2008年08月31日

百草を裏山に見る人の善し

★ 交心俳句 09901

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

百草を裏山に見る人の善し

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより 『 秋風や慟哭の内真生(あ)る 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 わが宿の 垣根に植えし 百草(ももくさ)の花 咲く秋は 近づきにけり   良寛

 春は花夏ほととぎす秋は月 冬雪さえて冷しかりけり   道元

 雪月花の風雅を、道元さんに倣って、こよなく愛してきた良寛さんです。
 日本人にとっての、花、月、雪、風は、ただの飾りでもないし、自然の恵みでもないようです。命そのもの、自分そのものという意識が強いのではないでしょうか。
 己を知ることのはじまりが、花鳥風月にあるのかもしれません。
 己を知った証が、花鳥風月になって表れるのかもしれません。

 良寛さんの愛語も、花の心から生まれました。
 そして、愛語は花になっていきました。

 形見とて何か残さん春は花 山ほととぎす秋はもみじ葉   良寛

 

 紅葉や独り山路の地蔵かな

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 雨も上がってよかったですね。筑後も、秋風のすずしいいい季候となりました。暑さがぶり返さないように願いたいですね。豪雨の被害も相当なものでしたね。まだ台風が残っています。越後は台風は大丈夫ですか・・・ちゃんと備えておきましょうね。

 お仕事、頑張りすぎないように、してくださいね。

 わが宿の 垣根に植えし 百草(ももくさ)の花 咲く秋は 近づきにけり   良寛

 良寛さんは、詩歌を楽しむ人ですから、やはり花が大好きなんですね。
 草庵に七草を植えて花が咲くのを待つ心がいいですね。
 雪割草さんの所は、庭が広くて、様々の花が季節にあって咲くんですね。お世話も大変でしょうけれど、花に元気も愛語ももらって、Happyですね。うらやまには、もう、野草が花咲きはじめる頃でしょうね。野の花ご紹介くださいね、楽しみです。

 百草を裏山に見る人の善し ≫ 。。。

★★★ 『 秋風や慟哭の内真生(あ)る 』 ★ 交心俳句 09601 へどうぞ!!!  ♪♪♪

2008年08月30日

過酷なるニュース多けり虫時雨

★ 交心俳句 09801

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

過酷なるニュース多けり虫時雨

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆―― 

 雪割草さんより、 『 老いるとは愛することよ花浄土 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 この夕べ 遠近(おちこち)虫の 音すなり 秋は近くも なりにけらしも   良寛

 北国の秋も冬も知らないままです。
 ほんとうにまずしい人間ですね。
 でも、心貧しきは幸いなり、心が貧しいことに気がついたから、少しでも心を豊かにしようと、願いを持つことができました。地位や名誉や財産では飾れない、心の豊かさを、求めるようになります。

 良寛さんのこの歌も、ただの寂寥を詠っているのではないでしょうね。
 歓喜と至福を味わう寂寥ともいえるかもしれません。
 虫の声一つにも良寛さんは自分の全存在を感じとることができるのでしょう。宇宙の愛をもらうことができるのでしょう。

 『 余生 』   良寛

 ・・・ 雨が晴れて、雲も晴れて、気もまた晴れるよ。
 心が清ければ、遍界、物は皆、清いね。
 身を捐てて、世を棄てて、間者となったよ。
 そしたら、初めて、月と花とに、余生を送る私になれたよ。 ・・・

 身を捨て、世を捨てないと、ほんとうに花鳥風月を友として至福を生きることはできないよ、という良寛さんのスタンスですね。
 けれど、僧に非ず、俗に非ず、真ん中を生きる人間になって、僧にもなって、俗にもなって、あるがままを、心の赴くままに生きる生を貫いてくれました。

