 色鳥と遊びたけれど逃げらるヽ
0729 秋の薔薇遠くで眺むる羊なれ
0730 コスモスの丘に蕭条秋の雨
0731 あらあらと過ぎゆく吾に秋の雲
0732 光受け群るヽ尾花の眩しけり
0733 一匹の迷える羊崖の月
0734 雪の嶺気高く孤高に老いし山羊
0735 花ぐるい花あれば愛あふれけり
0736 破蓮生まれ変われば野良の犬
0737 破芭蕉もはや妄語は届かざり
0738 手習いの夜が回春麦とろろ
0739 深き淵脱ければ銀河の外の愛
0740 鵙の贄万歳岬を忘れざる
0741 あきのうれいせつなごころもおんぶする
いいとこどりのないものねだり
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2008年10月18日
冬支度猫にもなりて怠け者
★ 交心俳句16501
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冬支度猫にもなりて怠け者
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雪割草さんより、 『 月影や遙かな人を恋い初むる 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋の野に うらぶれをれば 小牡鹿の 妻よびたてて 来鳴きどよもす 良寛
木曽路にて
この暮れの物悲しきに若草の妻呼びたてて小牡鹿鳴くも 良寛
春日野は けふはなやきそ 若草の つまもこもれり 我もこもれり 古今集
学びの良寛さんは、学びから想を得て歌を作ることが多いようですね。
古歌に良寛さんの心を写して、歌を楽しむことが、ひとり遊びの癖にもなっていきます。
けれど、良寛さん、遊びながらも、求道者です。人にお説教しない分、歌や詩歌で、道を説くことも多いようです。
けれど、心荒びの、ひとり遊びも、多いようです。寂しくて、寂しくて、心も荒んでいきます。その荒んでいく心を癒すものが、心遊(すさ)びのひとり遊びでしょう。
晩年には、ひとり遊びではもう耐え難くなってもいくようです。
体が、もう、思うように自由には動かない。草庵まで山路を変えるのも不自由するほどになっていくのでしょうね。
体が弱れば、良寛さんでも、心も弱るのでしょう。
心が弱れば、いっそう、人恋しさが募るのでしょう。
独りの自画像を案山子に見立ててひとり遊びをしてきた良寛さんも、
いつしか、泣き虫良寛さんになっていくのも不思議ではありませんね・・・
良寛の夜の案山子と露に濡る
寂しさ故に、
牡鹿の鳴き声に、良寛さんは、自分の心を重ねていくようになったのかもしれません。
もう、寂しい、寂しい案山子ではいたくないよぉう・・・
あっ、ごめんなさい。
これは、良寛さんの呟きではありません。
仁の妄詩の中の、遼観の泣き声でした。
この遼観の泣き声を聞いて、
観音さんが、定芯になって、遼観の前に現れるんです。
よし、よし、遼観、やっと、突っ張りがとれたね。
よし、よし、今までの分、しっかり定芯が、ハグしてやるよ。
草の露分け入り遼観露塗れ

。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
寒くなりましたね。
そうですか、美猫さんたちは、もう、雪割草炬燵に潜り込みですか。肖りたくなりますね。
冬支度猫にもなりて怠け者
秋の野に うらぶれをれば 小牡鹿の 妻よびたてて 来鳴きどよもす 良寛
良寛さんも冬支度の準備でしょうか。けれど、準備するほどのこともないのでしょうね。布団一枚でしょうし。炬燵も毛布もないし。食料は、乞食だし。・・・けれど、心はしっかり冬に備えないと。風邪引くわけにもいかないし・・・
そんな心細くなる独り身を、やっと耐えているのに、
牡鹿の奴、わたしを嗾けるように、恋しいよ、恋しいよ、と牝鹿を呼んでいる。
わたしだって、こんなにつらさが沁みるようになると、牡鹿のように、人恋しさが募るものだよ。けれど、今まで耐えてここまできたんだよ。貫くよ。
けれど、・・・貫かないでいいようになれば、もう、貫かないかもしれないね。もう、十分、ひとりを生きてきたからね。
最期くらいは、牡鹿のように、心のままに、恋をして、生きる味わいを知りたくもなってくるよ。牡鹿の奴、無性に、わたしの心を揺すぶってくれるね・・・
秋の行く荒野に夢を巡らする ≫ 。。。
★★★ 『 月影や遙かな人を恋い初むる 』 ★ 交心俳句16501 へどうぞ!!! ♪♪♪

※ 写真は、雪割草さんよりお借りしています。
2008年10月17日
月影や遙かな人を恋い初むる
★ 交心俳句16501
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月影や遙かな人を恋い初むる
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雪割草さんより、 『 子らよ来て毬つけ案山子とも遊べ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋の夜も ややはだ寒く なりにけり ひとりや君が 明かしかぬらむ 良寛
貞心尼さんとの運命的な出会いまでの良寛さんの心模様を、いろいろ、想像してきましたけれど、
そろそろ、二人の相聞歌を辿りながら、出会いの内実も想像してみましょうか。
★★★ 『 「これぞこの ほとけの道に 遊びつつ つくやつきせぬ みのりなるらむ」 』 ♪♪♪
この一首を持って、思い詰めた心、練りに練った心を、漲らせて、貞心尼さんは、良寛さんに会いに行きました。
もう一度、この出会いから、辿り直すことにします。
間もなく、貞心尼さんを愛してしまった良寛さんは、貞心尼さんに会いたくて会いたくて、「・・・ ひとりや君が 明かしかぬらむ ・・・」良寛さん自身が切ない思いに焦がれてしまうようになっていくんですね。
草の露蛍となりて翔びゆかん
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
有り明けの月いいですね。
筑後でも同じように美しく残っていました。
有り明けの月やしばしらく憂き世なし
ほんとうに凛と澄むようなすばらしい空です。いい空気吸って、宇宙愛もらって、あい風いっぱい吹かせてくださいね。
秋の夜も ややはだ寒く なりにけり ひとりや君が 明かしかぬらむ 良寛
もう布団がはずせなくなりましたね。
筑後でも肌寒ですから、越後は尚更でしょうね。風邪具合はよろしいですか。
良寛さんも、すこし寒さが堪えてきたのでしょうね。独り身に馴れたわたしでもつらくなっているのだから、連れ合いさんを亡くしたばかりのあなたは、さぞかし、寂しくて、心に風が吹きぬけていることでしょうね。心まで冷えてくるこの夜を、あなたは、今、どのように耐え忍んでいるのでしょう。
眠れないときは眠らないでもいいですよ。愛する連れ合いさんのあれやこれやを思い浮かぶままに遊びなさいな。いつだって、あなたといっしょにいるんですよ。いいですね。
わたしにはそんないっしょにいる人もない。思う人さえいないのですよ。
月影や遙かな人を恋い初むる
思いもかけず、良寛さんの心に、今まで遠ざけてきた心のひとつが、湧いてくるのでした。 ≫ 。。。
2008年10月17日
俳句日録081005『 子らよ来て毬つけ案山子とも遊べ 』
★ 俳句日録081005
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子らよ来て毬つけ案山子とも遊べ
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0705 子らよ来て毬つけ案山子とも遊べ
0706 心のままに飛んで遊べよ秋の雨
0707 彼岸花枯れて青々葉を吹きぬ
0708 秋雨の午後もまもなく過ぎ去りぬ
0709 怨霊も遊ぶや三山ライトアップ
0710 虫の音も聞こえず闇の浅さかな
0711 秋霖や心は遠き砂の浜
0712 穏やかに日は過ぎゆけど百舌の声
0713 秋霖や慰撫は銀河の外にあり
0714 コスモスのゆらぎに生(あ)るヽ玄の恋
0715 寂しさを抱いて夕焼け小焼け道
0716 夕焼けの彩に思いの巡りけり
0717 終日の秋雨なれど交心に心飛ばして森を歩きぬ
0718 秋時雨菩薩の心惜しみなく
0719 生々にゆらぐ心も吾の秋
0720 異時空に忍ぶ心をつなぐ秋
0721 菊酒や罪ならざるは罪ならず
0722 普段着の奥に忍びの秋の水
0723 秋水をそそげよせめてひと雫
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2008年10月16日
けふの月はだかの吾を照らしけり
★ 交心俳句16404
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けふの月はだかの吾を照らしけり
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★★★ 『 いつの日か吾もなりたや残る月 』 ★ 交心俳句16402 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★ 瘋癲老仁妄詩 34701
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うつくしき別れは心にうつくしく
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うつくしき別れは心にうつくしく
うつくしき心はいつかめぐり会う
めぐり会う日まで別れを美しく
うつくしく深くきずなを愛おしむ
愛おしむ深き心に愛浄土
美しき一瞬一生愛浄土
