2008年02月29日

ただの水?

         春霜や融けて流れてただの水

液体としての水は固体になりますと、趣のある氷・雪・霰・霜などになります。
温度が上がりますと、1013hPa、0℃で氷は状態変化して水になります。
水は多くの物質を溶かすことができ、水という分子は3原子からなり、
この基本単位である水分子は固体・液体・気体の状態でも変わりません。

水は”ただの水”に見えますけど、他の物質に比べてむしろ特異的な性質を
もち、やはり 命を育んできた貴重な母なるもの ですね!!
21世紀は 水の世紀 だと思っています。   025

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2008年02月27日

蒼き山茱萸

         蒼けれど春めく闇に探りけり

         春迷うなべて花蕾は探りけり

<完熟の山茱萸>(1月28日)から、はや一月が過ぎようと
しています。いつもの川の堤防沿いに行ってきました。
開花までは、もう一息・・・・・
枝先に黄色の可愛くて小さな花が楽しみです。   024

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2008年02月25日

磯部のお雛

          織部雛おさなき姿重ねをり

焼き物は気に入ったら、つい持ち帰ります。
織部焼も好きな焼き物で、焼き物というものは
どれ一つ同じものはなく、この機会を逃したら
もう!出会えないと思っています。

この織部焼きのお雛様を、妻が結構気に入って、毎年
飾ってくれています。きっと嫁いだ娘のことを思い出して
いるのでしょう。   023

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2008年02月23日

稲渕のマンサク

         まず先に棚田に降りて飛び火かな

         まず咲きて和む里山飛び火かな

         万作の先ずは棚田に下りてきし
         乙女座 さんから新しい視点をいただきました。

         まさに 金糸卵(錦糸卵) の如くですね。
         あいきち さんから新しい視点をいただきました。

稲渕の棚田にはマンサク(万作・満作・金縷梅)もあり、四季を通して、
旅人のこころに残るお土産をもって帰れるように、里人の努力があります。
誠に有り難いことです。

ここ棚田では、1月は蝋梅、2月は梅に続きマンサク、3月になれば一気に
いろいろな草花の開花ということになります。   022

蝋梅が迎春花とするならば、マンサクは目立たない木ですが、まさに春告花と・・・・・・

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2008年02月21日

迷い里

         峠越え里に迷いて春ここに  

         此処でいい此処でいいのか梅日和
         湖風子 さんから新しい視点をいただきました。

朝風峠を越えて棚田にでると、展望が広がります。
この古木は、里道から少し入り込み、畑の片隅に
植えられています。南側が急な斜面になっていて、
午前中だけが陽が当たるところです。

この古木の花は、さほど多くの人に見られることなく
咲いているだけなのでしょうね。   021

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2008年02月19日

稲渕の梅

         峠こえ梅咲く里やしずしずと  

         峠越え棚田くだりて梅探る
         湖風子 さんから新しい視点をいただきました。

今は、石舞台から稲渕へと続く舗装道路があります。
しかし、檜隈(ひのくま)の里から稲渕の里へ辿りつく、
朝風峠越えが一番のおすすめコースで、峠を
越えると稲渕の棚田が一望できるところに出ます。

ここ稲渕の里は棚田百選にも選ばれたところで、
春には菜の花などが咲き、旅人を迎えてくれます。
この稲渕の棚田の一角に、人知れず古木の梅が
咲いていました。   020

黒っぽい幹を背景にするために、カメラを移動させて、白梅を撮りました。

         『飛鳥京観光協会 飛鳥めぐり』 という地図があります。

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2008年02月17日

飛鳥・稲渕の飛び石

飛鳥川最奥の集落に”稲渕”があり、その集落の中程に”万葉の飛び石”があります。
飛鳥川もここまで上流にくると、川幅もかなり狭くなり、数歩で渡りきれる程です。
この飛び石は、現在も野良仕事に使われていますが、およそ1000年前の万葉時代も
同じように使われていました。この飛び石の傍に、万葉歌碑(向こう岸)と川柳が数本
あります。この場所に立つと、懐かしくもあり、とても不思議な気持になります。
1枚目は”稲渕の飛び石”の全景を、2枚目は飛鳥川の手前に自生している川柳に
迫って撮影しました。   019

         明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも  

         作者不詳 巻11-2701

         南都銀行のサイトで歌の解説があります。 <クリックしてください>

         水温み恋萌え出づる明日香かな  

         明日香路や飛び石伝い春は来ぬ
         夢岳庵 さんから新しい視点をいただきました。

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2008年02月15日

ひと休み

         春暮れて炬燵に入るやひと休み

まだまだ日暮れには時間はありますが、庭の清掃を1時間ほどして、
先ほど咲いたと思われる清楚で淡い色合いの紅梅ひと枝を切りとり、
居間に戻って火燵に潜り込みました。

紅梅は、一輪挿しの花瓶に差し入れ、玄関に置き、写真を撮りました。
ファインダーを覗いていて、風は吹いていませんし、時間が止まった
かのような雰囲気の中、紅梅は ”ほっと” していると感じました。   018

