2010年02月28日

したもえのごとくゆぎょうのあいもえよ


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 遊行俳句で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



  零呼さんより、『 今日のそのまんま575で交心 10年02月 28日  草萌や仁の顔して木菟の飛ぶ 』 へ交心もらいました。
 零呼さんの朝一交心をもらうのがあたりまえのような日常になっていますけれど、これは、大変ミラクルなことなんでしょうね。
 日常のど真ん中で、朝一の交心俳句を交心する心は、もう、遊行優游遊泳時空の遊行の心がないとできることではありません。
 零呼さんの心に遊行の心が馴染んできたことをHappyに感じます。


 心は馴染ませれば、遊行の心だって馴染ませることができるんですよ。
 そのことを零呼さんは、照らしだしてくれています。
 零呼さんの意識の上に、自覚的に、遊行の心を遊ばせていることだとは零呼さんが認識していなくても、朝一のそのまんま575で交心ができていることのHappyな感覚は、大切に共有、共振できるHappyな心だと感じます。


 普通に交心できるそのまんま575で交心と、遊行の心が、パラレルであることを喜びたいと思います。



  心にはいつもどこでも春の月   仁



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年02月 28日 』 草萌や仁の顔して木菟の飛ぶ  へどうぞ!!! ★★★




★ 遊行俳句で交心10y022803


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したもえのごとくゆぎょうのあいもえよ


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 おはよう、零呼さん。
 朝一のあい風ありがとう。
 けさは、めずらしく寝坊してしまいました。目覚めに光が心地いい。あい風も心地いい。
 今日も一日Happyですね。



 > 大切にそうっとそっと見守りて芽生えてすぐの双葉なれこそ   零呼



 つくづくと双葉の後を思いやる病も虫も若き好めば   仁



 ラディッシュとおおばの種床を作りました。明日種を播きます。いい苗ができますように。
 愛も野菜のように発芽しやすいですけれど、育つのは難しくなっていますね。いい育ちの愛を見ることが少なくなってきました。
 いい愛育てましょうね。



 > 寄り添いていつも後ろに青い春   零呼



 青い春永久に心に運びませ   仁



 雨の日も伴え心春の月   仁



 一昨日からの雨と昨日の晴れで、ブロッコリーの脇芽が一気に大きくなりました。
 今日の夕飯はブロッコリーのサラダです。
 菜花も摘めば摘むほど、脇芽が湧きあがってきますよ。
 命力は感動ですね。


 愛力も湧きあがる春になりましたね。



 したもえのごとくゆぎょうのあいもえよ   じん

★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★




★★★ 『 子地蔵の下萌に笑み放ちをる 』 ★ 交心俳句10y022701 へどうぞ!!! ★★★



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2010年02月26日

春風や空なればはや花咲かす


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 遊行俳句で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



  零呼さんより、『 TAO交心10y022401★ 囀りやわれはおどおどひとりごと 』  へ交心もらいました。
 遊行俳句で交心への賛同ではありませんけれど、
 老仁の遊行優游遊泳時空についての独り言についても、受容して、交心をつづけてくださるのでHappyになり、浮かれて、またまた、遊行俳句で交心への誘いの独り言を呟いてしまうのでした。



 風流の私語、一身閑なり   一休 『夢閨夜話』



 一休さんが夢に見た閨房の愛楽土を真似しようとしているわけではありませんけれど、
 良寛さんの恍惚至福の愛も同じように、遊行優游遊泳時空で重なっていく世界を幻視もし、創造もしていきたいとは念じているのですけれど・・・



 わが夢の幼すぎるか桜の夜   仁



★★★  TAO交心10y022401★『 囀りやわれはおどおどひとりごと 』 へどうぞ!!! ★★★
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★ 遊行俳句で交心10y022602


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春風や空なればはや花咲かす


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 零呼さん、今日も交心ありがとう。



 > やさしさにお返し添えて春の風   零呼



 春風の空なればはや花咲かす   仁



 いつもやさしい心があい風送ってくれるのでHappyです。
 遊行時空は心がワープするので、刹那にあい風交心が和合することもできるんです。あい風が絡み合ったり、駆けっこをしあったり、戯れたりもするんですよ。触れ合えば、花開く、なんです。
 花にもなり、蝶にもなり、あい風は変化して、自遊に、湧いてくるままに、流れていくんですよ。
 そんなあい風に心を載せると、心はあい風になり、吹きくるあい風と交わるんです。



 あい風交歓。
 Happyですよ。



 朝一のあい風おくり。
 最高の宝物を、普通の心で、日常の一呼吸のように送れる心は、もう、遊行の心ですね。


 遊行の心は、己を越えるから、柔らかいんです。
 遊行の心は、時を超えるから、透明なんです。
 遊行の心は、場を越えるから、形も持たないんです。
 形もなく、色もなく、あい風は、花になるんです。
 場もなく、時もなく、あい風は、蝶になるんです。
 遊行の心は、あい風だから、愛に溢れているんです。


 最高の宝物を、朝一の一呼吸で送ってくれて、ありがとう。
 大きく深呼吸して、あい風に満たされて、一呼吸、仁のあい風送ります。



 Happyですよ。
 あい風交歓。



  あい風の吹いてすみれへつづく道   仁



 万葉集08-1424
 春の野にすみれつみにと来し我ぞ野をなつかしみ一夜寝にける   山部赤人



  山部赤人さんはすみれさんと遊んで、ひと夜を明かすんですね。
 遊行の心の先輩ですよ。
 そして、赤人さんは色好みだから、大好きな女を連れて、すみれさんと遊ぶ楽しみを分かち合っていたのでしょう。
 良寛さんは、ひとり遊びで、すみれさんと遊びますけれどね。



