2009年04月30日

四月尽

凡々と川萵苣咲きぬ四月尽

 仕事前に食事を済ませる荒川の河原です。立ち寄ってみると、川の辺の痩せ地に、川萵苣の花が咲いていました。そう目立つわけでもなく、ひっそりと咲いていました。
 今日で四月も終わりです。平平凡凡と日々を送ってきましたが、年と共に、時の流れの速さを実感しています。
 早春から色々な花が私達の目を楽しませてくれましたが、青葉の季節へと時は移っていきます。
 

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2009年04月29日

昭和の日

安らかな春の名残の昭和の日

 今日も仕事前に立ち寄る荒川に行きました。
 豚インフルエンザや失業率の拡大、不景気等、世の中は不安だらけですが、川は何事もないように、静かに流れていました。
 道路は行楽の観光バスや、他県ナンバーの車で渋滞していました。19万人という失業者が嘘のように、幸せそうな家族連れの姿がありました。
 明治は遠くなりにけりではありませんが、私のパッションを傾け、汗を流した昭和も少しずつ遠くなっていくようです。
 現役とは違い責任の軽い仕事ですが、仕事があるだけ幸せなのだと思いました。

2009年04月28日

藤の花

藤咲きぬ蜜吸うものの消えてなほ

 藤の花が咲き出しましたが、去年と違う事が二つあります。
 剪定のミスで、花房の数が三分の一に減った事と、もっと深刻な事は、藤の花が咲いても、ミツバチの姿が見えないという事です。
 以前テレビでやっていましたが、ミツバチが消えて養蜂業者が深刻な打撃を受けているという事でしたが、私には関係ないと思っていました。
 春になって、様々な花が咲きましたが、いつもだとミツバチが花から花へと飛び移っている姿がありますが、今年はミツバチの姿を見ません。
 妻に聞いても、「そういえば見ないわねえ」という答えでした。
 これからナスや胡瓜などの野菜を植えますが、ミツバチが消えてしまい、きちんと受粉してくれるかどうか心配です。

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2009年04月27日

風車

カラカラと風神来る風車

 夏が近くなってくると、雑草もはびこるようになります。特にタンポポとドクダミが成長しています。
 仕事が休みだったので、思い切って草を抜く事にしました。タンポポは綿毛になっていて、少し触ると綿毛が飛んでいきました。ドクダミのあの独特の臭いに閉口しました。
 土竜を追う為に、ペットボトルで風車を作り、畑に挿しておきます。風が吹いて来ると、カラカラと音を立てて回ります。強く吹けば早く、弱いと左右に揺れるだけです。
 風車の廻る音と勢いで風の強さが分かります。今日は休むことなく廻り続けていました。

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2009年04月26日

八重桜

夜の闇を光り染めける八重桜

 長瀞宝登山にほど近い長瀞七草寺不動寺。三月の火祭りと秋の撫子が有名ですが、八重桜をはじめとした31種類500本の桜が、ライトアップされています。
 係りの人の話では、今日の強風で大分散ったという事ですが、それでも木によっては満開になっているものもあります。
 仕事の帰りに寄ってみましたが、カップルや家族連れの人が訪れていました。
 ただ、光の輪の外でカップルが囁き合っている場所は、カメラを構えるのも憚られました。

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2009年04月25日

春の川

人影のなき川にある春驟雨

 仕事前に昼食の為に立ち寄る荒川です。
 今朝から雨が降り続いていて、川もいくらか増水していました。土曜、日曜になると、何人かの釣り人の姿が見えますが、さすがに今日は釣り人の姿はありませんでした。
 渓流釣り解禁の時に立てられた立て札がありましたが、忘れ去られたように壊れて、強い雨に濡れていました。

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2009年04月24日

健康診断

健やかな身のありがたき末の春

 帰郷していた弟が帰りました。短い間でしたが、車椅子生活の大変さを実感しました。
 昨日芝桜見学に行き、お年寄りの車椅子の多さに驚きました。弟は交通事故というアクシデントに見舞われた車椅子生活ですが、病気で苦しんでいる人を目の当たりに見て、健康のありがたさを実感しました。
 今日は仕事の合間に健康診断を受けましたが、特に悪い所もなく、健康でいられる事に感謝したいと思います。

