2008年04月30日

芝桜

桃色に人も染まりし芝桜

山裾に溢れる如し芝桜

 ここは、秩父市を見下ろす羊山公園にある、芝桜の丘です。約16,500平方㍍の敷地に、40万株以上の芝桜が、ピンクの色鮮やかに咲いています。見学の人も、桃色に染まっているように見えます。
 この白とピンクの模様は、秩父夜祭りの時、屋台(山車)に乗る囃子手が着る、紅白の襦袢をイメージしています。
 芝桜の丘から武甲山は正面に見え、絶好の撮影ポイントとなっていて、大勢のカメラマンが並びます。芝桜の美しさと比べ、削られた武甲山は余計痛々しく見えます。
 去年は100万人を越える人が見に来られました。この写真は朝早い時間なので、地元の人が散歩がてらに訪れるだけで、人の姿も疎らですが、時間が立つと、観光バスや、マイカーで訪れる人が多く、芝桜の間の歩道は人で埋め尽くされます。 
今年も、大勢の人が訪れています。

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2008年04月29日

松の芯

天に向く命の証し松の芯

時を越え松生き抜いて昭和の日

 春の花に酔いしれている間に、気が付けば、松の新芽が伸びていました。このまま放置すれば、松は伸び放題に伸び、形が悪くなります。緑摘みという作業が待っています。
 空き家になった家の松は、手入れをされる事なく、鬱蒼としています。人はいなくなっても、昭和から、あるいはその前からここに立ち尽くしているのかもしれません。何を見てきたかは知りませんが、昭和の日の今日も、いつもと同じように、そこに立っていました。

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2008年04月28日

山椒の花

花も香も目立たず咲きし花山椒

 山椒の花が咲き出しました。藤や花蘇枋の鮮やかさとは比べ物にならない程、地味な花です。蜂や虫は、鮮やかな花に群がります。時々ミツバチが立ち寄りますが、興味がないように、鮮やかな花に向かって去っていきます。
 香りもただ嗅いだだけでは、ほとんど匂いませんが、手の平で擂り潰すと、あの山椒独特の香りがします。

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2008年04月27日

お宮参り

囀りの聞こえし杜や宮参り

 2月に産まれた孫のお宮参りで、神社に参拝し、神主さんに祝詞をあげてもらいました。大宮氷川神社ほど有名ではなく、地元の神社なので、参拝の人もそれほど多くはありませんでしたが、それでも、何組みかのお宮参りの人たちがいました。杜の中で、澄んだ小鳥の囀る声が聞こえました。
 元気に育つように、お願いをしてきました。 

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2008年04月26日

名残の花

あと少したてば去りゆく花の日々


4月23日撮影

石仏や残花を背なに立ち尽くす

 秩父市荒川。道の駅あらかわの近くに浄光寺という、札所でもない普通のお寺があります。その寺の庭に、一本の枝垂れ桜があります。毎年この時期、この地方での最後の花を咲かせています。
 寺の隣の家は、もう鯉のぼりが泳ぎ、季節は夏に変わろうとしていますが、ここの枝垂れ桜はまだ残っています。この桜が散ると、花に酔いしれた日々の終わりを告げます。
 寺にある石仏は、そうした季節の動きに関係なく、静かに立ち尽くしています。

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2008年04月25日

お遍路の風景2

岩場から響く声降る遍路寺

石段に遍路の鈴の音清し

 秩父札所32番法性寺(ほうしょうじ)。山門をくぐり、石段を登ると本堂があります。納経所になっていますが、そこから170㍍更に石段を登ると、岩の斜面に舞台造りの観音堂があります。
 バス2台で来られた団体さんと、ここでも一緒になりました。この時は私達より先に観音堂に上がっていて、石段を登って行くと、頭上からお経を唱える声が響いてきました。
 信心の為とはいえ、札所から札所への移動が早く、高齢の方もいましたが、みなさん元気に石段を上り下りしておられました。歩く度に、持鈴のチリンチリンという清々しい音が聞こえました。

