2009年05月31日
sensitive

屋根の雨紫陽花の雨独り言
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲はこれを。
至高の弦と云えばヤッシャ・ハイフェッツかこの人、
いつか機会があったらナタン・ミルシテインとカラヤンのベルリンフィルで
メンコンを聞いて欲しい。
http://www.youtube.com/watch?v=DbWM3SEVnaE
「 雨降り 」
たぽたぽ雨が降り続く
見渡す限りの屋根に降る
赤いポストに降りかかる
咲いたばかりの薔薇に降る
帰る故郷は無いけれど
帰りたいよな日暮です
鴎の騒ぐ通り浜
鮎の跳ねてた平田川
霞みのかかった尾鈴山
しのしの雨が降り続く
帰りたいよな日暮には
二合の徳利を空にして
それを枕に眠ります
夢に母さん来るだろか
夢にあんちゃん来るだろか
自分に良く似た父さんは
たぶん酔っててこれないな
子供のままの姉さまは
人形抱いておままごと
2009年05月30日
格子戸を潜りぬけ

意味問わず蟻は黙々荷を運ぶ
誠に勝手で申し訳ありませんが、
コメントの返事はここではご容赦願っております、
足跡を残して頂ければお伺い致します、ごめんなさい。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=c6L4GixccLU
「 誰も死ぬな 」
息をする
くしゃみをする
頭が痒い
尻が痛い
昨日も今日も生きている
そこに意味などありません
生きているのに疲れたら
耳の垢など取ってみる
生きているのが嫌な日は
爪の垢など掘って見る
そこに意味などありません
絶望は希望の末のそれだから
希望なんかは無くたって
アリもミミズも生きている
この世に生まれた唯一は
お迎え来るまで生きぬいて
辛抱するのが役目です
命を貰った自らが
自分で縊れて逝くならば
そんなに軽い命なら
親は死んでも
死に切れぬ
*** 身の不始末のせいで、一週間つまり14日間休みなく
働かねばなりません、もしご無沙汰することになりましても
どうかお許しください。
2009年05月29日
老 醜

子守唄水母(くらげ)は眠る海の底
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=gJXXVHPK7cY
Nadjejda nadjejda Nadjejda nadjejda ナジェルダ
En russe ça veut dire espérance ロシアでは希望
Nadjejda nadjejda Nadjejda nadjejda ナジェルダ
En amour c'est peut-être absence 愛はもう帰らない
Combien de temps encore sans voir ton corps あとどれくらい忍べばいいのか
Combien d'étés combien d'hivers 為す術も無く季節は逝く
Combien de saisons en enfer 煉獄の時は遷ろうのみ
** 私の品粗な訳ですので、仏語に詳しい方、
何よりムスタキさんごめんなさい。
「 老 醜 」
詩が言葉だとずっと思ってた
美しい綺麗な言葉が綴られる
それこそが詩だと信じてた
実は
詩は私の心の滓であったのに
醜さの中の真実を
私はどれほど捨てて来たことだろう
老醜は無惨か
醜さは敵か
何事も運が良ければ醗酵し
代え難いものになるというのに
人は見た目の美に酔いしれるもの
深く沈め
滓を舐めよ
上に添えられた果実
詩人の魂はそこには無い
2009年05月28日
宵の風鈴

宵風鈴名はがちがちの南部鉄
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=YE0-KWo_dhs
「 愛の名の下に 」
~aino nano motoni~
愛はその名ゆえに
あまりに気高く遠い
己れは貪るように食いながら
他人に与えるものは少ない
私の名前は人非人
非道悪逆限り無し
仏は何にもしてくれず
神は許しを聞きもせず
ただ祈れよと云うばかり
御名を讃えて祈るなら
万事解決その末は
地獄の釜が待つばかり
嬉しきものはその蓋が
古今東西自動ドア
2009年05月27日
青梅

浜木綿は日ながいちにち海を見る
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=3I3R1H6qujE
「 友といた夏 」
He's my friend that speaks well of me behind my back.
深く悩み傷ついた
絶望の夜には友がいた
降り止まぬ雨に
二人とも濡れていたのは
涙を見せたくなかったからだ
雲が夏のそれになる頃は
何故だか君を思い出す
そうして
ろくなもんじゃなかった頃が
こんなにも美しいとは
思いもしなかったと
呟いている
2009年05月26日
井戸浚え

