2009年07月31日

男の背中

         男あり 百日紅の下 背を向けて

百日紅に背を向けて池を眺めている男の背中に

そこはかとない哀愁を感じます。

2009年07月30日

公園にて

         未草 揺らせて鯉の けはひかな

未草の下、人の声を感じて悠然と泳ぐ

鯉の気配を感じます。

2009年07月29日

企画展

          晩夏光 明治を翔けた 星二つ

同年に生まれほぼ同年代でこの世を去った、

「正岡子規」と尾崎紅葉」の企画展が子規記念博物館でありました。

2009年07月28日

水玉

         蓮の葉や 水煌めきて 滴りぬ

蓮の葉の水玉を集めて、墨をすり七夕の願い事を書いた

昔も有りました。

2009年07月27日

生きる

         黄金虫 生きる確かな 応えあり

 こがねむしいきるたしかなこたえあり

2009年07月26日

農作物

         雨に濡れ 打ち捨てられし 西瓜かな

大雨に打たれて、そのまま畑に捨てられていました。

小鳥たちの餌になりその実は終わるのでしょうね。

何か哀れを誘われます。

句を頂きました有難う御座います

  在りし日に西瓜に生きる望みあり    ひよどりさま

2009年07月25日

蛇越池

          鷺草や 風の揺らぎに 翔とみゆ

鷺草が咲きました、清楚可憐神の作り給うた最高傑作とまで

思いたくなる造詣の美しさです。

    

2009年07月24日

ヒマラヤの青い芥子

         ヒマラヤの 空が恋しき 青い芥子

風穴といわれる岩穴から四季を通じてほぼ一定の風が

噴出しています。
 
この涼風が標高300mのヒマラヤに似た環境となり

今年もヒマラヤの青い芥子が咲きました。

2009年07月23日

出会い

        青鷺や 一期一会の 朝日かな

昨日の日食との出会いは残念でしたね。

2009年07月22日

山蔭

         滴りて 末は大河と 交わるや

滴りも小川となり河となりやがて大海に注がれる、
 
悠久のの歴史ですね。

今日の天体ショーお天気が悪そうで残念なところも

有りそうです。てるてる坊主様のご機嫌次第かもしれませんね。

2009年07月21日

病葉

         病葉や 白き愁いの 漂いて

この白い葉は、病葉でしょうか、それともこのように
 
なる性質の物でしょうか、何れにしても美しい

自然の匠ですね。

2009年07月20日

緋扇

            射干の 朱に魅せられて 花揺らす

ひあふぎのしゅにみせられてはなゆらす
 

        

2009年07月19日

       青水無月 愛の賛歌を 高らかに



 

2009年07月18日

風鈴

        風鈴を 子等に送って 遣ろうかな

砥部焼観光センターで各窯元が作った風鈴が展示されていました。
涼を呼ぶ磁器の涼しい音色に魅了されました。

2009年07月17日

花終わる

         托鉢や 泰山木の 花終わる

長い愛で楽しませてくれた、泰山木の最後の花も
 
終わり散りました。

2009年07月16日

松山長茄子

           茄子畑 ビニール紐の 幾何模様

このナスは、松山長茄子と申して60センチ前後の
 
長さに生長する茄子です。

2009年07月15日

一人

        花ひとつ 心のすきま のぞく南風

人という字も、何時かは支えが外れて
ひとつに為るのですね。

2009年07月14日

風蘭咲く

        風蘭や 儚き人と さも似たり

今年は、我が家の風蘭は何故か花を付けませんでした。
 
ご近所の風蘭を一寸失礼しました。

楚々とした日本美人の様な美しさと香りが好きですね。

2009年07月13日

青鷺

                    青鷺や 眼鋭く 雨に立つ   

野性の厳しい姿をみて身が引き締まりました。 

    

   あおさぎやまなこするどくあめにたつ

2009年07月12日

雨の蓮

            ふっくらと 雨の下なる 蓮の花

葉の陰で雨を除けてはんなりと咲きました。

句を頂きました、有難う御座います。

   羨まず妬まず夏の掌       よし様
 
   蓮の花乳房の如く咲きにけり  鎌ちゃん様        
   

    

2009年07月11日

南瓜の花

            たうなすや 色鮮やかに 雨を呼ぶ

今日は朝から蒸し暑く湿度が高いため蒸し風呂の中のようです、
 
そして、南瓜の花の黄色が鮮やかで雨待つようです。

楽しい思い出では有りませんが、南瓜と薩摩芋に、

私たちの年代の多くは命を助けられました。

句を頂きました有難う御座いました。

 生き延びし同士が詠う南瓜の句   漫歩
 
 這い上がり這い上がりナンキンの花   ヒコさま

2009年07月10日

古井戸

        釣瓶井戸 想いで探し 片かげり

古い井戸特に釣瓶井戸には、子供の頃からの思い出が

沢山詰まっています。

句を頂きました有難う御座いました

 井戸端は昔語りや夏の夕  鎌ちゃん様

2009年07月09日

花の名

        浴衣地の 絵柄にしたき 花ありて

実はこの花の名前を、花音痴と致しましては知りません。

何方か教えてくださいませ。

2009年07月08日

楓の実

        楓の実 頬染めしまま 飛び立てり

楓の実(翼果と言うそうですが)風に乗り今飛び発たんとしています。


           

2009年07月07日

ぶら下がり西瓜

         先行きが 何故か気になる 西瓜かな
 

 上からぶら下がっている西瓜を見つけました。
 
  この先大きく為ったら如何なるかと気になる事しきり。

2009年07月06日

田を渡る風

        ひとすじの 道を貫き 青田風

簾越しに青田を渡る風が駆け抜けました。

2009年07月05日

或る夏の夜

            夏の夜や 魑魅魍魎が 跋扈の跡

枕草子に曰く
 「夏は、夜。
  月のころはさらなり、
   闇もなほ、」
とある様に夏の夜は。色々のことが有りますね。
さて或る朝のこと散歩道にて。

下の句を頂きました有難う御座います。
  物の怪の跋扈に覚める夏の夜   鎌ちゃん様



 

2009年07月04日

妣想う

             じふやくの 白き十字に 妣の影

亡き母が、十薬を積んで陰干しにして

煎じて良く飲んでいました。

2009年07月03日

          語りたき 友も老いたり 花菖蒲

小学校時代からの友も口先ばかりとなりました。

2009年07月02日

孤高の鳥

         青鷺や 孤高の姿 川けぶる

雨の中青鷺が美しい立ち姿を見せ

句を頂きました、有難う御座い生ます。
  まだ止まぬ半夏の雨や 鷺ひとり  よし様

2009年07月01日

寺町にて

      梔子に ひと色添えて 尼御前

此処は藩政時代から寺町といわれた閑静な所です。

梔子にひと色添えた心憎さが女心を感じさせます。