 0133 春の野にさけるすみれをてに摘みて吾が故郷をおもほゆるかな   良寛



 0139 道のべに菫つみつつ鉢の子を忘れてぞ来しあはれ鉢の子   良寛



  菫と遊んで、托鉢していることも忘れてしまっているんですね。それだけの道草なら、それもありでしょうけれど、菫と遊んでいる遊びに夢中になって、その夢の中を遊びながら、吾が庵へ帰ってしまうんです。鉢の子は、良寛さんにとっては、命の糧になる唯一無二の財産なんです。そして、修業道の命なんです。それを忘れてしまうんです。



 良寛さんも、すでに、現世を超えて、遊行優游遊泳時空を飛翔していたのでしょうね。
 そこは花に満たされた花楽土。
 そこは命に満ちあふれた命楽土。
 良寛さんは、花になり、蝶になり、命に恋をし、命と光交合して、至福の愛を享受していたのでしょう。至福の愛の恍惚の時を遊泳していたのでしょう。



 この良寛さんのひとり遊びの恍惚至福の愛は、ミラクル、貞心尼さんと共鳴、共振して、この現世で、現身のままに、恍惚至福の愛を共有、享受したのでした。



 この世での、現身のままでの恍惚至福の愛の形は、見た目には、山部赤人さんの色恋の形と似たものなのでしょうけれど、その内実の、現世時空に留まることと、遊行優游遊泳時空と重なっていることとの差異は、人間界と神仏界の差異くらいの違いがあるのでしょうね。


 幻視する世界が光輝を放ち、魅惑的で、現実の世界よりリアリティを持ったものとして価値ある世界になる人には、普通のこととして、生身でも、楽しめる世界なのですけれどね・・・



  みちのべにすみれとひとよまぐわいぬ   じん

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 下萌やわれも大地の子に還る 』 ★ ネット吟行10y022501 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 旅の宿木の芽ぼこりや恋ぼこり 』 ★ 交心俳句10y022604 へどうぞ!!! ★★★



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


2010年02月24日

囀りやわれはおどおどひとりごと


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★ TAO交心10y022401


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囀りやわれはおどおどひとりごと


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 『 今日のそのまんま575で交心 10年02月 10日 つまずいて鼻の前なる菫かな 』 へ、零呼さんより交心もらいました。


 独り善がり老仁の妄閾のひとり遊びに、すこし躊躇いながらも、やさしさで、交心してくれる心に感謝です。いつの日か、希有の交心者であったと追想することになるのでしょうか・・・あるいは、死ぬ間際までも交心がつづくのでしょうか・・・


 妄閾といいつつ、ここは、遊行優游遊泳時空ですから、遊行の門を潜れば、ここも、魂を持ったもう一つのリアリティの世界なんですよ。
 魂の時空は、幾重もの世界が折りたたまれ、交わったり、交合したりして成り立っているんです。四次元も五次元も往来できるほどの自遊な時空なんです。
 不生不滅ですから、魂が創りだしていく世界です。魂が行こうとすれば、行こうとするところに在るんですね。命はこの世で、今とここに、そのまんまに現れていますけれど、魂は、見えない時空に、そのまんま現れるんです。
 その見えない時空は、重なりの世界ですから、この世の、今とここの、凡愚老仁に重なって現れてもいっこうにおかしくないんですよ。
 見えるものと、見えないものが、一緒に重なってあることを、知っていれば、いいことなんです。あとは、魂の自遊な現れなんですから・・・



 愛は無心ですと、ということは、
 無心になれば、
 魂が自遊に現れるということなんです。
 魂の自遊な現れが、愛なんですよ。


 良寛さんの愛も、愛語も、魂の自遊な現れなんですね。



 無心と無心は、共鳴、共振して、自遊な現れとして、交合したり、化合したりするんです。それを、この世風にいえば、魂のまぐわいと呼んでいるんですよ。
 良寛さんの魂と貞心尼さんの魂が、共鳴、共振して、魂がまぐわったのでしょうね。
 良寛さんと貞心尼さんの至福の愛を、そんな魂の時空での、自遊な魂の巡り会いとして幻視したいと念じます。



 あい風も、魂の風なんですよ。
 愛語と同じで、魂から湧き出しているんです。
 だから、あい風に心を載せて、自遊に飛び回ると、遊行の時空が豊かになっていくんですよ。
 あい風交心が広がることを願っていますけれど・・・



 零呼さんのあい風が、吹きわたって、あたらしいあい風を、ひとつ、またひとつ、呼び起こしてくれそうな予感もしています。



 囀りやわれはおどおどひとりごと   仁



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年02月 10日 つまずいて鼻の前なる菫かな 』 へどうぞ!!! ★★★




★ TAO交心10y021007


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春風にのりませ愛は風使い


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  零呼さん、交心ありがとう。
 溢れるあい風心地いいですよ。



 > やさしさのシャワーを浴びて春ぬくし   零呼さん



 こぼれ落ちたやさしさを拾わなくてもいいですよ。求めれば、いつでも、溢れ注いでいるのですから。いっぱい、いっぱい、深呼吸してくださいね。
 そして、零呼さんからも、やさしさが溢れ出ますように。
 もう、溢れ出ていますけれど・・・