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2009年04月23日

芝桜の丘

車椅子押すを忘れし芝桜

 昨日帰郷した弟を案内して、羊山公園芝桜の丘へ行きました。車の乗り入れは規制されていましたが、身体障害者手帳を提示して、身体障害者用の駐車場まで行く事ができました。
 平日でしたが、バスのツアーや、大勢の人が訪れていました。その人の間を縫って車椅子を押して移動しましたが、車椅子の生活がこれほど大変な事だとは思いませんでした。砂利道を押して坂道を昇ると、息切れがしましたが、昇って見下ろす芝桜は、ご褒美をいただいたような美しさで咲いていました。

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2009年04月22日

里芋植える

芋を植う遠来の客待ち侘びて

 三重県に住んでいる弟が、父の一周忌以来七年ぶりに帰郷しました。若い時に交通事故に遭って以来車椅子の生活をしていて、一人暮らしなので移動が大変のようです。駅に着いたら電話をくれるという事でしたが、やはり予定の電車に乗る事ができず、ずいぶん遅れて電話が来ました。それも、携帯電話を持たない主義の弟に代わって、途中の西武線飯能駅の駅員さんから、弟の到着時間を知らせる電話でした。そのご親切に心から感謝しました。
 ずっと連絡を待つ間、気になっていた里芋を植えましたが、電話が何時鳴るかと、落ち着かない時を過ごしました。
 里芋が大きくなった時、この日の事をきっと思い出すと思います。
 

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2009年04月21日

茎立

      
      小松菜の花                               水菜の花

               
                       キャベツの花


種を残す花鮮やかな茎立菜

 食卓を楽しませてくれた冬の菜も、茎立の季節をむかえ、一斉に花を咲かせました。
黄色の鮮やかな花です。きっと蝶や虫にすぐ見つけてもらえるように目立つ色に咲くのだと思います。
 種を残していく為に、どの花も精一杯頑張っているようです。

 

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2009年04月20日

畑作り

畑打てば息切れ覚ゆ齢かな

 果菜を植える準備で畑作りをしました。雨の予報が出ていたので、仕事に出掛ける前に作業をしました。鋤き込んだ堆肥も土に馴染み、ビニールマルチをしておけば、5月の連休の頃には地温が上がり、植え付けの好条件になります。
 ただ、去年もそれとなく感じていましたが、畑仕事は年々疲れを感じるようになりました。

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2009年04月19日

葱坊主

哀れはや刈らねばならぬ葱坊主

 春が闌けてくると、葱坊主が頭をもたげてきます。種を採る場合はこのままにしておきますが、そうでない場合は早めに刈り取らなければなりません。
 子孫を残す為に、球状の花房の方へ養分を集め、食感が悪くなるからです。天に向かっている姿を見るのも後僅かでが、仕方のない事です。

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2009年04月18日

花蘇枋

花蘇枋外へ並べし植木かな

 このところの暖かさで、花蘇枋の紅紫色の花が満開になりました。家の中や温室で冬越しした植木を外に出しました。
 部屋の中でも凍みてしまう程寒い土地ですが、花蘇枋が咲き出せば平気だろうと軒下に並べました。
 安物の植木ですが、愛着を感じます。

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2009年04月17日

海棠

艶やかさ満つ海棠の咲く辺り

海棠が咲き出しました。事情で、今まで植えてあった場所から数年前に移植したものですが、やっと生き延びているという有様で、枯れなければ良いか位にしか思っていませんでしたが、今年はやっと咲いてくれました。
 あまり手も掛けないのに咲いてくれた海棠ですが、美しい花です。

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2009年04月16日

鈴蘭水仙

スノーフレーク揺れてベルの音鳴りそうな

鈴蘭水仙が今年も咲き出しました。手入れもしないで放っておきますが、春が深まり雑草が伸び始める頃、白い可憐な花を見せてくれます。風に揺られて、リンリンという音を出しそうな感じがします。。
 花が終わる頃、雑草の勢いが鈴蘭水仙の丈を追い越します。雑草の中で季節を過ごし、地上部分は枯れ、根は土の中で来年まで眠ります。
 

