2008年11月27日
子供歌舞伎


寒き夜に見得切る子等の声熱し
秩父夜祭に屋台芝居があります。六町会が交代で、屋台(山車)に張り出しの舞台を設けて子供歌舞伎と、秩父歌舞伎正和会の歌舞伎が上演されます。今年は私達の町会の番です。
子供歌舞伎は素人の小学生が、白波五人男を演じます。毎週木曜日の夜、六ヶ月間に渡って練習してきましたが、今日が最後の練習です。
大勢の祭役員が見守り、テレビカメラが回る中、長い難しい台詞をよくぞ覚えたと思わせる程、立派に見得を切っていました。見ている大人も目頭を押さえていました。
途中正和会の大人から、厳しい指導がありましたが、子供達は澄んだ目で、真剣に聞き入っていました。
12月2日、3日の本番が成功して欲しいと思い、カメラに収めてきました。
2008年11月24日
葱畑

畝の葱縮かみもせず青々し
SLが通って行きました。線路脇には自分で食べる分と思える葱が少しだけ植えられていましたが、汽車の乗客は遠くの景色を見るのに夢中で、たいして面白くもない近くの葱畑など、見向きもしないで通り過ぎていきました。
寒さが厳しくなってきましたが、縮こまる事もなく、葱は天に向かって青々と伸びています。関東は根深葱で、関西は葉葱が好まれると説明がありました。
我が家でも、プランターで手軽な葉葱を育てています。夏のそうめんや蕎麦の汁に葉を刻んで入れて香りを楽しみます。今も湯豆腐や色々な鍋料理に刻んで添えます。葱は生命力が強く、葉を千切ってもいつの間にか芽を出し、また伸びてきます。
SLの写真を撮りに行きましたが、畑の葱が気になりました。
午後から雨になりました。仕事の途中で、帰って行くSLと踏切で会いましたが、窓は閉じられ、子供も元気なく手を振っていました。
2008年11月23日
勤労感謝の日


歌聞いて憩ふ勤労感謝の日
秩父混声合唱団の24回定期演奏会が、秩父ミューズパーク音楽堂で開催されました。アマチュアの合唱団で、親しくお付き合いをしている、近所の奥さんも一員になっているので、激励を兼ねて出掛けました。
合唱団のメンバーもかなり高齢の人がいて、立てずに座っている人や、腰が曲がりかけて、体も斜めになって立っている人もいましたが、元気良く歌っている姿に感動しました。
合唱も素晴らしく、観客もジッと聞き入っていました。途中で「七つの子」と「森の熊さん」を、舞台と客席が一緒になってで歌い、和やかな雰囲気になりました。
今日は勤労感謝の日でしたが、コーラスを聞いて、心休まる日曜日になりました。
2008年11月22日
中学の同窓会


同窓会面影消えず冬温し
今日中学の同窓会がありました。今まで何回か同窓会の案内状が届きましたが、私は秩父を離れていたので、何時も欠席の便りを出していました。
今回は故郷へ帰ってきたので、出席する事にしました。50年近い年月が過ぎ去っていて、浦島太郎よろしく、名前を思い出せない人ばかりでしたが、面影は残っていて、話をしていくうちに思い出した人もいました。
久し振りに会って、手を握りあった手の温もりもありましたが、外の気温も気のせいか温かく感じました。
ただアルバムの中で笑っている34名が物故者になっていて、長い年月が過ぎ去った事を思い知らされました。
2008年11月20日
太鼓ならし


冬の夜と腹を揺さ振る太鼓かな
12月3日の秩父夜祭に向けて、準備が着々と進んでいます。いよいよ太鼓連による、秩父屋台囃子の練習が始まりました。太鼓ならしと言います。大太鼓、小太鼓、笛、鉦の絶妙な技が披露されていました。宵の早い時間は、子供達の練習です。子供達を帰した後、遅くまで大人の練習が行われます。側で聴いていると、太鼓の音で腸を揺さぶられそうです。
楽譜や指導書もなく、先人の技術を盗んで自分のものにするしかないので、横で見ている大人も子供も、真剣な目で見詰めていました。
今夜も寒い夜ですが、太鼓ならしの熱気が、寒さを吹き飛ばしそうです。
私達の町会では、20日、25日、28日と太鼓ならしが行われ、本番に向かっていきます。
2008年11月19日
冬紅葉


照らされて闇に彩へる冬紅葉
ここは秩父鉄道上長瀞駅からすぐの所にある、自然史博物館前の公園です。紅葉も昼間見るとそう美しくは見えませんが、ライトアップされると、昼間とは見違える程美しく見えます。大勢の人が訪れていて、カメラや携帯で写真を撮っていました。
ライトが上を向いているので、その光の中はかなり明るくなっていますが、光から少し外れると、意外と暗いので驚きました。
私も写真を撮る為に、上ばかり見て歩いていましたが、光の外の暗がりで、若いカップルが愛を語っていました。こんな寒い中で、恋人どうしは燃えているのでしょうね。
とんだお邪魔虫になってしまいましたので、早々に退散しました。
2008年11月18日
大型店進出