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2008年04月24日

お遍路の風景

登るほど無口になりし遍路道

経唱う間主なし遍路杖

 ここは秩父札所31番観音院です。高さ3㍍程の石の仁王様が納まる仁王門から、急な石段を20分くらい登ると、サザエ堂形式の観音堂に着きます。
 ちょうど、バスで来られた団体のお遍路さんと一緒になりました。最初は「菜の花が綺麗ね」とか「修行の為には、この石段を征服しないと」なんて冗談を言い合って登っていましたが、だんだん声がなくなり、杖に縋ってやっと登り切りました。
 「杖があって本当に助かったわ」なんて、杖に感謝していましたが、お経をあげる間は、杖は無造作にベンチに置かれていました。

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2008年04月23日

海棠街道


4月23日撮影

街道は海棠咲きし花の道

海棠の咲く道の辺の昼餉かな

 ここは秩父市上吉田。もう少し車を走らせて峠を越えると、群馬県に行き着きます。そんな山奥に、カイドウ街道と呼ばれる道があります。約3㌔にわたって、1000本の海棠が植えられ、淡いピンクの花を咲かせています。地元の人が、20年前から植樹して育てているそうです。
 ちょうど昼時。見物に来られた他県の方が、海棠の花の下で、路肩に腰を下ろして、ノンビリとおにぎりを食べていました。

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2008年04月22日

花蘇枋

入れ替わり羽音唸りし花蘇枋

 花蘇枋の花が咲き始めました。桜の花がが散った後、鮮やかな紫の花は目立ちます。色々な種類の蜂がブンブンと羽音を立てながら、紫の花に群がり、密を吸っています。
 

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2008年04月21日

お母さん大事

幼な手に手綱珍し御開帳

 秩父札所13番慈眼寺。すぐ横に幼稚園があります。お兄ちゃんを迎えに来た親子が、帰りながら「のんのさんにご挨拶していこう」とお手綱の張られた場所にきました。
 幼子は不思議そうに右手で紅白のお手綱を握り、左手でお母さんにしっかりと掴まっていました。
 この子にとっては、やはりお母さんが一番安心なのでしょうね。

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2008年04月20日

春出水3題

水嵩が引かぬ間にきた春出水


4月20日撮影

何を釣る釣り人一人春出水

転覆は自分持ちなり春出水

 この前の雨で荒川が増水し、やっと笹濁りまで回復したと思ったら、また大雨で増水しました。
 護岸工事も遅れ、長瀞のライン下りの舟も、岸に上げられています。
 観光シーズンの真っ只中、関係者の生活をも奪って、茶色く濁った川は、白い波を立てながら、下流に向かっていきます。
 そんな中で、泥水にむかって竿を振っている人もいるし、濁流はカヌーのベストコンデションとばかりに、危険を省みずに川を下って行く人もいました。 カヌーは、日曜日返上で工事をする人々の前を楽しげに下って行きました。

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2008年04月19日

お花見

良き場所はすでに人ある花見の座


4月16日撮影

 ここは羊山公園芝桜の丘です。その一角に子供が安心して遊べる、わんぱく広場があります。
 平日なので、子供の姿はありませんが、枝垂れ桜が満開になっています。お昼時だったので、座る場所を探している人が多く見受けられました。しかし、良い場所はすでに確保されています。
 それでも、なるべく良い場所を求めて、こっちが良いよ、あっちが良いわよと枝垂れ桜の下をウロウロしていました。
 昨日の雨でどうなったか心配ですが、枝垂れ桜の向こうの、武甲山を望む16,500平方㍍の広場に、40万株の芝桜がもうすぐ満開をむかえようとしています。

