2009年01月31日

『 麦の芽や踏まれ強さが身の宝 』 作句日録081222

★ 作句日録081222

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

麦の芽や踏まれ強さが身の宝

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2385 光堂岩の夜露に映りけり

2386 麦の芽や筑後に起伏なかりけり

2387 向日葵の残り香今も消えやらず交心の間の隅に漂う

2388 麦の芽や踏まれ強さが身の宝

2389 倒れても汚れてもよし冬の草

2390 狂おしく血を挙げ櫻の寒蕾

2391 コスモスのなびき祝福おくりけり

2392 屈み込み抱く路傍の冬の花


★。・。・゜♪゜・。・。★ 作句日録 ★。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月31日

『 冬至の今時を違わず日の沈む 』 作句日録081221

★ 作句日録081221

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

冬至の今時を違わず日の沈む

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2373 カボチャスープ飲んでたちまち昼下がり

2374 冬至の湯南瓜に愛語の夢架ける

2375 キャンドルの路上を飾る古都のイブ

2376 疵あればこその縁か寒の鯉

2377 桐一葉舞い昇りたる星明かり

2378 魂のごとく舞いけり桐一葉

2379 トカトントン大工の槌の音年の暮

2380 575の羽持ち足も持っている

2381 北風の港に今も赤い靴

2382 冬至の今時を違わず日の沈む

2383 消えていく今日を愛しむ去年今年

2384 病む吾をあなたと生きる冬青草


★。・。・゜♪゜・。・。★ 仁の作句日録 ★。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月31日

福寿草時来れば念成就する

★ 交心俳句27301

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

福寿草時来れば念成就する

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪割草さんより、 『 良寛も猫も同じよ星冴ゆる 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 雨音を風雅に聞けるといいのですけれどね・・・雑念や悪夢に魘されることが多いと寝覚めが悪いですよね。いい夢を選べるといいのですけれど、夢任せ、悪い夢ほど残ります。
 リアルすぎるほどの夢とは・・・

 > 雨音にあと二ヶ月と春を待つ   雪割草さん

 福寿草時来れば念成就する   仁

 無為自然、心開いて、恨まず、羨まず、争わず、野の花さんたちと心交わして生きていると、心の奥にも、不満や不安も消えて、花が開くように、いい夢が開くようになるそうです。心の中を、ときどき、きれいにしていきましょうね。
 今日のお休みに、猫さんたちと無心に遊んで、心の掃除もしてくださいね。
 雪割草さんが、今夜は、いい夢を見ますように。

 風まぜに 雪は降りきぬ 雪まぜに 風は吹ききぬ   良寛

 風混じりに雪が降りつづいているよ。雪混じりに風が吹き続けているよ。凍てつくこの寒さは耐え難いものだね。眠れもしないよ。起きて、空を眺めていると、雁たちも難儀しながら渡っていくよ。
 そうだね、難儀なことだけれど、雁たちのように、わたしもこの風雪の夜を乗り超えていくことにするよ。
 ここを乗り超えれば、やがて、待ちに待った春がやってくるんだからね。

 良寛さんは、自然の流れをあるがまんまに受け容れて、やがて来る喜びの時を、ただ一筋に待ち焦がれる心を大切にしています。

 どんなに風雪厳しい冬も、巡り巡って歓喜の春になる。どんなに花月美しい春も、巡り巡って辛苦の冬になる。

 そのことを知って、自然の命の営みに従って生きれば、どんなに厳しくても、心は平常心で、生きていけるんだよ。そんな大地自然、宇宙の愛を生きていきたいと念じようね。
 念じれば、そう生きることができるんだよ。

 わたしはいつだって、そう念じて生きているから、この寒さも、苦しさも、凌いでいけるんだよ。こうして生きていける命を頂いていることを、一緒に、喜ぼうね。

 雪の原雁の只管渡りけり   仁

★★★ 『 良寛も猫も同じよ星冴ゆる 』 ★ 交心俳句27203 へどうぞ!!! ♪♪♪

 。。。

 長歌 雪の雁   良寛   

風まじり 雪はふり來ぬ

雪まじり 風は吹き來ぬ

この夕べ おき居て聞けば

かりがねも 天つみ空を

なづみつつ行く

ひさがたの雲井をわたるかりがねも羽しろたへに雪やふるらん

 。。。

長歌
きさらぎの末つ方雪のふりければ   良寛

風まぜに 雪は降り來ぬ

雪まぜに 風は吹き來ぬ

埋み火に 足さしのべて

つれ%\と 草のいほりに

とぢこもり うち數ふれば

きさらぎも 夢の如くに

盡きにけらしも

月よめばすでにやよひになりにけり野べの若菜もつまずありしに
 
 。。。


★。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月30日

良寛も猫も同じよ星冴ゆる

★ 交心俳句27203

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

良寛も猫も同じよ星冴ゆる

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 観音のウインクの目や寒の月 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
越後は昨日はいいお天気だったのですね。筑後は雨。今日もどんより曇りです。けれど、寒くはありません。暖かくなればいいですけれど、まだまだ寒さは続きます。
 福も、好き。鬼も、好き。
 冬も、好き。春も、好き。
 在ることを喜んで生きるようにしましょうね。

 楽しみは四温の後もそれなりに

 いかにして 暮らしやすらむ これまでは 今年の冬は まこと困りぬ   良寛

 この冬の厳しさはいつもとはちがう。今まで本当によく凌いでこれたものだ。けれど、もうこれ以上は耐えられそうもありませんよ。この先どう過ごしていけばいいのでしょうね・・・

 良寛さんの冬は並大抵のことではないのですね。そしてもう老いも骨身にこたえるようになってきたのでしょう。独居の辛さがつまされますね。良寛さん、もういいですよ。もう解放されて、すこしは安楽の暮らしを楽しんでもください。せめて、この厳冬は、暖かく過ごしてくださいね。そう周りの人たちも案じているのでしょう。

 シロミケさんみたいに、素直に、わがままに、甘えて生きるのも、知恵のひとつですね。
 

 良寛も猫も同じよ星冴ゆる

 
★★★ 『 観音のウインクの目や寒の月 』 ★ 交心俳句27101 へどうぞ!!! ★★★

★★★ 『 鳥は空の外は飛ばざり冬は冬 』 ★ 交心俳句27201 へもどうぞ!!! ★★★ 


★。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★。・。・゜♪゜・。・。★

★ 交心俳句22704

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

一歩ごとNOとCHANGEの春来たれ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 ありがとうございます。

 オバマさんには沖縄からのメッセージが届く大統領になってほしいですね。

 戦争に拠らない経済の復興と雇用の安定、
 富の公平な配分を目指してほしいと願います。

 CHANGEは、
 庶民が願い、庶民が実現した新しい世界の始まりであることを信じたいと思います。
 庶民が願いを実行する主権の行使者になっていきますように。

 日本も、
 NOと、
 CHANGEを、
 はっきりと表明できる庶民になっていく時がきましたね。

 一歩ごとNOとCHANGEの春来たれ

☆☆☆ 『 雪明かり・風邪・オバマ・「天の瞳」 』by 花人さん へのコメント より【転載】 ♭♭♭


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月30日

観音のウインクの目や寒の月

★ 交心俳句27101

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

観音のウインクの目や寒の月

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪割草さんより、 『 福寿草この手で育てまさ目で見たし 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

北国の寒の星はうつくしいでしょうね。
 夕暮れに、糸の月が落ちていきましたね。観音さんの閉じた目のようでした。

 観音のウインクの目や寒の月

 今日は朝から出かけて、福岡市博物館の『平泉 みちのくの浄土』展を見てきました。
 ゆっくり、のんびり遊んできて、帰って、また、写真集を遊泳して、つい時間を見失っていました。
 返事が遅れて、ごめんなさい。

 平泉は、芭蕉さん300周年のとき、一度行ったのですけれど、ほとんど記憶にないのです。相当感動したらしいのですけれど、それでも、記憶には残らない、不思議な海馬の持ち主なんですよ。済んだことは反芻する週間がなかったので、消えていくのでしょうね。
 これからは、目的も意味もない毎日を遊ぶので、すこし反芻を楽しむ術も身につけようかなぁと思いはじめています。
 同じ事を繰り返し想い出し、書いたり、語ったりして、辿り直せば、少しは海馬に痕跡を留めてくれるようになるかもしれません。記憶力というのは反復力なのでしょうから。

 久しぶりに、金印も見てきました。
 何気に、常設展示場に、国宝の金印が飾ってあるんです。その何気ぶりが、驚きですよ。

 白雪は 降ればかつ消(け)ぬ しかはあれど かしらに降れば 消えずぞありける   良寛

 白雪は降っても、春になれば必ず消えてなくなるものだね。けれど、人の頭に降る雪は、それは白髪のことだけれどね、時が経てば立つほど、積もっていくもので、消えることはないんだね。白髪というやつは、死ぬまで、増えていくものなんだ。年は取りたくないものだね。

 良寛さんには、白髪を嘆く歌がいくつもあります。
 愚禿親鸞ではないですけれど、大愚良寛にして、年は取りたくないというのです。素直な心で、いいんですよね。
 良寛さんは、頭は、坊主です。けれど、気ままな独り暮らしですから、そうしょっちゅう剃刀を当てることもないのでしょう。ちょっと懶なところもありそうですから、坊主の頭に白髪が生えてくるんです。全国行脚で、健脚だから、生命力も旺盛なのかもしれません。歩くヨハネみたいに頑丈な体躯ですね。放っておけば、白髪も繁茂するのでしょう。
 その白髪を老いの証拠として厭う良寛さんがいるようです。

 その良寛さんは、素直に、不老長寿を願う歌も、いっぱい残しています。

 おいもせず死にせぬ國はありときけどたづねていなん道の知らなく   良寛

 いつまでも若く、老いることもない国があるとは聞いているけれど、そんな不老長寿の国を訪ねていきたいけれど、その国に行く道がわからないので、行くことができないよ。

 何気ない歌が、何気ない仏の道を開いていくのでしょうね。

 これらは良寛さんの詩歌遊びで、歌仲間とのやりとりを遊んでいるのでしょうけれど、
 庶民の老いや死に対する不安や恐怖や願いを、わかりやすい言葉で代弁して、やわらかくしているのかもしれません。同じような歌をいっぱい作っているのは、人の求めに応じて、書いているのです。書いて、伝えて、心を開かせ、心を和らげていくのです。
 それが、良寛さんの菩薩道なのでしょう。
 いつも貧しく、苦しい人たちと一緒に生きている良寛さんの、常不軽菩薩行なのでしょうね。
南無阿弥陀仏と唱えることと、歌を詠むことは、良寛さんには同じ行なのにちがいありません。南無阿弥陀仏を行いに変え、詩歌に変えて、具体的に生きているのでしょう。その行いは慈愛になり、詩歌は愛語になるのでしょう。

行いと言葉とひとつ雪の道

。。。
長歌 白髪   良寛

宵々に 霜はおけども

よしゑやし 明くればとけぬ

年のはに 雪は降れども

よしゑやし 春日に消えぬ

しかすがに 人の頭に

ふり積めば つみこそまされ

あらたまの 年はふれども

消えずぞありける

 反歌

白雪はふればかつ消ぬしかはあれど頭にふれば消えずぞありける 
。。。

★★★ 『 福寿草この手で育てまさ目で見たし 』 ★ 交心俳句27001 へどうぞ!!! ♪♪♪


★。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月28日

福寿草この手で育てまさ目で見たし

★ 交心俳句27001

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

福寿草この手で育てまさ目で見たし

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪割草さんより、 『 雪の世の深き思いを巡りませ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
越後もいい日和になったようですね。筑後もぽっかぽかの冬日和です。
 ビニールポットでスナップ豌豆の種を植える苗床を作りました。矮性の豌豆なので、プランターに挑戦してみようと思っています。
 温くなったので野菜さんも花さんも喜んでいるでしょうね。
 雪の下から、雪割草さんも、もう、芽を出しはじめるのでしょうか・・・
 前には、仁も、雪割草さん植えていたのですけれど、いつの間にかなくなりました。柳川は暖かすぎるのでしょうね。下界では、山野草育ちにくいですね。
 暮に、福寿草さん植えたのですけれど、花を咲かせ切らず、葉を出しはじめました。心のエネルギーが足りないのでしょうね。・・・

 福寿草この手で育てまさ目で見たし

待つ猫の眼差し深し春隣

 ※ 猫の写真は、雪割草さんからお借りしています。

 法の塵 けがれぬ人は ありと聞けど まさ目にひと目 見しことあらず   良寛

 せっかく仏法に学んで、法の道に入っているのに、その道を汚したり、仏法にがんじがらめに縛られたりする人が多いものだね。そんな中でも、本当に、仏法に執着せず、解脱できた人もいると聞いてはいるけれど、わたしはそんな悟達の人を、この目で、見たことはないよ。そんな人に人目でも、出会いたいものだね。

 良寛さんが出会いたがっているほどの悟達の人は、ついに現れなかったのでしょうか・・・

 そんな人に出会って、仏道を了解し合って、至福の時を共有したいと願ってきた良寛さんがいるのでしょうね。

 そして、奇跡的にも、
 そんな運命的な出会いが、もうすぐ、訪れるのです。

 良寛さんは、貞心尼さんに、そんな世界を幻視したのでしょう。

 幻視する人湧き来るや福寿草

 我が家の福寿草は、ついに花開きませんでした。
 枯れる寸前のようですけれど、暮れには、葉を出しはじめたんですよ。
 来年まで生きながらて、元気になりますように。

★★★ 『 相寄りて問わず語りや雪の宵 』 ★ 交心俳句26901 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 

福寿草正眼で愛呼眺むらん

 10の春待てば東塔蘇る

 蘇る東塔の春愛呼もまた


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句034 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 今夜は、ちょっと重いです。
 若い友人のお通夜に参列してきました。