井戸浚翁の声は地に響く
いどさらえ おきなのこえは ちにひびく
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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本日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=DwRqH1d2RPA
「 山鳩 」
くっくるくるーと山鳩が
見知らぬ他人に呼びかける
あんたは今日も優しかったかと鳴いている
酔うてばかりの私には
聞こえているけど聞こえない
山の麓の発電所
竿を抱えて帰る頃
くっくるくるーと山鳩が
しつこく私に鳴いて来る
雨に巻かれて
走り出す
ずぶずぶ靴も鳴るけれど
今度だけはと許してよ
いつもの言い訳云いながら
そう云いながら
さういいながら
ただ走る
2009年05月25日
朱夏の門

今はもう人に語れず朱夏の門
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=kCEUl4ugnI4
「 朱夏の門 」
青春と朱夏は近しかった
朱夏と白秋の距離は遠い
白秋と玄冬はさらに近い
玄冬と黄泉は既に同居している
我等には僅か四っつの門しかないのに
潜った事を覚えている人は少ない
いくら抗っても誰もが通らねばならないのに
青春は光に輝き
朱夏は幻想に迷い
白秋には悟ったような気になり
やがて玄冬に至れば
何もかもが惜しく
全てが惜しくは無い
生活を語れば人生は虚しい
夢を云うなら今日は楽しい
君にはまだ語る夢があるかい
2009年05月24日
ちゃんちき通

我が祖父は頑固爺さん梅雨鯰
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=0ivQKdv5Hqs
「 ちゃんちき通り 」
中野江古田の通りなる
知る人ぞ知るその名前
三波御殿の名残なり
ネジの外れた行政が
江古田通りと名付ければ
やがては絶える運命なり
角筈辺りは西新宿
淀橋やっちゃば北新宿
古きを捨てるが世のならい
本音を云うなら
いっそのことに
爺ぃも婆ぁも皆捨てて
あっさりさっぱりしたらいい
2009年05月23日
猫背なわたし

蛍狩今は昔の夢を追う
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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本日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=OR56vt1vK28
「 猫背なわたし 」
夏は戻り雲は湧く
氷の旗は揺れて
砂浜は光る
思えば時の速さ
手に残るのは夢色の泡
猫背の私をからかった
あの人はいないけれど
幸せだった日々を抱いて
私は今も小さな町で暮してる
ときめく胸も
心躍る明日もないけれど
誰も想い出は奪えない
生きた事を悔いたくはない
幕が降りる時まで
ロッキングチェアは揺れ続ける
過去へ明日へ
行ったり来たり
2009年05月22日
じゅういち

鳥でさえ慈悲心を問ふ朝なりき
** 十一(じゅういち)、慈悲心鳥とも云う、郭公の仲間で託卵する。
名前は鳴き声から来たもの。絵の鳥は「オナガ」ですが似ている
ので使用しました。
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=76RnSbRyUqA
「 韻降る円座 」
阿呆は笛に踊らされ
未だ見ぬ悪魔に惑わされ
可笑しきものは
一片の反逆さえも見放され
かくの如くに舞うなれば
為政はのんと笑みてあり
やらやらようと初耳の
感染学者もあまたなり
云う事為す事ごもっとも
もともと学者のご意見が
当たったことは稀であり
今でも地球は動かざり
星のそれより蛍の光
同じ阿呆が思う身の
月は痩せるしおろばいて
それでも絶えぬ命なら
いずれはそこに我も帰ると思うなり
喧々諤々
犬も尾を降る宵なれり
2009年05月21日
眩しい陽射し

お喋りに影長くなる夏羽織
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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本日はこれです。
http://www.youtube.com/watch?v=dFXU-VdewiM
「 乾坤一擲 」
~鴻溝を過ぐ~
竜疲れ虎困じて川原に割ち
億万の蒼生、性命を存す
誰か君王に馬首を回らすを勧めて
真に一擲を成して乾坤を賭せん。
だって
それって結局裏切りじゃん
約束は反故
勝てば官軍負ければ賊軍
何しろ人は勝てばいい
確かにこの頃政治もなにもかも
最後に勝つが肝心で
男子はなべて
それを糊塗する日々なりき
さてさて私
大和男子と生まれたからは
媚びず驕らず裏切らず
祖先に礼を世に愛を
そんな思いで逝きたいな
されど見よ
我に力はあらずして
不細工・不器用限り無し
貧乏まさに絵の如し
ああ貧困と鐘は鳴る
2009年05月20日
山法師