 春風にのりませ愛は風使い   仁



 ナウシカのような風使いの達人にはなれませんけれど、それなりの風つかいにはなれるんですよ。あい風いっぱい吹かせましょうね。



 浴びせたり浴びたり春の風楽土   仁

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 飛んで飛んで鎌倉の春また飛んで 』 ★ 交心俳句10y022403 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 われもはるとろとろそのままねむりねこ 』 ★ 交心俳句10y022302  へどうぞ!!! ★★★



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2010年02月23日

春の音はるかな野辺ののこり雪

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 花人さんの写真「もうそこまで春が。」をネット吟行してきました。
 北陸路の野辺にうっすらと残り雪が被っています。溶ける雪の下にはもう草がいっぱい若芽をふいています。
 空はどこまでも青く、澄みわたっています。
 生き物たちの息吹が聞こえてきますね。


 人々の寒気も伝わってくるようです・・・



☆☆☆ 『 花人さんの写真「もうそこまで春が。」 2010年2月22日投稿  』 へどうぞ!!! ☆☆☆



★ TAO交心10y022301


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春の音はるかな野辺ののこり雪


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 ほんとうに美しい空ですね。
 雪国ならではの美しさでしょうね。


 どこまでも深い。
 永遠に深い。


 今が消え、
 永遠が見える。


 永遠が消え、
 今に戻る。


 一瞬一生。
 今日が、嬉しい。




 春の音はるかな野辺ののこり雪   仁




 そのまんま575で詠ませてください。
 歓喜する心をありがとうございます。

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 われもはるとろとろそのままねむりねこ 』 ★ 交心俳句10y022302  へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 雪に形見残せど恋のごと消ゆる 』 ★ 交心俳句10y022201 へどうぞ!!! ★★★



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2010年02月15日

花の道暗き顔して行く勿


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 遊行俳句で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★




★ 遊行俳句で交心10y021501


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花の道暗き顔して行く勿


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 いつも交心ありがとう。


 良寛さんや、西行さんを真似しながらの、そのまんま575で交心コミュニティですけれど、


 学ぶ楽しみ、
 知る喜び、
 交心する温もり、


 そんな作風が創られていけばいいなぁと念じています。



 けれど、道草は、余技、遊びなんですよね。
 余技、遊び、で留まる人は、無能無芸の落ち零れですよ。社会から脱落した老仁の遊行優游遊泳時空は、無意味、無価値の、空虚な世界です。
 凡愚老仁くらいしか留まりませんけれど・・・


 道草は、ひと呼吸の遊び広場なんですよ。
 せめて、ひと呼吸できる、気楽さと、ゆとりと、親しみが作風として創りだされていけばいいですけれど・・・



 花の道暗き顔して行く勿   仁



 しかたありませんね、
 やっぱり、マイナーな裏街道で、往来する人もなく、寂れ行く広場でもいいでしょう。



  メジャーな世界が明るくて、笑い声に満ちていて、居心地いいですね。
 天下の大道を歩いていける人は、天下の大道を歩く方がいいんです。



 白菊の目に立てゝ見る塵もなし   芭蕉



 清廉潔白は、怖いですね。
 芭蕉さんは、ときどき、こんな清澄な世界に憧れることもあるようですね。・・・



 菰を着て誰人います花の春   芭蕉



 低きにいる芭蕉さんは、温かくて、ほっとしますね。
 普段着の芭蕉さんのそのまんまの心が学びです。



 遠けれど遠けれどなお歩み行け遙かなれども行くが今なり   仁



 元禄元年、俳席に呼ばれて、園女さんに巡り会ったそうです。伊勢山田の神官の娘さんで、医者の連れ合いさんと夫婦で俳句を楽しんでいたそうです。芭蕉は園女さんを弟子にしました。その園女さんが、浪速で俳席を設け、芭蕉さんを呼んだんですね。
 その時の連句の発句が「白菊の」の句です。
 床の間に白菊が生けてあったその白菊の清廉な美しさをたたえた園女さんへの挨拶句です。この句に、芭蕉さんはすごい思い入れを抱いていたといいます。
 もう病で先のない身でありながら、美しい女性に惚れ込んでしまう芭蕉さんがいたんですね。死ぬ間際まで恋心を失わない芭蕉さんがいて、ほっとしますね。



 けれど、これは、現身の生々しい恋心ではないでしょう。
 文芸上の恋です。
 文芸上の真実です。
 恋は、芭蕉さんにとって、おそらく究極の風雅だったのだろうと想像できます。
 恋が、西行さんにとって究極の風雅であったように。



 来む世には心のうちにあらはさむ飽かでやみぬる月の光を   西行



 花よ月よと生きてきた西行さんは、現身の恋を捨てたところから旅立ちし、究極の愛に回帰する一条道を創りだしていきました。
 月にその究極の愛の幻影を見て、月を詠いつづけてきましたけれど、月を詠んで、愛を実現することはありませんでした。その究極の愛は、口惜しいけれど、あの世にいったら、自己実現させよう。あの世で、もう一度、わたしの心の内に、確かな姿形を持ったものとして湧出させ、自己実現させよう、と念じたのでした。



 散るさくらのこるさくらも散るさくら   良寛



 良寛さんはミラクルのように究極の愛の中で至福の坐死を迎え、永遠の再生を繰り返していくのでしょうけれど、西行さんの究極の愛は、これから受け継がれ、再創造されていかなければならない、わたしたちに、投げ渡された課題です。


 芭蕉さんは、風雅の一条道として西行さんを受け継ぎ、ルネサンス、再創造していきましたけれど、究極の風雅である愛も、受け継いでいこうとしたのかもしれません。
 でも、芭蕉さんには、俳道を極めることで精いっぱいだったのでしょう。
 時折、「白菊の」や「象潟や」に、その道草の一端を覗き込むことができるのですね。