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2009年04月15日

躑躅

霊峰に負けぬ霊場山つつじ


雨風の罪か躑躅を散り零す

 秩父市黒谷にある十三仏霊場瑞岩寺。十一面観音菩薩が祀られています。病気を除き、罪をなくして幸福を得られる仏様と言われています。本堂裏の小高い岩山は躑躅の名所になっていて、昨日(14日)付けの新聞に、見頃を迎えたと載っていました。
 午後から妻と見に出掛けました。ロープや鉄柵に掴まりながら、急な山道を登っていきました。
 岩山の上は大勢の人が訪れていましたが、ため息が漏れていました。夕べからの強い雨と風に打たれ、ヤシオツツジは無惨に散っていました。
 正面に広がる武甲山と秩父盆地の眺めと、赤い山つつじに、せめてもの救いがありました。
 

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2009年04月14日

桜散る

散る花や土の息吹と入れ替わる

 桜の花弁が吹雪のように舞って落ちてきました。孫と馬鈴薯を植えた畑にも落ちていました。
 乾いた土の間から馬鈴薯の芽が顔を出していました。桜の花は命が終わりますが、新しい命に後を託しているようです。
 午後から雨になりました。乾ききった畑には恵みの雨になりました。馬鈴薯も雨を受けて、どんどん成長していくものと思います。
 桜の花はやがて土に還っていきます。

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2009年04月13日

春愁

春愁や散り零す花あればなほ

 花の種を蒔く準備で、花壇の土を掘り返しました。風が吹いてきて、雪柳の花を散り零しました。掘ったばかりの土がアッという間に白くなりました。
 一斉に咲いた花も、このところの暖かさで満開になり、そして散っていきました。春を待ちこがれて浮かれていましたが、春は急ぎ足で通り過ぎようとしています。

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2009年04月12日

美の山公園の桜


 

嶺々と肩を並べし花見の座  



添える手と杖に縋りて花見かな

 秩父市と皆野町にまたがる標高583㍍の美の山公園です。下界は桜の花が散り始めていますが、ここはちょうど満開をむかえたところです。
 日曜日なので、大勢の家族連れやグループが訪れていました。車座になって乾杯をしていましたが、その声も遠くの嶺に溶け込んでいくようです。
 二人のお婆さんが、桜をバックに記念写真を撮っていました。子供連れの家族がカメラを構えていましたが、二人をここまで連れて来てくれたのでしょう。
 お婆さんの笑顔を見て、幸せなんだなあと、妻と思わず微笑んでしまいました。

yoshiyoshi様からいただきました。

帽二つ杖が先行く春遍路    よし

ありがとうございました。
 

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2009年04月11日

花よりバス

厭きるほど来ぬバスを待つ花見の座
 
 郊外のスーパーに買い物に行きました。ピンクの枝垂れ桜が満開をむかえていました。近くにバス停があり、お婆さんが買い物を終えてバスを待っていました。
 日に何本しかないバスはなかなか来ません。側に綺麗な花が咲いていて花見には絶好の場所ですが、花見をする事もなく疲れ果てて座っていました。
 過疎の町の老人は、こういう辛抱と努力をしないと、暮らしていけません。

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2009年04月10日

新入生

不安げに付き従いし入学児

 山の上から集団登校の子供達が降りてきました。春休みの前までは、わいわい言いながら降りてきましたが、新学期になってからまだ三日、あまり声も聞こえません。
 お兄さんお姉さんが中学生になり、新しいリーダーになった子供達もまだ緊張しているようです。それにも増して、8日に入学した新一年生も前後を守られながら、黄色い帽子と背中からはみ出したランドセルを背負って緊張した顔で降りてきました。
 離れている孫も、今年一年生になりました。この子供達のように、覚束ない足取りで学校へ行っているものと思います。
 満開の桜が見守ってくれているようです。
 