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2008年02月13日

夢の道

         春浅しこの先ありき夢浄土

飛鳥の里・八釣の上手に、盆地が見渡せる広い畑があります。
その畑で整備された農道は緩やかに曲がりくねっていて、
この場所はゆるやかなのぼり坂になっています。
”甘樫丘”が丁度真西に、この農道の行く手が”甘樫丘”になる
ようにカメラの位置をずらし、雲に隠れていますが、その先には
金剛・葛城山が見えます。
また、甘樫丘の麓には、蘇我蝦夷・入鹿親子の邸宅跡が
発掘されています。そのはるか彼方の西に、倶会一処という
浄土の世界があるといいます。若いときは仏教に関して無頓着
でしたが、このごろ手を合わすことは素直にできるようになりました。

これからの春の野良仕事のために、この農道はアスファルトで
舗装されてしまい、これまでの風情は味わうことができなく
なりました。   017

友人のパソコンを使う機会があり、まほろばのブログを見ましたら
写真の色合いが、やけに強調されていました。。
友人のディスプレイは光沢タイプですが、まほろばのディスプレイは
ツヤ消しタイプです。どのように写真が映っているかが不安です。

パソコンに拘りを持ち続けている友人のディスプレイを覗き込んだ
ときは、なにも違和感がなく、いい色合いだったのですが・・・・・・・

別の友人のノートパソコンのディスプレイ(光沢タイプ)を見ましたら
違和感がなく、写真はまほろばの意図した色調になっていました。

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2008年02月11日

金花茶の禊

         春雪や禊きわめて黄金花

             ☆黄金花 ”こがねばな” と詠みました。

金花茶(キンカチャ)が我が家に来て、もう!20年は過ぎたと思います。
当時、苗木でしたが、今はもう!家族の一員になっています。
今年は、7個の蕾がついていますが、この雪は金花茶の蕾に
とって厳しかったようです。この後、どうなりますやら・・・・・
また、蕾が緩むころは、我が家では4月の中旬ごろでしょうか。
暖かいところでは、2~3月だそうです。

金花茶は椿としては珍しい黄色花で、比較的穏やかで暖かい
中国・広西省チワン族自治区(南西はベトナムと国境を接する)で、
1965年に発見され、1980年ごろに日本へ渡来した椿です。   016

             2007年5月上旬 (撮影)

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2008年02月09日

歳時記

         古書来たり弾むこころや春の雪

ここ奈良盆地も、朝から雪が降り続き、銀世界になっています。
奈良の人は、雪に対する認識は低く、戸惑いながら車が歩んで
います。まほろばは、このようなときは暖かい居間でのんびりと
過ごします。

以前から欲しかった歳時記が、雪の札幌からきのう届きました。
インターネットとは便利なもので、古本は簡単に手にすることが
できるようになりました。

外箱の角は綻んで、やや使い古されていますが、中の本は
綺麗で、一枚一枚の紙はしなやかです。
おそらく座右の書として、とても愛着をもって丁寧に扱われたのでしょう!
先人の思い入れのある歳時記を手にしたとき、先人から
託されたと・・・・、じわじわと責任なるものを感じました。
しばらくして、とても有り難いという気持も湧いてきました。

俳句における三種の神器は、”歳時記、句帖、電子辞書
(or インターネットでのことばの検索)”でしょうか。
ひと昔前なら、”電子辞書”の代わりに”国語辞典”かも知れません。
”味のある歳時記”が手元にきたのは、”新しいレンズ”が
手元にきたのに値することなのかもしれません。   015

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2008年02月08日

春うらら

         春の香に花蕾も緩む八釣かな

飛鳥の里・八釣の集会所の前に村人が植樹したのでしょう!
梅が沢山咲いています。蝋梅の植樹といい、村人の絶え間ない
努力のお陰です。
写真を愛好する者にとっても、ありがたい場所を提供していただ
いていると感謝しています。

丁度、雲の合間から暖かい春の日差しがあり、明日にも咲くかも
知れない緩みはじめた花蕾に、マクロレンズで迫ってみました。   014

”花蕾” (からい) 
句を詠みはじめてから知りました。
ありがたいことです。

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2008年02月07日

黄梅(迎春花)

         黄梅や奏でる姿軽やかに

         日当たりて灯る一輪迎春花

         黄を灯す花の一輪春きざす
         湖風子さんから 二句 新しい視点をいただきました。

庭の片隅で黄梅が咲いていました。
香りはありませんが、ラッパのような容姿は
春を奏でているような気分にしてくれます。

花びらの先端が傷みやすく、綺麗で撮影に
適した花を一心に探しました。   013

黄梅は別名”迎春花”ということも、湖風子さんから教えていただきました。
ありがとうございます。
 

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2008年02月05日

春の君

         春の君瞳の中に僕ひとり

         君は妻いつも変わらぬ春の愛

この二句に対する解説は、まほろばの個人情報も
多々含まれますので、割愛させていただきます。   012

俳句をはじめたと同僚に言ったら、次の日に
「漱石さんの俳句 私の好きな五十選」の本を貸して
いただきました。この本のお陰で、若々しい句を
詠みたくなりました。

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2008年02月04日

学び舎

         雪降れど想いは熱し学舎かな

         南風にのり妙なるしらべ学窓に
         2007年6月 撮影
         ☆南風(はえ)