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2008年04月18日

護国観音

穏やかに観音在わす花の中


4月16日撮影

紫雲から遍路見守る観世音

 武甲山の山麓を巡る琴平ハイキングコースの途中に在わす、白衣の護国観音様です。高さ16.5㍍あります。高崎、平塚とともに、関東三大観音像と呼ばれています。秩父市影森の町並みと、秩父鉄道の電車が良く見えます。
 この観音様は、戦争の足音がひしひしと迫ってきた、昭和10年に建立されました。時代を反映し、本来、左手に持つ筈の蓮華ではなく、剣を持っています。護国観音という名前もそうした時代を反映して、呼ばれたのでしょう。
 そこから坂を下っていくと、じき札所27番大淵寺(だいえんじ)に着きます。折しも、数人のお遍路さんがお経を唱えておりました。
 大淵寺から見上げると、ヤシオツツジの咲く山頂に、護国観音様のお姿を見る事が出来ます。天上の紫雲から、慈悲深くお遍路さんを見守っているように見えます。

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2008年04月17日

小さな命

奥山は小さき殻脱ぎ芽吹く時

 ここは武甲山の山麓を歩く琴平コースです。山道のすぐ脇で、落ちた団栗が割れて、次の命が産まれていました。まだ小さな命ですが、親?の養分を吸って、どんどん成長するのでしょう。
 おっぱいを飲んで大きくなる、人間と同じです。

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2008年04月16日

スミレ咲く

踏まれずに山路に菫そっと咲く

 ハイキングコースの山道に菫が咲いています。
 道のすぐ脇に咲いていて、側を人が上り下りしますが、可憐な菫に、みなさん気を付けているのでしょうか。踏まれないでそっと咲いています。

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2008年04月15日

1年生

歩くより道草多し入学児

叱られて一年坊主しぶしぶと


4月14日撮影

 何時も仕事前にお昼を食べる、皆野の栗谷瀬橋近くの河原で見かけた光景です。
 対岸の道を、早帰りの1年生が父兄同伴で通り掛かりました。1年生は道草をしながらダラダラ歩いていました。遠くて声は聞こえませんが、「早くしなさい」と言っているようです。 
 1年坊主は、相変わらず道草をしながら楽しそうに歩いています。
 とうとうお母さんは怒って、傘に掴まらせて、引っ張って歩いて行きました。1年坊主は仕方なく、引っ張られるまま帰って行きました。

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2008年04月14日

楓の芽・楓の花

紅き木は紅く目覚めし楓の芽

そっと出て人知れず散る花楓

楓の芽が出てきました。
紅い葉になる木の芽は紅く、緑から、やがて紅葉する木は緑の芽が出ています。先の紅い粒は、楓の花となります。何時か地面に落ちて、やがて畑や芝生、雑草の間から、小さな楓の子供が顔を出します。
 桜や華やかな花の咲く時期、紅葉はずっと先の事と、人々が花に見取れている頃、ひっそりと楓の芽が出て、花になります。

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2008年04月13日

和銅奉献1300年祭

古代への夢誘いし春祭           

振る舞いのお茶ありがたき花の冷

 今から1300年前、秩父の黒谷で自然銅が発見され、奈良の朝廷に献上されました。
 4月13日、秩父鉄道黒谷駅近くの聖神社(ひじりじんじゃ)で、和銅奉献1300年記念祝賀祭りが行われました。
 地元の人はもちろん、ハイキング姿で黒谷駅に降り立つ人も多く、左甚五郎が竜頭を刻んで神社に奉納した事に始まる、黒谷の獅子舞や、祭典が行われました。
 この日は雨模様で、おまけに花冷えの寒い一日でしたが、神社入り口のテントで振る舞われた熱いお茶の美味かったこと。
 遠方から来た人々は、熱いお茶を飲み、思い思いのコースで、銅の露天掘り跡や銅洗掘へと古代へのロマンを求めて歩き出しました。

