2009年02月12日

はるの宵ものうくきみの指のはう

★ いろはにほへと俳句を遊ぶ 09y021201

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はるの宵ものうくきみの指のはう

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 > 言ひつのる唇(くち)うつくしや春の宵   日野草城

 女は一生懸命自分の思いをぶっつけてくる。
 たぶんたわいもない、幼い言い分をまくし立てるのでしょうね。その純真さや、懸命さが、かわいくてたまらない。女が怒れば怒るほど愛おしくなる時というのがあるものです。
 愛する者の心というのは、理屈じゃないのですよね。
 女は、また、感情で動くことが多いのに、理屈で理解しようとする傾向も強いですね。
 そんな若い女の側面を、知っていて、大きく包み込んでいる男の寛さが詠われているのでしょうか。
 言いつのる若い女の、ちょっととんがった唇の動きに色気を感じるところが、日野草城さんらしい句だと思います。春の宵はそんな心にさせていくのでしょうね。

 花呼さんの鑑賞と同じように仁も読みとりました。
 草城さんの愛の表現は、すごく直接的な抒情なんですよね。

 はるの宵ものうくきみの指のはう

 もっと穿った読み込みをすることだってできるのかもしれませんね。
 男にとっての色気を感じるものは、愛情とは無関係に、その時の、欲望次第ということもあるんですよ。抱きたいと思っている時は、女が怒っていようが、愚痴こぼしていようが、泣いていようが、そのどんな表情や仕草にも、色気を感じるものなんですよ。
 唇や指は、色気ポイントです。人によってさまざまですけれど・・・

 それにしても、「春の宵」の季感がゆるがないのでしょうね。
 これが「寒の宵」だったら、その唇までも、寒々と感じるのでしょう。
 俳句は季語の斡旋がおもしろいのですね。

 > 言いつのり恋も切れたり春の宵      花呼さん

 若さだけの恋は、こうなってしまうことが多いのでしょう。
 そして、あとで、後悔するんです。
 そんなこと繰り返しながら、すこしずつ寛容になっていくのでしょうね。

言いつのる人あらばあれ暮れなずむ

★★★ 『 おぼろなる心うつせり明けの月 』 ★ 交心俳句28601 ★★★


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2009年02月10日

冬うらら鳩に菩薩の映りけり

★ 交心俳句23804

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冬うらら鳩に菩薩の映りけり

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 花呼さん、おはようございます。
 自転車を乗り回していたモノクロ写真を覚えていらっしゃるんですね。といわれても思い出せませんけれど、・・・本質的に仁は鬱で、内面に閉鎖していたんです。どんなこともうつろに過ぎていくことが多く、楽しいこと、すばらしいことほど消えてしまうんです。喜んだり、幸せになることが、罪であるような意識に呪縛されていたんですね。今でも、本質的には、変わっていないようです。「生まれてきてすみません」意識が深遠を占拠したままなんですよ。外見は、もうずいぶん楽天仁に見えるようですけれどね。
 こんな度し難い鬱仁を、青臭会のみんなはよく受け容れてくれていると、ただただ、感謝です。何一つお返しできないのがつらいですけれど・・・

 それでも、残る余生は、できるだけ楽天仁でHappy、Happy、生きていこうと思っています。やっと、明後日を見ないで、今とここを、大事に、活きることができそうな気がしています。プランター菜園が、本気で、Happyなんですよ。
 プランターのイチゴが、二つ目の花をつけてくれました。Happyです。

 無知仁は、本当に何にも知らないままでした。
 渡りのことなどほとんど知りません。鳥の名前をまず知らない。知っているのは雀や烏。けれどその生態について何にも知りません。ボランティアさんのお話を聞きながら、感動します。4年間ウオッチングしつづけて、飽くことを知らない。その喜びを、ボランティアで、人に分かっていく。すごいですね。その人の笑顔が輝いています。

 これが、一番Happyなことなんだ、そう教えてもらいました。
 来年は、鷹の柱を見に行くつもりです。

 喜びも、幸せも、足下に、どこにでも、転がっているんですね。
 当たり前のことに気づくのに、今まで、かかったんです。
 昔のままの、何にもない、青臭会のありようが、すごい価値あるものに思えます。
 ありがたいことです。

 これをつづけられてきたのは、彼のおかげです。
 中身を問わず、ただただ、関係を大事に守りつづけていく心が、青臭会を、異時空みたいな安らぎの場にしてくれたのでしょう。そこに、何も求めないことの大切さを教えてもらってきました。
 菩薩の心と一緒にあるようです。

 鳩に豆をやって遊んでいる姿をお見せしたかったですね。
 きっと自転車に乗って喜んでいる姿も同じなのでしょうね。

 常不軽菩薩さんというのがいらっしゃることを知りました。
 良寛さんが道しるべにした菩薩さんだといいます。
 鳩と無心に遊んでいる彼に常不軽菩薩さんが見えてくるようでした。

★★★ 『 冬夕焼け記憶の消えし学舎歩く 』 ★ 交心俳句23801 へどうぞ!!! ★★★


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2009年02月07日

春浅き蔵にいのちのスープ飲む

 緒呼が昨日戻ってきて、
 昨日は、久しぶりに、裏の小学校をいっしょに散歩しました。

 今日は、お昼を、農家レストラン『さくらさく蔵』で頂きました。

 

 人の優しさから生まれた
 季節の野菜たち
 そんな野菜で煮込んだ
 いのちのスープ

 これはこの店のキャッチコピーです。

 

 そして、メニュー。

 そして、その料理。

 酒蔵です。

 満腹のお腹のまま、
 三瀬峠へ、水を汲みに行きました。

 土曜だから、先客がいっぱいです。
 のんびり野菜を見て、のんびり汲みますよ。
 1ヶ月分の水補給ですからね。
 我が家のいのちの水です。

2009年02月01日

冬の蝶潜みながらも命燃ゆ

★ いろはにほへと俳句を遊ぶ 09z013101

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冬の蝶潜みながらも命燃ゆ

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> 夢ばかり見てゐしわれや冬稲妻   花人さん

 老仁は、遊行期に入りましたので、
 もう現存利益につながる目的も意味も不要になりました。

 生は、呼吸と同じように、一呼吸一呼吸消えていきますけれど、
 その燃焼が、生きることの喜びにもなるんですね。
 意味も目的も要らないから、
 心の趣くことを、
 好きなように、
 やれるから、
 自由で、最高に楽しいですね。

 失敗しても、
 未完でも、
 せいいっぱいやっていることが楽しくてしようがないんです。

 575も、
 できふできは、どうでもいい、
 挑んで、表現するまでが、おもしろい。

 575も唯我独存冬の雷

 いい夢見ましょう。
 夢の世界は、
 広くて、
 大きくて、
 自在ですね。

 遊行の世界は夢見る世界の拡大のようですよ。

 胡蝶の夢を楽しみましょう。

 冬の蝶潜みながらも命燃ゆ


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