2009年07月30日

土用波:ひらり

ありがとうございます♪(敬称略させていただいています)
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絽羽織ががぶりといける手羽餃子   よし
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土用波真一文字に空と海    ひらり


どようなみまいちもんじにそらとうみ



土用波
土用浪


夏の土用のころ
主に太平洋沿岸に押し寄せてくる
うねりのある高波のことで
時に激しい海鳴りが起こることもある。
これは
南方海上に発生した
台風から生じたうねりによるものである。


-合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編より-


有明海は、福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県に跨る九州最大の湾。
柳川からまっすぐに南へ南へさがっていくとこの有明海にでる。

地図で見れば、かなりの干潟があるはずだが、
私たちの行った時間は
午後3時もすっかり過ぎていた頃なので潮が満ちてきているようだった。


季語の土用波は太平洋側の海で起こる波のことで
この有明湾での使い方は間違っていると思うが
怖いほどの風に水平線が鈍色に波打ち
空の雲も一発触発の感さえあったので思いついた。

それに、柳川でせいろ蒸しも食べたことだしぃ~・・・

土用の丑の日(土用波?)(o^皿^)ニカッ♪ってことでご勘弁を~♪


土用波真一文字に空と海
どようなみまいちもんじにそらとうみ
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2009年07月29日

日盛:ひらり

ありがとうございます♪(敬称略させていただいています)
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田は干されどこへ行ったか源五郎   よし
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ペダル音平らな町の日の盛り    ひらり


ぺだるおとたいらなまちのひのさかり


日盛
日の盛り


夏の日中、日が一番強く照りつける時間帯のこと。
正午ごろから午後二時、三時ごろまで。
物の影が増したに落ち、激しく眩しい白光は寂として、
あたりは不思議な静けさを漂わせる。
夏の暑さを表現する季語として近代以降好んで取り上げられるようになった。


-合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編より-



平和・・・という単語が頭をよぎった。

北原白秋生家の町並みを一望すると、ほとんどの家屋が平屋か二階建。
通りの真ん中に立つとしんと静まりかえった道が延々と続き、青空がパノラマに広がっていた。
感動してしばらく佇んでいると点のような人影がどんどんと近づいてくる。
自転車をこぐペダル音だけがキーコキーコと過ぎ去った。


ペダル音平らな町の日の盛り
ぺだるおとたいらなまちのひのさかり
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2009年07月28日

炎昼:ひらり

ありがとうございます♪(敬称略させていただいています)
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雨止まず筋ばかりなる走り芋   よし


謎かけの 花を愛でゆく 残り梅雨   塩梅  
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炎昼や蒸せる杉戸のかほりかな    ひらり


えんちゅうやむせるすぎとのかほりかな



炎昼
夏の昼


真夏の灼けつく昼である。
日盛りと大きな違いはないが、漢語である分、語感が力強く生々しい。
季語として定着したのは比較的新しい。
→日盛


-合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編より-


柳川紀行Ⅱ
茶室として利用されていたという数奇屋風の建物の内部は
決して華美ではないが
文人趣味を思わせる粋な意匠があちこちに配されていて興味深い
どうやら、テーマは<竹>のようで
ここぞというところには必ず種々の竹が配置されていて
洒落っ気たっぷりの住宅のように感じた。



炎昼や蒸せる杉戸のかほりかな
えんちゅうやむせるすぎとのかほりかな
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予告では北原白秋館と書いたが、その前に見学した戸島家住宅を先に書かせてもらった。


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2009年07月23日

舟遊び:ひらり

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直ぐに立つ灯心草を折りてゐる   よし


舟遊び向かふ舟なる美人かな   鎌ちゃん


舟唄の川面に消ゆる納涼舟(すずみぶね)   道州  
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柳川の唄のどかにて舟遊び    ひらり


やながわのうたのどかにてふなあそび



船遊び
船遊山 遊船 遊び船


主として納涼のため、海や大河に船を出して遊ぶこと。
江戸時代には隅田川に船を浮かべて涼をとり、
川開きなどには多いに賑わったという。
現在、各地の川・湖・湾などでは
夏になると納涼船が運航され、
涼を求める人に人気を呼んでいる。


-合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編より-



季語の本意は納涼の舟遊びだが、ここ柳川は四季を通じての川下り。
冬には炬燵を仕込むらしい。
俳句としてはちょっとクレームがつきそうな季語使い・・・お見逃しを!