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2008年04月12日

SL走る

石炭の臭い懐かし花の陰


4月12日撮影

花見客名残の花を潜り行く

 SLが桜のまだ散らない鉄路にやってきました。相変わらず、線路の周りはカメラマンが待機しています。なるべくベストポジションを確保しようと必死です。
 SLはそんなカメラマンに汽笛を投げかけつつ、通り過ぎて行きました。後には、懐かしい石炭の臭いが、しばらくの間漂っていました。
 汽車の客は、周りの喧噪には無関係に、のんびりと残っている桜を眺めながら、桜の花の下をSLと共に潜って行きました。

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2008年04月11日

躑躅

霊場の山一面につつじ燃ゆ

つつじ見て帰り気になる下り坂

 秩父市黒谷、瑞岩寺(ずいがんじ)。秩父13仏霊場の一つで、十一面観音菩薩の寺として知られています。本堂の裏にある岩山の急坂を登り詰めると、一面紅紫が広がる尾根に出ます。ヤシオツツジやミツバツツジが群生しています。
 さらに、つつじの間を縫って、急な坂道を登って行くと頂上にでます。そこからは、武甲山をはじめとした、秩父連山を一望できます。
 つつじを見る事に夢中になって登ると、帰りが大変です。急な坂道を下りなければなりません。みなさん、怖い怖いと言いながら下りていました。

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2008年04月10日

菜の花

菜の花と見紛う菜花咲きにけり


カラシナの花


コマツナの花

 菜の花はアブラナ科で、油菜、菜種と呼ばれていて、種油をとる為に、畑などに植えられているのをテレビなどでも良く見かけます。花は丸みを帯びています。
 プランターに植えておいた冬の野菜は、暖かくなると薹立ちして茎が伸び、その先から黄色い花を付けます。その後に長細い房を付け、その中に1㍉にも満たない種をいっぱい作ります。花を付けた野菜は食べてもあまりおいしくありません。冬野菜の終わりを告げています。 
 遠くから見ると、みんな菜の花に見えます。野菜も子孫を残すために、全力で黄色い花を咲かせています。蜂を呼ぶためでしょうか。
 

2008年04月09日

春出水

轟轟と橋脚を打つ春出水

為す術もなく鳥憂う春出水

憎憎し工事を止める春出水

 昨日大雨が降り、荒川が増水しました。轟々と音を立てて橋桁に当たり、水辺の鳥も為す術もなく岸辺をうろついていました。
 それよりも、工事が出来ずに、工事関係者が途方に暮れて濁流を見ていました。気を取り直して、上流から流れ着いたゴミを片づけていました。
 明日も、雨の予報が出ています。大雨にならない事を祈ります。

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2008年04月08日

お接待

開帳や訛りも嬉しお接待


4月7日撮影

 昨日は、平日と雨模様の為、お遍路さんの姿はチラホラでした。
 秩父札所6番ト雲寺(ぼくうんじ)。お寺に通じる石段を登って行くと、懐かしい秩父弁で話す声が聞こえてきました。寺の片隅にテントが張られ、接待所が設けられていました。
 お参りを終えた私と妻に、「お茶でも飲んでかねえかい」と声を掛けてくれました。お茶と、手作りの漬け物をいただきながら、少しお話をしました。
 13日には、西武旅行のツアーバスで、500人の団体が来るとのこと。「納経帳を書くのが大変ですね」と聞くと、添乗員が前もって持ってきて、先に書き終えておくのだそうです。そんな裏話も話してくれました。
 しばらく話していましたが、疲れた躰に、お茶と漬け物の美味かったこと。心が和みました。

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2008年04月07日

三椏の花

三つ叉の枝に三椏丸き花

秩父札所5番語歌堂の納経所の長興寺の庭に、三椏の花が咲いていました。
三椏の樹皮からは、上質の和紙を作るのだそうですが、三つに分かれた枝から、幾つかの小花を集めた球状の花がそれぞれ咲いていました。
はじめて見ましたが、雨模様のなかでは、綺麗というより、何か異様な感じがしました。
                                                 

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2008年04月06日

幸せの緑のハンカチ?