大型店来て騒がしき冬の街
11月14日に、大型家電量販店が秩父市に開店しました。交通渋滞の国道。交通整理の音。クラクションの音。大声で客を呼び込む音。、開店記念抽選会の当選を知らせるカランカランという鐘の音。子供を叱る親の声、叱られた子供の泣き声等々、山間の過疎の町は時ならぬ喧噪に包まれました。
大型店の隣は、秩父十三仏霊場の源蔵寺というお寺と、多くのお墓もあります。この喧噪で、お墓の仏も、ゆっくり眠っていられないかもしれません。
ゆっくり出来ないと言えば、地域で細々と営んでいた個人経営の電気屋さんは、相当な打撃を受け、眠るどころか、死活問題に成りかねません。
安い電化製品が手に入り、私達消費者にはありがたい話ですが、地方の発展は、難しい問題も含んでいるようです。
2008年11月12日
2008年11月11日
八つ手の花


越して来た人会釈して花八つ手
曇天を向いて健気に八つ手咲く
1ヶ月位前から隣の駐車場に見慣れない臙脂の車が止まっていました。近所の市営住宅の住人だと思いますが、会った事はありませんでした。
朝、雨戸を開ける時には車の姿はなく、私が仕事を終えて帰ってきた夜間に、車が帰って来ていて、暗い車の中でテレビを見たり、カーナビのシュミレーションの声が聞こえたりして、どんな人なのか気になっていました。
今朝、雨戸を開ける前に、霜が降りていないかを見る為に、駐車場の側の菜園に行きました。すると、30歳前後の若い女性がその車に近付いて来て、ぎこちない動作で私に頭を下げました。その女性は中東かインドの人のように見えました、最初はビックリしました。
その人の黒い顔の側で咲いている、八つ手のそう純白でもない鞠状の花が、やけに白く見えました。
都会ならともかく、こんな山深い土地に何故来ているのか。色々な事情があるとは思いますが、遠い異国での暮らしは、さぞ大変かと想像されます。
曇った空に向かって咲く八つ手の花が健気に見えました。
2008年11月10日
秩父夜祭り待つばかり
電飾に秩父祭の近さ知る
秩父市の隣の皆野町の郊外を走っていて見つけました。ピカピカ光っていたので、こんな所にパチンコ屋がと遠目には見えましたが、近付いて見ると、診察の終わった歯医者さんでした。秩父夜祭りが待ち切れなくて、せめてイルミネーションだけでもと、点灯したのだと思います。
♪♪ 秋蚕仕舞って麦蒔き終えて秩父夜祭り待つばかり ♪♪
秩父音頭の一節です。
秩父音頭は金子兜太先生のお父さんで、医者でもあり俳人でもあった金子伊昔紅(いせきこう)さんが、大正末期に披露したのが始まりですが、これからの秩父はまさに12月3日の秩父夜祭りを待つばかりになります。
各町内での準備や警察との警備の打ち合わせが行われているようです。「太鼓慣らし」と言われる練習が始まるのももう少しです。
夜風に乗って秩父屋台囃子の太鼓の音が聞こえてくると、いよいよ祭りが近い事を教えてくれます。
2008年11月09日
奥秩父の縁側展





守られし宿場の跡も初冬かな
縁側展先に来ている冬の色
奥秩父荒川の贄川宿(にえがわじゅく)で、縁側展が開かれました。約30人が出品した秩父をテーマにした絵画や写真、書の作品を、25軒の民家の縁側に展示した展覧会で、今年で19回目を迎えます。大勢の観光客が訪れていました。
贄川宿は、江戸時代から秩父から甲州に抜ける秩父往還の途中にあって、三峯神社参詣の祈り宿場として栄えましたが、車の普及により旅籠としての役割を終えました。築150年の家があったり、当時の民家の面影を残している所です。
高校の同級生の一人が出品をしているので、激励も兼ねて出掛けました。山深い贄川宿はもうすっかり初冬の風景があり、絵が展示されている縁側には、私達が行くより先に、冬の色合いを深めていました。
2008年11月02日
迷い込んだアオサギ


迷い鳥迷い込みたる秋の池
朝、玄関を開けた瞬間、大きな鳥が池から飛び立ちました。一瞬何事かと思ったくらいです。ハッキリは分かりませんが、アオサギだと思います。
逃げるのかと思いましたが、近所の屋根の上で、じっとこちらを窺っていました。
川にいる鷺が池の魚を狙うのは、冬が近くなって、川の魚が石の下に潜ってしまい、上から見えないのかも知れません。しかし、金魚の赤は空からも目立つのだと思います。生きる為に、危険を顧みないで人里に迷い込むアオサギに、哀れさを感じます。
そうは言っても、金魚をやる訳にはいきませんので、防衛策として、この夏ゴーヤに使った野菜用の網を池の上に被せました。
アオサギはすぐにどこかへ飛び去りました。




