どこやらに頭巾忘れし山法師
普通は四弁なのですが、たまには私のような出来損ないも
あるようございます。
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=4A2ZibrDVzw
~エッセイ~
「ちあね」
千鶴子だったか、千代子だったか
何しろ昔の話しなので記憶も定かではないが
私の叔母に「ちあね」という人がいた
徹さんが「とぼじょ」と呼ばれたように名前の一字に、姉やぼじょ(兄や目上の人)と
付けて呼ばれるのがその頃の私の郷の風習だった。
「ちあね」は幼い頃に幼女として名古屋から貰われてきたのだという
私の本家は戦時中はそれなりに素封家で
将校の宿泊所にもなっていて沢山の兵隊さんが
出入りしていたから、そんな関係で纏まった話しなのかもしれない。
我が家の伝説に「ちあねの」話しがある
私の田舎では、殴る事を「叩き回す」と云う
宮崎に来た頃の「ちあね」は「叩き回すど!」と怒られると
「叩きはしても回しはしやるなよぉ~」と泣いたらしい
何かと云うと話題に上る昔語りの種であった
まだ幼い子供が親と別れ全く言葉の分からない土地に来て
どんなに心細かったことかと思うが
当時の私には妙に可笑しい逸話であった。
「ちあね」は実に優しい人だった、後に長じて隣り町に嫁に行って
確か食堂か何かをしていた、母とは何やらウマが合って親しくしていたので
幼い頃は母に連れられて良く遊びに行ったもので
売り物のアイスクリームやら何やらを嫌というほど食べさせてくれた
泊まりもして、従兄弟達と蚊帳の中ではしゃいだ記憶も僅かにある
それはそれとして彼女は私の大好きな叔母だった
後に血縁も何も無いのだと聞いた時は
「嘘やぁ」と信じられなかったものだ。
「ちあね」ももう、遥か昔に亡くなったのに
昨日の朝北千住駅を降りたら突然思い出した
人生には自らの選択肢以外に様様なことがある
彼女のそれも実に大変な生き方で
あまり経験したくは無いようなものではある
「白髪一本一円やるかいね」
老いた私の膝にまだ「ちあね」の
頭の重さが残っているような気がしてならない。
2009年05月19日
萍 (うきくさ)

僧が手に溢れ毀るる夏花の籠
そうがてに あふれこぼるる げげのかご
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=BQYXn1DP38s
「 助手席 」
風が通り抜け
スカイラインは緑に萌えていた
僕等はどこまでも走り続け
時は永遠に思えた
君が消えるなんて
悪い夢のよう
指は虚しく空を探る
誰もみんな
降りて行った
そして誰もいなくなった
2009年05月18日
雨待ち花

風の日に生まれ出でたる手鞠花
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=YHe4N1Lvan4
「 辟易の戦い 」
太陽が街を焼く
風は死んだ
僕はどうして生き続けるの
うんざりだ
愛する者達はもういない
来る日も来る日も
彷徨い続け
流れ続ける
あの多くの約束は
何処へ行ったの
僕は捨てていない
誰が持ち去ったんだろう
明日は雨になるらしい
2009年05月17日
赤 腹

山雀の鳴いていた日や喉の骨
やまがらの ないていたひや のどのほね
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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本日はどうかこれを。
http://www.youtube.com/watch?v=dOFlQQ7NltE
「 赤腹は先住民 」
来る日も来る日も水を汲んだ
兄が先棒
ちっちゃな俺いらは後棒で
つま先伸ばして水を運ぶ
森の泉を我が家の甕に
溜める習いが日々だった
いつもの事で
イモリが騒ぐ
あんたらいったい何なのよ
お天道沈むその前に
ランプのホヤを磨かねば
親父の拳骨が飛んでくる
電気水道ガスも無い
それでも一家は生きていた
ライフラインって何なのか
未だにぴんと来ないのを
責められたって仕方ない
暮らしの源はいつだって
先住民からお裾分け
生きる者にはそれなりの
権利も義務もあるけれど
何よりそれよりその前に
いただくことの有難さ
愛で応えるその仕組み
忘れているんじゃないのかな
2009年05月16日
世直しビーム