 老仁より先に逝ってしまうなんて、なんということだろう。
 美しい死に顔が、あんまりにも酷すぎる現実を突きつけてきます。

 その美しい死に顔、
 心に刻みこんで、
 あなたの分まで、
 今日を大切に生きるよ。

 長い間語り合わなかったから、
 これからは、
 時々語り合おうね。

 風花やひとつ加わる千の風

 薬師寺東塔が、
 7月から覆いをかぶるそうです。本格的な修理に入るんですね。
 10年後に、蘇るんです。

 愛呼が人間になる時に重なるんですね。
 愛呼が人間になるまで老仁は生き存える念を生きますから、
 再生東塔を、愛呼と、見に行くことにします。

 それまで、心身脱落、
 千の風さんたちと悠々遊びながら、
 細胞を喜ばせることにしましょう。

 

生もなく死もなく遊行三昧境

2009年01月27日

相寄りて問わず語りや雪の宵

★ 交心俳句26901

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

相寄りて問わず語りや雪の宵

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 よどみつつ流れゆるやか冬の川 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
越後は今日もどんどん雪が降っているのですね。湿った雪は、もう暖かくなってきているのでしょうか。筑後は、今朝は曇り空ですけれど暖かくなりました。
 畑のむねを起こして、スナップエンドウを植えました。まだ寒さが来て、早すぎるかもしれませんが、ビニールを被せることにします。

 豌豆植え一喜一憂三寒四温

 うま酒に 肴もて来よ いつもいつも 草の庵に 宿を貸さまし   良寛

 定珍さんは詩歌を語り合える大の親友ですけれど、
 庄屋で酒屋。酒を酌み交わし、歌を詠み合っています。酒の歌もいっぱい作っています。定珍さんの歌を良寛さんが添削したりもしているようです。

 さすたけの君が勧むるうま酒に我酔いにけりそのうま酒に   良寛

 喜んで呑み、詠い合って嬉しく、酔って幸せ。
 いい酔い加減の中で、歌を詠み、書にもします。酔って、書も酔い姿になっているそうです。その酔い姿の書が、また、よいのですね。

 良い酔いの良寛雪の宵に酔い

 その良寛さんの心地良い姿がまたよくて、定珍さんは、お酒と肴を持って、また良寛さんの草庵へ遊びにいくのでしょう。良寛さんにとっても、定珍さんにとっても、最高に楽しいひとときだったのでしょうね。

 いくつになっても、意気投合できる友達は、ありがたいものですね。

 雪割草さんのサロンも、そんな人たちの寄り合いになっているようですね。
 時折のオフ会も楽しそうです。
 お酒も楽しい人たちのようですね。
 雪割草さんは、その上、甘党?
 「鬼は外」!

 相寄りて問わず語りや雪の宵

★★★ 『 よどみつつ流れゆるやか冬の川 』 ★ 交心俳句22703 ♪♪♪

 


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


雪降り積むせめて今宵の一夜のみ

一夜また虚しく在りぬ雪の闇

闇深し雪降る雪に身投げする


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句033 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月26日

返り花愚仁は愛語親しみぬ

★ 作句日録081218

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

返り花愚仁は愛語親しみぬ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2348 返り花愚仁は愛語親しみぬ

2349 変なこと楽しむがいい返り花

2350 木枯らしや飄然と前歩く人

2351 振り返ればただ木枯らしの吹くばかり

2352 よどみつつ流れゆるやか冬の川

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

★ 作句日録081219

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

観音の現れそうな朝の靄

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2353 降る雪や来し方行く末楽しまん

2354 妄恋に酔うて流るゝ冬の浪

2355 冬浪や初心を遊び初心を出でず

2356 惚恍と流るゝ情(こころ)草の霜

2357 観音の現れそうな朝の靄

2358 空っぽの心に冬の日はそそぐ

2359 生霊も心の映し寒の星

2360 過労働さぼれと木枯らし誘いけり

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

★ 作句日録081220

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

めでたさは下でもめでたし去年今年

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2361 母の手の三人分や年用意

2362 北風や貧しき子なりしを喜びぬ

2363 水仙や時には無心に陶酔せん

2364 憂きことも冬の菫に遊んでもらう

2365 冬浪の初心を渚にうち戻す

2366 年用意肩の力をまだ抜けず

2367 無能者の無能の遊び年は行く

2368 めでたさは下でもめでたし去年今年

2369 深々と男体女体の眠りけり

2370 冬の海たしかにありぬきみの時

2371 たましいのともにゆらぎぬふゆあかね

2372 寒夕焼けひとつにふたつ重なりぬ


★。・。・゜♪゜・。・。★ 仁作句日録 ★。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月26日

よどみつつ流れゆるやか冬の川

★ 交心俳句22703

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

よどみつつ流れゆるやか冬の川

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 花人さん、度々のご訪問とコメントありがとうございます。
 スイスはもう本格的な冬なのでしょうね。
 良寛さんの越後の冬を知らせてもらいながら、その厳しさに驚いているのですけれど、スイスはもっと厳しいのでしょうね。出勤時の一日200件の交通事故ですか。恐ろしい現実ですね。
 花人さんもご用心くださいね。
 腰の方もご用心ください。

 烏さんも小鳥さんも必死なんでしょうね。そんな大雪の中、何を食べて生き延びているのでしょう。ほんとうにすごいですね。
 腹を満たすことが生きることだという生き物世界の現実があり、弱れば自分が食われていくのですね。
 人間もまた、同じ状況を生きなければならない現実に支配され始めているようです。
 この世界は、超富裕層の人間たちの富保全のために作られているのではありませんけれど・・・富の配分方程式が狂って、大恐慌が起こり、塗炭の苦しみを舐めさせられるのはいつも庶民です。庶民が真に民主主義の主体に成熟しない限り、この惨劇は繰り返されるのでしょう。

 一衣一鉢を生き抜いた良寛さんを、やはり、すごいと思います。
 そこまで貫けなくても、少欲知足の価値を、少しずつでも実行していけば、新しい世界が拓かれていくのではないかと妄想したりします。
 真理はシンプルなような気がします。
 少欲知足。自動車に乗る回数を減らし、冷暖房を半減し、飽食をやめ・・・そして、戦争を拒否すれば、世界の大富豪は存在し得なくなるのでしょうけれど。

 筑後は、まだ、温暖です。
 12月の初めにめずらしく雪が降りましたけれど、温暖化は邁進しているのでしょうね。
 アルプスの氷河もずいぶん溶けているそうですね。
 それでも大雪は降りつづけるのですね。
 温暖な筑後で、平穏を貪りながら、それでもいろいろのことを考えさせられます。
 やわな人間のままで、凡々と終われることを、ありがたいと思いたくなる今日この頃です。

 一芸に秀でた者は、その器小さからず。
 花人さんほどの人の心を分けてもらって、Happyです。
 雪の庭の小鳥さんたちに、常を教えてもらいました。
 「命に復るを常という」とありますけれど、小鳥さんたちは命のままに現実を受け容れて生きているのですね。今を生きることが「常」なんだと、おぼろにわかってきたような気がします。
 花人さん、ありがとうございます。

 よどみつつ流れゆるやか冬の川

★★★ 『 冬の空鳥ゆく鳥の名も知らず 』 ★ 交心俳句22701 へどうぞ!!!  ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月26日

ぴょんぴょんと雪の足跡やわらかし

★ 交心俳句26801

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

ぴょんぴょんと雪の足跡やわらかし

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 越後の雪は、深いですね。
 でも、すこし寒気も遠ざかったようですね。それでも事故には気をつけてくださいね。カメラアイで運転していると、気を取られて、怖いですよ。仁も、よく、怖い目に遭うんです。気がついた時は、もう、遅い。自愛、用心。

 雪割草さんの 『 足跡 』 をネット吟行してきました。
 あたたかくて、やわらかそうな雪景色です。

☆☆☆ 『 足跡 』   by 雪割草さん ♭♭♭

 。。。 ≪ はじめての足跡ですか。
 わくわくものですね。
 少女の夢世界へ戻れます。

 うさぎは、
 前足揃えて飛ぶんですね。

 ぴょんぴょんと雪の足跡やわらかし

 雪の世界って、こんなに美しいんですね。
 うっとりです。 ≫ 。。。

 清浄の心騰騰森の雪

 濁る世を 澄めともいはず 我なりに 澄まして見する 谷川の水   良寛

 汚れたところをぬって流れる谷川の水は、その汚れに混じりながら、澄めともいわず、咎めもせず、いつものように流れているよ。そして、自分も汚れに染まってはいるけれど、谷川の水は、流れ、流れて、いつの間にか澄んでいるのだね。
 人もまた同じものだよ。
 世の中の汚れやゆがみに染まってしまうものだけれど、人間としての心を大事にし、愛を失わなければ、自然と心も浄化されていくんだよ。そんな誠の道を生きている人たちと交わっていることが大切なことだよ。
 自然に学び、人に学び、つながり合って生きていこうね。

 祈らずも 神や守らむ ゆがみなく ただ正直を 写す御鏡   良寛 ♪♪♪

 自然と心は、お互いの鏡なんですね。

 誠の道をわたしが守れば、自然がわたしを守ってくれる。
 心を開いて、無に帰れば、自然が命の力を与えてくれる。
 開いた心は、受け容れる力。
 素直な心は、愛する力。
 深い絆でつながり合っているんです。

 人と人とは、お互いの鏡なんですね。

icon25 雪景色ここにはじまる吾の道 icon25


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月25日

明日の身を忘れ今日の身雪遊び

★ 交心俳句26701

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

明日の身を忘れ今日の身雪遊び

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪割草さんより、 『 雪の世の深き思いを巡りませ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 越後はすごい雪だったのですね。
 それにしても、雪の桜並木が美しい。雪は天の造化の妙ですね。シロミケさんも感動するくらいに雪景色はうつくしい。
 日本海側は今夜も大雪の恐れだと予報で言っていました。
 天寒自愛。

 明日の身を忘れ今日の身雪遊び

 ※ 雪の写真は、雪割草さんよりお借りしています。

 今日別れ 明日はあふ身と 思へども 量りがたきは 命なりけり   良寛

 定珍さんが遊びに来たのに、忙しい身の定珍さんは、帰ろうとしますけれど、
 月よみの光を待ちて帰りませ山路は栗のいがのおつれば   良寛
と詠んで、引き留めてしまいます。定珍さんも良寛さんが大好きだから、留まってまたひとしきり話が弾みます。それでも、帰らなくてはなりません。
心あらば草の庵にとまりませ苔の衣のいと狭くとも   良寛
 またそんな切ない歌を詠むんですね。
 そんな良寛さんの情を知り尽くしている定珍さんでしょう。

 また明日という日があって、いつでも会うことができるじゃありませんか。
 やっぱり仕事もある身ですから、今日はもう帰りますよ・・・
 そりゃぁ、また明日があるから、明日でも会えるけれどね。何しろあなたは忙しいお人だものね。それでも時々こうして遊びに来てくれるからほんとうに嬉しいよ。こんなに嬉しいことは滅多にありませんよ。ありがとう。うん、またという日があるよね。・・・そうはいってもね、わたしはもう明日はいなくなるかもしれないよ。あなただって明日のことはわからないことなんだよ。わたしはもうずっとただ待ちつづけるだけの人生だったよ。よくもここまで存えてこれたものだよ。けれど、やっぱり、人の命は儚いものだよ。いつお迎えが来るのか、誰にもわかりはしないんだ。だから、わたしは、今を大切に生きるんだよ。

 そりゃぁ、そうですけれどね・・・
 定珍さんも大弱りです。

 降る雪や明日の野菜を育みぬ

 ※ 鳥さんたちが食い荒らしたブロッコリー。糞まで置いていくんですよ。

 朝から雪でしたけれど、畑のブロッコリーに鳥が来て、葉を食べてしまうんです。
 隣の苗屋の中さんの畑のブロッコリーも鳥が食べに来るので、網をかぶせています。仁も、網を買ってきて、雪の中、網を張りました。ブロッコリーの本体はもう食べてしまったのですけれど、脇芽が、これから成長して、美味しいんですよね。葉っぱが丸坊主になったら、脇芽が育たなくなるといけません。
 鳥さんにも食べさせてやりたいのですけれどね・・・

 鳥も食べ吾も食べたや冬野菜

★★★ 『 雪の世の深き思いを巡りませ 』 ★ 交心俳句26601 へどうぞ!!! ♪♪♪

 

 ※ 今朝の雪  ほんのうっすらです。


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


雪遊び無邪気な愛呼に雪降り積む

捨てられる恋も命も六花

風花の空を言霊ゆるやかに


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句031 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 ※ 蕎麦ルチンのトレイ栽培です。


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 家庭菜園 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月25日

雪の世の深き思いを巡りませ

★ 交心俳句26601

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪の世の深き思いを巡りませ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、  『 水仙や風ともなりて友来る 』  に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 真っ白な雪の世界ですね。 
 うつくしい。

 > 音を消し傍らに来る雪の精   雪割草さん

 そっと寄ってくる雪の精さんに、お会いしたくなります。どんなお話しできるのでしょうね。お話のシミュレーションしていたら、寒さも忘れて、夢の世界に入ってしまいそうですね。

 雪の世の深き思いを巡りませ

 静寂や地上大雪遊行の季

 そしてシロミケさんたちも寄り添ってくる。雪割草さんとゆっくり過ごせて喜んでいるでしょうね。銀世界に連れて行ってと、とおねだりするかもしれませんね。やっぱり寒さ嫌いで、シロミケさんも雁がねと同じく、花咲く春を待つのでしょうか・・・

 草枕 おなじ旅なる 雁がねも 花咲く春を 待つてふもの   良寛

 。。。
「草枕 おなじ旅なる 雁がねも 花咲く春を 待つてふものを」
 あなたと同じように旅に出る雁は、
桜の咲く春を待ち出立するのに何故この時期に江戸へ。 
後に現燕市粟生津(あおうづ)に長善館を開き、
子弟教育に専念した若き日の儒者鈴木文台を思う。(全国良寛会)
 。。。

 鈴木文台さんの長善館には、良寛さんの有名な「天上台風」の碑があるそうです。
 雪割草さん、長善館行かれましたか?
 「天上台風」碑の裏には、文台さんの良寛さんを讃える言葉が記されているそうです。
 行かれたら、また、写真に収めて、ご披露くださいね。
 いつもお願い多くて、ごめんなさい。

