2009年10月30日

十三夜

夕月や見上ぐる頬に風清か

風に揺れ月に添い寝の秋の草

十三夜虫の音幽かになりにけり

2009年10月29日

夢の翼

舞い降りし白き翼や秋の午後

2009年10月27日

タイムトンネル

神田川四次元つなぎ流れゆく


09/10/22  高田橋付近の神田川

地下鉄は冥途の客もあるらしき

そんな気がしました。
延々と地下道を歩いてモグラのように顔を出したら、そこに
少しのあいだでしたが、昔の風が吹いておりました。

何十年もまえの秋の寒いゆうがた、・・・
だれかと橋の上に立って濁った水を見降ろしていたような・・・
そんな気がしました。

神田川の水も、ずいぶんきれいになりましたね。

2009年10月17日

スズメガの幼虫

掌中の草食む虫や豊の秋

2009年10月11日

雀の墓

「前に死んだ雀、どうなったかなあ、」
孫たちに問われて思い出した。
去年の今頃、2階の窓に激突して死んだ雀のこと。

2人をつれて雀の墓を見に行った。
芋畑の端の傾斜したところ、スズメガの幼虫も埋めた 場所だ。
「たしかこの辺だったけど、・・・」
キョロキョロさがしても、目印においた石さえもない。

その辺りには私がこの春植えた黄色コスモスがほとんど咲きおわっていた。

5歳の孫に何と説明したらよいか迷いながら、いった。
「雀もね、スズメガの幼虫も、みんな土の中の虫に食べられちゃうんだよ。
そして、その虫の出したウンチがこの土なのよ。」

「ふーん、そしたら雀がこの土になったってこと・・・」
幼い子にそのような現実をほんとは知らせたくなかった。
ほら、と咲いているコスモスを見せて、
「雀はコスモスに変身したのよ」っていってあげたかった。

 
 蒼天に秋満つ草に命満つ


 

2009年10月09日

アブチロン

嵐のあとの庭にでてみたら、ほんのり木犀の香りがしてきた。
うちの木犀はもう散ったはずだけど、・・・でも行ってみたらやはり咲いていた。
2度咲きだ。
しかも木犀の木を這いあがったアブチロンと共演で咲いていた。
木犀はこれからくる冬に備えていかねばならぬのに・・・
チロリアンランプだって、このままでは冬越しできぬ身の上なのに・・・

何が何だか分からなくなりそうな、今日の庭模様でした。

行く秋を知るや知らずやラムプ咲く

2009年10月07日

嵐の前

大風の前に咲く花美しき


09/10/07     秋明菊 

超大型の台風が来るというので、庭の見まわりをした。
現在は無風、しかし鳥の声が全く聞こえなく、不気味だ。

あらためてみればどの花もすでに草のように身をよじっているものが多かった。
ここはもともと強い風がふく土地なのだ。

でも、この大風のあとはどうなるか知れたものではないので、
草花たちのきれいなところをカメラに収めた。

2009年10月05日

猪の子

秋の田の迷い猪の子は藪の中

庭仕事をしていたら、市からの告知放送が聞こえてきた。
今までも、尋ね人とか、ひき逃げ事件などの情報を求める放送があったので、
耳を傾けて聴いたら、近所の交差点付近に猪が現れたとのこと。
「・・・付近に体長50センチぐらいのイノシシが出没しています。もし出会ったら、刺激を与えないようにして離れてください」
満月に浮かれて遠出してしまい、車の往来頻繁な国道を横切らなくては帰れないので困っているのではないだろうか。

とはいえ、せっかく育てたわが芋畑を荒らされても困るのです。
どうかあんまり人間に危害を加えないで山に帰ってほしい。もとはといえば、山を荒らした人間が悪いのでしょうが、乗鞍では観光客を傷つけたクマが殺されたそうです。

奥山に帰れよ猪の子母が待つ

☆写真は豚の貯金箱

2009年10月04日

十六夜

十六夜(いざよい)や祭りの後の家路かな

10月4日。今日は秋祭りだった。
鎮守の社から神楽保存会の人々のお囃子が村中を練り歩いた。
 秋晴れだけど、真夏のような強い日差しに、獅子舞いの若衆の首筋に汗が光っていた。
久々のきれいな夕焼けをみながら帰途に。
6時、東山からまん丸の16日の月が昇った。

2009年10月03日

満月

風邪ひきも潤む眼で月を待ち

昨日から風邪で寝込んでおります。
ベランダから月の出をカメラに収めて、また床につきます。
おやすみなさい。

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句をいただきました。ありがとうございました。

月の間を何やらせわしい月見酒   よしさま

臥したるも団子薄や望の月     笹舟さま