我等には力ありきや蜘蛛の糸
これ、意味不明、
近所の自動開閉らしき車庫の鏡撮ったらこんなん出ました。
何とかせにゃいかんですよ、次の選挙はどうか
棄権しないで我が一票を投じませう。
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日はこれ、
彼女の形見はいつも身に付けていた僅かな衣類だけだったという。
http://www.youtube.com/watch?v=ziPJWD5irYM
春の手袋
haruno tebukuro
道を車で走るといろいろなものが落ちている
靴が片方落ちていたり鞄があったり
ミステリアスな物も多い
そんななかで
春の手袋だけは
何故だか許せてしまう
本人の意志確認なしに
あってもいい ひとつ
雨前の蛙のように
ものの背景は
結構シリアスに長閑を呉れる
2009年05月15日
月がとっても青い夜

卯の花や月光未だ定まらず
絵はもちろん卯の花ではありません。
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=v0BaLgsw5vs
穏やかに太洋がのたる
紅の橋は岩屋に沈む
ああ こんなに心が慰められたのは
いつ以来
緑は限りないグラデーションを競うばかり
ちっとも 敬虔でない神の子の私は
パチパチが やたらに好きで
鳥居があれば 覗きたがる
山門は 潜りたい
あまりに沢山参るので
ご利益などはありますまい
そうして こうして 旅をした
ああして どうして 明日も旅
2009年05月14日
朝曇り

アルバムを閉じてもまだゐる夏の月
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=Lk59q0b-dMY
「 城跡の月 」
城跡に登れば
昔君と見たような月がある
限りない思い出に
胸が痛く頬を濡らすものがあるけれど
時代を生きる私たちの
その営みはささやかでも
一時も止まっていられないのだから
どうにも仕方がない
どうにもしょうがない
日々に月が痩せ
花は去って行きます
重ねた裏切りに
騙した人の微笑みに
心が張り裂けるようだけれど
よろよろと歩き続けるのが
今の私の精一杯なのです
許しを乞う事はしません
時が戻ればいいとも思いませんが
もう二度とこんな人生を
繰り返すことはしないと
誓いながら
私は明日に帰って行きます
2009年05月13日
帰去来

山暮れて旅は終らず河鹿笛
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本日の一曲。
浜田省吾、路地裏の少年と並ぶ彼の原点。
http://www.youtube.com/watch?v=jLEDrA6qgQY
えーい、聞いた事無い人も居るやろから、大サービスじゃあ。
http://www.youtube.com/watch?v=EDpODmKB7fg
「 鬼泣山奇譚 」
深山幽谷一筋の滝のあり
夜毎に鬼の泣くと云ふ
何を憂うやその声は
峯峰遥かに越え来たりて
里の獣も怯えたる
雷鳴俄かに発ち起り
木々の木の葉を吹き散らす
子を失いし母鬼の
慟哭のそれと伝えしが
いずれも定かならざりて
鬼泣山とぞ伝えけむ
2009年05月12日
老 鶯

まひまひの眼は上を見る下を見る
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「松本 茜」、若干21歳、ジャズピアニスト、知ってましたかぁ、
私は昨夜初めて聞いて
危うく高田の馬場のガードに激突するかと思いました。
近い将来世界のジャズ界にその名は知れ渡ると私は断言しますねぇ。
残念ながらまだ音がありませんでしたので、今日はこれで。
http://www.youtube.com/watch?v=OMmeNsmQaFw
「 黄昏の夢 」
繰り返す夕焼けに
明日を信じて夢にして
老いの小鳥が鳴いている
降り積もる哀しみが
私を誰かにするようで
何だか生きても良いような
今夜はバーボン張りこんで
ギターをぽろんと弾きたいような
繰り返す哀しみや
とめどない夕焼けに
涙はあるだけ出したいような
惜しみなく歌うのが
人の暮らしと思うよね
惜しみなく愛を恥なく叫ぶなら
明日は明日でなるように
なるものだから泣くまいぞ
他人の前では泣かないぞ
2009年05月11日
むべなるかな

