2009年04月30日
街の風景

春深む魂の歌出でぬ侭
はるふかむ たましいのうた いでぬまま
本日は嘘偽り無く全て尾崎が倒れていた付近の絵です、
4月も尽きようとするその夜に彼は旅立ちました。
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今日はもちろんこれです。
http://www.youtube.com/watch?v=Vp5W46PfJNA
「 4月25日 」
尾崎が倒れていたそこには
ひとりの猫が居た
声もかけられず
訳もなく涙は零れ続けた
道は変らず舗装もされてなく
尾崎ハウスの木は枝を落とされても
確かに生きていた
人の胸を打つ歌は
命を削りながら
孤独に震えながら
生まれて来る
少し休む為に一時眠るために
彼の帰りたい所が
きっと
ここだったのだ
春も尽きる頃
青春を閉じた
君の歌を忘れない
2009年04月29日
嵐の夜に

何がなし心の残る別れ霜
ここでは、コメントの返事はご容赦願っています、
お出で頂いた方の所は必ず拝見致します、
誠に勝手な事で申し訳ありません。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=zX4jpuSLmrI
「 蟻を見ていた 」
道を塞がれて蟻はおろおろ
西早稲田諏訪通り
涙の溜まりを避けて
蟻の道は
途切れない
プラタナスの腐った葉を
乗り越えて
捨てられた空き缶を潜り
はるばると
蟻は歩く
私はホームレスのように
蟻を見ていた
いつまでも
見ていた
2009年04月28日
眠り姫

春哀し陽に向かう意志のまだあるか
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今日はこれです。
http://www.youtube.com/watch?v=eCd4P0NiFZE
「 豆の花 」
ふわふわと舞う豆の花
平井の駅で別れた
そのとき
青春は死んだ
弁天湯
レンタルCDの店
小さな酒屋で買った
ワイルドターキーを
割ってしまったね
八百屋に肉屋
コーヒーの店ラ・ムール
金魚絵のトンネル
休日の荒川土手
私もあなたも
もう二度と交錯しない人生
あの日々が哀しかったか
嬉しかったか
今でも分からない
2009年04月27日
お散歩ウサギ

ぴょんぴょんと行く春を見る肘枕
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今日のうた。
http://www.youtube.com/watch?v=LGNc1yLGPug
「 余 情 」
今私たちが失ったものを
指折り数えていた
美しい言葉があった
余情残心
常に他を思いやる
そんな時代が在ったような気がする
それともそれは
夢の中の出来事だったのだろうか
2009年04月26日
愛の世代

山葵田の日暮れは早し水の音
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=XbDAPPzwXSE
「 酔っ払い 」
節度か行儀か
酒を飲んだら酔っ払う
この世にはいくらも悪がある
酒の失敗数知れぬ
終身刑の酔いどれは思う
笑って許せぬ時代になった
指弾するのは別にいる
これで心底この国は
何でもかんでも生贄にして
品行方正を玉条に
許すことさえ知らなくなった
ほんとにそんなありさまで
まことに素的で有難い
2009年04月25日
Stand by me.

人が世は時の狭間の風車
申し訳ありません、コメントの返事はご容赦願っております。
ご来訪いただいた方の所へは必ずお伺い致します。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=O4_ghOG9JQM
「 青春のalternator 」
充足する事のない
青春の発電は
疑いであり怒りであった
ベルトが痩せコイルも錆びて
オルタネイターが休み出す
誰に何にも取り替えられない人生
僕はふと思う
誰もがエンジンを大事にするけれど
ひとりで生きて行ける筈も無い
支え合い助け合う
それでなければ
あんなに子供が嫌いだったのに
我が子が生まれて余所の子も好きになる
充足することのない
人生の発電は
優しさであり愛になった
2009年04月24日
Shall We Dance ?