 西行さんも、芭蕉さんも、良寛さんも、誰も彼も、わたしたちの師なのでしょうね。
 表街道には師という看板を立てた人もいっぱいいます。
 名もなく、知られもせず、妙好人と呼ばれる人たちも、身近にいっぱいゐます。


 求めれば、みんな、みんな、吾以外は、師なのですね。



 老仁には、路傍の草花さんも、師です。
 河原の石ころさんも、師です。
 行く雲さんも、流れる川さんも、師です。



  花の春野良と木陰で遊ばんや    仁

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★★★ 『 夢の春夢の世ゆえに貫け夢 』 ★ 交心俳句10y021403 へどうぞ!!! ★★★



★★★  遊行俳句で交心10y021202★『 騒げ胸さいごの桜見にゆかん 』 へどうぞ!!! ★★★



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2010年02月12日

騒げ胸さいごの桜見にゆかん


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 遊行俳句で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★ 遊行俳句で交心10y021202


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騒げ胸さいごの桜見にゆかん


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 おはよう、零呼さん。
 今日もあい風ありがとう。
 越後は雪だそうです。関東も雪ですか・・・柳川は今年ももう雪を見ないで春になりそうです。ものの芽さんたちがうずうずしています。



  > 古きとき訪ねて巡る春いくつ   零呼



 巡り来る春は今年も最後ぞと   仁



 春を待つ心も、待ち方次第で、さまざまですね。
 今までは、無知の喜びで、在る物起こること、どれも新鮮で、特別春を待つ心もなかったのですけれど、西行さんを遊びはじめて、あぁ、こんな春の遊び方もあったのかと、すこし、西行さん真似遊びの春も、楽しんでみようかと思っています。


 遊行優游遊泳時空の遊びですから、真冬だって、春を遊べるのですけれど、春を待ちながら、春を遊ぶのも、共有話題になって、交心できそうですね。


 にしても、あと幾つ、春を遊ぶことができるのでしょう・・・
 やっぱり、最後の春と思って、しみじみ遊ぶことにしましょうか。



 おぼつかな春は心の花にのみいづれの年か浮かれそめけむ   西行



 春になるとどうしてこんなにそわそわ心が浮き立ってくるのだろうね。
 それも、とりわけ桜の花にばかりこんなにも心奪われ、
 ここの桜も、あそこの桜もと、飛び回り、
 散るを惜しんで、一時も愛おしみはじめたのは、
 いつの頃からのことだったのだろうね・・・



 西行さんの花ぐるいは、これから、老仁の花ぐるいの道標になるのでしょうか。西行さんは遠い人だったのですけれど、案外幼稚で、理屈っぽくて、それでいて素直で、あるがまんまを率直に詠んでいる歌が多いので、つまりは凡愚仁でも真似できそうな歌が多くあるので、読んでみたら、思わず親しみ感じてきたのでした。


 凡愚仁好みに、西行さんも、真似して遊んでみようと思います。



 桜にも心くるわすわけを尋い浮かれそめけむ今年の春を   仁



  騒げ胸さいごの桜見にゆかん   仁

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


★★★ 『 腸に原野の深雪抱え込め 』 ★ 交心俳句10y021102 へどうぞ!!! ★★★


★★★ 阿騎野交心10y021002★『 梅の香に思い馳せけり宇陀郡 』 へどうぞ!!! ★★★


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2010年02月10日

ひそやかにわがままあそべはるのあめ


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ TAO交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★




★ TAO交心10y021004  わがまま5題


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ひそやかにわがままあそべはるのあめ


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 愛おしきさまにわがまま春の草



  春の雨わがままさえも愛おしや



 わがままは鬼子ならずよ春の草



 ひそやかにわがままあそべはるのあめ



  十八のこころにぬれる春の雨

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 阿騎野交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



 阿騎野の写真家都人さんより、春の嬉しい便りをもらいました。
 宝物の本までお送り頂いて、こんなに幸運な春の訪れはありません。
 そのうれしさをそのまんま575で詠みました。



★ 阿騎野交心10y021001


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古都よりのゆかしき便り春の風


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★ 阿騎野交心10y021002


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梅の香に思い馳せけり宇陀郡


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★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年02月 10日 つまずいて鼻の前なる菫かな 』 へどうぞ!!! ★★★

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 憂き世をば浮き世と遊べ花は散れ 』 ★ 西行さんを遊ぶ10y020901 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 掌に載せて至福よ梅の花 』 ★ 交心俳句10y020903 へどうぞ!!! ★★★



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★

2010年02月09日

憂き世をば浮き世と遊べ花は散れ

 



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★ 遊行俳句10y02090101


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憂き世をば浮き世と遊べ花は散れ


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 世を捨つる人はまことに捨つるかは捨てぬ人こそ捨つるなりけれ   西行



★★★ 『 花蕾む逸る心を狂うまま 』 ★ 西行さんを遊ぶ10y020801 へどうぞ!!! ★★★



 世を捨てた西行さんの一面を見てきました。
 
 その一面に、「憂かれ」への転落を見たのですけれど、
 もし「浮かれ」の波で西行さんが宮廷文化に受け容れられていたら、西行さんの歌道はどうなっていたのでしょうね・・・おそらく、「浮かれ」のまんま、一冬、二冬は越せるけれども、三度の冬には、涸れてしまったのかもしれません。
 「上﨟女房」の非情が、あるいは西行への無意識の深い愛が、西行を歌道の花道へ誘ったといえるでしょう。


