2009年07月31日
鷺の花咲きたり友よ恙無しや
09/08/01 撮影
見れば見るほど微妙なその花の作りに感嘆。
写真に撮ろうとすると風が吹く、あきらめて屋内にもどると日が照る。
定まらないお天気に、イライラが募る。
PCが壊れて、写真の取り込み不可が続いているのです。
(注:この故障は、その後電器屋さんに持ち込んでなおしてもらいました。)
ハレかケか雲(句も)定まらぬ夏の空
2009年07月24日
忘却の彼方に在りし玉簾
ハコベ、スベリヒユ、カタバミ、カヤツリ、ヒエ、エノコロ、ツユクサ・・・
これらは芽のうちに分かるのですぐに抜くのですが、抜かずにおいた妙な葉がありました。
花韮かな・・・と思ってそのまま忘れていました。
そこは月見草のエリアだったのですが、今年は月見草は生えてこなくて、あちこちへ飛び移っています。
昨日の朝、そこにひとつの花が咲いていました。
淡いクリーム色の、小さな百合のような形の花。
ひとつだけ、天から舞い降りたかのように咲いていました。
インターネットで調べてみたのですが、よく分かりません。
自分的には、『ベツレヘムの星』かな?、と思っているのですが・・・
舞い降りしベレムの星や蝕の跡
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本日、7月25日、この花の近くをよ~く調べましたら、ほぼ等間隔に同じような細い緑の葉がひょろりひょろ~りと伸びているではありませんか!そして、私は思い出したのです。
昨秋、チューリップの球根を植えるときに、野放し球根とかいう袋を一緒に買って植えておいたのを。
ゼフィランサス。今、此花の前後で赤い色をした花の芽が伸びつつあります。
玉簾ベレンの星と思いきや
09/07/26
さらに我が忘却力にあきれることには、6月に花友から写メールをもらっておりました。
上の写真とそっくりな花の写真で、----
ゼフィランサスがきれいですと、コメントをつけていただいていたのに、
そのことに気づいたのは、きのう。
でも、なにか記憶の海を漂うものがあるな、と気になってはおりました。

2009年07月14日
杏の実
去にし子の影追う哀れ落ち杏
・ 1
とおりをまがるとみなれた門があった。小さいころ住んでいたその家は、赤い屋根も昔のままに雨の中で静かにねむっているようだった。
ひさしぶりにおじいちゃんちへきたのはわけがあった。 今日おばあちゃんをコンサートに連れて行くことになったおじいちゃんが、ひとりぼっちになってしまう89歳のひいばあちゃんのために、孫のミチルを呼んだのだった。
チャイムをならすと玄関のドアがあいて、よそ行きの支度をしたおばあちゃんとおじいちゃんが出てきた。 「ああ、ミッチ、よくきたわね、ありがとうね。」
「ミっちゃんいらっしゃい、ごくろうさん。ママが帰りに寄るっていってたよ。」
ミチルはすぐひいばあちゃんの部屋へ案内された。
「ひいばあちゃん、こんにちは、ミチルです。」
「ああ、こんにちは。ええと、どなたでしたっけ?」
「あら、おばあちゃん、花が丘のミチルをお忘れですか?ほら、太郎の娘のミッチ、小さい時よく抱いてあげてたじゃないの。」
「ああ、ミッチかね。大きくなったねえ。」
ひいばあちゃんはベッドから起き上がって、ミッチをじっとみつめた。 去年の春亡くなったひいじいちゃんのお葬式いらいだった。あれから、ひいばあちゃんはほとんど外出もせず、すっかりひきこもるようになったという。
「ねえひいばあちゃん、どこか具合が悪いの?」
「いいえ、ただつかれただけです。どなたさまかぞんじませんが、どうもごくろうさまです・」
「わたしは・・・」 ミチルはなんといっていいのかわからず、口をつぐんだ。 (こういうことだったのね。ひいばあちゃんは、体はどこも悪くはないが、どうも頭が悪くなってきて困ったものだわと、前におばあちゃんがママに話していたのは、)
・ 2
おばあちゃんはいろいろ説明しながらミッチをダイニングに案内していった。