その歌は浅き眠りの遠蛙
申し訳ございません、
ここのコメントにはお返事をしておりません、
来て頂いた方の所へは必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=Pq1w434KRfw
「 ほたる 」
尻に火を付け飛ぶほたる
甘いも苦いも水が要る
ゆうらゆら
ゆらりと青き燈を灯し
今更消せない罪の数
勘弁ごめんは易けれど
そればっかりは云えません
風のある夜はなおさらに
ちくちくちくちく身を刺して
痛いのなんのありゃしない
帰るところは先祖の墓の
苔の筵と決まっていても
ゆうらゆら
だぁれも起きては呉れませぬ
2009年04月23日
愛を君に

媚び売らず吾あ(も)生きたきぞ青き麦
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今日の歌、
ゲストにも決して譲る気のない彼が好き。
http://www.youtube.com/watch?v=Z-2uBeMgV4I
「 北ウィング 」
泣かないと決めていたのに
心は揺れる
やがて星も消え
空が燃え出す
何もかもあれは幻
北ウィング
またひとつ去り行く機影
いつまでも愛は死なない
繰り返す呟き
悔いだけを置き去る人生
2009年04月22日
長元坊

桑解くやたちまち郷は蘇る
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今日の一曲、あまりにシュールなのでどうか心してお聞きください。
http://www.youtube.com/watch?v=8_p0HKA-K_E
「 逆さのしじま 」
夢の隙間に立つ鏡
逢魔が時にしのしのと
覆い被さる懺悔のそれが
五点鐘を鳴らします
来たいが期待に摩り替わる
夜の静寂(しじま)になお足掻く
出自も知れぬ人達は
えんやらこらと櫓を曳いて
昨日も明日も無いようで
お愛想笑いも忘れずに
たまに香華を手向けては
我を納めて安堵する
さかさのしじま
しじまのさかさ
しじまささかの
もともと答えの無い世の事は
生きてあるのみ確かなる
2009年04月21日
故郷の我が家

家無き子春の故郷の草こごみ
例によって写真とタイトルなどは無関係です。
なおこのページでのコメント返しはご容赦願っております、
来ていただいた方の所には必ずお伺い致します。
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あははー、予約日を間違ってましたぁ~。(笑)
遅ればせながら、投稿します。
今日の歌。
http://www.youtube.com/watch?v=5I-sXmjKt1k
「 ふるさと 」
耐えも忍びもしなかった
故郷(さと)をおん出て星霜重ね
風のまんまに生きて来た
ふんとに私は猫のよう
気持ちの良いままひぐらしで
みーと鳴いたりじーと鳴き
思い出蓑虫
何でも包み
首先だけの風見鶏
待ってる人などありませず
帰りたいのが可笑しいな
よいよいよいの祭り笛
めでためでたの早苗の宴
尾鈴にひと刷毛あかね雲
何かが何処かで疼きます
2009年04月20日
Memphis Blues Again

祖母だけは我を愛せり蓬餅
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ジランなら
私的には「見張り塔からずっと」も好きなんやけどねぇ。
「 テレビが終った 」
プロレス、名犬ラッシー、ララミー牧場、サーフサイド6、サンセット77、
コンバット、怪傑ゾロ、奥様は魔女、
どうしてあんなにテレビばっかり見れたのだろう
白黒のそれにブルーのフィルター
留守の時には金華山織りが掛けられていた
時に四足
足にはゴムの靴
写りが悪いと屋根に必死で昇って
アンテナを回した
壊れたら電気屋を叩き起こした
あの主食のようなテレビ
お笑いとクイズの金太郎飴になって
私のテレビは終った
2009年04月19日
空にある海胆

海風の天上高く茶摘唄
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=8G1QvkHpGNo
「 花 蕊 」
春は行く
何もかも振り返りはしない
子猫を抱いた少年は
途方にくれる
連れて帰れば叱られる
さりとて捨てても行かれない
花蕊が降る
逢わなければ良かった事が多すぎる
優しさはいつも罪作り
情けは他人の為にある
春は行く
お金持ちにも乞食にも
花蕊が降る
冷たい人にも
ひとごろしにも
2009年04月18日
阿国忌

誰が為に意志固く見ゆ花水木
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これもいい歌だ。
http://www.youtube.com/watch?v=qip8vMWUlWc
「 夕月 」
あの日の夢は黄金の夢
繕いものの母の背に
じゃれて縋った雨のこと
ゴムの草履を履きまして
味噌を二百め
豆腐を二丁
ぶらぶら帰れば
山の背に細く切れそな夕の月
2009年04月17日
I love you.