写真の校舎は、藤原京旧跡上に立地しているようで、建築費として破格の
予算を費やし、岩崎平太郎氏の設計で帝冠様式をもち、旧制中学時代
(1933年建設)より使用されています。日本建築学会から「美的建築物」
の指定を受けていて、その古風で威厳に満ちた姿から、テレビ番組等
のロケ地として幾度も採用されました。

逸話として、第二次世界大戦末期(1945年)の時点でも、勝利の
ためには敵の言語を知ることが不可欠と考えられて、「敵国語」
とみなされていた英語の授業が週に12時間も行われていました。

3月22日に開催される第80回記念選抜高校野球大会の出場校のうち、
「21世紀枠」の北信越・東海・近畿ブロック、富山中部高校・成章高校・
畝傍高校の3校から成章高校(東海)が選出されました。最終選考に
残っていたのが、写真の畝傍高校です。   011

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2008年02月03日

飛鳥・檜隈の道しるべ

         冬うらら行き交う人の道しるべ

    2007年8月13日 (午前中)撮影
    冬とは違った雰囲気をもち、周りの景色にとけ込み、
    石仏は華やかでないが、心惹かれるなにかがある。
 
この蓮を携えた愛らしい石仏は飛鳥の檜隈(ひのくま)の地
にあり、3つの里道が合わさるところの傍らにあり、昔から
”道しるべ”として愛されてきました。

現在観光地の目玉は、橘寺、飛鳥寺、甘樫丘、石舞台など
や大型展示施設です。この檜隈の地は、橘寺から西南に
1200mのところにあり、あまり注目されていません。
しかし、万葉のころの檜隈は重要な要だと思っています。

檜隈の地には、檜隈寺跡、栗原寺跡、キトラ古墳、
文武天皇陵、高松塚古墳、マルコ山古墳などがあります。

この石仏を拝みながら、東南へ歩むと、朝風峠を越え、
稲渕の雄綱、飛鳥川の飛石、南淵請安先生の墓を巡り
ながら、飛鳥川最上流部にある栢森集落に辿り着きます。
ここを通り過ぎれば、芋峠を越えて吉野離宮へと続く行幸
の古道があります。
一方、西南へ歩むと、高取方面へ・・・・・   010

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2008年02月02日

枯野道の綿毛

         北風に傘子ひろげし夢綿毛

         日当たりて春待つ草の綿美しき(わたはしき)
         湖風子 さんから句をいただきました。

         旅立ちのきっかけ待つや綿毛たち
         喜雀 さんから句をいただきました。

飛鳥から少し離れた野原で、綿毛を目一杯に広げた沢山の種を
見つけました。寒い北風が吹けば、このときとばかりに、近づく春に
むけて、きっと遠くに飛んでいくことでしょう。そして、新天地で
しっかりと芽吹くことでしょうね。   009

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2008年02月01日

寒茜の飛鳥

         寒茜旅人去りし吾ひとり

         寒茜 二上の山も 暗くなり
         夢岳庵さんから句をいただきました。

         峯々の 夕空眺め 二月かな
         蓮さんから句をいただきました。

         三山の 二峰は見えず 春隣
         湖風子さんから句をいただきました。

         中将姫の紡ぐ夢路や寒茜
         snowdrop さんから句をいただきました。

         皆さんからの新たな視点をいただき感激しています。
         この写真俳句ブログとの出会いから元気をいただきました。

飛鳥には、季節をとわず各地から多くの人が訪れます。
石舞台、甘樫丘、飛鳥寺、橘寺などの有名どころは
まほろばより熟知されていることがあります。

昼間は、あれほど多くの人がいたのに、家々からもれ
てくる灯りが気にとまるころには、人影はほとんどあり
ません。大方、ホテルで美味しい夕食なのでしょうね。

まほろばは、”八釣から見渡す夕まずめ”に美を感じて
います。入江泰吉氏の写真にも、昼の八釣の風景写真
があります。

写真中央に大和三山の畝傍山、その奥には、万葉時代から
神聖視されてきた二上山 ( “二神山”ともいい、
“右の高い方(517m)が“雄岳”左の低い方(474m)が“雌岳”)
があります。

二上山の麓に當麻寺があります。當麻寺を知る上で欠かせない
ものは中将姫の伝説です。
そうそう!とても美味しい中将餅もですよね。
<天平時代(750年ごろ・聖武天皇のころ)>

この八釣の場所に立ちながら、”もったいないなぁ~!”と
独りつぶやくことが多くあります。   008

2008年02月01日 »