柳川の唄のどかにて舟遊び
やながわのうたのどかにてふなあそび
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2009年07月14日

夏祭:ひらり

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十円を握り締めてた夏祭り   よし
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夏祭りビル風に乗り太鼓来る    ひらり


なつまつりびるかぜにのりたいこくる




夏祭 祭獅子 祭太鼓 祭笛 祭囃子 祭堤燈 祭髪 祭衣 
宵宮 夜宮 山車 神輿 渡御 御旅所 祭舟


夏季に行われる各神社の祭礼の総称。
古くは祭といえば
京都の上賀茂神社・下鴨神社の祭礼である
賀茂祭(葵祭)のことをさした。
→春祭(春)・秋祭(秋)


-合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編より-


大阪三大夏祭と言えば、生国魂神社の生玉夏祭、大阪天満宮の天神祭、住吉大社の住吉祭といわれているが、私たちの地域の氏神さんにあたる生国魂神社の生玉夏祭が皮切り。



今年の祭は珍しく土曜日と日曜日にあたった。




夏祭りビル風に乗り太鼓来る
なつまつりびるかぜにのりたいこくる
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2009年07月11日

蓮の花:ひらり

ありがとうございます♪(敬称略させていただいています)
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去る人を笑うて送る雷ひとつ   よし
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浄土でも咲いて実もあり蓮の花    ひらり


じょうどでもさいてみもありはすのはな



蓮の花
はちす 白蓮 紅蓮 蓮華


蓮はハス科の多年生水草。
観賞用・食用として池・沼・水田などで栽培される。
七月ごろ根茎から長い花茎を水上に出して、その先端に大きく美しい花を開く。
色は紅・白・紅紫など。
香りがよく、夜明けに咲き、昼前にはしぼむ。
地下茎である蓮根や種子も食用になる。


-合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編より-


T~さんの訃報を聞いてからというもの、何も手につかない・・・とまでは行かなくとも(実際、仕事はこなしていたのだから)好きなカメラでさえ持ち歩くこともなく気力が伴わずにいた。




家に帰れば、ショゲた夫の落とした肩を見るのも忍びなかった。
両親もたった一人の兄も早くに失っている夫のT~さんへの想いは格別のもので私の立ち入るスキがないくらいだったから・・・。




本人の遺言で家族葬を希望され、私たちには葬儀も終わって知らされた。
入院中に一度、夫と二人して見舞いに行ったが、治療に行っているとかでベッドの跡形もなく寂しい思いで失礼した。その後、私の母の入院騒ぎでどたばた過ごしていた中でのできごとだった・・・。



5年ほど前に通を二つ隔てた億ションに移られ、私たちと同じマンションには一人息子夫婦が住みだした。それはそれで、年とる一方の住人に若い夫婦が来てくれたということで私たちは大歓迎。今年は理事長に選任され、新しい風を送り込んでくれていて有難い。



「自分、(T~さんは、相手のことを自分というクセがあった)一緒に行こや~」
億ションができたときに熱心に誘われたことを思い出す。今、住んでいるコーポラティブマンションも、以前に住んでいた谷町七丁目の市街地改造ビルから誘われて一緒に移ってきたという仲。



グラフィックデザイナーのT~さんはとても几帳面で机の上はいつもキチンと整理整頓され、おびただしい数の鉛筆も一本、一本、きちんと削られ、長さを揃えていくつかの鉛筆立てに入れられていた。中でも、チビた鉛筆の固まりは私のお気に入りで、前回のあの鉛筆は、奥さんにお願いしていただいてきた形見の品。

気力が湧くまでは喪に服するのもいいか・・・と、こなさなければならない仕事だけで毎日が過ぎている。




そんな中、昨日、京都へ出張に出かけた際に青々とした蓮畑に遭遇し、現場写真を撮るべく携帯していたカメラを持って車から飛び出した。

撮りたい!と思った第1発目の写真がハスの花だったとは・・・
一写入魂、T~さんに奉げる写真となった。


浄土でも咲いて実もあり蓮の花
じょうどでもさいてみもありはすのはな
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