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2008年10月16日
俳句日録081004『 観音の笑み映しゆく秋の空 』
★ 俳句日録081004
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観音の笑み映しゆく秋の空
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0696 秋の夜の眼下神奈備の森浮かぶ
0697 彼岸花萎えし夕べの野辺の道
0698 自らを落ち零し来ぬ星しぐれ
0699 月影のこの世の果ても包みけり
0700 星しずく恋うれば君のふりそそぐ
0701 観音の眼差しの中星明かり
0702 栗飯やクリクリ栗の舌触り
0703 観音の笑み映しゆく秋の空
0704 秋深む聞くも見らずも浮き世かな
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2008年10月16日
果てしなき荒野にもある夜長かな
★ 交心俳句16401
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果てしなき荒野にもある夜長かな
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雪割草さんより、 『 暮れの秋やわらかき風に吹かれけり 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋の夜は ながしといへど さすたけの 君と語れば おもほえなくに 良寛
秋の夜は長いのでしょうね。
けれど、仁には、ほんとうに、短い。何する暇もなく、門限の1時になります。健康管理で、1時が就寝タイムです。俳句で交心のコミュが、すこし交心が増えてきて、交心しているだけで、あっという間に、1時。おやすみなさいに、仁を閉じこめてしまいます。
語り合っていれば、時間の長さは、なくなりますね。それどころか、ほんとうに無常迅速です。仁速は、鈍牛の歩みの縄文仁ですから、いよいよゆっくりなのですけれど、それでも、あっという間。
まぁ、そんな時間も、一瞬一生。
愛呼と愛し合う時間といっしょですから、のびのび、ゆるやか、あい風の中を漂っているのと同じなんです。どこにいても、何をしていても、一瞬一生の至福の時が流れているんです。そう感じればそうなるし、そう願えば、願いはいつも叶えられている。
心の世界は自在で、広いですから、楽しいですね。
シジフォスの岩登りも楽し暮れる秋
良寛さんも、来る日も、来る日も、同じことのくり返しの中で、
同じことを、無邪気に享受していくのでしょう。
同じことを、いつも新鮮に喜ぶのでしょう。
心無罣礙、拘りを捨てると、幼児のように、命のままに喜べるのでしょうね。
裸の心に感受する月は、何よりも美しいのでしょうね。
けふの月はだかの吾を照らしけり
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
そうですか、昨日は越後は、雨交じりでしたか。でも、名月さんが見えてよかったですね。筑後は、ずっといい天気で、昇る月から見ることができました。朝も美しいまま残っていました。
いつの日か吾もなりたや残る月
朝方は冷え込みますね。風邪ですか・・・心温めて、いい夢見れますように。
美猫さんたちに、雪割草さんをそっと眠らせておいてくれと、頼んでおきますね。
秋の夜は ながしといへど さすたけの 君と語れば おもほえなくに 良寛
良寛さんの寂しい夜長がつづきますね。
語り合いたい寂しさと、語り合いたい溢れる詩歌があるのでしょうね。そんな良寛さんと、一夜語り合いたくなります。語り合える中身がないから、良寛さんは呼んでくれないでしょうけれど・・・
果てしなき荒野にもある夜長かな ≫ 。。。
★★★ 『 暮れの秋やわらかき風に吹かれけり 』 ★ 交心俳句16301 へどうぞ!!! ♪♪♪
2008年10月15日
暮れの秋やわらかき風に吹かれけり
★ 交心俳句16301
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暮れの秋やわらかき風に吹かれけり
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雪割草さんより、 『 紅葉狩り翔る妖女を追いにけり 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
世の中に 同じ心の 人もがな 草の庵に 一夜語らむ 良寛
襤褸 また襤褸
襤褸 これ生涯
食は わずかに路辺に取り
家は じつに蒿莱に委ぬ
月を看て 終夜嘯き
花に迷うて ここに帰らず
ひとたび 保社を出でてより
あやまって この駑胎となる
良寛さんの反省を詠んだ詩です。
こんな半生を生きてきた私と心を同じくする人はいるだろうか。
もしいたら、この山の中の草庵で、夜を徹して語り明かしたいよ。
そんな人はいないものだね・・・
孤独良寛の寂しい心でしょうね。
けれど、単独者良寛は、自己実現の道として、一衣一鉢を貫いたのでした。
時折のさびしがり屋の良寛さんを慰撫したのは、詩歌を語り合える風雅の友だちだったでしょう。その友だちでさえ、「同じ心」の人とは思えない。かれらは、やはり、風雅の人なのだ。
やがて、一夜も、二夜も、語り明かすことのできる人が現れます。
ミラクルでしょうけれど、
良寛さんと「同じ心」の人に出会うのです。
その人が、貞心尼さんです。
同じ心二夜の月にめぐり会う
。。。≪ 雪割草さん、おはようございます。
日の出前のかげろいをごらんになったのですね。
うつくしいですよね。仁は最近あまり見なくなりました。夜更かしが多くて、朝起きが遅くなったんですよ。雪割草さんのあい風で想い出しました。これから晩秋のかげろいはうつくしくなりますね。
世の中に 同じ心の 人もがな 草の庵に 一夜語らむ 良寛
> 常に、謙虚に誠実に柔らかな心でいたい
ほんとうにそうですね。
そんな心で一日が暮らせるようになれればいいですね。
でも、もう、そうなれていますよ。良寛さんの愛語が心に宿っているから、その心が自ずから表れてきます。「常に、謙虚に誠実に柔らかな心でいたい」、そう願いを持ちつづけましょうね。
そうならないときは、この心を想い出して、補っていけばいいのです。人は完璧じゃありませんから、間違ったり、過ち犯したりするものです。だから、心があるんです。そのとき、愛語の心で、償っていけばいいんです。
いつもやわらかい心でいるようにしましょうね。
そして、そんな心を語り合える人と、いつでも語り合えるようになりましょうね。
その心が大元にあって、詩歌の心が生まれ、詩歌を語り合う友だちができていくのだと思います。
雪割草さんのサロンが、もう、そんな語り合いの場になっているからすてきですね。
暮れの秋やわらかき風に吹かれけり ≫ 。。。
2008年10月14日
紅葉狩り翔る妖女を追いにけり
★ 交心俳句16101
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紅葉狩り翔る妖女を追いにけり
――▼△▼―――――――――――――――▼△▼――
花人さんより、漱石の「山路観楓」という漢詩を寄せてもらいました。
花人さん、ありがとうございます。
・・・
山 路 観 槭
石苔沐雨滑難攀
渡水穿林往又還
処処鹿声尋不得
白雲紅葉満千山
山路(サンロ)、楓(カエデ)を観(ミ)る。
石苔(セキタイ) 雨(アメ)に沐(モク)して 滑(ナメラ)かにして攀(ヨ)じ難(ガタ)し。 水(ミズ)を渡(ワタ)り 林(ハヤシ)を穿(ウガ)ち 往(ユ)き又(マタ)還(カエ)る。
処処(ショショ)の鹿声(ロクセイ) 尋(タズ)ね得(エ)ず。
白雲(ハクウン) 紅葉(コウヨウ) 千山(センザン)に満(ミ)つ。
夏目漱石
・・・
想をもらって、いろいろ仁も妄閾の紅葉狩りをはじめます。
漱石は、紅葉の中の鹿を探し求めたのでしょうか。この頃牡鹿は角を鍛えて、闘争し、牝鹿の獲得に命を削るのですよね。その牡鹿が、夜でも牝鹿を恋うて鳴くという。
ふと、人麻呂さんを思いました。
夏に、万葉記念館の「万葉日本画の世界」を観たのですけれど、
その時の、真っ赤な紅葉の山路を馬で、亡き妻を求めて彷徨う人麻呂さんの日本画が心を捉えました。その人麻呂さんのことを連想したのでした。
。。。 ≪ 寺小屋翁さん、「山路観楓」ありがとうございます。
白雲紅葉千山に満つる季節になりますね。
苦労して尋ね歩く紅葉狩りはひとしおでしょうね。
秋山の黄葉を茂み迷いぬる妹を求めむ山路知らずも 柿本人麻呂
亡くなった妻を求めて紅葉の山路を彷徨う人麻呂さんの絶唱です。
黄泉の国につながる道はないんだね、慟哭しています。
連想しました。
紅葉狩り翔る妖女を追いにけり ≫ 。。。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

2008年10月14日
石榴ひとつ人も憎まず愛もせず
★ 俳句日録081003
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石榴ひとつ人も憎まず愛もせず
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0681 石榴ひとつ人も憎まず愛もせず
0682 権兵衛の肴になるな稲雀
0683 やわらかい心に祝う菊の酒
0684 よいよいよ真酔い菊酒酔うアート
0685 菊人形脱けし花魁吾を呼ぶ
0686 無花果を盗み隠れて食べしこと
0687 花も人も愛で愛でらるヽ大根蒔く
0688 秋の谷語るともなく触れる石
0689 見るまでも見てもわくわく紅葉狩り
0690 彼岸花行こうよ行こうよ愛浄土