 

★★★ 『 水仙や風ともなりて友来る 』 ★ 交心俳句26501 へどうぞ!!! ♪♪♪

 昼からも外出、夜も外出で、今日は、ついさきほど、帰りました。
 コミュを開いたら、奈良の若草山の山焼きのレポと写真がいっぱいアップしてありました。心はワープして、山焼きの若草山を遊泳しています。

 。。。 ≪ まるで花火の花ですね。
 こんなに群れる花火久しぶりに見させてもらいました。
 瞬間の寄り添いがいっそう儚いですね。

 儚い分心に強く残ります。
 ありがとうございます。

 平城(なら)の夢冬の花火の如きかな ≫ 。。。

 。。。 ≪ みなさん、若草山の山焼きの感動をありがとうございます。

 外出していて、降り出した雪の中を今帰ってきました。筑後でこれだけ降り出したから、奈良の方は相当降っているのかなぁと案じながら、それでもいつになくすごい燃えようだったことを知って、嬉しくなりました。
 写真もありがとうございます。
 今までよそ事だった山焼きですけれど、今は、自分のことのように気になって、燃えるか燃えないか、寒さはどうか、花火に浮かび上がる人々の顔まで思ってしまうほどでした。
 アルバムの方も見せてくださいね。
 ありがとうございます。 ≫ 。。。

 火の龍の怒り雪山昇りけり

 ※ 若草山々焼きの写真は、花人さんよりお借りしています。


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

☆☆☆ 『 まずは自分にできること(泡瀬干潟を守ろう)by 花呼さん 』 ★ 語り愛つながり愛 09z0122 へどうぞ!!! ♪♪♪
 


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 今日のおすすめリンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月23日

水仙や風ともなりて友来る

★ 交心俳句26501

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

水仙や風ともなりて友来る

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 あたらしき息吹き育む冬の川 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 越後も小雨ですか。筑後も昨日今日、少し降っています。
 ほんとうにまた冷え込んできています。根拠のない風邪を引かないを頼りにせず、自愛しましょうね。疲労と睡眠不足が大敵ですよ。土日をゆっくり休めるといいですね。

 水仙や風ともなりて友来る

 雪割草さんは、おつき合いが多いから、土日も色々起こるのでしょうね。
 シロミケさんたちもまとわりついてくることでしょうし・・・
 仁などは、もう、ほとんど、おつき合いを遠慮してきましたから、ときたま、古い友人が訪ねてくるくらいです。昨夜は、珍しく若い友人から電話をもらい、三十分も長電話してしまいました。風の便りにという言葉もありますけれど、今では、携帯電話の便りの方が、普通になってしまいましたね。

 大空の 風のごとある 君なれば 来るとはすれど 目には見ずけり   良寛

 風の如く訪ねてきて、風の如く去っていった君に会えなくて、ほんとうに残念ですよ。
 また風の如く遊びに来て下さいね。お会いして色々お話しできることが楽しみですよ。

 
 寒の雨猫も懶く待ちにけり

 風にても君吹き来ませ寒の雨

★★★ 『 あたらしき息吹き育む冬の川 』 ★ 交心俳句26401 へどうぞ!!! ♪♪♪

 。。。
 ・・・本朝の昔を尋ぬれば、田村、利仁、将門、純友、保昌、頼光、漢の樊○、張良は武勇と雖も名をのみ聞きて目には見ず。目のあたりに芸を世にほどこし、万事の、目を驚かし給ひしは、下野の左馬頭義朝の末の子、九郎義経とて、我が朝にならびなき名将軍にておはしけり。 ・・・ 義経記巻第一
 。。。

 読書家の良寛さんですし、ひとり遊びで詩歌を楽しむ良寛さんですから、ただあなたに会えなくて残念ですという歌を作ることはしないのでしょうね。どこかに、何かを隠している、・・・当時の人たちは、普通にそれを知っているから、良寛さんのサービス精神に感心もし、喜びもするということだったのかもしれません。

 無知仁は、不勉強ですから、良寛さんが何を通して、相手にサービスしていたり、道を説いたりしているのかがさっぱりわかりません。わかりませんから、徒然侘ぶるままに、便利な検索遊びをして、「こんな隠しがあったのかもしれない」と、遊んで楽しんでいます。

 今日の歌から、検索遊びに入って、「義経記」にたどり着きました。義経さんのことも詳しく知っているわけではありませんでしたので、斜め読みですけれど、つい読み耽ってしまいます。はぁぁ、そういうことだったのか・・・と今頃納得して、けっこう楽しいんですね。
 遊行期というのは、行動が伴わないこともあって、こんな心の世界、あるいは想像力の世界を、浮遊したり、シミュレーションしたりして遊ぶことも、そのひとつになるのかもしれません。目的もなく、意味もなく、好きな時、好きな時空を旅できるというのは遊行期の最高の宝物になるようです。

 良寛さんは、将門も張良も名前だけは聞いて知っているけれど、目の前でその武勇伝を見ることはできない。もし、目の前で、そういう勇者たちの武勇を見ることができたらどんなに感動できることだろうね。今から語る義経さんは、けれど、目の前で出会っていることと同じくらい、すごいよ。そのすばらしい武勇を、みんなに見せてくれた数少ない名将だよ。
 その義経さんに出会えなかったくらいあなたにお目にかかれなくて残念だったけれど、あなたはまたきっと遊びに来てくれるから、今度はほんとうに会って、あなたからいっぱい感動と喜びをもらいたいものだよ。
 早く、また、遊びに来て下さいね。

 寒の夜悲喜を分かちて語らんや

 寂しがり屋さんの良寛さん、人恋しがり屋の良寛さんは、ほんとうに友達が遊びに来ると喜んだんですね。帰したくなくなるほど、切なく、詩歌を語り合うのです。

 無心から幼児現る雪深々

 


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 雪降れば愛呼無心に舞いにけり

 無心より愛呼も湧き来雪深々

 愚かさを雪に諭され慚愧の夜


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句030 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月22日

あたらしき息吹き育む冬の川

★ 交心俳句26401

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

あたらしき息吹き育む冬の川

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 母思いわが子を思い春を待つ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 ほんとうに、この世から、戦争をなくし、子どもたちが希望と勇気を持って生きられるように祈りつづけましょうね。

 あたらしき息吹き育む冬の川

 CHANNGE!
 ひとつの新しい波が起こり、
 様子見の小賢しい政治屋さんたちは、ガザから、撤退をはじめました。
 その新しい波は、子どもたちがそこにいるとわかっているのに爆撃する戦争は認めないという、庶民の素朴な心なのです。ブッシュさんは、誰よりも先に、自分の利益に合わないものは、消す人間だったのですね。だから、それと同じ人間たちが、ガザを爆撃してきました。米国の国民は、そんなブッシュの米国を拒否しました。
 CHANNGE!
 米国民が選んだオバマさんは、リンカーンを道しるべにしています。
 被差別の側から、リンカーンの道を歩いていくのですね。
 紛争の種をまく指導者に対しては「握りしめたその拳を開くのなら、私たちは手を差し伸べよう」と対話を呼びかけます。
 米国民一人ひとりが、自分の国と世界に責任を持つ生き方をしようと呼びかけます。

 それは私たち庶民の普通の願いなんです。
 その庶民の普通の願いに根拠を置く政治家が、やっと、現れたことを喜びたいと思います。そして、この波を受けて、わたしたち一人ひとりが、願いをさらに強くし、声に出し、一票に実現していく波を創りだしていきましょうね。

 人とのつながりを大切にする世界の始まりですね。
 一人ひとりが、ほんとうに、自立する世の中を創りだしていきましょうね。

 水の上に描いた絵になりませんように。

 水の上に 数書くよりも はかなきは おのが心を 頼むなりけり   良寛

 水の上に数を書いてごらん。ほら、すぐ流されて消えてしまうだろう。そんな儚いことが人生にはいっぱいあるんだよ。
 そんな水の上に数を書くことよりも、もっと儚いことは、自分自身の無知な小さな心に依存することなんだよ。欲まみれ、不満まみれ、怠けまみれ、そんな自分に依存したら、ほんとうの自分が、かき消されてしまうんだよ。
 人生は、儚いものにちがいないけれど、はかないからこそ、もっと自分を大切にして、今日のこの命を、丁寧に、丁寧に、生きていこうね。

 冬波の力をわれらの力とせん

★★★ 『 母思いわが子を思い春を待つ 』 ★ 交心俳句26302 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 

愛いずこまてどくらせど声なき冬

 愛あればおのずから声とどく春

 蓄えて蓄えて待つ冬木の芽


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句029 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 洞爺湖のテレビ吟行をやっていて見た魚の卵ですけれど、
 ごめんなさい、魚の名前、忘れてしまいました。

2009年01月21日

母思いわが子を思い春を待つ

★ 交心俳句26301

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

母思いわが子を思い春を待つ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 大寒の思わぬ温さ野良仕事 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 今日も越後は穏やかですか。筑後はすこし冷え込んできました。また寒波が来るそうです。久留米大牟田で、インフルエンザによる学級閉鎖のニュースがあっています。
 暮らしもつらくなっていくのに、インフルエンザでまたまた追い込まれていきますね。
 つらさに絶望したり、やけっぱちになったりもする世の中で、さまざまな事件が絶えませんけれど、それでも、人々は、わが子を思う心を大事に抱いて、苦しみもつらさも凌いでいくんですね。わが子を思う心に立てないと、いろいろ不幸な出来事に流れ込んでしまうのでしょう。

 忍の字を死語にはすまじ大根引く

 世の中の 憂きも辛らきも 情けをも わが子を思ふ ゆゑにこそ知れ   良寛

 子煩悩の雪割草さんには、しみじみの歌になりましたね。
 暮らしの大本、生き方の大本に、「わが子を思う」心が据わる世の中になってほしいと願います。
 成果主義だの派遣切れだの、寒々しいご時世ですけれど、
 子どもたちに、希望と勇気を与える世の中を、
 世の母たちと一緒に、願いつづけていきましょうね。

 世の中の玉も黄金も何かせん 一人ある子に別れぬる身は   良寛

 と詠んだことがありました。良寛さんの無心は、人への感情移入を素直にさせてくれるんですね。無心だから、人の心が、その深いところで写ってくるのでしょう。その人の心を自分の心のように抱きしめ、労り、大切にするし、その奥には、その人が幸せになる事への願いと祈りがあるのです。
 無心であれば、心が開かれているから、どんな心も入り込んできます。
 無心であれば、命の発露しますから、無為自然に人に添うてゆきます。
 無心だから、一緒に泣き、
 無心だから、一緒に喜びます。
 無心の心は、母の心のようなものだと、良寛さんは感じてきました。泣き虫栄蔵を守ってきた母に、無心を見てきた良寛さんがいるのでしょう。
 良寛さんにとって、無心に生きるということは、母のように生きるということなのです。母のように生きて、母のように人々と一緒に生き、母のように人々を安堵させる。
 母が、良寛さんの生きる道しるべとしてあったのでしょう。

 たらちねの母が形見と朝夕に 佐渡の島べをうちみつるかも   良寛

 弟由之さんを諫めた歌だそうです。

 あの佐渡島をわたしは朝も夕べも、毎日、眺めているよ。昔も今も変わらずちゃんと海の彼方に座っていらっしゃる。あの佐渡島はお母さんが生まれた島なんだよ。言ってみればお母さんの形見のようなものだ。毎日佐渡島を見ながら、私たちを育て、守ってきてくれたお母さんを思っているのだよ。
 わが子を思う母の心になってみれば、今の苦しみも辛さも、受け容れられ、乗り超えることができるよ。
 あなたも子どもの頃を想い出して、お母さんのことを思ってごらん。今のようにそんな暮らしはできないのじゃないのかねぇ。

 母思いわが子を思い春を待つ

 大寒や戦で子ども殺すまじ

 万葉集05-0803
銀も 黄金も玉も なにせむに まされる宝 子にしかめやも   山上憶良

 万葉の昔から、子どもが最高の宝物として大事に育てられてきましたし、人間と社会の守るべき価値の大原則なのでしょう。これは動物の世界でも同じ事なのですよね。

 この大原則が壊されていく世界に終止符をうたなければなりません。
 イスラエルのガザ侵攻は、小学校を爆撃し、子どもたちまで無差別に殺戮しています。

 CHANGE! 

 世界に波動させ、
 子どもたちが殺されない世界を創りだしていきましょう。

 CHANGE!

 世界に波動させ、
 子どもたちが希望と勇気を持てる世の中を創りだしていきましょう。

 WE CAN!