ちと早く古葉を剥がす木の芽風

 芭蕉の木だと思うのですが、風が吹いていて、古い葉を剥ぎ、新しい葉が出ていました。無理矢理脱がされた感じです。その葉が風ではためいていました。
 それを見ていたら、山田洋次監督の、「幸せの黄色いハンカチ」の最後の場面が目に浮かびました。(ちょっと無理ですか?)
 あの黄色いハンカチが目に飛び込んできた時の感動を、今でも覚えています。
 これからも、新鮮な感動を大事にしていきたいと思います。

2008年04月05日

ど根性桜

上ばかり見れば根に咲く桜かな

秩父札所2番真福寺。暖かさに誘われて大勢のお遍路さんが訪れていました。
桜の木を見上げて、「ここはまだ咲いてないわね~」と言いながら、寺へ通じる段を登っていました。
誰かが「踏んじゃ駄目よ!」と少し大きな声で言いました。
見ると、木の根っこに小さな桜の花が咲いていました。
来られる方が、気が付いて踏まないでくれればいいな、と思いながらお参りをしてきました。

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2008年04月04日

沈丁花

背伸びしてはじめて咲きし沈丁花

 挿し木にした沈丁花が、はじめて花を咲かせました。
 小さな躰を精一杯伸びして、こんな小さくても花を咲かせる事が出来るんだぞ、と威張っているみたいです。
 躰は小さくても、一丁前に微かな沈丁花の香りを放っていました。

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2008年04月03日

月遅れのひな祭り

月遅れそっと祝いし雛祭

 今日は月遅れのひな祭りです。
 昔は4月3日に雛祭りが行われていましたが、今ではこの地方でも、3月3日に行われる事が多くなりました。それでも、秩父市の隣り小鹿野町には、4月3日に子供達が河原でひなを飾り、かゆを食べる「おひなげえ」という風習が残っているそうです。
 我が家でも、5段飾りではなく、ばばが手作りの立ち雛をそっと飾りました。
 離れている孫達が、スクスクと育って欲しいという、じじとばばの願いを込めました。  

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2008年04月02日

カタクリの花

カタクリの群れ咲く谷のしじまかな

 秩父市吉田、白岩地区。白紗砂岩が有名ですが、もう一つカタクリの自生地として、知られています。、地元の人が整備した山道を降りていくと、砂岩で出来た岩場の下に、カタクリの花が一面に咲いています。
 写真を撮っている一組の老夫婦と、親子の三人連れが先に来ていましたが、 その人達が去ると、私達だけ(これも老夫婦かも)がそこにいて、近くを流れる澄んだ沢の音と、ウグイスの鳴き声だけが、辺りに聞こえるばかりでした。

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2008年04月01日

万愚節

待てど来ぬ初発のバスや万愚節

 4月1日から、新しい路線バスが走ると、地方新聞に載りました。車体には、テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」で知られる、狭山市在住の童画家・池原昭治さんが吉田地区の龍勢や花まつりなどをデザインしたと紹介されていました。
 私は出発のセレモニーが盛大に行われるものと期待して、カメラに撮ろうと出掛けました。
 西武秩父駅発9時05分が最初の運転開始になります。6人くらいの客が待っていました。
 ところが、9時になっても、セレモニーのセの字も無く、バスも姿を現しません。カメラを持っている私に、年配の人が、「今日からですよね」と聞いてきました。「そう聞いてますが」と答えました。
 不安げな表情で待つ人々の前に、9時04分になってやっとバスが姿を現しました。通勤で使うというその年配の人も、安堵の表情を浮かべて乗り込みました。
 9時10分頃になって、最初のバスは、花束の贈呈もなく、6人の乗客を乗せて、動き出しました。
 今日は四月馬鹿。まさかと思いましたが、本当にバスが来てくれて良かったなと思い、写真に撮りました。

2008年04月01日 »