0691 冬野菜水の加減も愛情度
0692 月のみの友にありせど月の君
0693 月あかり心のままに生きめやも
0694 月影や良寛にも香忍び寄る
0965 やわらかな日につつまれて冬野菜
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2008年10月14日
雀雀案山子の吾と来て遊べ
★ 俳句日録081002
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雀雀案山子の吾と来て遊べ
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0668 萩折りて心交わる至福かな
0669 萩の夜の萩の匂いを吹き寄せよ
0670 雀雀案山子の吾と来て遊べ
0671 新ばしりなけれど走る愛ぐるい
0672 彼岸花汲めども尽きぬ無の力
0673 厳しくもそれも味わい彼岸花
0674 今の世も命は強し曼珠沙華
0675 彼岸花加齢は命に戻ること
0676 懐に木香観音や秋野行く
0677 観音の声抱きしむる萩の露
0678 吾木香内にも外にも木香観音
0679 いつも懐に木香観音を抱いてる
0680 降りそそぐ光の波に羽よのれ
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2008年10月14日
無月なる夕餉に栗の皮を剥く
★ 交心俳句16201
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無月なる夕餉に栗の皮を剥く
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今日は新聞が休みなので、良寛さんの詩歌がありません。
すこし工藤さんの『炎の女』を斜めに読んでみました。
文政11年11月11日。すごい数字ですね。
これが目に止まっての斜め読み。
寺泊の本光寺で住職養成四十歳の誕生祝賀歌会が開かれています。
この歌会に良寛さんと貞心尼さんが参加しています。
良寛さんは、もう、貞心尼さんに惚れ込んでしまって、愛人気取りで、どこそこに連れて行ったのでしょう。良寛さんは、既に、一流ですから、貞心尼さんも、やっと夢の自己実現を果たせるようになっているのです。
その翌朝、三条で、大地震が発生しました。
地震後の作 良寛
日々日々又日々
日々夜々寒さ肌を裂く
漫天の黒雲日色薄く
匝地の狂風雪を巻いて飛ぶ
驚涛天を蹴って魚龍漂ひ
牆壁相打って蒼生悲しむ
四十年来一たび回首すれば
世の軽靡に移ること信に馳するが如く
況んや復久しく太平に褻れ
人心堕弛す
錯を将て錯に就き幾たびか時を経て
己を慢り人を欺くを 好手と為す
此度の災禍亦た宜ならずや
慎みて曰す地に尽くすの人今より後は
各其の身を慎みて非を効ふ莫かれ
人身が地に墜ちているから、こんな災害に見舞われるんだ。
これは天罰だよ。
ほんとうに地道に人間らしく生きようと願うなら、
これから先、もう、二度とこんな天罰を受けないように、
身を慎んで、
傲慢にならないように、
贅沢にならないように、少欲知足で生きていきましょうよ。
そんな呼びかけをしています。
けれど、凄まじい怒りです。
良寛さんのあの優しさはどこへ行ったのでしょう。けれど、これも、良寛さんの本音なんですね。前に、「戒語」をみましたけれど、人間と社会への厳しい批判精神と庶民の暮らしの命と平安への祈りが、貫く良寛さんのスタンスなのですね。
毬をついて遊ぶ無心の良寛さんにも、
貧しさの中で、病や飢饉で死んでいく子どもたちへの祈りと、それを放置する社会、政治への怒りが、根底にあるのですね。
今の世に現れたら、
もっと、もっと、良寛さんは激怒するでしょうね。
父以南は、同じ義憤から、世直しの闘志になろうとして京へ行き、挫折して、投身自殺をしてしまいます。同じ熱い血が流れているのですね。
それにしても、この三条大地震の天災が、貞心尼さんへの愛情をいっそう募らせ、大きなものにしていくことになるのでしょう。
社会革命を起こさなかった良寛さんは、
愛革命を起こすんです。
誰も想像できなかった愛革命、
愛浄土の創造です。
道しるべ二夜の月を崇めけり
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
月明かりで木の影が映るほどだったのですね。
筑後は曇り空で、ほとんど見えませんでした。見えない月に、見えない月の兎を忍びましたけれど・・・
栗ご飯は食べました。
無月なる校庭ジャングルジム寂々
NHKで、月の番組がありました。
月の兎が小惑星衝突でできたことなど解明していました。
昨日は珊瑚の一斉産卵があったのでしょうね。
命の惑星地球は、月が今の位置にあるから最適なんですね。位置が変われば、火星のようになっていくのでしょうね・・・
老仁も、今が最適なのかもしれません。今の幸せに感謝する心を失わないようにしていこうと思います。
新聞の来ない日の雪割草さんのあい風うれしくもらいました。
ありがとうございます。
お仕事行ってらっしゃい。
無月なる夕餉に栗の皮を剥く ≫ 。。。
2008年10月13日
耕して祭花火の音を聞く
★ 交心俳句16101
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耕して祭花火の音を聞く
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雪割草さんより、 『 露草の青に妄詩の妖女舞う 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
黄金もて いざ杖買わん さみづ坂 良寛
仁も、ついにお金には縁のない暮らしをしてきました。
欲もないのですけれど、人づきあいも下手ですから、お酒は飲めないし、カラオケも行かないし、ほんとうに面白くない人間を、やってきたんですね。人の目には、相当の愚図に見えているのでしょうね。実際、相当の愚図ですけれど・・・
それでも子どもたちを見ると、何かしてやったり、買ってやったりしたくなるんですけれど、お金の持ち合わせがなくて、してやれないことの方が多いんです。
月々のお小遣いもらっての暮らしですから、儘ならぬことも多いのですけれど、
自分のためには、ほとんどお金はいらないから、便利にはできているんでしょうね。
だからでしょうね、いっそう、良寛さんの一衣一鉢に憧れるんです。
ずっと憧れてきて、
知れば、真似をしたくなって、諸国放浪してしまうかもしれませんので、
ついに、良寛さんのことを知る機会は敬遠してきました。
諸国放浪したくても、もうできなくなった今、
やっと、良寛さんを知りたくなって、
けれど、最初に出会った本が『炎の女』だったので、
妄詩の域に、紛れ込み、恋ぐるい三昧境を楽しむことになってしまって、
いささか良寛さんから、外れているのかもしれません。
けれど、鈍牛ながら、
道は逸れながら、
愛語の心は、しっかり学んでいると感じます。
少私知足と、愛語が学べれば、
愚仁には、もう、十分すぎるのでしょうね。
ひとり遊び杖も不要ぞ冬ごもり
秋行くやネット吟行虚に非ず
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
筑後はとてもすてきな秋晴れです。柳川はおにぎえで賑わっています。色んな催しがあって秋たけなわですね。
越後も良寛さん250年祭は盛り上がっているのでしょうね。
耕して祭花火の音を聞く
そういえば、もう長いこと、柳川の祭を見に行っていません。
暇になったから、祭の中に紛れ込んで、時を過ごすのも楽しいかもしれませんね。よその祭は、わざわざでも見に行くのですけれどね・・・
黄金もて いざ杖買わん さみづ坂 良寛
良寛さんの健脚すごいですね。
若いときから行脚しつづけた人ですね。
一衣一鉢。・・・ふと思ったんですけれど、良寛さん、お金、持っていたんですね。どうして手に入れるのでしょう。これも喜捨でしょうか。
子どもが杖を売っている。おぉ、おぉ、えらいね。つらいね。よし、よし、ありがとう、一本もらうよ。あんたのおかげで楽になるよ。ありがとうね。
そういって、使わないでいい杖を買うんですね。良寛さんらしいですね。
高野山は、相当歩かなければなりません。昔の人たちは、ほんとうに歩きが暮らしだったんですね。一日20キロも歩いたんでしょうね。
仁も、しばらく、柳川の遊歩道を歩くことにしていましたけれど、頓挫しています。うちの裏も遊歩道になっていますけれど、もういちど、歩きをはじめることにしましょう。
かけ声の子ら駆けていく秋の雲
明日は、新聞、おやすみですね。
でも、越後からのあい風もらえるようになっています。長いおつき合いありがとうございます。
秋色で、心も遊ばせてくださいね。
秋色の空のスクリーン夢めくり
≫ 。。。
2008年10月12日
露草の青に妄詩の妖女舞う
★ 交心俳句16004
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露草の青に妄詩の妖女舞う
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花呼さん、おはようございます。
ごめんなさい、読みづらくて。「露草や愚仁のままで観自在」です。
じたばたしたって、愚か者は愚か者です。もう、とっくの昔に開き直って、愚仁のままで生きています。愚仁の目で、露草を見ると、いろいろのものに見えてきて、飽きません。見たいものに心が飛んで、そうすると、やっぱりそう見えてくるから楽しいですよ。
マイフレさん、ミッキーマウスに見えたんですね。
そうそう、ほんとうに、そう見えてきます。
> 想像は大切。子供に帰ったようでした。