 冬薔薇不軽菩薩を懐に

★★★ 『 大寒の思わぬ温さ野良仕事 』 ★ 交心俳句26203 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


君あるゆえに遊行の恋ぞ春を待つ

幻と寒の銀河を遊行する

極北の愛の序章を春に追う


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句029 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月20日

大寒の思わぬ温さ野良仕事

★ 交心俳句26201

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

大寒の思わぬ温さ野良仕事

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 雪の竹深き愛語を見る如し 』 に雪割草さんより良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 大寒の朝ですけれど、越後も暖かいのですね。筑後も昨日に続きぽかぽか日和です。
 越後はインフルエンザが流行りはじめましたか。予防接種しましたか。三種のインフルエンザらしいですね。ご自愛下さい。

 厭えども寄り添うてくる風邪もある

 添いくれば風邪といえども遊びけり

 僧はただ 万事はいらず 常不軽(じょうふぎょう)菩薩の行ぞ 殊勝なりける   良寛

 僧になったからには、身過ぎ世過ぎのことはさておいて、人を軽んじてはいけませんよ。物を軽んじてはいけませんよ。事を軽んじてはいけませんよ。命を軽んじてはいけませんよ。ともかく、素直な心で、誠実に生きなさい。それが常不軽菩薩さんの行ですよ。何事もありがとうのこころを失わず、幸せを願う心を忘れず、一つひとつを大切に、つながり合って生きていきましょうね。その心を実行できたら、それだけで、すばらしいことなんですよ。

 一つでも良寛さんに褒めてもらえるような行いをしていきたいですね。

 大寒の思わぬ温さ野良仕事

★★★ 『 雪の竹深き愛語を見る如し 』 ★ 交心俳句26101 へどうぞ!!! ♪♪♪

 不軽菩薩さんのようだと感じる人がいます。その人について、葉呼さんと交心したことがありました。

 。。。 ≪ 葉呼さん、常不軽菩薩、そのまんま読んでいいようですよ。じょうふけいぼさつ。
 意味も、そのまんまでいいようです。詳しい菩薩さんのことは知らないのですけれど、仁流に、イメージでしか解釈しません。ごめんなさい。

 不軽は、人を軽んじることはしない。同じように、生き物も、物も、出来事も、軽く扱ったり、侮ったり、ましてや差別などしてはいけない。そういう意味だろうと思います。
 不争は、老子の基本スタンスですけれど、その流れで、不軽を捉えました。
 不争、不軽を、仁も、スタンスとして持ちたいと願います。
 何事も大切に生きることの大切さを衆生に開示していく役目を担った菩薩さんでしょうね。法華経にあるようですけれど、難しくて、仁には、読めないでしょう。

 一木一草に仏は宿っているようですから、仏を活きることと同じ心でもあるのでしょうね。虫や石ころに仏を感じることができれば、虫や石ころを大切にしていくようになるのではないでしょうか。どれかを選んで、大切にするのではない。大切に、順番があるのでもない。どれも大切なんです。

 己を大切に生きるということは、己と同じものとして、どれも大切に生きるということです。選ばないということです。選ばない、捨てない、いつもいっしょ、が不軽じゃないかと思います。 ≫ 。。。

 不軽菩薩さんを知らないまま、良寛さんの生き方から、そんな風に理解してみたのでした。法華経を読んだこともないし、不軽菩薩さんのことを調べたわけでもないので、まるで見当違いかもしれませんが、良寛さんが道しるべにするような菩薩さんなら、良寛さんの生き方が不軽菩薩さんのイメージをいちばんわかりやすく伝えてくれるのかもしれません。

 愛語とつながって、
 仁も、もっと、不軽菩薩さんのこと知りたいと思います。

 大寒や不軽菩薩の行一つ

 寒くない夜ですけれど、習字の手習いから、今、帰ってきました。
 けたたましいサイレンを鳴らして、パトカーが走り抜けていきます。三台も出会いました。何かまた事件が起こったのでしょうか・・・

 手習いは、まだ、一の文字です。まだ、一が、書けないんです。この年まで筆握ったことがないのですから、筆の運びが、まるでできません。一が、力を抜いて、自由に書けるまでには、まだまだ、何回も繰り返さなければならないようです。

 一緒に習っている中学生の根呼さんは、仁の大先輩で、生き生きとした大胆な字を書いています。けれど苦しみいっぱい抱え込んでいます。明日の夜は、根呼さんと『風の又三郎』を一緒に読むことにしています。良寛さんの心を真似しながら、『風の又三郎』を遊ぼうと思っています。


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 愛いずこまてどくらせど声なき冬

 愛あれば声なきもよし寒の星

 大寒や奇蹟の愛を遊行する


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句024 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月19日

雪の竹深き愛語を見る如し

★ 交心俳句26101

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪の竹深き愛語を見る如し

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 降る雪やおたがいさまを深く知る 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

明日は、大寒ですね。
 越後も今日は暖かだったのですね。筑後は外も内もぽかぽか日和でした。冬日のぽかぽかはほんとうに心地いいですね。

 > 埋もれても折れもしないで雪の中竹の強さとそのしなやかさ   雪割草さん

 それにしても、やっぱりすごい雪ですね。
 そして竹のしなやかさ。竹のような生を良寛さんは生きたのでしょうね。

  > 堪忍の見事に見ゆる雪の竹   芭蕉  

 雪の竹深き愛語を見る如し

 祈らずも 神や守らむ ゆがみなく ただ正直を 写す御鏡   良寛

 何も形や行動で示さなくてもいいんだよ。一日一日を、一つひとつを、正直に、誠実に、生きていけばいいんだよ。それを実行しているあなたを、ちゃんと、神は守ってくれているんだよ。神は、あなたの心をそのままに写す鏡なんだからね。

 心だに誠の道にかなひなば祈らずとても神や守らむ   菅原道真

 「祈らずとも」は、道真さんでお馴染みの詩句になっているのですね。
 太宰府は、三大火祭りの一つがあるのですけれど、今年も見に行かずじまいでした。

 吾在りて吾の神在り霜柱

 。。。
 「祈らずも 神や守らむ ゆがみなく ただ正直を 写す御鏡」
 可庵武清という人の書いた絵に良寛が賛をしたものという。
神のみ鏡はゆがみ無く人の心を写し出す。
祈らなくとも心正しい人を神は守ってくれることだろう。(全国良寛会)
 。。。

 ただ正直を生きれば、神が守ってくれる、そう良寛さんは信じて、ただただ正直に生きたのでしょうね。正直を遙かに超えて、無心の境地まで、生きましたから、良寛さん自身が、人の心を写す鏡になってしまったようです。

 そして、良寛さんの無心の鏡は愛に満たされていましたから、
 人は、良寛さんの鏡に、自分の中に在る愛を、今まで気づかなかったほんとうの素直な愛を、映し出して、その愛に生きるようになっていくんです。
 それが良寛さんの愛語なのでしょうね。

★★★ 『 真澄鏡写す紅葉の愛浄土 』 ★ 交心俳句19301 へどうぞ!!! ♪♪♪

 自然は、心を写す鏡です。
 良寛さんは、自然に、愛の心を写しました。
 良寛さんは、心に、自然の愛を映しました。
 心は、自然を映す鏡です。

 けれど、鏡ですから、心が曇ったり、汚れたりすると、自然を映すことができなくなります。自然の恵みも、自然の力も、もらえなくなるのです。
 心が歪むと、愛も歪みます。
 心が小さくなると、愛も小さくなります。

 心を歪ませることなく、正直に生きなさい。
 心を汚すことなく、清らかに生きなさい。
 それが誠ということですよ。
 素直に誠を生きていれば、ちゃんと神は守ってくれるんですよ。

 霜柱素直な誠に愛宿る

 ※ 写真は、雪割草さんからお借りしています。

★★★ 『 降る雪やおたがいさまを深く知る 』 ★ 交心俳句26003 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月18日

降る雪やおたがいさまを深く知る

★ 交心俳句26001

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

降る雪やおたがいさまを深く知る

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 雪月やただただ偲ぶ遠き人 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 > 冴える朝雲ひとつ無き青い空   雪割草さん

 今朝は越後はみごとな青空だったんですね。
 身も心も空っぽになって、雪の大自然の中を飛翔してしまいそうになりますね。
 それでも外は冷たそうです。路面の氷が厚いです。
 眩しくても、シロミケさんは日だまりがいい。ほんとうに丸くなるんですね。

 庭の雪日だまりの猫目を細め

 あさもよし 君が心の まことゆも 経はみ寺に 帰るなりけり   良寛

 質に出されていたお経があなたのおかげでお寺に戻ってきた。ほんとうに喜ばしいことです。素直な良寛さんの心ですね。
 無一物の良寛さんにはできないことを、お金持ちの木村さんは代わりにやってくれる。
 そんな奇特の人がいるから、お寺も守られていくんですね。

 私腹をため込んでいる企業屋さんたちにもこの心が在れば、不況も、首切りに会わずに、労働者も一緒に、乗り切れるのでしょうけれどね・・・

 心は一つ企業に哲学在りければ馘首の人の帰るなりけり

 良寛さんの喜びを借りて、願いを歌にしてみました。
 みんなで一緒に、現実を受け容れ、乗り超え、みんなで一緒に幸せになれる、そんな世の中になってほしいですね。

 雪津々本気の痛み分け見せよ

 降る雪やおたがいさまを深く知る

 雪晴れの空の青さを心とす

★★★ 『 雪月やただただ偲ぶ遠き人 』 ★ 交心俳句25901 へどうぞ!!! ♪♪♪

 。。。
「あさもよし 君が心の まことゆも 経はみ寺に 帰るなりけり」
 経は大蔵経(一切経)のこと。
み寺を隆泉寺ととるか徳昌寺ととるかで説が分かれる。
 要は事情があって質に出された大蔵経が、
木村家のまごころによって戻った喜びの歌。(全国良寛会)
。。。

 越後長岡の徳昌寺の住職さんは法友だそうです。先に亡くなった方を、残った方が導師を勤めると約束し、この大機和尚さんが良寛さんの葬儀の導師を努めています。良寛さんの葬儀には16のお寺から住職が参加して読経したといいますから、良寛さんの偉さがわかります。
 またこの徳昌寺には日本に二つしかない明版大蔵経があります。それも良寛さんが木村屋さんに寄付させたといいます。
 想い焦がれた維馨尼さんも、この徳昌寺にお墓はあるんですね。
 維馨尼さんの子どもさんで、良寛さんの友人である山田杜皐さんに宛てた三条地震の見舞いの手紙もここに碑文になっているそうです。

 雪割草さん、徳昌寺行かれましたか?
 いつか行かれることがあったら、また、写真をアップして下さいね。

 あさもよし 紀人ともしも 眞土山 行ききと思らむ 紀人ともしも 調首淡海 万葉集01-0055

★★★ 『 万葉集01-0055あさもよし 紀人ともしも 眞土山 行ききと思らむ 紀人ともしも 調首淡海 』 ★ 奈良万葉の旅 ♪♪♪ 

 枕詞「あさもよし」を調べていたら、南紀の旅がしたくなりました。
 仁は、まだ、南紀には一度も行ったことがないんです。

 春待つや麻裳よし紀の国行かん

 ※ 写真は、雪割草さんよりお借りしています。


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月17日

『初雪に男体女体の熱くなる』作句日録081215・16・17

★ 作句日録081215

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

初雪に男体女体の熱くなる

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2320 霜の朝耐える力の大地かな

2321 不仁なれど調和が常よ冬山河

2322 納豆汁味わい深くなりにけり

2323 初雪に男体女体の熱くなる

2324 魅せられて女体の雪に迷いけり

2325 納豆の朝にはじまる雪待月

2326 湯豆腐と納豆昆布あれば足る

2327 ありがとうとアースジャンプの十二月

2328 寒星のごとゆるぎなき愛を持つ

2329 越前の沖に荒波起こるらし地球の鼓動震える魂

2330 歓喜する地球と共に吾も在る

2331 豊饒の大地に愛在り光在り


★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ★ 仁作句日録081215 ★ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★

★ 作句日録081216

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

一呼吸ごとに湧きくる恋心

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2332 冬の空鳥ゆく鳥の名も知らず

2333 あい混じり寒さ凌げよはぐれ鶴

2334 一呼吸ごとに湧きくる恋心

2335 届かざる恋忍ぶのみ寒三日月

2336 冬銀河心に深き永遠の恋

2337 冬銀河一つ拾いて念送る

2338 在りし日の母想い出す日向ぼこ

2339 蝦夷の花恋うるばかりの加齢かな

2340 山笑う吾が細胞も笑わんか


★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ★ 仁作句日録081216 ★ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★

★ 作句日録081217

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

驀地雪の山路を越えて来る

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2341 霜恐怖猫の尻尾に溜まりゆく

2342 愚痴こぼす雀もありや霜の朝

2343 蜜柑山実りて落ちぬ根気かな

2344 活け花のごとく575冬日和

2345 驀地雪の山路を越えて来る

2346 冬靄の大地の命育める

2347 漱石の鬱を力に冬菫


★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ★ 仁作句日録081217 ★ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★

2009年01月17日

雪月やただただ偲ぶ遠き人

★ 交心俳句25901

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪月やただただ偲ぶ遠き人

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 軒氷柱遙かな月を抱きけり 』 に良寛さんの歌を寄せてもらう居ました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 > 春遠く梅の古木に雪の華   雪割草さん

 越後は夜荒れましたか。
 雪起こしの雷。まだ降りつづくのでしょうか。
 天寒自愛、ですね。
 ただ、ただ、ご自愛下さいね。

 雪の雷しきたり守りつぐ心

 ふと気づく心の隙間雪起こし

 月雪は いつはあれども ぬばたまの 今日の今宵に なほしかずけり   良寛

 維馨尼さんは、与板の廻船問屋大坂屋の6代三輪長高の娘さんです。三輪家は当時越後で一、二を争う大金持ち。良寛さんをずっと援助してきているようです。
 維馨尼さんは、山田家に嫁ぎましたけれど、夫の山田重富さんが早くに亡くなってしまって、実家へ戻りました。
 維馨尼さんの子どもが山田杜皐さんで、良寛さんの若い詩歌の友達です。杜皐さんは酒造業なので、与板へ行けば、良寛さんは杜皐さんの家によって泊めてもらっていました。大好きなお酒も飲ませてもらって、楽しい時間が過ごせたのでしょうね。
 そして、杜皐さんのお母さんの維馨尼さんのことも偲んでいたのではないでしょうか・・・

 雪月やただただ偲ぶ遠き人

 。。。
「月雪は いつはあれども ぬばたまの 今日の今宵に なほしかずけり」
 ぬばたまのは今宵の枕詞。月雪は常に美しいが、今宵の月と雪は格別である。
「人を思へば山河遠く」に続く歌。
虎班和尚の大蔵経請来の発願に尽くす維馨尼を思いやる歌。(全国良寛会)
 。。。

 
★★★ 『 軒氷柱遙かな月を抱きけり 』 ★ 交心俳句25801 へどうぞ!!! ♪♪♪

 
 「今日の今宵に」とか良寛さんの言葉遣いは、重なりが多いですね。枕詞もいっぱい使います。そしていっていることは、とてもシンプルなんです。

 月夜の雪はいつ見ても美しいものだね。けれど今夜の雪原の月ほど美しい月はないよ。

 いつもの月なのに、今夜が特別だというのには、やはりわけがあるんでしょうね。
 良寛さんは、シンプルに詠んで、いつもそのわけは隠してきました。
 禅者だから、煩悩から解放されなければならないのです。
 けれど、煩悩から解放されたら、もう、歌を詠む必要もなくなるでしょう。師の道元さんは、だから詩歌に耽ることは、煩悩そのもので、悟道の妨げになると考えていたようです。けれど、良寛さんは文学少年だったのですね。その心は、素直さと同じで、いつまでも持ちつづけるんです。

