冬曙 蒼穹を翔る線の雲
冬晴れの 静寂を破る浮寝鳥
寒曙や光り輝く凍てる海
雪深し世界遺産の凛々と
冬萌えや寒さしのいであでやかに
蝋梅の透ける花弁や春近し
白鶺鴒とことことこと可愛げに
鵜一羽何を思ふか冬の河
大寒や木立の上に冴ゆる月
万葉の人も愛でたる落ち椿
日向の苔の上の椿
日陰の雪の上の椿
万葉集では、こんな歌が詠まれています。
わが門の片山椿まこと汝れ わが手触れなな土に落ちがも (物部廣足)
冬の鳶トンビ着込んで寒防ぐ
この鳶の姿を見て、昔見たトンビ(ダブルの袖なし外套、インパネス)を思い出しました。姿の通りの名前の由来ですね。
雪の中遠慮深げに梅開花
薄曇り心映すか今朝の空
冬の海白い屏風の美しき
雪柿や我がもの顔の鶫かな
花一輪取り残されし枯野かな
雪椿彩りのこす銀世界
寒修行山門をかざる雪の花
寒桜ひそやかながらも凛として
温暖化急ぎふくらむ冬木の芽
寒茜悴むわが手を赤く染め
雪の野に咲かせし花か残り柿
小春鳶一声鳴きて飛びたちぬ
千両や縁起を祝ひてよきご縁
雪の花願ひをこめし寒参り
撮っちゃだめお化粧前なのワタシまだ 季語もなく、このサイトにふさわしくないとは思いましたが、写真を見ていただけばと思い投稿いたしました。断りもなくカメラを向けたものですから、オオハクチョウの怖いお姐さんにたいそうきつく叱られてしまいました・・・。
雀らが芒啄ばむ小春かな
実南天や難を転ぜよこの年は
万両や今年の金運いずくにぞ
雪段や心新たに初詣
初空やいざ飛び翔たん寒雀