2008年04月30日
芝桜
桃色に人も染まりし芝桜

山裾に溢れる如し芝桜

ここは、秩父市を見下ろす羊山公園にある、芝桜の丘です。約16,500平方㍍の敷地に、40万株以上の芝桜が、ピンクの色鮮やかに咲いています。見学の人も、桃色に染まっているように見えます。
この白とピンクの模様は、秩父夜祭りの時、屋台(山車)に乗る囃子手が着る、紅白の襦袢をイメージしています。
芝桜の丘から武甲山は正面に見え、絶好の撮影ポイントとなっていて、大勢のカメラマンが並びます。芝桜の美しさと比べ、削られた武甲山は余計痛々しく見えます。
去年は100万人を越える人が見に来られました。この写真は朝早い時間なので、地元の人が散歩がてらに訪れるだけで、人の姿も疎らですが、時間が立つと、観光バスや、マイカーで訪れる人が多く、芝桜の間の歩道は人で埋め尽くされます。
今年も、大勢の人が訪れています。
2008年04月25日
お遍路の風景2

岩場から響く声降る遍路寺
石段に遍路の鈴の音清し

秩父札所32番法性寺(ほうしょうじ)。山門をくぐり、石段を登ると本堂があります。納経所になっていますが、そこから170㍍更に石段を登ると、岩の斜面に舞台造りの観音堂があります。
バス2台で来られた団体さんと、ここでも一緒になりました。この時は私達より先に観音堂に上がっていて、石段を登って行くと、頭上からお経を唱える声が響いてきました。
信心の為とはいえ、札所から札所への移動が早く、高齢の方もいましたが、みなさん元気に石段を上り下りしておられました。歩く度に、持鈴のチリンチリンという清々しい音が聞こえました。
2008年04月24日
お遍路の風景

登るほど無口になりし遍路道
経唱う間主なし遍路杖

ここは秩父札所31番観音院です。高さ3㍍程の石の仁王様が納まる仁王門から、急な石段を20分くらい登ると、サザエ堂形式の観音堂に着きます。
ちょうど、バスで来られた団体のお遍路さんと一緒になりました。最初は「菜の花が綺麗ね」とか「修行の為には、この石段を征服しないと」なんて冗談を言い合って登っていましたが、だんだん声がなくなり、杖に縋ってやっと登り切りました。
「杖があって本当に助かったわ」なんて、杖に感謝していましたが、お経をあげる間は、杖は無造作にベンチに置かれていました。
2008年04月20日
春出水3題
水嵩が引かぬ間にきた春出水

4月20日撮影
何を釣る釣り人一人春出水

転覆は自分持ちなり春出水

この前の雨で荒川が増水し、やっと笹濁りまで回復したと思ったら、また大雨で増水しました。
護岸工事も遅れ、長瀞のライン下りの舟も、岸に上げられています。
観光シーズンの真っ只中、関係者の生活をも奪って、茶色く濁った川は、白い波を立てながら、下流に向かっていきます。
そんな中で、泥水にむかって竿を振っている人もいるし、濁流はカヌーのベストコンデションとばかりに、危険を省みずに川を下って行く人もいました。 カヌーは、日曜日返上で工事をする人々の前を楽しげに下って行きました。
2008年04月19日
お花見
良き場所はすでに人ある花見の座

4月16日撮影
ここは羊山公園芝桜の丘です。その一角に子供が安心して遊べる、わんぱく広場があります。
平日なので、子供の姿はありませんが、枝垂れ桜が満開になっています。お昼時だったので、座る場所を探している人が多く見受けられました。しかし、良い場所はすでに確保されています。
それでも、なるべく良い場所を求めて、こっちが良いよ、あっちが良いわよと枝垂れ桜の下をウロウロしていました。
昨日の雨でどうなったか心配ですが、枝垂れ桜の向こうの、武甲山を望む16,500平方㍍の広場に、40万株の芝桜がもうすぐ満開をむかえようとしています。
2008年04月18日
護国観音
穏やかに観音在わす花の中

4月16日撮影

紫雲から遍路見守る観世音

武甲山の山麓を巡る琴平ハイキングコースの途中に在わす、白衣の護国観音様です。高さ16.5㍍あります。高崎、平塚とともに、関東三大観音像と呼ばれています。秩父市影森の町並みと、秩父鉄道の電車が良く見えます。
この観音様は、戦争の足音がひしひしと迫ってきた、昭和10年に建立されました。時代を反映し、本来、左手に持つ筈の蓮華ではなく、剣を持っています。護国観音という名前もそうした時代を反映して、呼ばれたのでしょう。
そこから坂を下っていくと、じき札所27番大淵寺(だいえんじ)に着きます。折しも、数人のお遍路さんがお経を唱えておりました。
大淵寺から見上げると、ヤシオツツジの咲く山頂に、護国観音様のお姿を見る事が出来ます。天上の紫雲から、慈悲深くお遍路さんを見守っているように見えます。
2008年04月13日
和銅奉献1300年祭
古代への夢誘いし春祭 