花呼さん、そうなんです、子どもに帰って、ものを見直すと、びっくりするほど新鮮で、親しくなりますね。一日遊んでも飽きません。人に話せば、呆れかえって、笑われますけれど・・・幼稚仁は、幼稚が好きなんです。
露草の蘂にまたがり花の郷
> 観自在とは般若心経に見たことがあります。
はい、花呼さん、般若心経です。
老仁の妄詩の源泉なんですよ。
観自在菩薩さんが悟りの道で瞑想しているとき、悟りの世界が見えてきて、一切は空だよ、わたしも空なんだよ。この空が見えてくると、もう、苦しみも災いもなくなるんだよ。そうおっしゃいました。そして、色即是空空即是色の世界を開示してくれました。
おシャカさんの教えは、むずかしくて、愚仁にはわかりませんけれど、
いつもの我が儘で、美味しいところだけを、愚仁は、食べてしまうんです。
美味しくて、夢幻のパワーを内蔵した言葉を知りました。
・・・ 空即是色 ・・・
凡仁の訳は、
空だから、存在するんだよ。
空だから、色々のものになれるんだよ。
空だから、幸せなんだよ。
空になって、色々のものを生きようね。
空になれば、自分がなりたい者になれる。
自分がなりたい者になれるから、自分が面白い。
そんな面白い自分を愛しているよ。
自分らしく生きることが楽しいよ。
今日は、どの色で生きようかな。
今日の好きな色を生きるよ。
色が存在なんだ。
好きな色がわたしなんだ。
わたしが好きな色になるんだ。
自分を愛するということは、自分の好きな色を生きることなんだ。
愛は好色なんだよ。
そして、老仁は、好色人間になっていったのでした。
なんとまぁ、幼稚な解釈ですけれど、
凡仁は、これで、幸せになれるんです。
凡仁で、幼稚仁だから、これくらいのことでも、幸せになれるんです。
良寛さんも空。緒方拳さんも空。三浦和義さんも空。お釈迦さんも空。みんな空。愚仁も空。それぞれの大好きな色を生きたんですね。
空蝉の夢見心地に揺れにけり
露草の青に妄詩の妖女舞う
花呼さん、おしゃべりお許しくださいね。
★★★ 『 逝きし人の大きくなりぬ秋の暮れ 』 ★ 交心俳句15705 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年10月12日
十三夜妄詩の君と語り合う
★ 交心俳句16001
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十三夜妄詩の君と語り合う
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雪割草さんより、 『 良寛の魔法の瓢箪持つ如し 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
二人して 筆をとりあふ 秋の宵 良寛
・・・ もう一人は原田鵲斎。鵲斎の「我が宿は秋やや寒くなりにけり野もせの虫の声も弱りて」に対する返しの句。詩や歌を詠み合い、酒を酌み交わす。気の合う二人は、秋の夜長を楽しく語り明かしたのであろう。(全国良寛会) ・・・
鵲斎さんは、花盗人といわれた奇人だそうです。
良寛さんと、奇人同士、気があったのでしょうね。風狂を楽しんだのかもしれません。
何ごとも 皆昔とぞ なりにける 花に涙を 注ぐ今日かも 良寛
鵲斎さんの奇行を詠んだ長歌「岩坂山」の反歌です。
岩坂山はまた良寛さんの出会いに大きな道しるべを与えた最古の即身仏である弘智法印さんや行基さん、空海さん、親鸞さんにも所縁のある山だそうです。あから、良寛さんの思い入れも大きいのでしょうね。
その「岩坂山」に鵲斎さんを詠いあげているのです。
そのつき合いの深さと楽しみがわかるようですね。
十三夜妄詩の君と語り合う
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
美猫さんに起こされましたか。
雪割草さんなしには、美猫さんたちも一日が始まらないのでしょうね。
でも、無理なさってるのじゃありませんか・・・体労ってくださいね。遊び上手の美猫さんたちは心は満たしてくれても、お手伝いはしてくれませんからね。猫の手も借りたいでしょうけれど、美猫さんは、逆に、仕事作りにんですね。
思わず、吹き出しましたよ。
障子を破って、雪割草さんを起こしに来る美猫さんたちに。
無邪気も、ここまでくると、ご愛敬を越えますけれど・・・それでも、愛して、今日は、障子の張り替えする、闘う母さん。
破られて障子張り替え猫無心
二人して 筆をとりあふ 秋の宵 良寛
良寛さんたちの秋の宵の無心は、いいですね。
夜は寒くなりました。月を眺めながら、良寛さんのように、ゆるやかな時を、やわらかな光のまにまに、漂ってくださいね。そんな漂いの時を、お気にはお楽しみください。
月明かり雲の間に見る龍の顔 ≫ 。。。
★★★ 『 良寛の魔法の瓢箪持つ如し 』 ★ 交心俳句15902 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
2008年10月11日
良寛の魔法の瓢箪持つ如し
★ 交心俳句15902
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良寛の魔法の瓢箪持つ如し
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★★★ 『 ドクダミの根を追い蝉の虫に会う 』 ★ 交心俳句15903 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
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マグダラのマリアの情(こころ)女郎花
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> 秋茄子日 ジンジン語り ジンを飲む
ジンの夜を酔いつ酔われつ濃紫
ジンはひとり飲みが似合いますけれどね。
> 女郎花 呼ばれることの 名が哀し
マグダラのマリアの情(こころ)女郎花
イエスが愛するほどの女人は深い哀しみのわかる人なのでしょうね。
哀しみは慈しみの心につながっていくのでしょう。
> おちょぼ口 新米の飯 縦にして
新米のやっと吉原の膳にのる
花魁のおちょぼに新米食わるるよ
> こむらさき しらぬ芙蓉の 恋あさし
白のみの芙蓉にいつしか色のつく
酔芙蓉おのれの色に酔いにけり
> ジンさんの 種の茄子より 鈴が成る
種茄子に種のなかりしものもある
種茄子の空即是色食われけり
秋茄子の食われはるかに紺残す
花呼さん、やはり、折り込みの達人ですね。
そして、博識。さすがエッセイストだ。
色々教えてくださいね。
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2008年10月11日
瓢箪に不思議の恋の宿りけり
★ 交心俳句15901
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瓢箪に不思議の恋の宿りけり
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雪割草さんより、 『 ひとり来ぬ丘は秋風吹くばかり 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
我が恋は ふくべでどぢやうを おすごとし 良寛
与板に蓮正寺があって、ここの住職さんに、良寛さんのお父さんの妹さんが嫁いでいて、良寛さんは、蓮正寺へよく遊びに行っていたそうです。
この寺に、漆師屋が本堂の仏具の漆塗り換えをしていたとき、良寛さんはその漆を借りて、瓢箪に、この恋の句を書いたのだそうです。
良寛さんは、いつでも、どこでも、自在に、歌や句を、書にしたためることができるんですね。何にでも、書きつけるようです。筆も紙も選びません。
ただただ、すごい。
仁は今、中学生たちの習っているお習字教室で、いっしょにお習いをはじめました。
四回目で、一の練習です。二百回書いても、一が書けません。癖が残っていて、力が入ってしまうんだそうです。どんなに練習しても、力が抜けない。不思議です。
一が書けたら、あとは、何でも書けるようになるそうです。
ほんとうになれるのかしら。・・・
良寛の魔法の瓢箪持つ如し
この魔法の瓢箪から、貞心尼さんという愛人が湧いて出てくることになるのかもしれません。
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
いいえ、遅くなってもいいんですよ。ええ、でも、体が不調なのかな、とやっぱり気になります。
時には、違うときの流れの中を、ゆっくりと漂ってくださいね。
筑後は曇り空です。前耕後読、花壇のドクダミを、今日も掘り起こしました。花壇中ドクダミが占有していたのです。五色ドクダミや八重ドクダミを植えていたのですけれど、普通のドクダミに変わってしまっているのです。しばらくはばあちゃんが煎じていたので、増やしたのですけれど、お花さんたちに交代してもらいます。
ドクダミの根を追い蝉の虫に会う
我が恋は ふくべでどぢやうを おすごとし 良寛
良寛さんに、恋の句は、これくらいしかないようですね。
マイナーな青年良寛さんは、苦しい恋をしたのかもしれません。その苦しみの解脱として、出家したのだと考えてみると、解脱の果てに、貞心尼さんと巡り会う運命的な愛が、すこし艶めいてきますね。
とらえどころのない良寛さんの恋を、捉えてみたいものです。
瓢箪に不思議の恋の宿りけり ≫ 。。。
2008年10月10日
ひとり来ぬ丘は秋風吹くばかり
★ 交心俳句15804
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ひとり来ぬ丘は秋風吹くばかり