 文学少年の心には、忍ぶ恋が消えません。
 忍んで、忍んで、そして死と引き替えにしてもいいような恋に到達する。そんな夢を追っていた少年に、けれど、突然の出家が、選択されました。

 封印された忍ぶ恋を、時折、詩歌の内部に、本歌取りに託して、吐露していきます。

 花にあかぬ 嘆きはいつも せしかども 今日の今宵に 似る時はなし   新古今和歌集105 在原業平

 桜の花は美しいね。いくら見ても見飽きることはないよ。その美しさに、いつも感嘆し、そして儚く散っていく桜に、溜息ももらしてきたよ。けれど、今宵ほど、この桜の美しさに感嘆したことはないよ。この美しさをいつまでも保ちつづけてほしいと、散らないでほしいとこんなに切なく願ったこともないよ。

 この在原業平さんの歌は、二条后さんの催した花の宴に参加した時に詠んだ歌なのですね。
 「花にあかぬ」は、二条后の美しさを賛美しているらしいのです。「なげき」は、宴が終わると、もうあなたにお会いできなくなる、それがつらいですよ、と思いを伝えているのです。今夜のあなたは、桜にもまして美しい、そんな美しいあなたをもう見ることができなくなるのは死ぬほどつらいことですよ。今夜ほどあなたを愛したことはありませんよ。

 業平さんの忍ぶ恋の告白だったのですね。

 この歌を本歌取りした良寛さんの心は、「雪原の月の美しさにあなたを偲んでいます。今宵くらいあなたを愛おしく思ったことはありません。早く越後に帰ってきて、その美しさをわたしにも分けてください」と切ない思いを、維馨尼さんに、伝えているのでした。

 月に飽かぬ嘆き抱きしむ雪の夜

 ※ 写真は、雪割草さんからお借りしています。


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


雪の夜や木香観音の慰撫したもう

観音の化身ならずや雪女

雪の雷愛呼のすこし怯え知る


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句027 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月16日

軒氷柱遙かな月を抱きけり

★ 交心俳句25801

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

軒氷柱遙かな月を抱きけり

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪割草さんより、 『 女正月窓開け放ち寛ぎませ 』 に良寛さんの詩句を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 > 昨日より大きくなりし氷柱かな   雪割草さん

 ほんとうに氷柱が大きくなりましたね。
 ずっと雪に覆われると、ゴミも飛ばず、屋根も汚れていないのでしょうね。氷柱がとても美しいです。冷え込みも強く、氷の結晶も緻密なのかもしれませんね。
 仁が黒川温泉で見た氷柱は、初めての氷柱で、汚れがにじみ込んでいるんですよ。温泉についてすぐ、氷柱は下がっていますか、と女将さんに聞いたのですけれど、今年はもう雪も四度目だけれど、氷柱はまだですよ、と教えてくれました。だから仁が見つけた氷柱はできたてのほやほやつららだったのでしょうね。

 氷柱の色も形も、それぞれの土地で違ってくるのでしょうか。
 氷柱にも色々の表情があるんですね。

 軒氷柱遙かな月を抱きけり

 
 人を思へば 山河遠く 翰(かん)を含めば 思い万端   良寛

 良寛さんは、深夜に、草庵を出て、重なる山の上に昇っている月を見ています。
 松や杉の上には粉雪が降り積もっている。
 そして、この山河を隔てた遠い遠い江戸に勧進に行っている維馨尼さんのこと思いをはせるんです。そして、その身を案じて、手紙を書こうとするけれど、様々に思いが巡って、筆がはかどりません。

 寒の月に維馨尼さんを偲ぶ真夜の良寛さんが切ないですね。

 乱るるや孤月を抱く氷柱かな

 良寛さんの思いは万端溢れ、思い乱れて、切なくなりますけれど、そこは耐え抜いてきた良寛さんです。維馨尼さんの心をしっかりハグしながら、自分は氷柱のように、冷徹に御していくのです。

 月雪はいつはあれどもぬば玉の今日の今宵になほしかずけり   良寛

 月はいつでも美しいね。雪も美しいよ。けれど、今日の、今宵の、この月は、特別に美しい。今までのどんな月よりも、今宵の月は美しいよ。

 これも維馨尼さんに宛てた手紙の文面ですから、維馨尼さん、独り寒さに耐えている月にあなたの姿が重なって見えるよ。そんなにつらい夜をもう耐えなくてもいい。体の方が大切だよ。自愛して下さいね。あなたはもう十分に働いたのだから、はやく越後に帰っておいでなさい。越後の月はこんなにも美しいよ。

吁嗟(ああ)吾(われ)何をか道(い)はむ 天寒し 自愛せよ   良寛

★★★ 『 天寒し自愛他愛の楽しかり 』 ★ 交心俳句23601 へどうぞ!!! ♪♪♪

 良寛さんは、前にも、江戸の維馨尼さんに手紙を送っていました。
 良寛さんの維馨尼さんにたいする賛嘆と敬慕の情が大きくなっていくばかりのようです。

 江戸で風邪を引いてしまった維馨尼さんは、故郷に戻ってきますけれど、文政5年(1822)2月8日、58歳で亡くなりました。良寛さん65歳です。
 良寛さんの最後の恋人になった人だったのかもしれません。
 熱い悲しみで、氷柱のように冷徹に振る舞ってきた良寛さんの心も溶解したのでしょうか・・・
 さすがの良寛さんにも弱わりが見えてくるようです。
 弱るほどにまるくなり、やわらかくなり、無心になっていくのかもしれません。

 貞心尼さんに巡り会うまでに、あと5年です。

 身も心も解き放たれて雪女

 雪女郎わが夢をくい尽くしませ

 。。。
「人を思へば 山河遠く 翰(かん)を含めば 思い万端」
 「正月十六日の夜」の題詞がつき、あなたを偲べば山河はるか、
筆を執れば思いはあふれると。
江戸へ勧進に旅立った維馨尼に感動して贈った漢詩。(全国良寛会)
 。。。

 。。。
 正月十六日夜  正月十六日の夜   良寛

春夜二三更   春夜 二三更 
等間出柴門   等間 柴門を出ず
微雪覆松杉   微雪 松杉を覆い 
孤月上層巒   孤月 層巒(そうらん)に上る
思人山河遠   人を思えば 山河遠く
含翰思萬端   翰(かん)を含めば 思い萬端たり
 。。。

  氷柱の写真は雪割草さんからお借りしています。 ♭♭♭ 

★★★ 『 女正月窓開け放ち寛ぎませ 』 ★ 交心俳句25703 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月15日

朝焼けの雪原に逢うや雪女郎

★ 交心俳句25701

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

朝焼けの雪原に逢うや雪女郎

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 菜に触れて伝わるいのち寒さかな 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
 越後は真っ白な銀世界ですか。
 小正月の平穏を無為自然の流れですごすのもいいでしょうね。
 仁はまだそれほどの銀世界見たことがないようです。犬のように飛び回って喜びそうですけれど・・・

 女正月窓開け放ち寛ぎませ
 

 朝焼けの雪原に逢うや雪女郎

 小正月 祝ふ小松の 七五三 丑につけこむ 十分の福   良寛

 小正月のお孫さんのお祝い、さぞうれしいことでしょうね。天涯孤独のわたしにはついぞ味わえぬ喜びなのでしょうけれど、あなたの喜びのおかげで、わたしまで、そのお裾分けいただけました。大好きな濁り酒をありがとうございます。
 あなたの喜びの心を分かちもらって、わたしも濁り酒で独り、温もりながら心地よい夜を過ごすことができますよ。なんと幸せな小正月を送ることができることか。
 ありがとう、ありがとう。

 良寛さんはそのどぶろくを呑んで爆睡したそうです。
 お酒を飲んでも無心の良寛さんがいるのでしょうね。

 大方のよを六つまじくわたりなば十に一つも不足なからむ   良寛

 争わず愛語抱きて去年今年

 

★★★ 『 菜に触れて伝わるいのち寒さかな 』 ★ 交心俳句25601 へどうぞ!!! ♪♪♪

☆☆☆ 『 てもすまに植ゑて育てし八千草は風の心に任せたりけり   良寛 』 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

 ※ 写真は雪割草さんからお借りしています。


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月14日

菜に触れて伝わるいのち寒さかな

★ 交心俳句25601

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

菜に触れて伝わるいのち寒さかな

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 雪国の雪の深さよただ驚嘆 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 今朝も積雪が大変だったんですね。
 普通の日の倍も通勤時間がかかるのですね。それがこれからも続くことを思うと、ほんとうに苦労ですね。筑後でも、もうずいぶん以前の話ですけれど、10分の通勤時間の所を2時間かかって行ったことがありました。雪慣れしていないので、車の渋滞がすごく、動かなくなってしまったんです。今では、そんなに雪が降ることもなくなっていきますけれど・・・
 娘さん、早朝出勤大変ですね。何倍も疲れるでしょう。雪割草さんも、ご用心くださいね。

 朝まだき除雪の音の過ぎゆきぬ

 火もらひに 橋越えてゆく さむさか   良寛

 連日の寒さの中で、頭巾を脱ぐのも面倒なくらい蹲っていたい良寛さんです。薪も炭も潤沢にはないでしょうし、達磨さんになったり、詩作に没頭していると、火が消えるのも気がつかないのかもしれません。
 火の気なしでは過ごせないでしょうから、火種をもらいに行くのでしょうね。

 雪は降っていませんけれど、畑が気になって見に行きました。
 健気に菜葉を広げていますけれど、凍てついていました。寒かろう、冷たかろうと思って、菜を撫でると、命の音が脈々と伝わってくるようです。
 チューリップの木に触れると、氷柱のように冷たい。

 菜に触れて伝わるいのち寒さかな

 良寛さんの寒さを思いながらも、部屋に戻って、暖をとりました。
 この温さをありがたく思い、また軟弱を不甲斐なくも思います。

 

★★★ 『 雪国の雪の深さよただ驚嘆 』 ★ 交心俳句25501 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


雪の菜に触れて愛呼のせつなかり

雪の夜や自ずと愛呼添い来たり

帰り行く愛呼を照らす雪の月


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月13日

雪国の雪の深さよただ驚嘆

★ 交心俳句25501

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪国の雪の深さよただ驚嘆

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 つららそだてしがまのよめこが泣かぬよう 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 昨夜は大雪でしたか。
 そして、今朝は、道路の雪掻き。掻けども掻けども降り積もる。

 > 除雪車の通る後から積もる雪   雪割草さん

 黒川温泉の露天風呂に入っている間に、車のバンパーに氷柱が下がっていました。越後の冷え込みはもっと厳しいですね。
 7時前から出勤する娘さんも大変ですね。通勤道路はだいたい融雪してあるのですか?
 雪割草さんも車で出勤ですか?
 畑は雪に埋もれているのですか?

 雪国の雪の深さよただ驚嘆

 筑後も朝のうち雪が降りましたけれど、昼からは晴れました。畑仕事もちょびっとやっただけで、部屋に逃げ込みました。
 プランターのイチゴが二つ目の花をつけていますけれど、受粉できるのでしょうか・・・

 懶くも居心地もよし暖の部屋

 人の来て またも頭巾を ぬがせけり   良寛

 良寛さんは、ほんとうに無邪気なんでしょうね。童心ということでしょうか。
 物事に拘らない。常識を逸脱している。
 無知奔放。
 子どものように生きるということは、快楽主義者なんですよね。心地よいところにいたがる。快いことを好んでする。不快は避ける。
 ただ、良寛さんの心地よいは、少欲自足ですから、ほとんど何でも受容し、楽しむことができるんですね。

 寒くて寒くて身じろぎもしたくない。衣まとって、頭巾をかぶって、ちじこもっているよ。このほのかな温もりもありがたいね。懶く、このまんまうずくもっていたいよ。
 けれど、こんな時に限って人が訪ねてくるもんだね。わたしの身を案じて来てくれるのだろうけれど、来てくれたら、お茶も出して、お相手もしなければならない。せっかくいい心地におさまっていたのに、また体は冷え切っていくよ。こんな温い頭巾だって脱がなきゃいけないんだからね。あぁ、面倒くさいね。やっぱり寒いよ。

 寂しがりや、人恋しの良寛さんですけれど、寒さには弱いようですね。
 でも、こんな寒い日のお客さんは、良寛さんの体が温まるように、お酒や美味しいものを持ってきてくれているのでしょうね。
 無邪気な良寛さんだから、きっと、頭巾も脱がないのでしょう。

 雪の日は独り達磨になるがいい

★★★ 『 つららそだてしがまのよめこが泣かぬよう 』 ★ 交心俳句25405 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 

降る雪に木香観音を予感する

 寂しさもガテガテパラガテ雪降り積む

 雪の夜をフォイエルバッハで凌ぎたし


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句023 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月12日

つららそだてしがまのよめこが泣かぬよう

★ 交心俳句25405

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

つららそだてしがまのよめこが泣かぬよう

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 ナズナさん、訪問ありがとうございます。
 
 そうなんですか・・・陸奥も大きな氷柱が少なくなっていくのですね。
 厳冬の辛さからすると、温くなることは暮らしやすくなることなのでしょうけれど、自然の摂理からすると、生態系に異変の起こることなのかもしれません。もっと温暖化が進めば、北極の氷も溶けて、雪嶺もなくなって、平野は海の下になり、山は泉を作らなくなるのでしょうか。海岸地帯にわずかしか農地を持たない日本は大変な事態になるのでしょうね。
 吉野ヶ里に人々が大集落を営んでいた頃、仁の住む柳川は有明海の海の中だったようです。その前は、久留米近くまで海だったと聞きます。筑後は、八丁牟田や、西牟田や、三潴や、沼の名前の地名が多いんですよ。