雲共に半身を失せし春の月
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私の最も好きなバイオリン、みっけ、
一番好きなんです、カラヤンのベルリンフィルで
聞いたのが最初でした、ナタン・ミルシテイン、
彼が貴公子と云われるのは決して技巧を誇らないその姿勢であったからなんです、
心底好きなんよ。
http://www.youtube.com/watch?v=kGdZEIYMuS0
河に沿って 兎のような路がある
くねくねと曲がるその都度に
土筆が標のように立っていて
おいらの節を口ずさむ
蝶を呼ぶには早すぎて
もぐらの仕事もはかどらぬ
いつか ン十年も溯る
時の呼吸に似ていても
今年は 今年の土だから
逝き日の亡者はさらになし
新しき骸を抱く慟哭の春にして
2009年04月16日
恋せよ乙女

野にあれば雨さえ春を惜しむかな
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今日はこれで。
http://www.youtube.com/watch?v=cYy3KEqgRnY
「見世物小屋 」
ろくろっ首に
蛇女
一寸法師に
象男
むかし
サーカスにはそんな小屋が在った
裏切られるのがたいていで
心に澱が溜まります
今でも消えない
その小屋に
閉じ込められるは
我が姿
働きません
喰えません
さて何としょう何とする
2009年04月15日
As Time goes by

風怨み夜叉の如くに花は舞う
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んな訳でこれしかございません。
http://www.youtube.com/watch?v=isdUlRgtwfA
「 昨日来た人 」
花を見た
海を山を見た
いつも君と居た
夢で死ぬひとに
思わず叫んで目が醒めた
愛のそれは
いつも心に停まってる
傷から滲む血の色は
褪せても黒くはならない
鮮やかに
そこに還りたいと願っている
2009年04月14日
田打女

水は田に空には初の虹架かる
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実はバッハの作ではないと云う説が有力なれど、
幼い頃のセバスチャンの曲と許してそっとしておいて欲しい私です。
http://www.youtube.com/watch?v=kCnpGQGO49o
「 春鮒 」
小さな川に竿伸べて
ミミズの安否を気遣って
かれこれ腹も減りまする
うらうらの渕にありませば
草の匂いがしきりです
ほんとに鮒は憎らしい
鯉なら二匹はいけてるな
ハヤなら十五はやってるな
どしてもどしても
今日は鮒
鼻垂れ小僧も意地がある
粘って浮子が霞むまで
夕餉の支度の水を汲まず
親父のゲンコは確かでも
ああ帰れない春の鮒
2009年04月13日
聖蹟桜ヶ丘

淋しきは仕舞われてゆく花篝
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今日のお勧め。
http://www.youtube.com/watch?v=kCCv2fS1wPU
「 あの頃 」
着る物がない
履く物もない
喰べるものがない
戦もない
あの村は
もうありません
誰かが誰かを憂いたり
誰かが誰かを助けたり
愚かも転びもおりました
あの村はもうありません
あの村はもう要りません
ほんとの大事が無いならば
たいそう寂しい毎日で
パンツを洗って吊るします
靴下片カタ揺れてます
2009年04月12日
晩 春

土手越に風呂屋の煙突春深む
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今日はこの曲。
http://www.youtube.com/watch?v=VDbrxLz20JY
黄色い花
kiiroi
hana
となりの子猫は良く泣く子猫
耳掻き一杯の薬を 起き抜けに飲み
油菜の花を 見に行こう
まだ私が生きていなかった頃の
履歴を 風が 脇に抱き
よしよし よしよし と
囁きながら 駆けていくに違いない
土と 石くれの路は
黄色い花に よく似合う
少し湿れば
もっと いい
2009年04月11日
惜 春

