2008年07月31日
閼伽<あか>( 飛鳥寺 )
奈良の生駒に、稲蔵寺 ( とうぞうじ ) というお寺があり、そこの住職さんに教えていただきました。
以前から、なぜ墓石に水をあげるのか?不思議に思っていました。
仏教には六道という考え方があって、地獄、餓鬼、修羅、畜生、人間、天のことを
指します。この中の餓鬼世界では水不足で渇きに苦しんでいます。この餓鬼世界に
いるかもしれない先祖に水を差し上げるという風習が起こりです。
この水のことを 閼伽 といい、故人に対する供養のあらわれということです。
サンスクリット語の argha ( アルガ ) の音写で、東に伝わり 閼伽 となり
西にも伝わりラテン語の aqua ( 多量の水 ) になったとも言われています。
サイエンスや日常の世界でも アクア はなじみ深いことばですね! 102
飛鳥路の夏露か寄りあひ閼伽となる
☆夏露 ( かろ )
☆か寄り ( かより )
☆閼伽 ( あか ) ・・・・・ 仏に手向ける水、功徳水
夏露つかね飛鳥の閼伽となりにけり


2008年07月30日
八釣(飛鳥)在るがまま
地図はこちら夜が明けて、入江泰吉氏が通った飛鳥の八釣へ行きました。
カメラマンにとって貴重な民家に朝陽があたり、白壁は白く輝き、
今日もかわりなく一日をむかえようとしていました。
環境が目まぐるしく変化する中、いつものようにかわりなく
過ごせることの有り難さを感じました。
朝の涼しさの中、二上山(二神山)・畝傍山は、朝陽が当たって
気持ちよさそうでした。 101
涼気充ち八釣は深く在るがまま

2008年07月28日
三輪のそうめん
奈良盆地の暑さは格別で、年々暑くなってきているような気がします。
まほろばは、三輪の素麺がなかったら夏を越せないと思います。
三輪の素麺は、いつも木箱単位(9kg、180束)で購入しますが、今年は食べる
機会がかなり多く、もう!二箱目に入ってしまいました。まほろばが大人になる
までは18kg入りの木箱を購入していました。
三輪素麺の製造販売元では大きな二社が有名で、デパートの贈答品売り場を
賑わしています。しかし、現実は家内産業的な素麺づくりが今も多く受け継がれ、
美味しい素麺が、大和の三輪に数多く残っています。
江戸時代「日本山海名物図絵」(平瀬徹斉著・1754年)に
「大和三輪素麺名物なり、細きこと糸の如く、白きこと雪の如し、茹でて太らず、
余国より出ずる素麺のおよぶところにあらず」と記載されています。
この古式木箱に詰めた ひねの素麺 、腰がありのどごしの良いそうめんに・・・・
マイペースですが、なんとか写真俳句 100回目のアップを
することができました。これも皆さんのお陰だと感謝しています。 100
母曰く美味しそうめん帯にあり
☆美味し ( うまし )
☆”帯”より”箱”が現実的かもしれません。

我が家では、5月下旬から木箱の紐をほどき、素麺を食べはじめ
夏の盛りをむかえます。
縄ほぐし茹で上げごとに夏増して

2008年07月25日
蓮07 (飛鳥の橘)
炎天下での活動は、とても苦手なまほろばなので、早朝に、
いつもの橘(飛鳥)の蓮池へ写真を撮りに行きました。
まほろばは、早朝だけは元気ですが、昼間は、ただただ
息をしているだけです。
一方、蓮は、数時間後の炎天に耐えながら花を咲かし続ける
のでしょうが、ちょっと健気に思えました。 097
朝涼ししずと涼しき道諭す
☆涼しき道 ・・・・ 極楽浄土の道

夏旺んしずとうつろう華ひとつ
☆旺ん ( さかん )
2008年07月20日
幼い蜘蛛 と 蓮
飛鳥の橘へ蓮の花を撮りに行きましたら、一匹の小さな小さな蜘蛛が
花のてっぺんに戸惑いながら、じっとしていました。
そして、この小さな蜘蛛が、どのように動くか?暫く眺めていました。
眺めていると、まほろばが置かれている状況のように思えました。
『蜘蛛の糸』 より 芥川龍之介
幸い、側を見ますと、翡翠のような色をした蓮の葉の上に、極楽の蜘蛛が一匹、
美しい銀色の糸をかけて居ります。御釈迦様は、その蜘蛛の糸をそっと御手に
御取りになって、玉のような白蓮の間から、遥か下にある地獄の底へ、まっすぐに
それを御下しなさいました。 095
昇りたしされど術なし蓮華の座
☆術 ( すべ )
微睡める 瞼に映る 紅蓮灰
☆snowdropさん から新しい視点をいただきました。
☆まどろめる まぶた に うつる ほんりぇんほい
☆紅蓮灰 ホンリェンホイ kotus red #c76079 ・・・・ 中国の伝統色