 地球は生き物ですから、大地も気候も変動して当たり前なのでしょうけれど、
 自然の摂理としてではなく、人間の愚行で、異常気候になったり、自然破壊を侵したりするのは、もう、止めるようにしていきたいと願いますね。

 つらら下がれしがまのよめこが泣かぬよう

 しがまのよめこというのは、ナズナさんのことなのでしょうか・・・。
 しがまのよめこのお話、聞かせてください。
 エコライフの願いにつながるようですね。

★★★ 『 つららより夕陽のしずく落ちにけり 』 ★ 瘋癲老仁妄句02102 へどうぞ!!! ♪♪♪

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

★ 交心俳句25406

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

氷柱の夜しがまの嫁こ蘇れ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 ナズナさん、しがまの嫁このお話ありがとうございます。
美しくも、哀しいお話ですね。

 。。。 ≪ しがまは、つらら 

 昔綺麗なつららに憧れて、自分の軒下のつららを大切に大切にしていたら
 ある晩綺麗な女の人が尋ねてきて  
 冬の間睦まじく暮らすのですが 
 春になる頃だんだん痩せてきた嫁御が可愛そうで、男は町に出かけて 赤い櫛をかってくるのですが、、、      
 嫁御はたいそう喜んで、お風呂に入るから,と言い、                 
 別れをさりげなく伝えて消えていくのです   
 後には男が買ってくれた赤い櫛だけが、ポツンと残っていましたとさ        

   とつぱれ ≫ 。。。 ナズナさん

 氷柱の夜しがまの嫁こ蘇れ

 夕陽の氷柱に憧れて、仁も、黒川温泉に通い続けたくなりました。
 黒川温泉のしがまの嫁こが現れるかもしれませんから。
 動機不純には、現れるはずもありませんね・・・。それに、若い男じゃないと、しがまっこも嫁にはなってくれませんよね。

 > 大寒や陸さしのびるつららかな   ナズナさん

 それにしても、大きな氷柱ですね。
 こんなに大きく育つんですね。

 しがまっこ冷たきハグはなきものか

☆☆☆ 『 しがまっこ今日をかぎりの命かな 』   by ナズナさん へどうぞ!!! ♭♭♭

 ※ 写真は、ナズナさんからお借りしています。


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月12日

豊饒の祈り氷柱よ大きくなれ

★ 交心俳句25401

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

豊饒の祈り氷柱よ大きくなれ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 つららより夕陽のしずく落ちにけり 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 そうですか、越後も大きな氷柱はもうあんまり見れなくなったのですか・・・ナズナさんも、そういっていますね。地球温暖化が迫っているのでしょうね。アルプスの氷河もずいぶん溶けているようです。
 越後では氷柱ができると根雪になるんですね。よかった。春の水の源泉ですよね。
 雪の具合でその年の農作物のできを読み取ってきた昔の人たちの知恵がずっと活かされていくような世界であってほしいですね。

 豊饒の祈り氷柱よ大きくなれ

 冬川や 峰より鷹の にらみけり   良寛

 川の瀬も浅くなって、山間を冬の川が流れている。
 蕭条たる冬景色だ。
 けれど、一見静寂のこの山間も、密かに息づく命が在る。そして命の営みがある。
 峰の木立に、鷹が止まって、見ぢろぎもせず、じっと一点を睨んでいる。その目の先のどんな動きも見逃さない鋭さだ。
 けれど、何も睨んでいないのかもしれない。虚空を睨んでいる眼光なのだろうか。

 枯木立騰騰と鷹止まりけり

 凡仁は、生きる切実さをこの鷹に読み込むでしょう。
 食を獲ることが唯一生きる、目的であり、生きる闘いなのでしょう。

 大愚良寛さんは、禅の心を読み込んだのでしょうか。
 生きることに、目的も、意味も、ない。
 座禅にも、目的も、意味も、ない。
 ただ、今とここを、好きに、生きればよいのだ。
 あの鷹は、あそこに、あんな風にいることが好きなんだよ。

 木枯らしを 馬上ににらむ 男かな   良寛

★★★ 『 人力車向かう北風男の背 』 ★ 交心俳句21601 へもどうぞ!!! ♪♪♪

 父以南が馬上に睨んで見ていたものは何だったのか・・・。
 夢破れて、もう、帰るところもなくなった以南・・・。
 国破れても、山河は在る。
 帰れば、山河は、どんな命も受け容れてくれるのに・・・。

 海に出て木枯らし帰るところなし   山口誓子

 良寛さんは、故郷の山河に戻って、
 無一物で、
 笑顔で、
 至福の人生を全うしました。

 木枯らしに吹き寄せらるる落ち葉かな

★★★ 『 つららより夕陽のしずく落ちにけり 』 ★ 瘋癲老仁妄句02102 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月12日

つららより夕陽のしずく落ちにけり

★ 瘋癲老仁妄句02102

――♪☆◆♪―――――――――――――♪◆☆♪――

つららより夕陽のしずく落ちにけり

――♪☆◆♪―――――――――――――♪◆☆♪――

 黒川温泉の露天風呂へ遊びにいってきました。
 寒波が日本全体を覆って、筑後でも雪の降りそうな気配でした。
 阿蘇は積雪10センチの予報。

 かって雪の露天風呂で、
 屋根に下がる氷柱が、夕陽を映して輝いたのを忘れられず、もう一度みたいと出かけたのでした。けれど、雪が降り続き、ついに夕陽は現れませんでした。

 幻の恋のように、
 仁の中では、
 夕陽の氷柱が、
 大きくなっていくばかりです。

 氷柱もまだ小さく、
 もう四度目の雪だけれど、
 氷柱は、やはり、2月にならないと大きくならないと宿の女将さんが話してくれました。

 夕陽の氷柱に逢うまで、
 雪の黒川温泉へ通うわけにもいきません・・・

 icon25★★★ 『 雪原の月に現を忘れけり 』 ★ 交心俳句25304 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句021 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月11日

寒牡丹忍びに忍び色に出ず

★ 交心俳句25202

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

寒牡丹忍びに忍び色に出ず

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 大阿蘇の雪の枯れ野を月昇る 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 越後は、今日は大きな雪だるまさんですか。
 筑後はまぁまぁの日和です。それでも、今夜からまた寒くなって、雪に見舞われるかもしれません。昨日は氷柱を見に行きましたけれど、明日は、箱崎宮の寒牡丹を見に行きたいと思っています。雪在ればこその歓喜を味わいたいものだと願います。

 雪の魂漲る牡丹の藁ぼっち

 春を待たず、寒の最中に命を開花させる牡丹の気魄を感じます。目に見える形で開示してくれるから好きなんです。鈍感な愚仁でも体感できます。

 今よりは 幾つ寝(い)ぬれば 春は来む 月日よみつつ 待たぬ日はなし   良寛

 良寛さんの春を待つ心は切ないですね。
 その切なさを、無邪気に、何度も、何度も、詠んでいくんです。
 待つしかない良寛さんの冬の人生。
 食も暖も友も乏しい、独りの冬。
 それだけでも、すごい行なのでしょうね。

 寒牡丹忍びに忍び色に出ず

 
★★★ 『 二日はやすぎゆき夢も覚えざり 』 ★ 交心俳句24401 へどうぞ !!! ♪♪♪

★★★ 『 光堂岩の夜露に映りけり 』 ★ 交心俳句23301 へどうぞ!!! ♪♪♪

 食も暖も友も、いずれ捨てる。
 己も、いずれ捨てる。

 本当に裸になってしまった時、
 春の光の中の命は歓喜に満ちているのでしょう。

 その命の歓喜を、
 どうして、捨てることがあろうか。

 となると、もう、凡仁の開き直りに過ぎませんけれど、開き直ってでも、歓喜できるのですから、Happyです。
 捨てて、捨てて、捨てて、苦行してきた良寛さんが、もう、捨てなくていいよ。
 命を喜びなさい、
 今を楽しみなさい、
 そう教えてくれているのです。
 おいしいところだけでももらうのが庶民の得ですよね。

 喜びのいいとこどりす寒牡丹

★★★ 『 大阿蘇の雪の枯れ野を月昇る 』 ★ 交心俳句25204 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 

かく忍び待てど届かず枯芙蓉

 麦の芽の結ぶ彼方に君在りや

 君なくてなにしか来けむ冬女山


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月10日

大阿蘇の雪の枯れ野を月昇る

★ 交心俳句25201

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

大阿蘇の雪の枯れ野を月昇る

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 風に載りガテガテパラガテ冬菫 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 朝から雪催いで、阿蘇は10センチの積雪と予報があったので、やっぱり黒川温泉へ氷柱を見に行ってきました。昨夜夜更かしをしてしまって、朝寝坊したので、そのまま阿蘇へ向かいました。そしてさっき帰宅したところです。
 返事が遅れてごめんなさい。

 冬の空 結ぶ柳も 糸長く 千年の春に 逢ふを待たばや   良寛さん

 柳が雪割草さんの誕生記念樹だったのですね。
 柳に風。いい風情で、仁も柳が好きなんです。柳川も柳と川の街ですけれど、両方とも少なくなり、ずいぶん廃れました。打たれていく分、いっそう柳への思いが愛おしくもなっていきます。

 枯れ柳少年の夢今何処

 そうですか。雪割草さんの柳は、台風で倒れたんですね。少女期の想い出がいっぱい詰まった柳だったのに。柳は挿し木ですぐ再生するんですよ。仁は子どもの頃何度も挿し木で、柳を育てたことがありました。大きくなるたびに、伐られてしまいましたけれど。庭が狭かったし、庭木には合わなかったんですね。小さな池があったので、その脇に植えていたんですけれどね。中学生の頃は、いろんな木を切ってきて、挿し木して、楽しんでいたんです。そんなこと想い出しました。
 雪割草さんは、初釜の結び柳を見て少女時代が蘇るんですね。

 少女時代を詠んでくださいね。
 雪割草さんにももう一度少女の夢が蘇りますように。

 芽柳に登り少女の天仰ぐ

 日向神を越えて小国へ出る予定にしていましたけれど、チェーン装備なしなので、さすがに用心して、菊池経由にしました。菊池渓谷に入る前にもう雪が降りはじめ、路面も昨夜の雪が残っています。山の樹木はうっすらと雪化粧です。
 阿蘇の樹氷を見るつもりでしたけれど、路面凍結を警戒して、外輪山をドライブしました。雪雲で寝釈迦さんも見えません。

 大阿蘇の雪の枯れ野の木立かな

 黒川温泉の氷柱は、まだ、三センチくらいにしかなっていませんでした。
 やっぱり二月にならないと大きな氷柱は下がらないそうです。
 夕日に煌めく大きな氷柱を露天風呂から眺めた時の感動を思って、もう一度その感動をとくるのですけれど、二度目は、まだ、巡り会えません。

 夕方からは晴れるという予報を当てにして、ゆっくりしていたのですけれど、帰りはじめたら路面が凍結しかかっています。安全を期して菊池道路へ戻ることにしましたけれど、その入り口は雪に覆われて、車の通った形跡がもうありません。そのまま一宮へ降りて、阿蘇の麓の57号線を帰ることになりました。もう少しゆっくりしていたら、帰れなくなって、車中泊になったかもしれない状況だったのです。

 大阿蘇の雪の枯れ野を月昇る

★★★ 『 風に載りガテガテパラガテ冬菫 』 ★ 交心俳句25101 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月10日

風に載りガテガテパラガテ冬菫

★ 交心俳句25101

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

風に載りガテガテパラガテ冬菫

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

  『 若菜摘む遊ぶ良寛の真似遊び 』 へ花人さんよりコメントを頂きました。
 僧籍もあり、カウンセリングのお仕事で講演活動もしておられる方です。度素人の愚仁の日記へ訪れて、読んでもらえるだけでもうれしいのに、いつもコメントくれる心の寛いお人です。その道にいらっしゃるので、色々学びたいことばかりです。
 たくさんの刺激もらって、今更ながら、知識欲まで芽生えてきそうです。

 。。。 ≪ 花人さん、おはようございます。
 いつも訪問いただき、その上心もお分けいただいてありがとうございます。その道のプロのお方に読んでもらえる内容は何もありませんけれど、ご声援いただいて光栄です。
 この道は、良寛さんが初めてで、若い頃、野間さんの『歎異抄』は読んだこともあったのですけれど、ほとんど忘れています。土台がないので、良寛さん読んでも、我が儘な読み込みを楽しむことしかできません。その背後には膨大、深遠な禅の道があるのですね。そして仏の世界が。
 凡俗仁には、到底理解することも、知ることもできない世界ですけれど、不思議と、心遊ばせてもらえるから、Happyです。無知仁は、今、好奇心旺盛で、何でも新鮮で、おもしろく見えます。 
 一衣一鉢など、凡仁には、到底できない行ですけれど、心は、すこしくらい、一衣一鉢の心に近づけそうな気がするんです。その万分の一でも、一衣一鉢の心を持てたら、愚仁としては、もう、上出来。自分を褒めてやりますよ。
 身は平安の暮らしの中に在って、心だけは、一衣一鉢というのは、都合主義だと、笑われるだけでしょうけれど、今とここに、愚仁流の浄土を見いだすことができ、あの世にさへ、喜んで逝けそうな心境にもなれそうなので、凡俗仁には、いい道しるべです。
 浅いところを生きていると、浅い理解で幸せになれるから、いいですね。
 ただ念仏を唱えればいい、というのも、凡仁などにはありがたいことです。まだ、唱えたことはありませんけれど。

 風に載りガテガテパラガテ冬菫

 > 旅ころも 木の根 かやの根いづくにか 身の捨られぬ処あるべき

 一遍上人さんのお作ですか。
 初めてお会いします。ありがとうございます。
 「身を捨てられぬ」というのは、どこかに身を捨てるところがあるのだろう、と単純に理解してもよろしいのでしょうか。どこに捨ててでもいいこの身だから、愚仁は、今とここを存分に楽しめばいいことですけれど・・・