 愚仁は、良寛さんの俗の部分の楽しさだけしか真似できませんけれど、
 この真似は、けっこう、心を癒してくれるんです。
 心を豊かにしてくれるんです。

 そのくらいがお似合いの余生を楽しむことにしますよ。

 漸くに月愛で花と語りける

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 雨上がりの後は、虫さん達が解放されて、出てくるんですね。鳥さんたちにはチャンスというわけです。命を頂いて生きる自然の輪廻なんですから、その中で調和を保って生き残っている生き物も自然も、すごいですね。
 天変地異もやっぱりすごい。
 自然災害が酷くなっていくばかりですね・・・雪割草さんは、酷い体験した分、備えもできているのでしょう。持ちつ持たれつ、人は、つながり合って生きていけるようになればいいのですけれど・・・
 稲の大切な時期に大雨にあったところは大変でしょうね。
 早場米はもう稲刈りなんですね。豊作だといいですけれど・・・

 この夕べ 遠近(おちこち)虫の 音すなり 秋は近くも なりにけらしも   良寛

良寛さんの時代の、天災は、それでも、今以上なんでしょうね。
 災害救助も復興もどんなに大変だったことでしょう。
 どんなに文明が進んでも、どんなに贅沢になっても、天変地異の前では、人間の営みは、儚いものです。これから予測される大地震もやっぱり避けることはできません。その時に備えて、心も暮らしも、整え直していくほかないでしょうね。

 そんな不仁の大自然ですけれど、
 里山には、虫の声が溢れてきます。
 虫の声で、秋になったんだと、しみじみ感じる心を大切にしていきたいですね。
 秋になったんだと感じていると、もう、すぐ、秋も終わりになっていく。厳しい冬の季節になっていく。良寛さんにとっても、身に堪える冬なんでしょうね。
 虫の声がひとしお身にしみますね。

 過酷なるニュース多けり虫時雨 ≫ 。。。

★★★ 『 老いるとは愛することよ花浄土 』 ★ 交心俳句 09703 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年08月29日

酔ふよう老いゆるやかに愛ふかむ

★ 交心俳句 09704

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

酔ふよう老いゆるやかに愛ふかむ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

icon25 ★★★ 『 老いるとは愛することよ花浄土 』 ★ 交心俳句 09703 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25

2008年08月29日

秋の雨歳時記に夢吹き込みぬ

★ 交心俳句 09701

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

秋の雨歳時記に夢吹き込みぬ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 山路来ぬ水澄む山澄む心澄む 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
 「気になる」猫さんの表情がいいですね。
 ・・・PCメールの方も気になりますけれど、・・・直りましたか?

 思へ君 心慰む 月花も 積もれば人の 老いとなるてふ   良寛

 「功成名遂而身退天之道成」(老子9章)の詞書があるそうです。 

 いっぱいいっぱい仕事もして、地位も名誉も得て、最高に幸せでも、その仕事や地位や名誉を維持しようと思えば、後は苦しくなるばかりだよ。
 才能だって、鍛え上げて、誰も負けない鋭い知性を身につけたとしても、鋭くなれば鋭くなるほど、脆く、壊れやすくなるんだよ。
 成功して、蔵いっぱいの財産を持ったとしても、これをどうして守ることができる。減らさないように、盗まれないように心を使うだけでも大変なことだよ。
 ましてや権力まで持って、その力を誇示すれば、もう人々の信用は失ってしまうものだよ。罪を作って、人々から問責されるよ。

 だから、自分にできる精一杯の仕事を成し遂げたら、地位や名誉に拘泥せずに、さっさと禅譲するのが天の道というものだよ。
 老いた身は、身軽が一番さ。死んでいくときは独りだよ。何も持ってはいけないさ。

 老いるということは、地位や名誉や財産を守り通すということではないんだよ。
 老いるということは、心を慰め、癒し、豊かにしてくれた雪月花を愛することだよ。愛する心は、守るに困難じゃないし、盗まれて減るもんじゃないんだよ。
 愛する心は、愛すれば愛するほど、湧き上がってくるものだし、やわらかく、あったかくなっていくものなんだよ。
 みんな、みんな、お金持ちも貧しい人も、独りで死んでいくんだよ。
 喜んで、輝いて、至福の中で、あの世へ渡っていこうじゃないの。
 老いるとは、愛することなんだよ。
 愛することが、天の道なんだよ。