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★★★ 『 秋風の丘に立ちけり肯いぬ 』 ★ 交心俳句15801 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
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ひまわりの夜もひそかに咲いている
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花呼さん、
夜の向日葵を描いてくださいね。
ひまわりの夜もひそかに咲いている
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捨てられて彼岸もひとり遊びかな
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はじめまして、青柳仁といいます。
暇仁ですので、言葉のひとり遊びを楽しんでいます。
ひとり遊びなのに、
このごろ、交心もしたがる心が芽生えました。
捨てられるまで交心したいと思っています。
捨てられるまで、よろしくお願いします。
捨てられて彼岸もひとり遊びかな
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彼岸まで語り合おうぞ愛浄土
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彼岸まで語り合おうぞ愛浄土
此岸でははかなきことも彼岸なら
銀河より戻れば齟齬の減ることも
ありがとうございます。
ひとりより、連れあるがよし、ひとり旅
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2008年10月10日
茗荷の子土を弾いてほの赤し
★ 俳句日録081001
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茗荷の子土を弾いてほの赤し
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0658 遙かなる良寛の里秋深む
0659 月見坂良寛忍ぶ月見たし
0660 茗荷の子土を弾いてほの赤し
0661 彼岸花吾の内部に愛はある
0662 白秋や石の面のやわらかし
0663 自己主張あらず楓の紅葉かな
0664 秋の空羽衣ほどけ天女舞う
0665 金木犀忍ぶ心を抑ゆるも恋うる心の匂いにぞでる
0666 秋の夜の夢に窮状救う人
0667 萩の露喜ぶ人に与え召せ
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2008年10月10日
穏やかに心は深く吾亦紅
★ 俳句日録080930
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穏やかに心は深く吾亦紅
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0641 存えて浮き世は知らず月の影
0642 あかざ摘む手の甲皺の深かりき
0643 穏やかに心は深く吾亦紅
0644 幸せの内に虫おり渇き虫
0645 種撒いて心配りぬ冬野菜
0646 吾木香恋しき人を偲び花
0647 触れさせて歓喜与えよ吾亦紅
0648 愚仁には愚仁の光秋の海
0649 幾たびもただ振り返るだけ秋の海
0650 秋の海遙の果ては足元へ
0651 亡き人にもらうエナジー供花の菊
0652 秋の風横たう石の横に伏す
0653 紅葉になりきれぬ葉を愛おしむ
0654 流星の水平線に落つを待つ
0655 秋の雲石塚へ声聴きに行く
0656 石像の縁で出会う蓼の花
0657 身にしむやさびしきひとの独りごと
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2008年10月09日
よく見れば萎えしも美し曼珠沙華
★ 俳句日録080929
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よく見れば萎えしも美し曼珠沙華
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0627 散りてなお心に残す秋桜
0628 よく見れば萎えしも美し曼珠沙華
0629 魂も情(こころ)もいっぱい松手入れ
0630 コスモスの空に響けり子らの声
0631 装いの袖に秋風ふくらませ心も彩に歩く街角
0632 575のリズムに細胞躍る秋
0633 羊の絵描いてもらいぬ夜長かな
0634 謎のまま卑弥呼の里に秋の行く
0635 秋の夜の不思議のコーヒー恵まれる
0636 観自在マントラ踊る夜長かな
0637 有明の月に浮き世を創りだす
0638 糸瓜咲きまだ存えて知らざりき
0639 降る雨を厭わず汲みぬ秋の水
0640 彼岸花きちんと畦に居座りぬ
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2008年10月09日
紅葉や落ちる間際に漲りぬ
★ 交心俳句15706
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紅葉や落ちる間際に漲りぬ
――▼△▼―――――――――――――――▼△▼――
> ゆるやかな 思い出の秋 玉手箱
向日葵師匠、この紅葉良いですね。
構成が抜群。
ゆるやかでしかも勢いがあります。
しなやかでそしてしたたか。
円熟ですね。
紅葉や落ちる間際に漲りぬ
――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――
楽しみの大きく深き夜長かな
――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――
花人さん、たくさんのたくさんの俳句をありがとうございます。
一つひとつにお返しできませんけれど、自由に、楽しく、表現していってくださいね。
いつも楽しませてもらっています。
まだ訪問者が少ないので、さみしいですけれど、少しずつ広がっていくように願っています。
夜長には歳時記が友吾が友
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向日葵の力も愛もTAOの道
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> 向日葵に 元気もらいし この道を
向日葵の光をもらい愛もらう
向日葵の力も愛もTAOの道
向日葵の反す光に照らされる
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はじまりは銀河おわりも銀河なる
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> 見上げれば 銀河漂う 思いあり
はじまりは銀河おわりも銀河なる
銀河の中漂う星の相遭いぬ
三の腕抱かれて銀河漂いぬ
観念句、めずらしいんですか・・・
仁は、ほとんど観念句なんですけれどね。だから、振り向きもされないけれど。
けれど、思いも、夢も、理想も、真実も、よく考えれば、みな、観念なんですよ。
夢を観る念が強くなければ夢は見えませんし、実現不能です。
愛を観る念が強くなければ愛は見えませんし、実現不能です。
どうして、人は、観念を嫌うのだろう。
どうして、俳句は、観念を嫌うのだろう。
観念の力が、未来を観せ、真実を観せ、愛を観せるのに。
未来を詩わず、真実を詩わず、愛を詩わず、何を詩おうというのだろう。
観自在、
空即是色の時空を旅しましょうよ。
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2008年10月09日
逝きし人の大きくなりぬ秋の暮れ
★ 交心俳句15705
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逝きし人の大きくなりぬ秋の暮れ
――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――
良寛さんは、観音さんのように心の広い人ですけれど、心の底は、深い人間不信に貫かれていたのかもしれませんね。心根の優しさと妥協を知らぬ真実一路が、同居して、葛藤していたのでしょう。青年期には、誰でもそうですけれど、良寛さんは、その出家の時の18歳の心を、ずっと抱えて生きてきた人のように思います。
現実には、全受容で生きてきたのに、人間を大切にしない人には、心の底で、人間らしい心に戻れと、叫んでいたのでしょう。
けっして、人にお説教しない人でしたけれど、「戒語」は、珍しい記録なんですよ。
貞心尼さんも、良寛さんの戒語の記録を残していますから、すごい人ですよね。
心から尊敬し、愛していらっしゃったのでしょうね。
一途なところは、緒方拳さんも似ていたのでしょうね。
人間嫌いも、似ていたのかもしれません。
けれど、二人とも、自分自身の人生を創りだし、貫いていかれました。
最後の最後まで、役者として生き抜かれたスタンスには、もう、驚嘆しかありません。宇野重吉さんもそうでしたね。
そうですか、中津で、緒方拳さんの講演を聴かれましたか。貴重な出会いをもらいましたね。
徹底した悪役のできる人は、きっと、心の繊細な人だと感じます。
緒方拳さんは、相当心の優しい人だったようですね。
仁は、映画はほとんど観ていないのですけれど、最近は、世界の秘境を案内してくれましたから、たくさんの感動をもらっていたんですよ。
