2008年11月30日
公園物語・初冬(終回)
ふゆがれや オアシスのあり きたいあり

かれあしや とりいぬいけの かんちょうしゃ

冬が終れば春が来る。当たり前のことですが、常に明日を期待して過ごしたいものです。
外来魚の不法放流のため水鳥の餌が激減して鳥がやって来ない池になってしまいました。ですから静かな寂しい池面です。
初冬という季節は、どちらかと言うと冬の寒さの兆より秋の名残が多分にある感じですね。長いシリーズ写俳を作りながらそんな思いをもちました。
独り善がりなものを見続けて戴きありがとうございました。
2008年11月29日
公園物語・初冬9
ひばかまの みこでそろいし かみむかへ

ふゆもみじ うらにつどいし カメラかな

ゆうぜんを ひろげたるごと ちりもみじ

公園のもみじは、例年、八百万の神々がお帰りになる頃に見頃となり、月が替わって最高潮に達します。
ところで、真っ赤に燃えたもみじを見ながらいつも思うことがあります。
花は女性に例えられて様々な美しさや艶麗の対象になりますが、紅葉は花に負けず美しく風情がありますが、やはり何か寂しい雰囲気が潜んでいますね。そして艶麗を感じません。 紅葉に求めるものは、やはり侘び寂びの美の世界なのでしょうか。
友禅を ひろげたるごと 散り紅葉(漫歩)
肩に羽織て 君に見せたや 阿国さま 連歌ありがとうございます。
2008年11月28日
公園物語・初冬8
ふゆこだち くものかたちで うらないぬ

ふゆのくも カラスをおいて ゆきにけり

(どうか雲を先導するカラスを見てやってください。ほら居るでしょ。)
雲は四季それぞれの顔がありますが、初冬の雲は孤独で足早と見たのは私の先入観からでしょうか。 しかし、雲は面白いものですね。
ここでひとつ、皆様にご理解を賜りたいのは、私が日がな日中をこうして過ごしているのではないということです。 主夫業は結構仕事量がありまして、たまたまの余暇をこうして見ていただいております。(笑)
冬木立 雲のかたちで 占ひぬ(漫歩)
あたしの恋は 来るか来ないか 阿国さま 連歌ありがとうございます。
2008年11月26日
公園物語・初冬6
おおたかの とびたつをまち そうがんきょう (「鷹」季語・冬)


森にしばしば大鷹がやってきて羽を休めます。何度か木にとまっている姿を見ましたが正に猛禽の勇姿でした。
あるとき、さっと森を飛び出てゆっくりと旋回を始めたところに烏が二羽近付いてゆきちょっかいをかけました。チンピラが腕のある紳士に絡むように。大鷹は相手にせず、それをかわして、風に乗るように高度を上げて去ってゆきました。
大鷹は、名前のイメージ程の大きさではありません。烏と余り差がないようです。が、飛び方が違います。烏のように羽ばたきをしながら飛ぶのではなく、風に乗ったグライダーのように羽を広げたままの姿勢が永いのです。
何度でも、何時までも見ていたい鳥です。
大鷹の 飛び立つを待ち 双眼鏡(漫歩)
我も共にと 天翔る夢 阿国さま 連歌ありがとうございす。
猟師の 腕か腕へ 鷹渡す ヒコさま ありがとうございます。
2008年11月24日
公園物語・初冬5
かれはすだ どっこいおれは いきている

かれはすや むかしのびじょは いまもびじょ

枯蓮田を見る度に思うのは、よくもまあこう滅茶滅茶になるものよ、ということです。実に見事な壊れ様
ですね。 それが来年初夏には大きな葉が盛り上がり大柄で優雅な花がその上に乗ります。
今の姿は再起の序曲です。
枯蓮の枯れ姿も様々です。 結構個々の葉に差があります。
枯蓮の話からいきなり飛びますが、以前、芝生広場の奥で太極拳をしている老婦人をよくお見かけしました。 会話もかわしましたが、銀髪で美しいお顔でした。 惚れ惚れしました。 穏やかな内面が美しさを保ってきたのでしょうか。
枯蓮や 昔の美女は いまも美女(漫歩)
齢重ねて 酸いも甘いも 阿国さま 連歌ありがとうございます。
百歳(ももとせ)の 齢重ぬる 小町かな イワンさま ありがとうございます。
枯れてなを 愛でられてゐる 蓮かな ヒコさま ありがとうございます。
2008年11月23日
公園物語・初冬4
ふゆぞらや おとめのおもひ たれそしる