 老いるとは愛することよ花浄土

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 PCメールができなくなったんですか・・・。不自由しますね。
 凹んでいる雪割草さんに、あい風がいっぱい吹きますように。

 秋の雨歳時記に夢吹き込みぬ

 思え君月日は旅の花浄土

 良寛さんが、珍しく、さびしくなっていますね。
 最近、回顧の句が多いようです。それでも、今を、せいいっぱい生きていく良寛さんなんですよね。回顧の心も楽しみの一つでしょう。記憶の再生は、新しく生き直しになるし、過去には見えなかったものが見え、もう一度魂が吹き込まれることなんです。
 月日は百代の過客ですけれど、いつだって、今に呼び戻して、生き直すことができるんですよ。芭蕉さんの奥の細道は、西行さん達の、生き直しなのですよね。西行さんが、芭蕉さんの中に甦るんです。

 思へ君 心慰む 月花も 積もれば人の 老いとなるてふ   良寛

老子さんは、老いなければ見えてこない世界を開示してくれました。
 老子がTAOなんですね。
 TAOが老なんです。

 老うは、追うなんでしょう。
 TAOを、追って、TAOに至るんです。

 老うは、負うなんでしょう。
 TAOを、負って、自在を生きるんです。

 良寛さんは、TAOを負って、TAOを貫いたので、
 貞心尼さんに巡り会い、
 70歳にして、至福の時を生きることができました。

 TAOは、愛浄土なのですね。 ≫ 。。。

 ★★★ 『 山路来ぬ水澄む山澄む心澄む 』 ★ テレビ吟行 00501 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年08月28日

無知無才振り返ればただ秋の風

★ 交心俳句 09301

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

無知無才振り返ればただ秋の風

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 才もなく農もなき身に秋の雨 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 松の尾の 松の下道 思ふどし 歩きしことは 今も忘れじ   良寛

 ・・・ 遊松之尾    松之尾に遊ぶ   良寛

   吾来此地九月初  吾此の地に来る九月の初め
   長天鴈啼菊花開  長大鴈啼き菊花開く
   老少相率散歩去  老少相率ゐて散歩し去けば
   松林数里無塵埃  松林数里塵埃無し ・・・

 塵も埃もない松原の下道を、文芸仲間と歩いたのですね。
 数里にわたって塵も埃もないと良寛さんが詩っているところですから、この松原がよほど気に入っているのでしょうね。
 
 「一二三」「いろは」の遺墨も、ここで書かれたものだそうです。
 良寛さんは、やっぱり修業して、学問して、到達した道を、書にしていたのでしょうね。
 いつも難しい書を書いていた。村人は、「誰もが読めるものをかいてください」と頼んだ。「よしよし」といって書いたのだそうです。「一二三」だって、良寛さんの道なのですね。「意味も書いてあげようか」と良寛さんがいったけれど、村人はむずかしくなると思ったのでしょうね、遠慮して、断ったそうです。
 残念ですね。書いてもらっていれば、その意味がわかったのですけれど。

 良寛さんの詩歌も、俳句も、単純素朴ですけれど、読み込めば、どこまでも深くなる禅の道が語られているのでしょうね。

 俗塵に塗れ消えゆく秋の風

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 越後は晴れましたか。筑後も午後は明るくなってきました。夜は毛布がほしいくらいの涼しさですけれど、今は蒸し暑くなって、扇風機つけました。

 虫の声ひと声ひと声揺らぐ闇

 
 松の尾の 松の下道 思ふどし 歩きしことは 今も忘れじ   良寛

 良寛さん60歳頃のことでしょうか。
 良寛さんの創作活動が、文芸仲間といっしょに、活発に交流していたところが、松野尾というところだそうです。
 元禄時代というのはもっとも華やかな文化が花開いたときというイメージは持っていましたけれど、それも、江戸の話だと思っていました。けれど、そうじゃないのですね。越後にも、たくさんの文人達が、流派を作って、文芸を競っていたのですね。東北だって、そうだったのでしょう。だから、芭蕉さんは、奥の細道の旅ができるんですね。芭蕉さんを迎え入れる文芸の風土があったんですね。
 良寛さんの頃も、政治は混迷し、地震や飢饉はあり、一揆は起こり、外国船もやってくるような時代でしょうけれど、文芸の風土は、受け継がれていくのですね。良寛さんのお父さんも俳諧の一派を持っていたのですから。