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2009年04月09日

土筆

土筆立つ所は避けて鍬振りぬ

 夏野菜を植える準備で、菜園の土を耕しました。畑の直ぐ脇に一本の土筆が顔を出していました。この場所で見るのははじめてです。
 狭い菜園の事、なるべく一杯一杯に掘って、野菜を植える場所を確保する必要がありますが、土筆を折らないように気をつけながら、端をいくらか残して掘る事にしました。

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2009年04月08日

月と桜

夕景の主役は未だ夕ざくら

 隣の家の桜が満開をむかえました。夕日が沈みかけて、月も山の端から顔を出しました。夕暮れが遅くなっているので、桜はしばらくの間は輝いていました。

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2009年04月07日

奥秩父清雲寺の枝垂れ桜

どの背なも枝垂れ桜の逆にあり
 
 奥秩父荒川、清雲寺の枝垂れ桜が見頃をむかえ、平日にも拘わらず大勢の観光客が訪れていました。県の天然記念物になっている、樹齢600年の枝垂れ桜もあります。カメラを構える人、花を見ながらお弁当を食べる人、時折枝垂れ桜を背に記念写真を撮っている人もいましたが、直ぐに向き直り、「凄いわねえ」と見上げていました。
 枝垂れ桜をゆっくりと眺め、命の洗濯が出来た一日でした。

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2009年04月06日

木瓜の花

廃屋の垣に乱舞の木瓜哀し

 高齢化が進み、主のいなくなった廃屋を、仕事で車を運転中に良く見掛けます。家の庇が傾き、戸締めの雨戸の表面のベニヤ板がはげて垂れ下がり、風に揺られているのは哀しい風景です。
 人は居なくなっても、植物だけは毎年花を咲かせます。花は咲かせますが、剪定もされずに放置されているので、枝は伸び放題で、絡み合っています。
 木瓜の紅い花が鮮やかであればある程、この家の哀しい歴史を想像してしまいます。

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2009年04月05日

沈丁花

低き背の丁字にもある二輪の香

 去年は一輪しか咲かなかった沈丁花が、今年は二輪になりました。
 昔、住んでいた社宅の空き地に生えていた沈丁花を挿し木にして持ってきたものです。
 庭の隅に植えましたが、それが根付き、毎年少しずつ成長しています。まだ見栄えもしない沈丁花で、立っていると香りもしませんが、座ってみると、微かに香りが漂います。
 昔の苦しかった時代を共に過ごしてきた同士みたいに思えて、成長を見守っていきたいと思います。

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2009年04月04日

菜の花畑

通り過ぎ惜しくて戻る花菜畑

 所要で出掛けた途中に、菜の花畑がありました。用事を済ませる為に、一度通り過ぎましたが、惜しくなってまた戻って車を止めて、しばらく菜の花を見てからまた目的地に向かいました。

 

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2009年04月03日

春の霜


出でし葉をまだ鍛えるや春の霜

 桜の花が開花し、満開の便りも届く今日この頃ですが、今朝は霜が降りました。
 イチゴは寒い冬の間、ロゼット状の株の姿で休眠しています。5℃以下の低温に一定の期間あうことによって休眠から目覚め、暖かくなると新しい葉を出し、大きく成長し、露地栽培では5月頃から実がなって収穫を迎えます。
 やっと新しい葉が出始めて成長しようという時ですが、まだ鍛え方が足りないと、春の霜は降りてきたのでしょうか。

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2009年04月02日

桜咲く

咲き初し地蔵の背なの糸桜

 ここは長瀞の七草寺法善寺。秋には藤袴が咲いて楽しませてくれますが、この時期、枝垂れ桜や、染井吉野が咲いて楽しませてくれます。お地蔵様も咲き始めた桜を静かに見ておりました。
 まだ訪れる人も少なくのんびりとしていますが、この週末あたりから観光バスのコースになり、駐車出来ずに道路に車が並び、交通渋滞になります。
 今日から4月、旅立ちの時です。息子も転勤の辞令を受け、別の職場に移ったと電話がありました。息子の無事をお地蔵様にお願いしました。

※ 昨夜投稿した積もりでしたが、手違いで掲載できませんでしたので、そのまま掲載しました。
 

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