男あり 百日紅の下 背を向けて
百日紅に背を向けて池を眺めている男の背中に
そこはかとない哀愁を感じます。
未草 揺らせて鯉の けはひかな
未草の下、人の声を感じて悠然と泳ぐ
鯉の気配を感じます。
晩夏光 明治を翔けた 星二つ
同年に生まれほぼ同年代でこの世を去った、
「正岡子規」と尾崎紅葉」の企画展が子規記念博物館でありました。
蓮の葉や 水煌めきて 滴りぬ蓮の葉の水玉を集めて、墨をすり七夕の願い事を書いた
昔も有りました。
黄金虫 生きる確かな 応えあり
こがねむしいきるたしかなこたえあり
雨に濡れ 打ち捨てられし 西瓜かな
大雨に打たれて、そのまま畑に捨てられていました。
小鳥たちの餌になりその実は終わるのでしょうね。
何か哀れを誘われます。
句を頂きました有難う御座います。
在りし日に西瓜に生きる望みあり ひよどりさま
鷺草や 風の揺らぎに 翔とみゆ
鷺草が咲きました、清楚可憐神の作り給うた最高傑作とまで
思いたくなる造詣の美しさです。
ヒマラヤの 空が恋しき 青い芥子
風穴といわれる岩穴から四季を通じてほぼ一定の風が
噴出しています。 この涼風が標高300mのヒマラヤに似た環境となり
今年もヒマラヤの青い芥子が咲きました。
青鷺や 一期一会の 朝日かな
昨日の日食との出会いは残念でしたね。
滴りて 末は大河と 交わるや
滴りも小川となり河となりやがて大海に注がれる、 悠久のの歴史ですね。
今日の天体ショーお天気が悪そうで残念なところも
有りそうです。てるてる坊主様のご機嫌次第かもしれませんね。
病葉や 白き愁いの 漂いて
この白い葉は、病葉でしょうか、それともこのように なる性質の物でしょうか、何れにしても美しい
自然の匠ですね。
射干の 朱に魅せられて 花揺らす
ひあふぎのしゅにみせられてはなゆらす
青水無月 愛の賛歌を 高らかに
風鈴を 子等に送って 遣ろうかな
砥部焼観光センターで各窯元が作った風鈴が展示されていました。涼を呼ぶ磁器の涼しい音色に魅了されました。
托鉢や 泰山木の 花終わる
長い愛で楽しませてくれた、泰山木の最後の花も 終わり散りました。
茄子畑 ビニール紐の 幾何模様
このナスは、松山長茄子と申して60センチ前後の 長さに生長する茄子です。
花ひとつ 心のすきま のぞく南風
人という字も、何時かは支えが外れてひとつに為るのですね。
風蘭や 儚き人と さも似たり
今年は、我が家の風蘭は何故か花を付けませんでした。 ご近所の風蘭を一寸失礼しました。
楚々とした日本美人の様な美しさと香りが好きですね。
青鷺や 眼鋭く 雨に立つ
野性の厳しい姿をみて身が引き締まりました。
あおさぎやまなこするどくあめにたつ
ふっくらと 雨の下なる 蓮の花葉の陰で雨を除けてはんなりと咲きました。
句を頂きました、有難う御座います。
羨まず妬まず夏の掌 よし様 蓮の花乳房の如く咲きにけり 鎌ちゃん様
たうなすや 色鮮やかに 雨を呼ぶ
今日は朝から蒸し暑く湿度が高いため蒸し風呂の中のようです、 そして、南瓜の花の黄色が鮮やかで雨待つようです。
楽しい思い出では有りませんが、南瓜と薩摩芋に、
私たちの年代の多くは命を助けられました。
句を頂きました有難う御座いました。
生き延びし同士が詠う南瓜の句 漫歩 這い上がり這い上がりナンキンの花 ヒコさま
釣瓶井戸 想いで探し 片かげり
古い井戸特に釣瓶井戸には、子供の頃からの思い出が
沢山詰まっています。
井戸端は昔語りや夏の夕 鎌ちゃん様
浴衣地の 絵柄にしたき 花ありて
実はこの花の名前を、花音痴と致しましては知りません。
何方か教えてくださいませ。
楓の実 頬染めしまま 飛び立てり楓の実(翼果と言うそうですが)風に乗り今飛び発たんとしています。
先行きが 何故か気になる 西瓜かな
上からぶら下がっている西瓜を見つけました。 この先大きく為ったら如何なるかと気になる事しきり。
ひとすじの 道を貫き 青田風
簾越しに青田を渡る風が駆け抜けました。
夏の夜や 魑魅魍魎が 跋扈の跡
枕草子に曰く 「夏は、夜。 月のころはさらなり、 闇もなほ、」とある様に夏の夜は。色々のことが有りますね。さて或る朝のこと散歩道にて。
下の句を頂きました有難う御座います。 物の怪の跋扈に覚める夏の夜 鎌ちゃん様
じふやくの 白き十字に 妣の影亡き母が、十薬を積んで陰干しにして
煎じて良く飲んでいました。
語りたき 友も老いたり 花菖蒲小学校時代からの友も口先ばかりとなりました。
青鷺や 孤高の姿 川けぶる
雨の中青鷺が美しい立ち姿を見せ
句を頂きました、有難う御座い生ます。 まだ止まぬ半夏の雨や 鷺ひとり よし様
梔子に ひと色添えて 尼御前此処は藩政時代から寺町といわれた閑静な所です。
梔子にひと色添えた心憎さが女心を感じさせます。