小川にはまだ新しき蜷(にな)の道
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本日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=RCgNcheM5ZI
「 俯く黒猫 」
陽の当たる階段に
屋根越しに雲を眺めていたが
やがて それに飽きると
タイルの目地を這う 蟻に惹かれる
その証拠は尻尾の揺れで判る
彼は また 雨の中を歩くので
評判の変わり者でもあった
自信喪失気味に歩くその姿は
日頃自慢の艶毛も肋に張り付き
みすぼらしく見えるのに
雨の夜は
いつもどこからか
光る舗道に現れた
電線を伝って落ちる雨粒に沿って
俯きながら
闇に消えていく
2009年04月10日
旅立ち

花嫁の父の背中に花ひとつ
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本日はこれで。
http://www.youtube.com/watch?v=LsFA98Rp_JM
申し訳ございませんが、コメントの返事はご容赦願っております、
来ていただいた方のブログは必ず読ませて頂いております。
龍神只渡雷雲
ryujin kumo o wataru
乾いた丸い植木鉢は
まさに 枯れようとしている
治を統べるものは驕り過てるのに
未だ 青き龍は目覚めず
遠い雷光は行方も知れず
弱く愚かなる小人は
行脚果てしなく 雨を乞う
2009年04月09日
八重山吹

山吹のぽつりぽつりと燈り出し
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今日の曲。
http://www.youtube.com/watch?v=zAH9qIep8kI
驚いて見上げると
雲は切れ 青空が
混迷の顕われで
二日酔いのせいではない
果てしなく歩きとおした道を
振り返ると
アンバーに揺らぐ陽炎
振動の呼び出しは
今は取りたくない
あの丘の上まで
足元を確かめて
うろたえずに行こう
2009年04月08日
春薔薇

貧しさを嘆くばかりや啄木忌
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もしかして二度出しかも知れません、
何しろ花見で酔いましたぁ。
http://www.youtube.com/watch?v=xir-5oAWxXE
「 甘茶寺 」
尼さんはいつも笑っていました
自分の昔は話さないのに
瞳には慈愛と懺悔がありました
辛抱なさいと今日も母に云うのでした
黒いお釈迦に甘茶をかけて
両手を併せていたけれど
母の懺悔は私には見えませんでした
庫裏の中には梅干の
壷がたくさん在ったのでした
井戸の側には鶯が
まだまだ下手な法華経を
飽きずに歌っておりました
2009年04月07日
Heigh-Ho

いつか春が幾度目の春を数えけむ
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んな訳で今日はこれ。
http://www.youtube.com/watch?v=NutFdinLTHU
「 天、勾践を空しゅうする莫れ 」
時に范蠡無きにしも非ずとか
それではあんまり身勝手だ
試練、苦難の連続で
たまの助けが在ったなら
そこではじゃじゃんと
あなたの意志ですか
人の命を弄び
家族の絆を引き裂いて
数百万を殺しても
それでも天の意志ならば
私はあなたを八つに裂いて
世界の海に撒きましょう
あなたを正義と信じて育ち
正義の勝利を知りもせで
骸に骸を重ねつつ
我等はいつまで待てば良い
子供に何と云えばいい
あなたの代理の教祖は太り
千年暮らしに困らない
あなたを真に讃えたは
あなたを真に求めたは
我等庶民にほかならず
唯一あなたは教えてくれた
強きが弱きを挫くとも
弱きは弱きで固まって
めそめそ泣けば
良いのだと
2009年04月06日
What's up ?

新しき事などあらずけふも春
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今日はこれ。
http://www.youtube.com/watch?v=njDqqWSnlwE
「 月と桜と綿飴と 」
桜祭りの宵のこと
独りで花見に来た子には
烏賊焼き綿飴見ないふり
ヨーヨも金魚も見ないふり
ふりふり何にも見えなくて
ぼんぼり提灯花の上
半分このお月様
じゃんけんぽんだ
あいこでポン
私も父さんいないから
アハハだあいこで
じゃんけんぽん
2009年04月05日
花見鯛

