2007年11月30日
■十一月(446) ■11月の作句一覧
★十一月 終はりて余韻 芝の上 (たんと)

*我が国のプロゴルフ・メジャー大会が
目白押しとなって開催された今月の
「みやざきゴルフマンス」。
"はにかみ王子"熱なども治まって
静けさを取り戻したようだ。
主要な街角などに掲げられてきたフラッグが
わずかにその余韻を感じさせている。
★平成19年11月の作句一覧↓
2007年11月29日
■拘杞の実(445)
★拘杞の実や 無人の庭を 灯しをり (たんと)

*主のいない古庭でひっそりと
佇まっている小さな赤い実。
提灯を連ねるようにぶら下がっている姿は
愛嬌もあるが、健気さを感じざるを得ない。
拘杞酒にもなるらしい赤い実を摘まんで
口にしてみたら、甘くてオツな味であった。
2007年11月28日
■実山椒(444)
★実山椒 熟れて弾けて 黒光る (たんと)

*小粒な山椒の実が紅く熟れたかと
思っていたら、タネが"黒びかり"になってきた。
ピリ辛と鮮やかさ、この上なし。
2007年11月27日
■冬靄(443)
★冬靄に 煙る富士の嶺 飛機の窓 (たんと)

*羽田空港から南方へ向けて飛び立ったSNA機。
静岡沖上空に差し掛かって窓外に眼をやると
富士山の雄姿が…。
頂には真っ白い雪。"低空飛行が売り物?"の
同機ならでは味わえない角度からの富士山だ。
くっきり天候だったら更に良し、だったのが残念。
2007年11月26日
■葱(442)
★北国の 白に負けぬや 葱洗ふ (たんと)

*長葱を引き抜いて水洗いする。
外皮を剥くと白い肌が露わになる。薄皮には
独特のヌルヌル感が出てきて甘さが増して
きたように思う。
それにしても、この白さの見事さよ。
白い雪を連想させる白雪姫、でもないか。
*お知らせ
本日から暫くの間、マイパソを離れます。
レスやご訪問が遅くなるかと思いますが
ご勘弁ください。
2007年11月25日
■銀杏(441)
★銀杏(ぎんなん)の 見向きもされず 和田倉門 (たんと)

*休祭日の和田倉門付近は
普段の日とは異なる人種が行き交う。
ごろごろ横たわっているギンナンを見つけて
関心ありそうな視線を向けてはいるが
横目にしたままで立ち去る人が多い。
かの匂いを敬遠しているのか、
ビニール袋の持ち合わせがないのか。
美味しい"炒り銀杏"が食べられるのにぃ…
と思う。
2007年11月24日
■感謝祭・(440)
★収穫は 汗のかたまり 感謝祭 (たんと)
*新嘗祭。
宮中では古代からその年に収穫された
農作物に感謝する祭が行われるという。
現在では「勤労感謝の日」として定着
している日本だが、海の向こうの米国では
毎年11月の第4木曜日に「感謝祭」が
祝祭日だ。
我が家でもささやかな「感謝の日」に
なりにけりか…。
2007年11月23日
■大根引く(439)
★暗所より 出でて眩しや 大根引く (たんと)
*大根の引き抜き作業をした。
葉の部分を手で握って腰を入れ
一気に引き抜く。
地中の暗い所から
無理に引き出されて眩しい…かな。
2007年11月22日
■黄葉(438)
★黄葉の 盆栽御座す 吾が書斎 (たんと)

*実生から育てている盆栽イチョウの黄が
見ごろを迎えてきた。
部屋の中に居ながらにして
モミジ見物するのも悪くないなぁ。
2007年11月21日
■衣被(437)
★三つ指で つるり幸せ 衣被(きぬかつぎ) (たんと)

*里芋掘りをした。
例年のことながら、楽しみは子芋の"ツルリ味"。
皮付きのまま茹でると、指で押し出すだけで
つるりと出てくる。
塩少々つけてパクリ。幸せの瞬間だ。
2007年11月20日
■冬紅葉(436)
★夕映えに ちりぢり縮む 冬紅葉 (たんと)

*冷たい風が吹き抜ける夕方の散歩道。
夕日に映える紅葉は美しいものだが
木の梢に固まって縮みこんでいるさまは
ちょっと寂しさも漂う…。
2007年11月19日
■茶の花(435)
★茶の花の 愛くるしけり 茶筅かな (たんと)


*丸っこいツボミが弾けると
白い小花がぱっくりと開く。
やや俯き加減な咲き方がいじらしくて
清楚な感じを醸し出す。
よくよく見ると、
茶の道具"茶筅"に似てなくもない。
金色のシベに頭を突っ込んだ蜂が
花粉にまみれて遊んでいたが
写真撮影に失敗してザンネン。
2007年11月18日
■朴落葉(434)
★朴の葉の 落ちぬを競ふ 青き空 (たんと)

*大きな朴の樹の下を歩くと
頭上から大きな葉がはらはらと舞い降りてくる。
見上げると、居残りゲームをしているかのように
数枚が枝にしがみついていた。
そういえば、
「ほうばの味噌焼き」食べたくなったなぁ。
2007年11月18日
■八ツ手の花(433)
★蘇れ オシム作戦 八ツ手咲く (たんと)

*オシム監督が倒れた。
病状は「小康状態」とのことだが気懸かり。
ただ、ガンバレと祈るだけ。
折りしも、サッカーボールに似た
八ツ手の花が咲き誇っていた。
2007年11月17日
■紅葉散る(432)
★ひと日づつ ひとひらづつの 紅葉散る (たんと)
*我が狭庭で育てている小盆栽のハゼが
見事な紅色に染まったかと思いきや、
日に日に一枚一枚、ハラハラと散り始めてきた。
もったいない、
いやこれもまた風情ある景なるかな。
2007年11月16日
■枇杷の花(431)
★控え目に 満を持しをり 枇杷の花 (たんと)
*黄色を帯びた白い小花が
枝の先端に群がり咲く。
花は茶色の毛で覆われた円錐状の軸に
纏まっているので目立たない。
初夏に実る姿を顕わにするまでは
じ~っと控えているのかもしれない。
2007年11月15日
■木の実(430)
★彼の女の 髪に飾らむ 木の実かな (たんと)

*熟した赤い木の実を見かけると
何だか楽しくなってしまう。
木の実だけでなく、草の実だって
「秋の実り」を主張しているかのようだし…。
紅葉の落ち始めたハナミズキには、
ルビーのような赤い実が点々と残る。
これって、カンザシになるかも。
なんちゃって。
2007年11月15日
■お知らせ
この度、従前より利用していました「写真俳句ブログ」を
こちらに引越することとして、皆様のお仲間に加えさせて
頂くことにしました。
未熟な「俳句の世界」を楽しみながら挑戦し続けている
新参者です。どうぞよろしくお願いいたします。
なお、従前のブログは次のところにありますので
お暇の折にでも覗いて下さいませ。
たんとの四季折々写真俳句