路地裏に幽き香りむべの花
ろじうらに かそけきかおり むべのはな
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=p_ywkpVJ624
「 喫茶亜羅人 」
夜が棲家の若い日は
無敵のバイクを走らせて
小銭を集めて深夜のカフェで
薄いコーヒー飲んだもの
家に帰れば深夜のラヂオ
やたらにはしゃぐDJを
いつか殺すと思ってた
明日が在るとは信じられずに
それでも自分が愛しくて
眠った覚えもなかったよ
百万年の遺伝子が
私を確かに支えたか
愛の記憶を伝えたか
あるだけ食うだけ眠るだけ
叩き付けたい札束の
あまりの薄さに笑ってしまう
目つきはただのごろつきで
見かけはそこらの浮浪者で
遥かに生きて来はしたが
それでも飢えてる
私はなぁに
2009年05月10日
喜 雨

田の畦に迷い出でたる濁り鮒
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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本日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=i5ZrKqlDfzU
「 春の末 」
その春はいつまでも
寒さが続いたものだった
愛していても終る季節を
今更ながら
呼び戻す手立ては
何にもありはせず
汽車はただ走るだけ
行ってしまった母さんの
日々の暮らしを思い返せば
嗚咽止まらず
国境の橋にはかもめが数羽
優しい言葉の記憶も無くて
慙愧の雨は降り止まず
ありがとう
ありがとう
そればかり
呟くだけのろくでなし
2009年05月09日
昔し、暮らしが在った

祭笛父が唯一男子の日
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=RdTBml4oOZ8
「 男 」
家族さえ養えないで
誰が男だこの野郎
酔いどれて語る夢
お前は半端だ糞ったれ
命の限りも知らないで
自分勝手に生きたなら
それは素的なことだけど
お前は何かが欠けている
細々とささやかに
養うそれの意味さえも
学びもせずに人生を
舐めて暮せば楽は楽
ああラムネを開ければ
にわか雨
ついてない男にも
優しい明日が待っている
等しくあしたがやって来る
2009年05月08日
上がり繭

繭買いの目が恐ろしき幼子は
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=FwSytHVxOyc
「 何も知らない 」
夢破れ恋が散る
子供の頃の砂の城
何ゆえに傷ついて
どれほどの痛みさえ
終ってしまえばただの風邪
これから明日が始まるよ
まだまだ今日さえ終らない
抱擁は温かいけど
君は何にも知らないよ
僕も何にも知らなくて
それこそが
生きてる意味じゃないのかい
陽が落ちる
日は昇る
これこそが
生きてる意味じゃないのかい
君を抱き君は去り
これから明日が始まるよ
2009年05月07日
滴る

沢蟹は敵も知らずに鋏振る
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=tItmKiG2Ek8
「 魔女の箒に掴って 」
海が荒れたら漁が無い
夏が寒けりゃ飯が無い
国が阿保なら先が無い
ああしてこうしてそうなって
真っ暗闇の世の中を
魔女の箒に掴って
世界を飛んだらどうだろう
砂漠が見える炎が上がる
日々の暮らしに追われても
やらなきゃならない事がある
電車の銭に困っても
昼の弁当抜いたって
生きてる限りは生きてる奴の
しなけりゃならない事がある
その愛はささやかで
意気地も何にも無いけれど
ここから始めにゃ一歩も進まない
魔女の箒に掴って
一度は地球を見てみたい
私が生まれたこの星は
親が私に呉れたもの
私が子供にあげるもの
2009年05月06日
母さんの歌

母の日や塩瀬の帯を膝に置き
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=Hjx2G4RKGO4
「 母さんは星になった 」
夜勤の母を迎えに行った
林の中は暗かった
道は細くて石ころだらけ
夜の療養所は恐かった
渡り廊下のそこかしこ
何かが居そうで走ったよ
おまえの好きなマカロニサラダ
一杯貰って来たからね
母さんの腕にぶら下がり
帰るときにはへいちゃらさ
廊下も林も恐くない
僕が二十歳のその年に
母さんは星になった
それから僕は恐くない
いっぱい何だかあったけど
いつでも貴方の手を信じ
「悪いのはお前じゃない」
だから今でも恐くない
痩せた貴方の温もりが
何時でもここにあるようで
2009年05月05日
棕櫚の花咲く頃