2008年07月19日
鶴蘭 ( つるらん )
屋久島、種子島、奄美大島、徳之島などの照葉樹林の
うす暗い林床に、腰下ほどの高さまで茎を伸ばし、花をつけます。
花の中ほどの朱色の盛り上がりが、丹頂鶴の頭に似ている
ということから、鶴蘭 ( つるらん ) の名前がついたと・・・・・
盗掘と環境の変化に伴い、花株はかなり減っているとのことです。
尚、この画像は銀塩時代の写真をスキャナーで取り込んだものです。 094
屋久島の舞ひて儚し鶴の蘭

2008年07月18日
富貴蘭 ( ふうきらん )
風蘭は、花が美しく、甘いバニラのような香りがあり、古くから栽培されて
きました。その中から、姿形の変わったものや珍しいものを選び出し、
江戸時代の中頃には、このような風蘭を 富貴蘭 と呼ぶようになりました。
ですから、富貴蘭は花より葉の容姿を愛でるのを主とする風蘭です。
この富貴蘭は、 駿河覆輪 という名をいただいていますが、葉緑素も
少ないですし、繁殖力もそんなにありませんから、栽培は素人には難しいです。
まほろばのこの富貴蘭は、年々小さくかわいくなっています。
尚、この画像は銀塩時代の写真をスキャナーで取り込んだものです。 093
艶やかな縞に愛でるや富貴蘭
風蘭の優しくあれば宵も良き
☆よし さん から新しい視点をいただきました。

2008年07月17日
奄美風蘭 ( あまみふうらん )
まほろばの家に来て随分とたち、もう何年になるだろう?
今年も、夕方から、あの甘い香りがほんわりと玄関を
包み込み、まほろばのこころも和ましてくれています。
石斛 ( せっこく ) も、日本の中部以南に分布し、岩の上や
大木に着生する着生植物で、こちらは、朝方にほのかな
香りがあります。
奄美風蘭は、普通の風蘭に比べて、葉が大きく
花がやや大きいです。 092
風蘭の甘き奄美の星あかり

風蘭のまぶらひ諭す標かな
☆標 ( しるべ )

2008年07月13日
夏あざみ (飛鳥の稲渕)
稲渕へ合歓の花を撮りに行きましたが、青田の畦に夏あざみが咲いていて、
里人は、畦の雑草を刈っても、夏あざみだけは残していました。
やはり、里人は色鮮やかな”夏あざみ”だけは刈れなかったのでしょう。
里人の優しさを感じました。
この時期に咲く夏あざみの彩りは、抜けるような紅紫色の美しさがあり
青田の畦を飾る花として、合歓の花に引けを取らないと思います。
小さな虫さんは、一心に美味しそうな蕊を食べていました。
蜘蛛さんは、生まれたてでしょうか、体が透き通っていました。
夏あざみの彩りに惚れ直し、
また、倍賞智恵子の”あざみの歌”も思い出しました。 090
夏あざみあおに紫なお冴えて
針のごと薊の雨のある夕べ
☆よし さん から新しい視点をいただきました。

2008年07月11日
Gサミット (飛鳥の橘)
橘(飛鳥)の蓮池へ、また、早朝から頑張って行ってきました。
蓮は今が盛りでしょうか! 爽やかにたくさん咲いていました。
先客の初老の方が、形のいい蓮を選択して、パチリパチリと・・・・・
その方と、しばらくお話をすることが出来ました。
変態したての蛙でしょうか?
同じ大きさのかわいい蛙が、たくさんたくさんいました。
めいめいが好き勝手な方向を見つめているのが、滑稽でした。
まるで、Gサミットのように思えて、パチリパチリと撮りました。 089
Gサミットのエコと騒ぎてエゴの梅雨

変わりたし変わりたくなし梅雨の空
☆変態したての蛙でしょうか!

2008年07月05日
蓮03 (飛鳥の橘)
飛鳥の橘寺近くにある小さな小さな蓮池、
紅系だけだが、味わいのある蓮が楽しめます。
蓮池の中央部分まで、板で簡素な回廊が
作られていて、その蓮池の中央部に今朝
咲いたと思える清楚な蓮に出会えました。
外部との関わり合いを持たない可憐で
中からほんのり照らす温もりを持った蓮・・・・ 085
橘のこの蓮(03)は、橘の蓮(02・01)と
同じ蓮ではありません。
蓮華咲き 清澄浄土 里に在り
☆蓮華(れんげ) = 蓮の花
☆清澄(せいちょう)
今生に仏おわせぬ蓮華の座
☆よし さん から新しい視点をいただきました。

2008年07月03日
蓮02 (飛鳥の橘)
飛鳥の橘、こぢんまりとした蓮池だけれども
手の届くところで咲く蓮の花は格別の美しさが
あります。
管理されている個人の方から開放していただき
ありがたいことだと、感謝しています。
蓮が咲こうとしているところを撮影しました。 084
蓮の華 ゆるりゆるりと ほぐれけり
蓮の花吾にさとしてけふの朝
☆マイルドさん から新しい視点をいただきました。




