 雪催い煩悩具足給わりぬ

 明日はこの筑後も雪が降るそうです。
 雪が降ったら、黒川温泉まで行って、氷柱の露天風呂を楽しんでこようと思います。
 至福の煩悩です。 ≫ 。。。

 ずいぶん冷え込んできました。
 一週間つづく寒波だそうです。
 雪の山越えで黒川温泉まで氷柱見に行ってきます。
 こんな自足の遊び、今の世にいると、心痛みますけれど、
 やっぱり遊んできます。

 岩氷柱余生の残り火を遊ぶ

★★★ 『 若菜摘む遊ぶ良寛の真似遊び 』 ★ 交心俳句24901 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月09日

深々と人には縁冬菜畑

★ 交心俳句25001

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

深々と人には縁冬菜畑

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、  『 若菜摘む遊ぶ良寛の真似遊び 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 今日は、つらいこと想い出させる歌になりましたね。
 けれど、雪割草さん、もうずいぶん、トラウマのようなものからも解放されてきたようですね。よかった。あの恐怖と学びが教訓となって、日常に生かせるようになってきているのでしょうね。ほんとうに、つながり合いの大切さが骨身にしみてわかる原体験ですね。
 仁には、まだ、そこまで骨身にしみる災害の原体験はないのですよ。
 人の体験をお聞きし、道しるべにして、防災に努めていかなければなりませんね。
 良寛さんの時代の復旧は大変だったでしょうね・・・

 深々と人には縁冬の草

 あらたまの 年は経(ふ)るとも さすたけの 君が心は 忘らえなくに   良寛

 。。。 ≪ 「あらたまの 年は経(ふ)るとも さすたけの 君が心は 忘らえなくに」
 私たちは、何時までもあなたの暖かく広い心を決して忘れませんよ。
 三条地震の翌年、与板藩の豪商三輪権平が、当地の災害の窮状を救うべく、多くの供出をした行いに感激して。(全国良寛会) ≫
 。。。

 良寛さんは、無一物だから、この惨状を見ても何一つ救えないのですね。無力がはがゆかったでしょう。それだけに、この災害にたくさんの私財を供与した三輪権平さんの心がうれしかったんですね。その心は決して忘れられるものではありません、と感謝し、その感激を人にも伝えていくんです。その喜びの輪が広がって、人々のつながり合いが強くもなっていくのでしょうね。

 今の世の窮状の中で、
 私財をなげうってでも、なんとかお役に立ちたいという財閥の話を聞いたことはありません。政治屋さんもいないようです。それどころか、お金を持っているのに給付金をもらう人は「さもしい」と思うといった総理大臣は、もう、自分ももらうというんですね。
 三輪権平さんのように、私財を供与して、同じ企業主や政治屋さんにも呼びかけて、お金を集め、住まいも奪われた人たちの一時の生活でも守っていくことから始めたら、その心に、どれだけの人が共鳴し、支え合い、補い合っていく運動が起こるでしょう。
 2兆円ばらまいて、「さもしく」飲み代にあてがって、消費刺激だなんて、誰の心も捉えないし、誰も動きはしないでしょう。

 言葉じゃなく、行動の大切さを、
 お金じゃなく、つながり合いの大切さを、
 政治家も、お役人も、財界も、
 道しるべとして、
 実行してほしいと願います。

 世の中は変わり行けどもさすたけの 君が心はかわらざりけり   良寛

 良寛さんは、そんな人間の、素朴で、素直な心を生き抜いて、そんな人たちとつながり合って、いっしょに、幸せを求めていったのですね。
 それが、民の心だし、民と一緒に生きるということなのでしょう。

 少しでも人々とつながって、補い合って、暮らしていけるようにしていきましょうね。

越後は、
 霜が厳しくて、
 指の腹も割ってしまうほどの冷え込みなんですね。
 雪割草さん、ご自愛下さいね。

 筑後も、明日は、だるまさんマークです。
 仁には、うれしくなるような雪ですけれど、
 北国の雪のことも、しっかり心に刻んでおきます。

 在る物のなかの豊かさ雪催い

★★★ 『 若菜摘む遊ぶ良寛の真似遊び 』 ★ 交心俳句24901 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月08日

若菜摘む遊ぶ良寛の真似遊び

★ 交心俳句24901

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

若菜摘む遊ぶ良寛の真似遊び

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 大地より吾も生まれし若菜摘む 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
 越後は強い霜ですか。筑後はとっても温いですよ。まだ氷を見ていません。土曜日くらいから寒くなるといっていますけれど。

 初氷地蔵堂の良寛に見えたし

 新玉の 長き月日を いかにして 明かし暮らさむ 麻手小衾(あさでこぶすま)   良寛

 。。。 ≪ 「新玉の 長き月日を いかにして 明かし暮らさむ 麻手小衾(あさでこぶすま)」
 身寄りもなく粗末な麻の夜具しかない身、これからの長い月日を、いかに生きて行くのか。
良寛の師大森子陽の子、求古(きゅうこ)境遇に思いを馳せ詠めるとの詞書のある長歌の反歌。(全国良寛会) ≫
 。。。

 良寛さんは、11歳の時から、地蔵堂の三峰館という大森子陽さんの漢学塾で学んでいます。越後一円の裕福な名門の子弟が集まっており、良寛さんも向学心に燃えていたようです。

一(い)つに思ふ少年の時
読書して空堂に在り。
灯火ばしば油を添へども
未だ厭はず冬夜の長きことを。   。。。 良寛

 「空堂」というのは、親戚の中村家の下宿部屋だそうです。今でもそのままのこっているのですね。ここで夜遅くまで貪るように漢書を読み耽っていたのです。勉強の基本は、『論語』や『文選』などの漢書を暗唱することだったそうです。良寛さんは記憶力抜群だったのでしょうね。記憶力最低、健忘症の仁には、到底真似のできないことです。

 その子陽さんが、寛政3年(1791)5月7日に亡くなっています。良寛さん34歳、子陽さん54歳。
 その子陽さんの子どもさんの境遇を思って長歌を詠んでいるんですね。
 求古というのはその子どもさんの名前なんでしょうか。親の期待を一身に背負っているのでしょうね。けれど身よりもなく、貧しい暮らしをしているのでしょう。良寛さんの心は痛みます。
 わたしのように、一衣一鉢を生きよ、とはいえませんね。まだ34歳。苦行中の身です。この年、円通寺を出て、諸国を行脚し始めたともいいます。この年の3月18日、師国仙和尚も亡くなっているのです。二人の師を亡くして、良寛さんの独立独歩の道が始まるのでしょうか・・・。

 家を捨てた自分も、身寄りのない天涯孤独と同じ境遇です。
 さて、良寛、どう生きるか、と自分自身に迫っていく時なのでしょうね。

 さて、愚仁、どう生きる?
 愚仁は、模倣良寛を生き遊びします。できる模倣で。

 若菜摘み良寛さんを生き遊ぶ

 若菜摘む遊ぶ良寛の真似遊び

★★★ 『 大地より吾も生まれし若菜摘む 』 ★ 交心俳句24801 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


芹探しつつ思いの巡る君何処

君の声なきを忍ばん薺狩り

仏の座触れたき思い募り来ぬ


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句019 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月08日

大地より吾も生まれし若菜摘む

★ 交心俳句24801

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

大地より吾も生まれし若菜摘む

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 寒の月母の懐深かりき 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 初仕事は、やはり気が引き締まりましたか。心が繊細すぎるのでしょうね。
 仁は、鈍感、無頓着を決め込むことにしましたから、今では、時々痛むくらいになってくれました。四〇代の時は、出張の朝、せかれて、病院に駆け込み、破裂寸前だったということもありました。ストレスは即胃壁に反応するんですね。
 雪割草さんの優しい心配りを、愛語の心で、包んでいくと、胃の痛みも和らぐかもしれません。小豆粥には、愛語の力がこもっているのでしょうね。
 七草を大切にする心も、日本の心で、自然の恵みと命に感謝する心でしょう。
 飽食の時代には、この心も失われてきたようです。

 小豆粥胃の腑やわらげ幸給え

 良寛さんの心も、新年に、やはり命を喜び、生を言祝ぐ心で満ちているのですね。
 愛語の心の源泉なのでしょうか。

 雪割草さんに、今年も、自然の恵みと光が溢れますように。

 今年より 君が齢(よわい)を よみてみむ 松の千年(ちとせ)を 有り数(かず)にして   良寛

 。。。 ≪ 「今年より 君が齢(よわい)を よみてみむ 松の千年(ちとせ)を 有り数(かず)にして」
 今年から、あなたの年を数えてみましょう。
松樹千年といわれるようにあなたも長寿でしょう。
寺泊・本光寺住職の四十の賀に詠んだといわれ、ことほぐことばを連ねている。(全国良寛会) ≫
 。。。

 今日は、三瀬峠へ水を汲みに行ってきました。
 これから寒くなると山道は凍結することになり、水汲みもできなくなるのです。その間は、南関の「奇跡の水」というのを汲みに行くことになります。
 遠いけれど、三瀬峠の水がお気に入りなんです。地下水が24時間噴き出しているんです。一ヶ月分の水を補給します。

 水は自然の恵みの中でももっとも大切な宝物ですね。
 子どもの頃は井戸水が美味しかったのですけれど、今では、草木や野菜に撒くのもよくないという具合です。地下水がここまで汚染されているのに、まだまだ汚染物質を流しつづけるのでしょうね。エコライフ、スローライフが潮流になることを願います。

 峠の地産地消のまっちゃんにも七草が出ていました。
 水だけで、部屋で栽培する蕎麦があったので買ってみました。ちょっと楽しみです。

 雪割草さんの所は、庭や裏山を歩くとあふれるくらいに山菜が採れるんですね。
 春が楽しみですね。

 
  大地より吾も生まれし若菜摘む

★★★ 『 寒の月母の懐深かりき 』作句日録081214『 寒の月母の懐深かりき 』 へどうぞ!!! ♪♪♪

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月06日

『 寒の月母の懐深かりき 』作句日録081214

★ 作句日録081214

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

寒の月母の懐深かりき

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2313 返り花心に伸びをさせにけり

2314 一粒の露に至福の恋をする

2315 雪の舞い星の舞うごと語り舞う

2316 木枯らしや水晶にひとつ恋ありぬ

2317 木枯らしを恋の火ものともせざりけり

2318 ただ歩く遊行同行冬の星

2319 寒の月母の懐深かりき

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

★ 作句日録2319

――▼△▼―――――――――――――――▼△▼――

寒の月母の懐深かりき

――▼△▼―――――――――――――――▼△▼――

> 寒々し 離れる我の 母思う   花人さん

 故郷は遠きにありて思うものとはいいますけれど、
 お母さんを故郷においての思いというのは深いでしょうね。
 仁は、生まれも育ちも柳川です。故郷を出て暮らしたこともありません。若い頃4年ほど、家を出て暮らしましたけれど、同じ県内ですから、週一で帰りました。

 寒さが厳しくなりますね。
 花人さんの思いが伝わって、お母さんが元気に暮らせますように。

 寒の月母の懐深かりき


★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ★ 作句日録2319 ★ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★

2009年01月06日

良寛忌愛語の心少し増す

★ 交心俳句24701

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

良寛忌愛語の心少し増す

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 冬の海吾が魂も沈ませる 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

散る桜 残る桜も 散る桜   良寛

 ほんとうにそうですね、今日は良寛さんの忌日ですから、この句が載るだろうと、仁も思っていました。
 仁が、良寛さんに心惹かれた最初の句だったのです。
 この世を去っていく良寛さんが、至福の愛を共に生きた貞心尼さんに伝えた最後の心なんですね。こんな心を伝えて一足先にあの世へ旅立っていける喜びを知りました。
 こんな愛があったことに感動しました。

 散るさくら 残るさくらも 散るさくら      良寛

 
 貞心尼さん、あい風ありがとう。
 あなたのあい風のおかげで、幸せに逝けるよ。
 さよなら。

 明日も、明後日も、
 わたしは、大空を吹きわたって、
 あなたに、あい風送りつづけるよ。
 わたしのあい風受けて、
 あなたも幸せになれるよ。

 私のあい風受けて、
 幸せになると、
 あなたも、わたしのように、
 幸せに逝けるよ。

 わたしは一足先に、
 しあわせのくにに行ったけれど、

 もっと、もっと、あなたは、しあわせになって、
 ゆっくり、ゆっくり、
 しあわせのくににおいでよ。

 行こうよ、行こうよ、
 いっしょに、行こうよ、
 
 いっしょに、しあわせのくにに、行こうよ。

 散る桜の句をこんな風に訳していました。

★★★ 『 幻視する愛の彼方に散る桜 』 ★ 良寛の恋00101 へどうぞ!!! ♪♪♪

 去年の3月15日の日記ですけれど、
 前日に、本屋で、『 炎の女 』に巡り会っているんでした。
 そして、「散る桜」に感動したのですね。
 そして、雪割草さんの、

 > ただいまと 良寛様に ご挨拶   雪割草さん

 と巡り会っています。
 それから、もう、1年近くもなるのに、仁は、まだ、『炎の女』を読み上げていないんですよ。読了まで、どのくらいかかるのでしょうね・・・
 丑年だから、
 牛歩で、ゆっくり、ゆっくり、これからも歩きます。

 けれど、新潟新報の良寛さんの記事は、いつまでつづくのでしょうね・・・

 生誕250周年記念が終わったら、特集もなくなるのでしょうね・・・

 雪割草さんは、今日からお仕事なんですね。
 仕事と家守とサロンと、また、目まぐるしい日常がはじまりますね。
 

 良寛忌愛語の心少し増す

 越後を旅して、良寛さんの事跡を辿りたいと念願しますけれど、いつになったら、実現できるのやら。それでも、雪割草さんから、お話と写真を見せてもらえるから、Happyです。
 今年も、また、色々教えてくださいね。

 ※ 写真は、雪割草さんからお借りしています。

〇-----*****************************************-----〇

★★★ 『 「ただいま」のこころが心を熱くする 』 ★ 良寛の恋00102
♪♪♪  

〇-----*****************************************-----〇

★★★ 作句日録081212『 冬の海吾が魂も沈ませる 』 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