旅支度婆の粽は無けれども
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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ご承知のように忌野清志郎氏が逝ってしまいました、
私としては生前にここに載せなかったのだけが心残りでした、
謹んでご冥福を祈ります。
http://www.youtube.com/watch?v=3iid-A6_CB4
「 地球連邦共和国 」
みんな争いが好きなのですか
誰か本当に国境線を見ましたか
あなたは他国の人が嫌いですか
もういいでしょう
みんなひとつになりませんか
これだけ学んで
これだけ罪を重ねて殺戮し
もう止めましょう
小さな星で飽食と飢餓が同居するナンセンス
今私等が乗ってる船はノアのそれです
真の地球の危機に
北も南も東も西も
もう許さなくては
和解しなければ
私等はまさに馬鹿です
2009年05月04日
薫風

何処より湧き立つものか雲の峰
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=P4ZoSzD0ZN0
「 その友情の名のもとに 」
俊則は馬鹿ったれ
吃りで洟垂れみそっかす
弘康はクソ真面目
私の尻ばかり就いてくる
靖之はぼんぼんで
自分の意見は何も無い
オイラは年中ひもじくて
山の木の実を漁ってた
それからやがて奴等と離れ
初恋なんぞを知り染めて
レモンの匂いのヘアトニック
チノのパンツにバンダナ気取り
女友達誘っては
山に海にと行ったもの
ブスの女は見向きもせずに
置いてけぼりの知らんふり
そうしてこうして年を取り
その友情の名の下に
自分を重ねるていたらく
生きてる値打ちもありもせず
誰もが出世家を持ち
ブスも立派に母になり
置いて行かれた初夏の日に
情けないよな風が吹く
2009年05月03日
草笛

夢にある尾鈴の麓誘蛾燈
またしても、明日のぶんを載っけてしまいました、
ご投稿頂いた方はごめんなさい、あれは夢だったと思ってやってね。
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今日の一曲。
http://www.youtube.com/watch?v=BRU1o-sCnqY
「 鳩の鳴く宵 」
鳥居を眺め
賽銭箱の脇に座ってた
暮れ行く夕べは寂しいもので
鳩がぽろぽろ鳴いていた
帰りたくない
火宅の家は罵り合いの
涙と怒声に溢れてた
希んで生まれたところじゃないし
この先希望もありもせず
蛙がころころ鳴き出せば
つくづく明日が見えなくて
お腹も心も飢えていて
蟻の地獄を突き崩す
兄の背中が眼に痛い
誰が悪いと云ったとて
鼻から答えはありもせず
鳩はぽろぽろ鳴くばかり
2009年05月02日
約束の地

薫風や来世に託す紅き糸
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲。
尊敬するバッハを初音ミクが歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=-PvURGMvQvo
今更ながらですが初音ミクを紹介しないと知らない人も多いかも知れません、
人ではなくいわゆるサイボーグ歌手、楽譜を与えると歌ってくれる音楽ロボットなんです、
まぁ、大抵の人はご存知でしょうが一言添えて置きますね。
「 約束の地 」
願ったものは遠く
憧れの日々は来ない
独り結ぶ赤い糸
それこそが約束の地
繰り返す憎しみの欠片に
泣き暮らしても
鼓動する朝
人は誰も祈りながら
傷付け合って
また歩み始める
生きてあれば
また今日がある
生きる末には
また明日がある
2009年05月01日
四月尽

喜びも憂いも抱きて四月尽く
誠に勝手ながらここではコメントの返事をしておりません、
見て頂いた方の所には必ずお伺いします。
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今日の一曲、テクはさておき色っぽさならあんたがチャンピオンやぁ。
http://www.youtube.com/watch?v=v31HBl2wzNc
「 羽 衣 」
海を見ていた
松に吹く風はビィョロンを奏でる
誰も死なない
流転の称名が繰り返すだけ
少年の淋しさは誰も知らないけれど
その
憧れの対極にある
日々の暮らしの事には
理解があった
それゆえにその父は
毎夜毎夜に飲んだくれて
許しを乞うていたのだ
君を連れて行きたい処がる
そこには夢が溢れ
働かなくて済むのだと
繰り返して呟いて
寝息をたてていた
今の私の
そのように