 初心の「憂かれ」は、「失恋」という挫折、あるいは苦悩に過ぎません。青年に共通する苦悩はわかりやすく、共鳴、共有されていくでしょうけれど、また次の浅い恋の巡り会いで、解消して「浮かれ」が、反復するのです。
 それが浮世の習いなんですね。
 今世は、もう、深みは忘却の淵に沈み込んでしまっているのではないかと思ってしまうような短小軽佻な関係が現象を占有してしまっているようです。



 憂き世をば浮き世と遊べ花は散れ   仁



 西行さんの初期の「憂かれ」を少し覗いてみたくなりました。



 西行月の歌006 花ちらで月はくもらぬ世なりせば物を思はぬわが身ならまし
 


 「花ちらで月はくもらぬ世」であったなら、こんなにも狂おしく「物を思わぬ」わが身でいることができたのに・・・というのでしょうか。
 まるで中学生の作文のようですね。
 老仁も中学生のように素直な心でおつき合いしていきますね。



 凡愚仁遊ぶ楽土も花咲きぬ   仁



 うらうらと死なむずるなと思ひ解けば心のやがてさぞと答ふる   西行



 挫折の中で、青春の門である死と向き合うことにもなるんですね。
 この向き合い方いかんで、自己実現の道筋は、大きく二つに分かれます。
 成果主義か、出家遁世か。
 仁義の道か、無為自然の道か。



 存えてまた巡り会う散る桜   仁



 西行さんは、賢明にも、無為自然の道を決断したのでした。
 
 この決断の位相は、良寛さんと類似しているのかもしれません。
 けれど、器質的に、人格的に、まるで異なる世界を創造していくのですね。



  心から心にものを思はせて身を苦しむるわが身なりけり   西行



  今日の苦も花と散りゆけ愛楽土   仁



  苦しみの度重なれば苦しみの古巣の月に映り初めけり   仁

★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★  『 回生の夢をもらいて春立ちぬ 』 ★ 交心俳句10y020801 へどうぞ!!! ★★★



★★★  『 桜咲け大地の子らも甦れ 』 ★ 交心俳句10y020502 へどうぞ!!! ★★★



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★




 

2010年02月09日

花蕾む逸る心を狂うまま ★★★  思ひきや富士の高根に一夜ねて雲の上なる月を見むとは


★。・。・゜♪゜・。・。★ 西行さんを遊ぶ ★。・。・゜♪゜・。・。★




★ 西行さんを遊ぶ10y020801


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花蕾む逸る心を狂うまま


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 かげさえてまことに月のあかき夜は心も空にうかれてぞすむ    西行



★★★ 『 ものの芽のごとく歓喜に身を充たせ 』 ★ 西行さんを遊ぶ10y020601  へどうぞ!!! ★★★



  西行さんの「浮かれ」模様を探ってみました。



 憂き世を捨てて、ほんとうに「浮かれ」て生きていける生を創りだしていきたい。
 そして、西行さんは、出家するのですね。
 良寛さんと違って、西行さんは、宣言出家だったのですね。用意周到に根回しもして、出家の意味も見定めて、実行に入ったようです。


  青年期の「浮かれ」は恋にはじまり、失恋に終わったのでしょうか・・・
 失恋は、「浮かれ」を浄化しながら、様々なバリエーションで虚しさ、寂しさ、切なさを積み重ねながら、<幻影の恋>を創りだしていくようですね。


 出家の動機の第一に根源的な生の探求を据えてみたいと思います。
 けれど、もう一つの動機、風雅の探求が優先されることになっていくようです。また、それが、初心でもあったのでしょう。当時の宮廷文化の風雅の殿堂の中で、風雅の道に名を残すには、北面の武士では、実現不可能だったのでしょうね。出家遁世の境涯を貫いて、風雅を極める道しか、西行にはなかったのです。
 そして、その西行プロジェクトは見事に成功し、風雅の花の根源的な有り様も開示していくことになりました。



 花蕾む逸る心を狂うまま   仁



 この西行さんの夢実現のプロジェクトを、瘋癲老仁は、西行さんの遊行優游遊泳時空創生物語として辿って行こうと思います。
 無知仁が、まだ西行さんの歌を、20個も読んでいないのに、
 西行さんの全体は、春の霞の中なのに、
 こんな読み込みを宣言するおおぼらぶりを、お笑いください。無知だからできるひとり遊びなんだと、老仁は、楽しんでいるのです。



  春霞追えど見えこぬきみの影   仁



 鳥羽院に出家のいとま申し侍るとて詠める
 惜しむとて惜しまれぬべきこの世かは身を捨ててこそ身をも助けめ   西行



  この世を捨てるということは、とてももったいないことで、
 もっともっとこの世を大事にして、あなたにお仕えしたいとは思います。
 けれど今のままのわたしでは何のお役にも立てません。
 この無能無役のわたしを捨てて、もっと修業して、
 わたし自身が納得できるわたしになりたいと念じています。