周囲の女性を、異性として関心を持つようになったのは中学生になってからです。ですから晩生の方で、所謂思春期の門を大分遅れて潜ったわけです。そして、それからの三年間は、女性(女学生)とは何と複雑なものよというレベルのまま卒業しました。
歳月を経て人生経験の中で、ようやく当時の彼女たちの心が判るような気がしますが、まだ100%ではありません。(笑)
冬空や 乙女の想ひ 誰そ知る(漫歩)
胸のふくらみ 初々しなり 阿国さま 連歌ありがとうございます。
初恋の 人は股引 同窓会 しじみさま ありがとうございます。
2008年11月21日
公園物語・初冬2
ストレッチ おえたるこどう ふゆのこう

雑木が紅葉の盛りになるころ、低いところではドウダンツツジが、真紅の花が群れているように色をなし、芝生広場からの眺めは華やかです。
私は自己流のストレッチを芝生でしますが、木立の中のベンチやテーブルに手を掛けて体を屈伸させている人、木の枝にぶら下がっているターザンもどきの人など様々です。そんな思い思いのスタイルが面白くて、胡坐をかいて眺めていることも多いです。 勿論眺められてもいるはずです。
ストレッチ 終へたる鼓動 冬の紅 (漫歩) - あっ痛い! いや痛くない!ー
筋肉痛も 心地よきかな 阿国さま 連歌ありがとうございます。
2008年11月19日
2008年11月08日
菊人形
しょうめんに あだたらのやま きくにんぎょう

各所で菊まつりがたけなわです。
東日本では、茨城県笠間市(笠間稲荷)と福島県二本松市(二本松城)の菊人形展が有名です。
今日の写真俳句は、二本松の菊人形展(17年のNHK大河ドラマ「義経」をテーマにした)の静御前の
舞姿です。
静や静しずのおだ巻きくり返し
昔を今になすよしもがな
正面に 安達太郎の山 菊人形 (漫歩)
九郎恋しと 舞う哀しさよ 阿国さま 連歌ありがとうございます。
涙こらえて 凛々しくも舞う イワンさま 連歌ありがとうございます。
美しき 菊人形の 大きさよ ヒコさま ありがとうございます。
2008年11月02日
サフラン
かれくさや ふみとどむした はなのあり

こぞはなき もののさくにわ かみのるす

撮りたての新鮮なうちにUPしようと思い、念のため歳時記(ホトトギス季寄せ・1982年)を広げると「サフランはクロッカスと同属、春二月」とありました。
図鑑で確かめますと、サフランの花期は十一月。ですからわが荒れ庭の狂い咲きではないようなのですが。
歳時記は憲法のようなものですから、とりあえず合わせました。
二十年前には、春とした理由があったのでしょうか。どなたかお教えくだされば有り難いです。
枯草や 踏みとどむ下 はなのあり(漫歩)
小さき命 輝きあふれ 阿国さま 連歌ありがとうございます。
去年は無き ものの咲く庭 神の留守(漫歩)
花の香残し やさしくあらむ しじみさま 連歌ありがとうございます
2008年11月01日
梟
ふくろうや おだやかにおり かくすつめ

梟や 衣の中の 具足かな
白ふくろうです。
体に不釣合いな太い足と足先が肉食の猛禽であることを示しています。
私の通う自然公園の森にもいるそうですが見ることはできません。、繁殖期は昼間でも通行禁止になります。
「ゴロスケホーコー」(五郎助奉公)と聴こえると言う鳴き声を一度聴いてみたいのですが、叶わないでしょう。
(写真は、以前、埼玉県の東武動物公園で撮ったものです)
ふくろうや 穏やかにおり 隠す爪(漫歩)
寄添う妻の 愛しさ故か 阿国さま 連歌ありがとうございます。
夜ともなれば カッと眼ひらき イワンさま 連歌ありがとうございます
