「おなべにけんちん汁ができてるから、あたためて一緒に食べてね。冷蔵庫にサラダとフルーツがはいっているし、・・・これはひいばあの好きな煮豆よ」 「お風呂はさっきすんだし、トイレは自分でいけるからベッドから降りるときだけ気をつけてあげてね。」と、いろいろ教えておいて、 「ま、とりあえずは、何もしなくていいのよ。ひいばあがさびしくないようにミッチに来てもらったんだから・・・」 といった。
「ひいばあちゃん、ひいばあちゃん!私たちはこれから長野へ行ってきますからね。6時を過ぎたらみっちゃんといっしょにゆうはんを食べてね。」
「じゃあ、みっちゃん、玄関は鍵をかけておいてね。」 そういいながら、おじいちゃんとおばあちゃんはミチルに見送られて楽しそうに行ってしまった。
おじいちゃんちには古いアンズの木があった。ちょうど雨が止んだ直後で、熟したアンズの実が雨露とともに落ちてきた。太い根元のあたりにはそうやって今落ちたばかりのきれいな実が5,6個ころがっていた。ミチルはそれをひろって、食後のデザートにしようときれいに洗って皿に盛りダイニングのテーブルの上にのせておいた。
・ 3
しばらくしてひいばあちゃんのところへいくと、ひいばあちゃんはベッドで寝ていた。しかたなく食堂へ戻ろうと思って部屋をでると、ひいばあちゃんの声がした。
「おかあさんかえ?」
「ううん、おばあちゃんはおじいちゃんといっしょにコンサートに行ったのよ。ねえ、ひいばあちゃん、まだ夕飯前なんだから、起きていたほうがいいんじゃない?テレビつける?」
「ええと、あなたはどなたでしたっけ?」
「花が丘のミッチ、ひまごのミチルよ。」
「花が丘ねえ、花が丘というと、まごの太郎が家を建てたところだったかね。」
「ええ、そうよ。私が5歳のとき、この家からひっこしたのよ。」
「そうだったねえ、太郎の子が、ミチルとケイで・・・」
しゃべりながらテレビをつけたひいばあちゃんは、そのリモコンをじっとみつめた。するとテレビの画面が真っ黒に変わってしまった。
「ちょっと、このテレビなおしてくれない? NHKニュースみたいんだけど、チャンネルがおかしいわねえ。」
「どーれ、ちょっと貸してみて」 リモコンの点滅しているボタンをおすとテレビの画面が戻ってきた。
「あ、ありがとう、ありがとう。・・・・ところで、あなた様は、どちらさまでしたっけ?」
ひいばあちゃんはほんとにどこも悪くないんだけど、記憶力がもうれつ悪くなって困っているそうだと、ママから聞いてはいたけれど、何度も何度も名前をきかれるので、ミチルの方もこまってしまった。
「花が丘のミチル。ひいばあのむすこが純一でしょ、純一のむすこが花が丘の太郎、太郎のむすめが・・・」
「ああ、ミッチだったね、こんにちは。今日はおみまいにきてくれてありがとうね。」
「ひいばあ、やっと思い出してくれたのね!あら、あそこに七五三のときの写真がかざってある。あの中にいるのが私とケイよ。」
「ちょっと、おかあさんはどこにいるの?おかあさんや! おかあさんや!ミッチがきたんだよ!」
「ひいばあちゃん、おばあちゃんは今いないってば!おじいちゃんとコンサートに行ってるのよ!・・・そうだ、ひいばあちゃん、そろそろ夕ご飯にしましょうか。ちょっとテレビ見ててね。」
ミチルが二人分の汁を温めたりごはんをよそったりして食卓を整え、ひいばあちゃんを呼びにいくと、ひいばあちゃんはベッドからおりていすに座ってテレビをみていた。
「ひいばあちゃん、ごはんの用意ができました」
「はい、ありがとう。」
ミチルと食堂まで歩いていったひいばあちゃんは、ミチルが用意した食卓について、向かい合うとまた首をかしげていうのだった。
「ええと・・・。あなたはどなたでしたっけ?」 ミチルはとっさにうそをついてみた。
「ひまごのケイ、花が丘のケイです。」
「何言ってるの?、花が丘の家からきたひまごはミッチじゃないの」
「あっあたり! もう・・、ひいばあは、ちゃんと覚えているじゃない!」
「ホホホ、そりゃ、かわいいまごのことですもの・・・」
・ 4
ミチルはひいばあちゃんとご飯をたべながら思った。 (ひいばあは、ほんとは何でも知っているのに、とぼけてみせてるんだ!)