 こんな風に思いを打ち明けて、鳥羽院に出家を申し出ました。
 西行さんは、鳥羽院に仕える下北面の武士だったのです。その前に仕えていたのは、徳大寺実能で、彼は左大臣にまで昇り詰めた人でした。実能の縁で、和歌の素養を身につけたのでした。実能の妹は鳥羽院の中宮になり、崇徳天皇を生んで、待賢門院の院号までもらった人です。西行さんはこの宮廷の最上級の人々の文化に触れ、和歌の教養を学び、和歌文化の雰囲気に魅せられていったのですね。そしてその才能を花咲かせはじめていたのでした。おつき合いしてくれる人々も西行さんの和歌の才能に感動もし、賞賛もして、受け入れてくれていましたけれど、決して対等ではありません。なにしろ下北面の武士です。
 当時歌壇の第一人者であった藤原俊成も青年西行に歌人としての天分を認め、そのはじめからつき合っていたのです。西行さんは俊成さんを道標とも師ともして、交友を深め、和歌の道を研鑽しました。
 けれど、宮廷文化は揺るぎない身分社会の呪縛があります。西行さんがどんなにその道で才能を開花させても北面の武士です。それだけの扱いしか受けません。
 骨身にしみて、その身分差別に泣いたことでしょう。
 それが、和歌的雰囲気の中で「浮かれ」、風雅を詠み、もてはやされて、恋もして、夢多き青年西行さんでした。歌の世界では、自由で、どこまでも「浮かれ」ることができたのでした。
 そして、ついに、「浮かれ」の波に乗って、身分違いの「上﨟女房」に恋してしまったのでした。



  思ひきや富士の高根に一夜ねて雲の上なる月を見むとは   西行



 一夜の契りまで結んだのでしたけれど、挫折のはじまりでした。
 「浮かれ」が「憂かれ」へ転落していくのです。





 幻の一夜の契り春の月   仁



  もう、出家して、歌一筋に生きるしか、西行さんの初心、自己実現の道筋は残されていません。



 世を捨つる人はまことに捨つるかは捨てぬ人こそ捨つるなりけれ   西行



 世も捨てず恋も捨てざり遊行して真の恋の楽土遊ばん   仁

★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 回生の夢をもらいて春立ちぬ 』 ★ 交心俳句10y020401 へどうぞ!!! ★★★



★★★  『 春の雨水面に夢の華やぎぬ 』 ★ 交心俳句10y020303  へどうぞ!!! ★★★



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2010年02月07日

ものの芽のごとく歓喜に身を充たせ


★。・。・゜♪゜・。・。★ 西行さんを遊ぶ ★。・。・゜♪゜・。・。★




★ 西行さんを遊ぶ10y020601


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ものの芽のごとく歓喜に身を充たせ


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 かげさえてまことに月のあかき夜は心も空にうかれてぞすむ    西行



 【 仁訳 】
 月影が煌々と照り映えて、
 静に世界が開かれているようだよ。
 その開かれた澄んだ世界へ、浮かれ出て、
 心も華やぎ、ときめいてくるよ。
 月影はわたしの心の中の忍ぶ恋を誘い出してくれるんだね。



 月をみて心うかれしいにしへのあきにもさらにめぐりあひぬる   西行


 西行さんの<浮かれる心>に関心を持って、西行さん入門です。
 学究の徒ではありませんので、わがまま、遊行読みで、老仁の<浮かれる心>を開いていく契機として、の西行さん入門です。


★★★  西行さんを遊ぶ10z013001★『 冬の月遊行の道の広さかな 』 へどうぞ!!! ★★★



  青年の頃に、月を見て「浮かれ」ました。
 悟りに近づいて、また、月に「浮かれ」る心が、起こってきました。
 二つの「浮かれ」る心の変貌を辿ってみたいと思います。



 全体像はまったく無知ですから、
 たまたま巡り会った歌や解説を通して、辿っていくことになりますから、くりかえしますけれど、老仁のひとり遊びの遊行時空のシミュレーションか、模擬舞台のようなものです。真偽是非は、全く頓着しません。



 かげさえてまことに月のあかき夜は心も空にうかれてぞすむ    西行



 西行さんのいつの頃の作品なのかも知らないのですけれど、
 だからわがまま読みしかできないのですけれど、
 この「うかれ」に、恋を読み込んでみます。
 この歌も、初心の青年の浮かれと、成熟の受かれと、二つとも読み込むことができますけれど、青年期の初心の浮かれとして読みます。


 月明かりの美しい夜は、誰だって、心切なくなるでしょう。恋人がいてもいなくても、人恋の情が募っていくのが自然の情緒でしょうね。
 この月の感動を誰かと語り合い、分かち合いたい。
 今独りでいることの寂しさが心を切なくしていきます。
 それが恋のはじまりでしょう。


 そしてはじまりは、月に恋をする形をとっていくのでしょう。
もちろん、花であってもいいし、光景であってもいいし、想い出の品であってもいいのです。西行さんは風雅の伝統の中で、月と花に、その恋のはじまりをみようとしていったのかもしれません。



 ものの芽のごとく歓喜に身を充たせ   仁



 けれど、西行さんは、出家した人ですから、月に「浮かれる」心は、凡愚仁のように、単純に恋にのぼせあがって、浮き浮きする様なものではないでしょう。「浮かれ」の裏には、挫折や絶望や苦悩といった「憂かれ」が重なっているのでしょう。
 凡愚仁は、恋したら、もう素直に、その人のことしか考えないし、見ようとしないでしょう。見えるもの、触れることのできるもの、色や匂いや趣味や、そんな具体的なものがないと恋心が満たされず、空しくなっていくのでしょうね。
 西行さんは、その逆に、虚しさの中に、虚しさを越える恋を創りだそうとしているようです。ほんとうの恋を探しているのでしょう。
 自分が命をかけても惜しくない恋をするという自分の探求に恋しているのかもしれません。


 「心も空にうかれてぞすむ」という解釈をどうするかで、いろいろ考えられますけれど、
 恋しているから、浮き浮き浮かれている、喜んでいる。そんな自分を、心も、喜んでいる。この恋は、この月のように澄んだ、清らかな、明るい恋なんだ。これこそ本ものの恋だよ。そう自分に言い聞かせているようです。



