涼しさや対岸の村心地よし
夏石のひとつひとつのくつきりと
ひと時の休み取りたる湖畔かな
砂利道をもうもうとあげつながりて
夏の道砂埃とともに走りけり
遠山の裾にひろがる湖静か
渓谷の闇の向こふの山ひかる
渓谷の不安の中に朝日さす
早朝の出発の用意胡瓜かな
カブールからカイバル峠へ
夕焼けの丘にあらわる新世界
夏の日のだんだんとのびおさまりぬ
砂灼くる夕陽の陰と走りけり
怪物の夏風のよう走りけり
中古車の一休みして熱し道
記念の碑道は真っ直ぐ急ぎけり
この道で駱駝の列に遇おふとは
炎天の砂漠の旅に備へけり
満タンにしてカブールへ夏の旅 空港がテロで封鎖されたため、、、
満タンにしてカブールへ夏の旅
空港がテロで封鎖されたため、、、
炎天の陽射しの奥に休まれリ
この道に老舗食堂残りをり
ガラス戸の入居者募るマーケット
夏の日や風船売りの足早し
丸坊主戦火の街に残りけり
赤い屋根古都の緑に映えにけり
炎天の母子あふるる診療所
農村の集まりし子等笑顔なり
聖戦の戦士の眠る夏の原
丘越しの塀に区切られ村のあり
蓮華に覆われてゐし大モスク
アフガンの名所旧跡描きをり
タリバンの描く世界に夏日さす