「あのね、魔法瓶にお豆をいれて、そこへ熱湯を入れてひとばんおくと自然にやわらかな煮豆ができるのよ」
「ふうん、・・あっ、しまった! 煮豆出すの忘れてた。 はいっ、ひいばあちゃんの好きな煮豆」 (もう・・・どっちが忘れん坊なんだか・・・・)
「・・・・・・」
ひいばあちゃんが、とつぜんなにかいって、はしをおいた。
ふるえる手でいっしょうけんめいテーブルの上の1枚の皿をのけようとしていた。
「えっ、なあに?」
「このアンズ、どうしたの?まさかひろってきたんじゃないわね?」
「庭に落ちていたアンズよ。きれいでおいしそうだったからミッチがひろったのよ。」
「だめだめミツコ! ひろったアンズはバイキンだらけなのよ! ミツコはオチアンズを食べて死にたいのか?」
「いやだ、ひいばあちゃんたら、わたしはミチルよ!ひろったからと言ったって、きれいに洗ってあるのに、食べたら死ぬなんてありえない!」
「はい?・・・ええと・・・・あなたはどなたさんでしたっけ?」
ミチルはため息をついてはしをおいた。
「わたしはひまごのミチル、おじいちゃんとおばあちゃんは今おるすなの。ねえ、ひいばあちゃん、ひいばあちゃんこそ、いったいだれ? どうなっちゃったの?」
ミチルは、目の前で静かにはしをはこんでいる上品なひいばあちゃんをじっとみつめた。真っ白な髪の毛、おどろくほど小さな口、そしてかぼそくよわよわしい指。 この人はほんとに私のひいばあちゃんなのかしら?
ひいばあちゃんはだまって食事をおえると、 「はい、ごちそう様でした」 といって静かに立ち上がった。 「それではわたしはこれで失礼いたします。」
あっけにとられているミチルを残して、ひいばあちゃんはしずしずと自分の部屋へ引き返していった。
・ 5
しばらくして様子を見にいくと、ひいばあちゃんはベッドですやすやねむっていた。
ミチルが食堂へもどり、お皿を片つけたりしていると玄関のチャイムがなった。
ドアを開けるとおつとめがえりのママが立っていた。
ミチルの話をきいて、ママはいった。
「ひいばあの一番最初の子が女の子でね、たしかミツコっていった。おじいちゃんには2つちがいの妹がいたんだけど、小学校へ入る前の年に落ちたアンズを食べたために「エキリ」という病気になって死んでしまったという話をきいたことがあるわ。昔はそうやって死んでしまう子が多かったんだけれどね・・・。
もう60年もたつのに、ひいばあにはけっして忘れられない事なのね。」
2009年07月14日
2009年07月09日
ゲリラ雨濡れて駆け込む勝手口
09/07/09
今年の梅は不作。
玉葱はよかったけれど、ジャガイモが元気ない。
さやえんどうの木は近くに勝手に生えてきたかぼちゃの木に襲われて全滅。
そういえば茄子の木も晩霜に遭ったため成長がおくれてしまった。
ロケットは2度めに蒔いたものがやっと大きくになったけど、硬くてまずい。
ラディッシュは、甘くなく、激辛。だれかわたしのこと、怒ってる?。
野菜作りって、土があればできるっていうわけじゃないんだなあ・・・
3日前虫に刺され、2日間パンパンに腫れてた右腕をなでながら、ためいきをついている。