 心から心にものを思はせて身を苦しむるわが身なりけり   西行



 普通の恋は、ただ「身を苦しむる」だけの恋に終わり、また、新しい恋をはじめては、身を苦しめて行くのでしょう。


 西行さん、青春ど真ん中の、恋として、読んでみました。



 心から心にこころあそばせて身を歓ばす遊行なりけり   仁

★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★  『 芸猫よ芸見せ奔れ雪の上 』 ★ 交心俳句10y020603  へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年02月 01日 』山眠る精霊もみな眠らせて へどうぞ!!! ★★★



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2010年02月05日

冬銀河もどれば19を生きている


★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 遊行俳句で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



  零呼さんより、『 今日のそのまんま575で交心 10年01月15日  雪化粧髭だけ出してブラックキャッツ 』 に交心をもらいました。


  「 15の春を泣かせない 」。。。 そんなコピーが流行ったことがあるんですね。世間にも無知な老仁はそんな風潮も覚えていません。
 19才で時間がストップして、外部世界が消えてしまいました。
 内部世界を生きはじめたのですけれど、内部には、何もないんですね。生きるということは、生を虚構することになっていきました。虚構の彷徨です。
 人は自分探しをしていたようですけれど、老仁は自分壊しをしていました。
 作っては、壊し。作っては、壊しの荒野だったのでしょうね。


 15、16、17と、わたしの人生くらかった・・・このフレーズだけ呟いていたようです。30過ぎまでくらい、呟いていたのでしょうね・・・



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年01月15日  雪化粧髭だけ出してブラックキャッツ 』  へどうぞ!!! ★★★




★ 遊行俳句で交心10z011502


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冬銀河もどれば19を生きている


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 零呼さん、今日も交心ありがとう。
 昔花金というのもあったような・・・土日がうれしくなりますね。老仁は、逆に、火水くらいがうれしくなるのですけれどね。現役と、無役の違いでしょうね。火水は現役さんたちが多忙中なので、どこも人影少なく、のんびりできるんですよ。けれど、また、その火水さえ、選ばなくてもいい、四畳半菜園暮らしに籠もりそうです。
 今日は朝から気晴らしに久留米へ遊びに行ってきました。
 心身のリハビリ。
 やはりリフレッシュできますね。



 小正月み空もわれをことほぎぬ   仁



  > 寒ついて開く15の出入り口   零呼



 15、16、17と、暗かった。
 今も暗さに、変わりはありませんけれど、遊行を知って、心には、いつも、み空が広がっています。そのみ空を、遊行時空として、19の春まで、退行して、青春の生き直しをするのも楽しいでしょうね。15まで戻るのは、ちょっと難儀です。
 19が絶句の春で、老仁にとっては、ブラックホールなんですよ。
 自我が小爆発しつつ、どれもこれもブラックホールに呑み込まれていくんです。呑み込まれつつ、虚構の雲の糸を、天空に投げて、その雲の糸をよじ登りつつ、虚構の青春を彷徨していました。虚弱の心は、葉蔵さんだったり、ラスコーリニコフさんだったり、ムルソーさんだったり、・・・虚構の演出を忘れると鬱の闇に沈潜していたのでした。
 今も本質的には変わっていないのでしょうけれど、遊行力が大きくなってくれたので、楽天仁でいることができ、Happy、Happyで、優游三昧です。


 15、16、17は、いつの時代でも、苦海なのでしょうね。
 良寛さんの唐突な出家も18でした。


 そんな青年時代を、遊行の心で渡り歩く人間を、遊行時空で創出してみるのも楽しいことでしょうね。
 70の良寛さんが、今の世の中を、19の青年になって蘇生したら、どんな風に生きていくのでしょうね。想像しただけでも、わくわくするようなドラマがはじまります。
 太宰さんくらいの作家意識を持っていたら、『人間失格』じゃなく、『人間礼賛』が書けるのでしょうけれどね・・・
 『21世紀の旗手』くらいから、書き始めてみるのもおもしろそうですね。



 冬銀河もどれば19を生きている   仁

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 寒の星こころはどこでも交差する 』 ★ 遊行俳句で交心10z012001 へどうぞ!!! ★★★



★★★  そのまんま575で交心10z010705『 見えぬ根のおかげうれしや春の風 』 へどうぞ!!! ★★★



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2010年02月04日

獣の如深雪の森へ誘わる


★。・。・゜♪゜・。・。★ 遊行俳句で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★




★ 遊行俳句で交心10z011501


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獣の如深雪の森へ誘わる


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★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年01月15日 』 雪化粧髭だけ出してブラックキャッツ   へどうぞ!!! ★★★

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★★★ 『 組み敷いて吾を失う霜柱 』 ★ 遊行俳句で交心10z011101 へどうぞ!!! ★★★



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2010年02月04日

気がつけばすっぽんぽんの枯木立


★。・。・゜♪゜・。・。★ 遊行俳句で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



  『 山眠る精霊もみな眠らせて 』 へ空人さんから交心もらいました。
 久しぶりの交心で、老仁のからだのこと、よほど心配してくれたのでしょう。
 ありがたい心に包まれて、愛パワーに支えられて、病気も、和らいでくれるのでしょう。
 みなさんのあい風に、ありがとう、です。