 良寛さんはそんな流派とは無縁な人だけれど、その文芸の風土の中で、一衣一鉢の暮らしを、楽しく、心豊かに、送ることができたのでしょうね。

 あの巻町の松野尾の道を、文芸仲間と詩歌を語り合いながら歩いたことは、今でも忘れないよ。

 良寛さんにとって、相当に良寛さんらしさを楽しめる時だったのでしょう。
 この時の活発な創作活動で、詩歌も、書も、高く評価されて、値まで付くようになっていくのでしょうね。書を乞われる話がいっぱい残っているようです。

 無知無才振り返ればただ秋の風 ≫ 。。。

icon25 ★★★ 『 才もなく農もなき身に秋の雨 』 ★ 交心俳句 09202 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25
 

2008年08月27日

秋の雨歳時記に心放たれる

★ 交心俳句 09201

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

秋の雨歳時記に心放たれる

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 蚤虱添うていっしょに桃源郷 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 雨の降る 日はあはれなり 良寛坊   良寛

 雪割草さん所の美猫さん達も、雨の日は、あわれなり、ですね。
 けれど、その分、家の中で暴れ回ると、あわれなり、は雪割草さんということになりますね。マタタビ囓った美猫さん達、いよいよ狂うが如しかも・・・

 良寛さんのあわれも、おもしろいですね。
 人間の業、お金になるとわかったら、何でもお金に換えてしまおうとするんですね。
 良寛さんの心や愛語まで、お金に見えてくる。
 今世は、政治屋さんも官僚屋さんも、お金でしか見ていないのでしょうね。お金の取れるところからは、ちょっとでも多く、搾り取る。又農林大臣お辞めになるのでしょうね。命は落とさないようにしてくださいよ。
 庶民の心が見え、庶民の声が聞こえる政治家さん、お役人さんが増えてくれることを願います。

 良寛さんのあわれは、でも、悠々たるものではありますよね。芸は身を救う。食うには困りませんね。
 でも、やはり、偉いですよね、良寛さんは。
 それでも、一衣一鉢。地位も名誉もほしがりません。相変わらずの独り暮らし。草庵暮らし。お風呂に入れることが、無上の喜びの暮らしをつづけるんですね。

 もう、愚痴零さないようにしましょう。
 もう、不満持たないようにしましょう。
 もう、平穏に生きていけることに感謝しましょう。

 秋の雨歳時記に心放たれる

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 うつくしい朝焼けおしかったですね。筑後は、雨曇りです。どんより。
 美猫さん達のように、元気に遊び回りたいですね。

 雨の降る 日はあはれなり 良寛坊   良寛

 とうとう、良寛さんは、待たれる人になってしまったんですね。
 無一物の良寛さんですけれど、心と才能まで捨て去ることはできません。そのインテリジェンスも、詩歌の才能も、書の才能も、高く評価されて、大切にされるようになったのですね。
 となると、村人は、放っておきません。お金になるとわかれば、お世話もし、作戦も練って、良寛さんの詩歌や書を手に入れようとするのですね。
 ヨン様のブロマイドやタレントのサインのようだったら、まだかわいげがありますけれど、お金のために、となると、あの高潔良寛さん、やっぱり困ったでしょうね。でも、お人好し、断ることもできません。逃げ回るしかないでしょう。
 そうすると、村人は、いよいよ、作戦練って、書を手に入れようとする。

 雨の日は、うっかり雨宿りもできません。
 新設に家に入れて、お茶でも飲ませてくれるから喜んでいると、書を迫られます。断ると、脅されたり、軟禁されたり。
 そんな良寛さんの狼狽ぶりが詠まれています。