「歌舞伎役者のように、目を見開いて、ぐっと、虚空を睨んでいた」と、津川雅彦さんが緒方拳さんの最期を、談話で語っていました。
糸瓜咲て痰のつまりし佛かな 子規
子規の最期も、また、壮絶ですけれど、
死に向き合うスタンスが、頼もしいですね。良寛さんもそうでしたけれど、ほんとうに、道しるべです。花浄土へ行くんだから、みんなも喜んでおくれ、と笑って伝えてくれているようです。
逝きし人の大きくなりぬ秋の暮れ
2008年10月09日
叶わざること多けれど草の花
★ 交心俳句15704
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叶わざること多けれど草の花
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★★★ 『 足る今日をただ喜びぬ稲雀 』 ★ 交心俳句15401 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
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つながりの向日葵のごと空を向く
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花呼さん、おはようございます。
ありがとうございます。
住みにくい世なればおのれが住みやすく人とつながる道広げゆく
つながりの向日葵のごと空を向く
未知の時空への旅、豊かで、面白くて、夢幻ですよ。
150億光年の深みがありますからね。
遊泳しましょうね。
銀河から地球見えぬも地球が好き
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ひとり遊び秋には秋の花の友
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花呼さん、おはようございます。
訪問ありがとうございます。素人俳句で、独りよがりの遊びですけれど、読んでいただけると心が熱くなります。またお寄りくださいね。
俳句は趣味というより、もう、愛人なんですよ。いつもいっしょに遊んでいます。575の愛で見て、575の心で受け容れて、575の言葉で表していくので、俳句が恋人なんです。俳句に恋をしているから、世界が色気がちに見えてきます。とってもHAPPYですよ。
芭蕉さんのように苦行はしません。楽しむだけの575です。
よく見ればなずな花咲く垣根かな 芭蕉
いつまでもこの世界で遊んでいたいと願っています。
★゜。・。・゜♪゜・。・。★・゜・。・゜・★ 。・。・゜♪゜。・。・゜★
2008年10月08日
花木槿一瞬一生在るが儘
★ 交心俳句15606
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花木槿一瞬一生在るが儘
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★★★ 『 いわし雲しなやかに猫すりぬける 』 ★ 交心俳句15601 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
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叶うまで立ち尽くす子や流れ星
――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――
ありがとうございます。
叶うまで立ち尽くす子や流れ星
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――
稲光心に眠るもの目覚む
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> 雷は子守歌かな 床の朝
稲光心に眠るもの目覚む
雷を子守歌にできる心の大きさがすごいですね。
小さく閉じこもって、怯えている心ばかりの仁を、奮い立たせてくれるようです。
ありがとうございます。
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朝までも手の艶めくよ風の盆
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> 床の朝 手踊り思う 風の盆
朝までも手の艶めくよ風の盆
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母在りし日の色々や虫時雨
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> あっと言う 母声辺り 虫の声
母在りし日の色々や虫時雨
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一瞬一生が、また、明日も訪れますように、
今日を、愛おしみ、
大切に生きます。
今日終わっても、
悔いがありませんように。
そして、明日を願って、
酔芙蓉を植えました。

2008年10月08日
花木槿今日一日の眩しさよ
★ 俳句日録080928
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花木槿今日一日の眩しさよ
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0604 げろ吐いて座り込みたる天の川
0605 あやされておかゆすすりぬ秋のかぜ
0606 回生のあい風溢る花芙蓉
0607 澄む空を愛観音と戯るヽ
0608 幸せを一日一生花芙蓉
0609 花木槿今日一日の眩しさよ
0610 悠然と愚人の心曼珠沙華
0611 コスモスや空にも慟哭満ちてをる
0612 道行きの星の妹背の哀しさよ
0613 秋の夜や魂の淵まで降りて行く
0614 コスモスの靡けど根本揺るがざる
0615 小さきを小さきままに草の花
0616 来年はどこに芽を出す秋桜
0617 さわやかに亀石つなぐ縁かな
0618 神奈備の美山のライトアップの中
0619 食欲の秋の喜び徒をなす
0620 サイクルの明日香棚田を駆け下る
0621 枯れ萩を吹きぬけてゆく夢の日々
0622 あの萩をかきわけ会いしこと想う
0623 ひとり遊び秋には秋の花の友
0624 楽しみの大きく深き夜長かな
0625 夜長には歳時記が友吾が友
0626 時期も過ぎ小さきも熟れるゴーヤかな
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2008年10月07日
酔芙蓉そねみもねたみも空になし
★ 俳句日録080927
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酔芙蓉そねみもねたみも空になし
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0590 さわやかに交わす575楽しまん
0591 酔芙蓉そねみもねたみも空になし
0592 さわやかな空におくれをとらぬよう
0593 さわやかな風で患者の苦を吹かす
0594 彼岸花彼岸も死語になる世かな
0595 さわやかに見知らぬ路地の旅ごころ
0596 さわやかに千のあい風吹かしゆけ
0597 575の眼で秋の野を逍遙す
0598 夜長には真も妄も楽しかり
0599 秋深む百年が万年を亡ぼすや
0600 こんなとこはぐれてありぬまんじゅしゃげ
0601 夜長には関白なれどしみじみす
0602 彼岸花朽ち果ててより葉のみなる
0603 彼岸花大地の力蓄える
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2008年10月07日
戒めを小脇に秋の空を翔ぶ
★ 交心俳句15503
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戒めを小脇に秋の空を翔ぶ
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★★★ 『 枯れ芒野に出て風と語るもよし 』 ★ 交心俳句15501 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★ いろはにほへと俳句を遊ぶ 00501
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つながりの向日葵のごと空を向く
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花呼さん、おはようございます。
ありがとうございます。
住みにくい世なればおのれが住みやすく人とつながる道広げゆく
つながりの向日葵のごと空を向く
未知の時空への旅、豊かで、面白くて、夢幻ですよ。
150億光年の深みがありますからね。
遊泳しましょうね。
銀河から地球見えぬも地球が好き
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2008年10月06日
ほどほどに食べて遊べや稲雀
★ 俳句日録080926
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ほどほどに食べて遊べや稲雀
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0572 案山子をり稲穂に雀乗りてをり
0573 稲穂波分かち分かたれ争わず
0574 小さくも硬くも愛おし秋なすび
0575 露の世を倦まず弛まず健やかに
0576 ほどほどに食べて遊べや稲雀
0577 野歩きの足の喜ぶ草の花