★★★ 『 山眠る精霊もみな眠らせて 』ネット吟行10z013001 へどうぞ!!! ★★★



★ 遊行俳句で交心0910y020301


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気がつけばすっぽんぽんの枯木立


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 空人さん、おはよう。
 ありがとうございます。
 無事何ごともなく生研終えて、今帰ってきたところです。
 暮れから色々起こって、大変ご心配おかけしました。これも天の恵み、天の声と、喜んで受け容れ、すこしは自分の体の命のことも知り、養生もしていこうと思いはじめています。
 気がつけば・・・
 そういうことがもっと多くなっていくことでしょうね。



 気がつけばすっぽんぽんの枯木立   仁



 けれど冬木立は、自然の流れ。春になれば、再び緑の葉を生い茂らし、花を咲き誇らせるのでしょう。廻る命の力は、人間もまた同じだと思いたくなります。見かけは老いさらばえていきますけれど、気力は樹木に劣ることはないでしょう。命に還り、命のままに生きることができるなら、死ぬ間際までも、花を咲かせることができるでしょう。
 一休さんは78歳で森女さんに巡り会いました。88歳で森女さんの腕の中で坐死しました。花のまんま散っていったんですね。
 その気力は、愛する力にありました。
 森女さんを心底愛し、歓び、楽しんだんですね。
 愛する力は、喜ぶ力、楽しむ力なのでしょうね。


 森女さんを愛することは、森羅万象が命の躍動に満たされ、花と咲き誇ることなのでしょう。淫水が愛の源泉。その源泉に湧く情愛が風流だというのです。森女さん自身が風流になってしまいました。



 風流人の花人さんが、猪家族に観たものが、かなしいですね。
 かなしみ、さびしみを抱えて、無一物の境地まで下り、
 もう一度、風流の花を咲かせることも、残された道かもしれません。



 雪の闇山路に遇いし猪家族   仁



 老仁は今更風流を云々することもはばかられる凡愚仁ですけれど、真似良寛仁を生きるように、真似一休仁にも挑んでみようかなぁと思っています。
 一休さんの真似は到底真似ることのできない超風狂ですけれど、遊行時空優游遊泳としては、最高に心を遊ばせることのできる風流ですね。破戒風狂は縁遠いですけれど、愛風狂は、真似れば享受できそうな気もするんですよ。


 まだ、良寛さんの入り口を彷徨っている段階で、一休さんに移るのは3年先か、5年先のことと想定していましたけれど、なぜか、昨日、一休さんを同伴していました。軽い遊びで、ちょっと覗き見してみようと水上さんの『一休文芸私抄』を持っていったんです。本命は中野公次さんの『風の良寛』を読むつもりだったのですけれどね・・・


 一休さんにはまってしまいました。
 毒気満々です。
 おかげで、眠れない夜になってしまいました。旧病棟の廃屋探検も画策していたのですけれど、吹っ飛んでいました。
  病室の窓から博多の灯が見えます。闇と灯だけですけれど、人間劇場なんでしょうね。



 紅塵の隙流れ来る梅香かな   仁



 


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★★★  遊行俳句で交心10y020304★『 愛すれば溶けるよ風流雪女郎 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 春の雨水面に夢の華やぎぬ 』 ★ 交心俳句10y020303 へどうぞ!!! ★★★



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2010年02月03日

愛すれば溶けるよ風流雪女郎


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★ 遊行俳句で交心10y020304


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愛すれば溶けるよ風流雪女郎


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 雲人さん、いつもサポートありがとうございます。
 4年前にどんなことしたか覚えていますか、と担当の口先生が聞きました。
 覚えていないんですよ。全く。・・・
 ちょっと驚いたような顔をされましたけれど、笑顔で聞き流してくれました。
 背中に麻酔が打たれますけれど、いいツボが見つからないようです。サポートの上先生と相談しながらの麻酔となりました。
 痛かったら教えてくださいね。麻酔を追加しますから。・・・
 生研がはじまって、パチンパチンと大きな音がします、と先生が言います。それで、少し記憶が甦ってきました。前回は11個採ってもらったんですよ、というと、今度は12個採ります、と答えて下さる。プチン、一つ。プチン、二つ。プチン、三つ。三つまで数えたら、雑念が出はじめました。ガテガテパラガテ、四。ガテガテパラガテ、五。待つ間読んでいた一休さんの風流が湧いてきました。最後には森女さんが風流そのものになってしまったんですね。最高の至福でしょう。あと二個ですよ。はい、ありがとうございます。プッチン、じゅういち。風流・・・プッチン、じゅうにぃ。終わりましたよ。
 ありがとうございます。
 たいした苦痛もなく生研は終了してくれました。
 一休さんのことはこれからはじまることなので反復しますけれど、生研のことは、また反復しないと、忘却の淵に置き去りにされてしまうのでしょうね。終わったことは、追わないんです。はじまりが待っているんです。
 今更、流れを変える必要もないでしょうね。
 今日は今日の風を吹かせましょう。



 愛すれば溶けるよ風流雪女郎   仁



 筆置も夢のうちなるしるしかなさめてはさらにとふ人もなし   一休



 『骸骨』を読みました。
 一休さん64歳の作品だそうです。さまざまな魂胆を秘めた作品のようですけれど、
 軽く読めば、面白いですね。骸骨が身近な友人になってきました。老仁も、これから、いつも対話できる骸骨を友人として、交心していこうと思います。
 遊行優游遊泳時空の住人として骸骨さんを迎え入れます。



 世の中に秋風立ぬ花すゝきまねかはゆかん野辺も山辺も   一休



 雪女郎まねかばゆかん果てまでも   仁

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★★★ 『 悲しみは愛おしむこと桜泣く 』 ★ ネット吟行10z012401 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 春の雨水面に夢の華やぎぬ 』 ★ 交心俳句10y020303 へどうぞ!!! ★★★



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