愛呼も一歩人に近づく良寛忌

良寛の爪を煎じて寒の入り

巡り会う魂いまだ遙かなる


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月05日

『 裸木や零に還りてまた一歩 』作句日録081213

★ 作句日録081212

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

冬の海吾が魂も沈ませる

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2296 捨てるもの捨てる楽しみ冬木立

2297 草原の木立に冬の日は溢る

2298 冬草をもぐ手に叫び声走る

2299 冬の虫殺し共生を口にジャンプ

2300 冬の海吾が魂も沈ませる

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

★ 作句日録081213

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

裸木や零に還りてまた一歩

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2301 独りゐのきみ眠れるや冬の星

2302 冬オリオン山の彼方も引き寄する

2303 寒星よこの掌に載りたまえ

2304 木枯らしや帰らぬ恋を死ぬるまで

2305 逝きし樹の年輪照らす冬銀河

2306 裸木や零に還りてまた一歩

2307 白銀の嶺を悠々遊泳す

2308 ゆるやかに飛ばすわた毛のまたひとつ

2309 わた毛飛ぶ瓦礫も沼も選らばざり

2310 物故者に懐かしく会うクラス会

2311 クラス会今より子どもを生き直す

2312 暖にも寒にも底にも天にも死は在りぬ


★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ★ 作句日録 ★ ☆★☆★☆★☆★☆★☆★

2009年01月05日

冬の草手かざしもらう愛語かな

★ 交心俳句24601

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

冬の草手かざしもらう愛語かな

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 神馬藻に良寛忍ばむ松の内 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 > 日一日を大切に活きなければなりませんね。

 ほんとうにそうですね。
 ちっごのよ~ら仁は、あんまりよ~らに生きすぎてきて、振り返っても、何にも残っていません。生きた足跡さえ木枯らしに吹き散らされてしまって、辿り直すことさえ無意味なようです。まぁ、それはそれで、存えて、ここまでHappyに、楽天仁をやっていけるので、よしとします。まだすこし余力も残っているみたいですから、もうすこし、楽しめそうです。
 それでも、よ~らはもう十分。これからは、もう少し丁寧に、一日一日を暮らせていけるようになりたいと思っています。
 といっても、無為自然ですから、プランター菜園を楽しんで、命とのおつき合いを学んでいこうと思うくらいですけれど。
 プランターのイチゴが、二つ目の花をつけました。
 一つ目は、受粉を心配していましたけれど、小さな実をつけてくれています。自然の摂理は、ちゃんと命を育んでいっているんですね。
 これから厳しい冬に突入しますけれど、その寒も、命は躍動しつづけるのですね。

 冬の草手かざしもらう愛語かな

 むらぎもの 心悲しも あらたまの 今年の今日も 暮れぬと思へば   良寛

 もう一日がくれていくんだね。無情迅速、時は、この刹那さえも留まることないんだ。この刹那、刹那が、生きる喜びなんだね。過ぎた刹那も、今の刹那も、すぐ来る刹那も、どれもわたしの命の開花だよ。どの刹那も愛おしいね。どの刹那も、悲しいね。そして、どの刹那も、楽しいね。刹那刹那が、わたしという花なんだ。
 もう今日という一日も暮れてゆくけれど、暮れには暮れの喜びがあり、真夜には真夜の花が咲く。今日も、命に、ありがとう。
 願わくば、明日も、命に、おはよう。

 願わくば明日の花を咲かせたし

 自然大好きの良寛さんです。
 自然に心ときめかすその心を学びたいと願います。

 むらぎもの 心は和(な)ぎぬ 永き日に これの御園に 林を見れば   良寛

 雪が溶け、待ちに待った春になって、良寛さんは山を下って里で遊んだようです。
 定珍さんのお家にも寄って、のんびり時を過ごしました。その時詠んだ歌です。
 雪に埋もれた草庵で過ごした良寛さんにとって、新芽を吹き始めた定珍さんの広い庭は、どれほど良寛さんの心を和めたことでしょうね。この庭にいるだけで至福の時を味わうことができるのでした。

 猫の心悲しからずや年賀客

 初めてのお正月を迎えたシロミケさんたちは、雪割草さんを正月に取られてしまって、かわいそうでしたね。ちっとも遊んでもらえない正月なんて来ない方がいいと思ったことでしょうね。塒に籠もりっきりの一週間。今日からは、平常に戻って、雪割草さんにじゃれまとってきたことでしょうね。
 それにしても、お利口なシロミケさんたちですね。

 正月や猫も知りたる母心

★★★ 『 神馬藻に良寛忍ばむ松の内 』 ★ 交心俳句24501 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 

地を這うてタンポポ咲きぬ霜の朝

 タンポポの綿毛を追うて愛呼翔る

 畦に一つ愛呼添いける冬菫


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句016  ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月04日

神馬藻に良寛忍ばむ松の内

★ 交心俳句24501

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

神馬藻に良寛忍ばむ松の内

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 二日はやすぎゆき夢も覚えざり 』 に良寛さんの歌を寄せていただきました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 煤払い、大晦日、新年と旧家を守る営みは並大抵のことじゃありませんね。
 それを笑顔でやりこなしていく雪割草さんは、やっぱり闘う母、ですね。身を粉にしてといいますけれど、そんな雪割草さんが、それでも楽しげだから、Happyもらえます。
 「ネット母」の道しるべになりますね。

 にしても、背中も腰も、あぁ労しや、ですね。ご養生下さいね。
 にしても、今夜は、また、新年会!
 

 新年会酔わずの母で大振る舞い

 神馬藻に 酒にわさびに 賜るは 春はさびしく あらせじとなり   良寛

 神馬藻に酒と山葵をつけてわたしに送ってくれたのは、わたしが正月を独り寂しくすごさないでいいようにという定珍さんのお心遣いなんだね。ほんとうにありがたいことだよ。 
 神馬藻というのは、ほんだわら(越後ではギバサというそうです)のことで、春の若い葉は磯の香がして、細かにたたいてねばねばさせ、それに山葵を添えて、醤油をかけて食べると、酒の肴に最高に美味しい。ご飯にも合い、庶民の食物である。。。。と谷川さんは解説してくれています。

 雪割草さん、「神馬藻」はご存じですか?
 越後の農家レストランの名物郷土料理に加えましょうか・・・

 神馬藻に良寛忍ばむ松の内

 。。。 ≪ 「神馬藻(じんばそ)に 酒にわさびに 賜るは 春はさびしく あらせじとなり」
 神馬藻は、ほんだわら、ぎばそなどと呼び、冬場に浜に打ち上げられ、正月の飾りや食用にする。正月の食卓を寂しくないように贈ってくれた阿部定珍への心からの感謝の礼状。(全国良寛会) ≫ 。。。

 良寛さんはお酒大好き人間です。
 阿部定珍さんの作っていたお酒の銘柄は「明けの鶴」というそうです。現在越後で市販されている樋木酒造の「鶴の友」は、阿部家の親類筋に当たるそうです。
 銘酒愛好家の雪割草さんの口には合うのでしょうか・・・

 秋田の地酒「飛良泉」は良寛さんの命名だそうです。
 農家レストランにこれも添えておきましょうね。

 ついでに、良寛さんの第三番目の好物は、百合根だそうです。
 「百合の梅和え」と「百合根と白身の魚のかぶら蒸し」を作って、2月18日を良寛忌として、食べたと、智田 稔さんのお話が載っていました。智田さんのレシピを頂いて、これも良寛メニューにしましょう。

 幻の農家レストラン良寛の献立ができつつありますね。

 2月末に、倉敷の国民宿舎良寛荘に泊まろうと思っています。
 この幻の献立を提案してみましょうかね・・・
 

★★★ 『 二日はやすぎゆき夢も覚えざり 』 ★ 交心俳句24401 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 

若菜野に愛呼と還る命かな

 お降りに素顔の愛呼降られけり

 東より愛呼翔びくる初明かり


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月03日

二日はやすぎゆき夢も覚えざり

★ 交心俳句24401

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

二日はやすぎゆき夢も覚えざり

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 初御空永久の初恋不二の嶺 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 越後は、今日も、雪ですか。
 三が日に雪が降るのは、越後では、例年のことでしょうか・・・
 それでも、三が日に雨が降ったり、雪が降ったりしたら、その年は豊饒だといういわれをつくりだした農民の知恵は、すばらしいですね。命の水への祈りもあるのでしょうね。

 お降りといへる言葉も美しく   高野素十

 さて、仁は、どんな夢を見たのかしら・・・。
 最近、もう、すっかり夢を見なくなりました。見なくなったのか、もう覚えなくなったのか・・・夢を見ないくらい熟睡できているのなら、Happyですけれどね。
 そうですか、雪割草さんも、夢、覚えませんか・・・

 仁は、起きている時が、夢見る人生でしたから、寝ると、地獄の責め苦をもらっていました。酒も呑めずに、楽天仁の二日酔い人生。酔いどれ船に乗って、それでも地獄の果てまで来てしまったようです。Luckyですね。いつの間にか、花浄土、愛浄土を漂っているんですから・・・。

 おだやかに気のとおくなる二日かな

 世の中は 供へとるらし 我庵(わがいお)は 餅を絵に描きて 手向けこそすれ   良寛

 良寛さんは、苦行の末に、安心立命の悟りの世界に到達されたのでしょうね。
 独りが寂しい。
 無一物が哀しい。
 けれど、独りじゃない。衆生と一緒にいるんです。
 けれど、無一物じゃない。天の溢れる恵みのなかにいるんです。

 この貧しさの中でも、人々は天地に感謝し、豊饒を祈って、新しい年を言祝ぐのですね。
 苦労も喜びも分かち合うんですね。
 そういう人々と一緒に、良寛さんも、新しい年を迎える喜びを分かち合います。供える餅もないから、絵に描いて、みんなと一緒に、豊饒と幸せを祈ろう。
 人々の平安と幸せを祈り、ただただ、春を待とう。

 今よりはいくつ寝ぬれば春は来む 月日よみつゝ待たぬ日はなし   良寛

 そんな良寛さんが見る初夢は、どんな夢でしょうね・・・

 二日はやすぎゆき夢も覚えざり

★★★ 『 初御空永久の初恋不二の嶺 』 ★ 交心俳句24301 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 

お降りの雪にさがりて愛呼舞う

 初晴れの雪の連なる背振かな

 愛呼はこぶ三日の風のやわらかし

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句014 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2009年01月02日

初御空永久の初恋不二の嶺

★ 交心俳句24301

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

初御空永久の初恋不二の嶺

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、元旦の朝、 『 恋しさは雪に結晶観るごとし 』 に良寛さんの歌を寄せてもらっていました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
 良寛さん生誕150周年記念の年、良寛さんに巡り会って、雪割草さんに巡り会って、良寛さんの詩句を毎朝送っていただいて、良寛さんと向き合い、対話できる日々を送ってきました。おかげで、良寛さんの愛語の心が、すこし、感じられるようになってきました。
 愚仁、凡仁なりに、良寛さんの愛語を、真似しながら、一日一生の思いで、丁寧に生きていけるようになればいいなぁ、と願っています。
 温暖な筑後にいては越後の自然と風土、とりわけ冬の厳しさを想像もできませんけれど、雪割草さんの日々の暮らしの中に、その人情、風土、現実を教えてもらうことができて、良寛さんをよりリアルに追体験できます。
 雪割草さん、本当にありがとうございます。

 初風や良寛に拠りやわらかく


 何となく 心さやぎて 寝(い)ねられず 明日は春の 初めと思へば   良寛

 新春を言祝ぐ心が大きいのでしょうけれど、
 しかし現実的にも、良寛さんにとって、ひたすら、春を待つ心しかないのでしょうね。どんなに我慢強く、どんなにひとり遊びの達人でも、四、五か月も、あの極寒の雪の夜を過ごすことは容易なことではないに違いありません。
 ただひたすらに春を待つ。
 草木も、虫も、獣も、生あるものは、みな、ただひたすらに春を待っているのでしょう。

 温暖で平穏な筑後仁には、想像さえできない世界だし、もう失ってしまった感性だし、スタンスなのでしょうね。よ~らちっご仁は、もう、軟弱になってしまうのです。
 寒を失い、闇を失ってきた現代人一般にもあてはまる欠落なのかもしれません。
 忍耐する力、待つ力、信じる力、愛する力・・・人間に最も大切なこれらの生きる力が、欠落していることを感じます。あらゆる生き物が培い、鍛錬し、生き抜いてきた自然力、命力が矮小化され、軟弱化されてきているのでしょうか。

 それでも、軟弱化した愚仁も、それでも学べる良寛さんの心があります。
 もう一度、
 待つ心と、喜ぶ心を、回復したいと願います。
 この二つは、勉強も修業も要りませんよね。
 よ~ら仁にもできるスタンスです。

 お降りのなによりうれし加齢かな

 言の葉も いかがかくべき 雲霞 晴れぬる今日の 不二の高根に   良寛

 雲も霞も晴れ渡って、元旦の御空に富士山がくっきりと現れる。
 すばらしい光景でしょうね。
 富士山と共に暮らしてきた人々にとっても、言葉に表現できないほどの感動と荘重さを秘めているのでしょうね。井の中の蛙のちっご仁には、写真見ても、ニュースで見ても、感動してしまうほどです。諸国を行脚した良寛さんは、そんな富士山を何度に何度も巡り会い、襟を正してきたのでしょう。
 生涯に一度でいい、そんな富士山に巡り会いたくなります。

 初御空永久の初恋不二の嶺

 不二の山に恋をして、
 見る物、逢う物、みんな恋心で喜び、
 一時を、
 刹那を、
 楽しんでいきたいと思います。

 雪割草さんにも
 わくわくどきどきの今日が
 いつでも輝きますように。

★★★ 『 恋しさは雪に結晶観るごとし 』 ★ 交心俳句24101 へどうぞ!!! ♪♪♪


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

 

まさおなる初空愛呼舞いにけり

 初明かりわが時空には愛呼満つ

 初風に載りて愛呼の声とどく


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 瘋癲老仁妄句013 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★