包丁を今一度研ぐ桜鯛
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=N9i2fqxSjTI
「 はつ恋 」
はぐれてしまった白き手を
探しあぐねて帰る道
海がきらきら光るから
トリスの小瓶を粋がって
呷れば咽て笑っちゃう
覚えたタバコにまた咽て
小畦の蛙に後ろ指
不良の仲間にさらわれた
ああ初恋のぶざまさよ
生きてる値打ちの無いやつが
老いさらばえて
まだ唄う
ああはつ恋の日やいずこ
2009年04月04日
忘却

櫻花てふ馬鹿の季節もありしこと
桜花作戦何ぞと云う事実が在った事は誰も語らなくなりました。
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今日のお勧め。
http://www.youtube.com/watch?v=b8Vzynbv_vQ
「 老いの春 」
誰に今更云うでもないが
男は強い方がいい
草を喰うても生きられる
泣きべそかいてもいいだろう
不況不景気何のこと
お国が何とかしてくれる
それは幻想まがいもの
あるべきものは我が意志
廃墟の中から生まれなば
恐れるものなど無いと知れ
愛を守るの言葉には
雄雄しきものが背骨なる
ああ誰か知る
匹夫立たたむの志
さては老い人よ
今こそ我等は閑居無し
2009年04月03日
治聾酒

一二輪未だ幼き山桜
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=lr88bYIzEz8
「 つんぼ 」
兄は耳が聞こえ難かった
子供の頃の高熱のせいだとか
それを指摘されるのを極度に嫌がった
ああ聞こえてないなぁと度々思ったが
私と違って賢い彼は
いつも聞こえる言葉の中から判断して
長い人生をやって来た
兄を送った春
ほんとうに永久に
彼には私の言葉が聞こえなくなった
あんなに他人から
「つんぼ」と云われても
平気だった君なのに
いつしか
あまりに他人の言葉に
敏感になってしまったんだね
聞こえなくても喋れなくても
僕には唯一無二だったのに
今度生まれて来る時は
僕の耳を片方あげるね
*** 文中に不適切な言葉が含まれているのは承知しておりますが、
決して誰かを意図して差別するようなつもりのものではありません、
ありのままを語るのに欠かせないので使用したものである事を
どうかご理解くださいますように。
2009年04月02日
来る日も来る日も

切なきは都忘れと云う花か
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バイオリンだけにはうるさい私が何故さやかを今世紀のベストと云うほど好きなのか、
今ひとりの天才とたまには聴き比べて見ますか、
楽曲もオケも違うので難しいのですが、そこはそれ、
まずは聴くべし。
まずはみどりちゃん。
http://www.youtube.com/watch?v=CM-vsDYR5ps
紗矢香ちゃんです。
http://www.youtube.com/watch?v=7BP2xRHoLLQ
これは、もはやテクニックの世界ではないのですよ、
どれだけ力が抜けているかお分かりかな、究極か至高か
これは俳句にも参考になりますよぉ。
あん、好きか嫌いかだけやろぅって ?
それを云ったら身も蓋も無い。
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「 誰がいいとか悪いとか 」
いいとか駄目とか云うけれど
そんなの何にも関係ない
一人の道にはひとつの明日
他人の分まで生きられない
毀誉褒貶は人の常
だから自分が正しいと
思えばいいのだ
誰がいいとか悪いとか
そんなの知ったこっちじゃない
私もあなたもこれで行く
これが人の世
人の道
2009年04月01日
レクイエム

何もかも光らせてゐる桜東風
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今日の一曲、またもバイオリンですんません、
この人の音には華がある、歴史に残る名手です。
http://www.youtube.com/watch?v=5bVRTtcWmXI
「 鎮魂歌 」
日はうらうらと
遠くの山まで降り注ぐ
私は何をしていたか
川の流れを眺めてた
高い空には雲雀が鳴いて
流れの渕に黄水仙
子供の頃には鮎を追い
めんこチャンバラ目白獲り
初めに逝ったは爺様で
次に長寿のひいばぁさん
父逝き母逝き叔母も逝き
彼岸は次第に賑やかだ
老いてつくづく思うのは
郷は離れて近くなる