0578 縁あれば自ずから逢う秋の暮れ
0579 秋ハマチお猪口おちょぼの酔い心
0580 いい音色いい香り満つ菊の酒
0581 秋の空地球は吾の産まれ星
0582 空蝉やひとの故郷も偲ばるる
0583 里山に思いなだるる秋の暮
0584 霧に浮く讃岐小富士の面映ゆし
0585 島影や汽笛流るヽ秋の暮
0586 マスコミの仕組む世情や秋深し
0587 秋の蚊や笑顔で来る者拒まざる
0588 明日香路を秋津になって遊泳す
0589 神無月路傍の神は遊びけり
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2008年10月06日
至福なる時吾にも来よ吾木香
★ 交心俳句15102
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至福なる時吾にも来よ吾木香
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2008年10月06日
彼岸花枯れて青々葉を吹きぬ
★ 交心俳句15303
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彼岸花枯れて青々葉を吹きぬ
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★★★ 『 子らよ来て毬つけ案山子とも遊べ 』 ★ 交心俳句15301 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
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わが灰を流すところよ天の川
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> 天の川わたしの地図にないところ
地図にもなく、実際にもないところ、
けれど、そこを天の川という。
どこにもない場所だから、
けれど大空に見えるから、
天の川に、ひとは、夢を託すのでしょうね。
わが灰を流すところよ天の川
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風鈴や夕べの縁に寄り添いぬ
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> 風鈴の音色がすこし赤いので
風鈴や夕べの縁に寄り添いぬ
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2008年10月06日
稲も人も漲る棚田の彼岸花
★ 俳句日録080924
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稲も人も漲る棚田の彼岸花
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0537 稲も人も漲る棚田の彼岸花
0538 あわれ吾月の兎の心忍ぶ
0539 ふぅやふぅ心もしぬに月の影
0540 秋茄子を頬張る頬のあどけなし
0541 逝く人もあれど加齢の花野行く
0542 振り返り微笑み給う曼珠沙華
0543 秋茄子を頬張る頬のあどけなし
0544 花の河原ぬけて常春愛浄土
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2008年10月05日
コスモスを褥に観音昼寝かな
★ 俳句日録080925
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コスモスを褥に観音昼寝かな
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0546 露の世も心を櫂にゆるやかに
0547 向日葵の微笑まぬ夜の寂しさよ
0548 小夜更けて梟の声流れ来る
0549 男鹿鳴く夜を男鹿と泣き明かす
0550 牡鹿鳴く更けゆく夜の狂おしき
0551 写真で見る古都と人との息づかい
0552 夏帽子光はじけて舞う美空
0553 グラマーが悩みの秋の夜の深さ
0554 秋茄子をままにおちょぼの食いにけり
0555 秋の夜に人を泣かせる器量なし
0556 死ぬるまで純真であれあきざくら
0557 コスモスの空コスモスの心かな
0558 蓮の花すっくと立ちて歩み去る
0559 虫になり蝶にもなりて秋桜
0560 秋桜の揺るヽお側に侍りけり
0561 コスモスや銀河を回る連れもなし
0562 憂き世なればこの身守らん秋桜
0563 こすもすややわらかに吾つらぬきく
0564 コスモスの素知らぬ素振りにくらしい
0565 コスモスの空一面を染めにけり
0566 コスモスを恋うて流しぬ血の涙
0567 こすもすの恍とゆらぎにゆらぎけり
0568 夢の中コスモスの胸借りて寝る
0569 涙する場面作らず秋桜
0570 コスモスを褥に観音昼寝かな
0571 老婆居て秋の樹液の音を聴く
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2008年10月04日
彼岸花生きる希望と喜びを
★ 俳句日録080923
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彼岸花生きる希望と喜びを
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0526 光満ち声満ち棚田の彼岸花
0527 うつくしきせつなき空よ冬となり
0528 冬隣り重なるものを懐に
0529 おせっての煎餅ひびく秋彼岸
0530 菊の花もらって忍ぶ墓参り
0531 彼岸花生きる希望と喜びを
0532 曼珠沙華人と共生共歓喜
0533 彼岸花あの世この世を往来す
0534 曼珠沙華蘂より入る愛浄土
0535 曼珠沙華軽く羽衣舞い降り来
0536 羽衣の解くる夕べ曼珠沙華
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2008年10月04日
星しずく恋うれば君のふりそそぐ
★ 交心俳句15204
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星しずく恋うれば君のふりそそぐ
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★★★ 『 彼岸花萎えし夕べの野辺の道 』 ★ 交心俳句15201 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★ 妄恋10607
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十六のおさげなつかし秋薊
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★★★ 『 橘の 寺の長屋に 我が率寝し 童女放りは 髪上げつらむか 』 ★ 万葉集 巻16 3822 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
良寛さんといっしょに、万葉の恋の旅をするつもりでいたのですけれど、牛歩、
もう一度、ゆっくりですけれど、はじめますよ。
そんな懐かしさです。
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夕闇や妖しき茄子の濃紫
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ジンといえばジンと応える秋ナスビ
秋ナスと遊びジンジン響きけり
新妻も隠れて摘め秋の茄子
妻め妻めといびられけるも
愛あれば心尽くしぬ争いも忍び育てし紫の花
紫の花は実となり離れゆく嫁の務めの後咲く花は
夕闇や妖しき茄子の濃紫
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鳴く物も食い観音と遊ぶ露
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猪鍋を作るも食うも縁なる
鳴く物も食い観音と遊ぶ露
行く行くと食われ花野に戻り行く
今帰ったところです。
命と暮らしを守る人権のNPOを立ち上げる準備会に参加しているんですよ。
泣き虫も泣き虫として大事にされる人のつながりを創りだしていきたいんです。命を頂きますを平和の砦にしていきたいと思うんです。
猪として料理上手に捌かるる
命の輝きが花呼さんを満たしますように。
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2008年10月04日
月影や良寛にも香忍び寄る
★ 交心俳句 15103
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月影や良寛にも香忍び寄る
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★★★ 『 月のみの友にありせど月の君 』 ★ 交心俳句 15101 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
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恋うほどに笑われ泣きぬ月明かり
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> 影浮かび 童話おもゆる 月ウサギ
月の影映る心はいつも君
恋うほどに笑われ泣きぬ月明かり