振る舞いのお茶ありがたき花の冷

今から1300年前、秩父の黒谷で自然銅が発見され、奈良の朝廷に献上されました。
4月13日、秩父鉄道黒谷駅近くの聖神社(ひじりじんじゃ)で、和銅奉献1300年記念祝賀祭りが行われました。
地元の人はもちろん、ハイキング姿で黒谷駅に降り立つ人も多く、左甚五郎が竜頭を刻んで神社に奉納した事に始まる、黒谷の獅子舞や、祭典が行われました。
この日は雨模様で、おまけに花冷えの寒い一日でしたが、神社入り口のテントで振る舞われた熱いお茶の美味かったこと。
遠方から来た人々は、熱いお茶を飲み、思い思いのコースで、銅の露天掘り跡や銅洗掘へと古代へのロマンを求めて歩き出しました。
2008年04月11日
2008年04月10日
菜の花
菜の花と見紛う菜花咲きにけり

カラシナの花

コマツナの花
菜の花はアブラナ科で、油菜、菜種と呼ばれていて、種油をとる為に、畑などに植えられているのをテレビなどでも良く見かけます。花は丸みを帯びています。
プランターに植えておいた冬の野菜は、暖かくなると薹立ちして茎が伸び、その先から黄色い花を付けます。その後に長細い房を付け、その中に1㍉にも満たない種をいっぱい作ります。花を付けた野菜は食べてもあまりおいしくありません。冬野菜の終わりを告げています。
遠くから見ると、みんな菜の花に見えます。野菜も子孫を残すために、全力で黄色い花を咲かせています。蜂を呼ぶためでしょうか。
2008年04月08日
お接待
開帳や訛りも嬉しお接待

4月7日撮影
昨日は、平日と雨模様の為、お遍路さんの姿はチラホラでした。
秩父札所6番ト雲寺(ぼくうんじ)。お寺に通じる石段を登って行くと、懐かしい秩父弁で話す声が聞こえてきました。寺の片隅にテントが張られ、接待所が設けられていました。
お参りを終えた私と妻に、「お茶でも飲んでかねえかい」と声を掛けてくれました。お茶と、手作りの漬け物をいただきながら、少しお話をしました。
13日には、西武旅行のツアーバスで、500人の団体が来るとのこと。「納経帳を書くのが大変ですね」と聞くと、添乗員が前もって持ってきて、先に書き終えておくのだそうです。そんな裏話も話してくれました。
しばらく話していましたが、疲れた躰に、お茶と漬け物の美味かったこと。心が和みました。
2008年04月06日
幸せの緑のハンカチ?
ちと早く古葉を剥がす木の芽風


芭蕉の木だと思うのですが、風が吹いていて、古い葉を剥ぎ、新しい葉が出ていました。無理矢理脱がされた感じです。その葉が風ではためいていました。
それを見ていたら、山田洋次監督の、「幸せの黄色いハンカチ」の最後の場面が目に浮かびました。(ちょっと無理ですか?)
あの黄色いハンカチが目に飛び込んできた時の感動を、今でも覚えています。
これからも、新鮮な感動を大事にしていきたいと思います。
2008年04月01日
万愚節

待てど来ぬ初発のバスや万愚節

4月1日から、新しい路線バスが走ると、地方新聞に載りました。車体には、テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」で知られる、狭山市在住の童画家・池原昭治さんが吉田地区の龍勢や花まつりなどをデザインしたと紹介されていました。
私は出発のセレモニーが盛大に行われるものと期待して、カメラに撮ろうと出掛けました。
西武秩父駅発9時05分が最初の運転開始になります。6人くらいの客が待っていました。
ところが、9時になっても、セレモニーのセの字も無く、バスも姿を現しません。カメラを持っている私に、年配の人が、「今日からですよね」と聞いてきました。「そう聞いてますが」と答えました。
不安げな表情で待つ人々の前に、9時04分になってやっとバスが姿を現しました。通勤で使うというその年配の人も、安堵の表情を浮かべて乗り込みました。
9時10分頃になって、最初のバスは、花束の贈呈もなく、6人の乗客を乗せて、動き出しました。
今日は四月馬鹿。まさかと思いましたが、本当にバスが来てくれて良かったなと思い、写真に撮りました。
