花人さん、花呼さん、
秋の夜長のひと思い、
開いてくださってありがとうございます。
つれずれわぶる心には
熱い夜とはなりました。
朝にはどの音で鳴こう泣き虫よ
おやすみなさい
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観音を抱いて至福の夜長かな
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おはようございます。
触れずとも内から抱く三の腕抱いて抱かれる棘の褥に
寝ては覚め起きては夢の観自在朝から妖しい妄詩彷徨う
観音を抱いて至福の夜長かな
2008年10月03日
月あかり心のままに生きめやも
★ 交心俳句 15102
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月あかり心のままに生きめやも
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★★★ 『 月のみの友にありせど月の君 』 ★ 交心俳句 15101 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
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瞬きのひとつちがいぬ君の星
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花人さん、句をありがとうございます。
数ある星のなか、むずかしいのでしょうけれど、不思議と、これだ、って感じることもよくあるのですよね。星に君を見るのなら、月明かりは、星を消さず、君の面影を浮き出させてくれるものであってほしいですね。
・・・窓の月さえ憎らしい、そんな心もあるものだから。
瞬きのひとつちがいぬ君の星
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秋深む百年が万年を亡ぼすや
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千年の時空ゆるりと回りゆくここ百年は滅びの臭い
羊が人間を食う時代のはじまった産業革命以降ですよね。
破壊の道をまっしぐら。
このまま氷河がどんどん溶けたら、どの大陸も飢饉に見舞われるらしいですね。水の惑星は、ノアの洪水のように、まったくの水の惑星に戻っていくのでしょうか・・・
ありがとうございます
秋深む百年が万年を亡ぼすや
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2008年10月02日
懐に木香観音や秋野行く
★ 交心俳句 15003
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懐に木香観音や秋野行く
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観音の声抱きしむる萩の露
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吾木香内にも外にも木香観音
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★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 妄恋賛歌 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
萩の露喜ぶ人に与え召せ
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> 選ばれて 選んでこその 萩のつゆ
萩の露の方がいいですよ。
「選ばれて選んでこそ」本当の愛に出会えるのだ。私たちの愛はそんな愛だった。
いいですね。お幸せ。
(まるで、魂が入りませんよ。流れが、もう冷めているのでしょうね。一発屋は、ダメですね)(でも、つづけますね・・・)
「萩の露」がなぜいいか。
「選ばれて選んでこそ」の相思相愛だから、幸せの絶頂ですね。
ここに「涙」は似合わないでしょう。
涙は悲しみが多いから。
もし「萩の涙」にすれば、ここでは、萩が流す涙は、愛の結晶、幸せの絶頂の涙です。喜びの涙です。この涙を随喜の涙といいます。
けれど、随喜の涙を流せる人は、もう、悟道の人でしょうね。
利己愛、独占欲愛では、随喜の涙は流れません。
「萩の露」ならどうなるのでしょう。
萩の花、あるいは萩の葉に落ちた露。それは儚さを意味します。
「選ばれて選んでこその」愛が、虚しいのですか? 儚いのですか?
花呼さんの「萩の露」はどんなイメージなの?
「選ばれて選んでこそ」の相思相愛だから、幸せの絶頂ですね。
くりかえします。萩が涙を流すように、萩が露を吹くんです。萩は、擬人法ですね。だから、萩は、花呼さんです。
相思相愛で愛し合って、儚い露と感じるのもすごい世界ですけれど・・・
もうひとつの世界があるんですね。
萩である花呼さんが吹く露は、本当の露で、相思相愛の結晶なんです。愛し合うことで溢れる露、愛液なんです。「選ばれて選んでこその」愛し合いだから、最高の愛ですよ。そこにエクスタシーはあるんです。
> 選ばれて 選んでこその 萩の露
花呼さんの大嫌いなドーパミンドパドパなんですね。
これは艶句だったのです。
「秋萩の 花咲くころを 待ちとほみ 夏草わけて またも来にけり」 貞心尼
「秋萩の 咲くを遠みと 夏草の 露をわけわけ 訪ひし君はも」 良寛
萩の露喜ぶ人に与え召せ 仁
(流れがすこし滞って、ぎくしゃく、理屈っぽくなってしまいました。
失われたものは、幻の傑作になるものですね。再現フィルムないかしらね・・・)
★゜。・。・゜♪゜・。・。★・゜・。・゜・★ 。・。・゜♪゜。・。・゜★
2008年10月02日
萩の夜の萩の匂いを吹き寄せよ
★ 交心俳句 15002
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萩の夜の萩の匂いを吹き寄せよ
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★★★ 『 萩折りて心交わる至福かな 』 ★ 交心俳句 15001 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ いろは俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
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彼岸花吾の内部に愛はある
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> エネルギーも受け取る元気が亡いと無理なんですね。
おはよう、花呼さん。
そうだね、もらう元気もいるんだよね。
元気というのは、気の元にいることなんだ。
元気がないというのは、気の元にいないということなんだ。
大切なことは、いつも、気の元にいるってことなんだよ。
病気していても、気の元にいると、気が湧いてきて、免疫力を活性化してくれるんだよ。
病気は気の病だから、気を見失いやすくしてしまうけれど、病気を受け容れて、病気に向き合って、病気と遊んでいると、気の元にいることになって、元気が出てくるんだよ。
気というのは、
目に見えないから、人は気を信じないことが多いけれど、
気を信じると、
気が見えてくるんだよ。
気は、別の言葉で言えば、愛なんだ。
宇宙の始まりの力。
創造する力エロスと、受容する力アガペー。
はじまりの愛なんだ。
はじまりの中に愛はあるんだよ。
おわりの中に愛はあるんだよ。
おわりはあたらしいはじまりなんだ。
要するに、元気をもらえないのは、
そこに愛がないからなんだよ。
愛から元気は湧いてくるものだから。
あなたから愛は溢れ、
わたしから愛は溢れ、
溢れる愛は交わって、
倍の元気が湧いてくる。
彼岸花吾の内部に愛はある
☆☆☆ 『 萩の露喜ぶ人に与え召せ 』 妄恋賛歌11302 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★゜。・。・゜♪゜・。・。★・゜・。・゜・★ 。・。・゜♪゜。・。・゜★
2008年10月01日
自ずから散るときに散る紅葉かな
★ 俳句日録080922
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自ずから散るときに散る紅葉かな
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0508 自ずから散るときに散る紅葉かな
0509 もみじ葉の一枚散らす風となる
0510 余白には妄恋織り込む秋ならめ
0511 老いらくは枯れ木に花を咲かせ爺
0512 花愛でる心の内ぞ妖しかれ老いれば老いるほど狂おしき
0513 死ぬるまで花にくるうて花野に逝く
0514 恋しくば虫のごとくに泣き通せ
0515 秋茄子に千の温もり降りそそぐ
0516 秋茄子も無常迅速萎えにけり
0517 萎えたれどされど秋茄子食いにけり
0518 向日葵やこころもバリアフリーなれ
0519 ひとつもよし群れもまたよし彼岸花
0520 夢ひとつまた溢れくる平城(なら)の秋
0521 忘却も物忘れもいい秋だもの
0522 待つ心潮の如し彼岸花
0523 小さきを愛でてゆるやか大花野
0524 泣いて泣いて心洗わん虫しぐれ
0525 虫しぐれ死ぬまで泣いて恋ぐるい
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