 秋の雨才もなければ農もなし ≫ 。。。

icon25 ★★★ 『 蚤虱添うていっしょに桃源郷 』 ★ 交心俳句 09103 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25
 

2008年08月26日

風呂も入り無名で逝くよ秋の風

★ 交心俳句 09101

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

風呂も入り無名で逝くよ秋の風

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 酔芙蓉妄詩の中の老光 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 平生の 身持ちにほしや 風呂上がり   良寛

 良寛さんの暮らしと、心が、見えてきますね。
 普通の言葉で、普通のことが書かれているのですけれど、良寛さんの存在と人生がこの575に広がっていくようです。

 150年経った今から見ると、良寛さんの来し方、行く末まで、見えてくるのでしょうね。
 けれど、良寛さんの全貌は、ついに証されることもないのかもしれません。
 無名の良寛さんとして生きてきたのですからね。
 無名の良寛さんは、ただの変人にしかすぎなかったのでしょうね。

 貞心尼さんが現れなかったら、今も、無名のままの人だったかもしれません。

 風呂も入り無名で逝くよ秋の風

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 越後もいいお天気ですか。筑後も涼しくなりました。もう蝉も鳴きませんね。
 鳴けば鳴くでうるさいし、鳴かねばさびしいですね。

 鳴かぬ蝉すこしは鳴いて欲しくなる

 ほどほどがいいのでしょうけれど、命の燃焼は、一斉に! という感じですね。
 人間のように、独り、という感性も習性もないのでしょうね・・・

 
 平生の 身持ちにほしや 風呂上がり   良寛

 独りの良寛さんは、それでも、やっぱり、さびしいのでしょうね。
 お風呂に久しぶりに入って、身も心もホッとするのでしょう。生きた心地がするのにちがいありません。いつもこんな人間らしい心の満たしがほしいものだよ。肌が空気を吸っているのがわかるよ。秋の風が肌に爽やかだね・・・

 木村さんの所へ移ってからは、お風呂も入れるようになったのでしょうけれど・・・
 お風呂に入れるようになってから、貞心尼さんとも巡り会うのですね。もし、と工藤さんは想像します。
 もし、木村さんの所に来る前に、草庵で、貞心尼さんと出会ったとしたら、貞心尼さんは、それでも、良寛さんを愛したでしょうか・・・

 仁の願いとしては、
 蚤虱に埋もれた良寛さんでも、愛し尽くす貞心尼さんであってほしいですね。

 蚤虱添うていっしょに桃源郷

 夏の夜や 蚤(のみ)を数へて 明かしけり   良寛

★★★ 『 夏の夜や小さき弱き命群る 』 ★ 交心俳句 05201 へどうぞ!!! ♪♪♪

 良寛さんと貞心尼さんが、
 蒸し暑い夜、蚊帳の中で、蚤を数えているの図を想像すると、楽しくなりますね。
 雪割草さんは、とてもじゃないけれど、真似はできない世界でしょうね・・・

 それにしても、ほんとうによかったですね、良寛さんが、木村さんのお家にお世話になることができるようになって。
 LUKKY!
 よかった、よかった。
 お風呂に入れて、
 よかった、よかった。 ≫ 。。。

icon25 ★★★ 『 酔芙蓉妄詩の中の老光 』 妄恋賛歌00302 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25
 

2008年08月25日

くさの露このひとときもありがたし

★ 交心俳句 09003

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

くさの露このひとときもありがたし

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

★★★ 『 倒れゆく命眺むる草の露 』 ★ 交心俳句 09002 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

2008年08月25日

かく深きめぐり愛あり草の露

★ 交心俳句 09001

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

かく深きめぐり愛あり草の露

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、  『 踊る夜は心銀河に遊ばする 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
 雪割草さん、秋には秋のあい風、花の時は花のあい風、いつもあい風ありがとうございます。

 倒るれば 倒るるままの 庭の草   良寛

 良寛さんがなくなる前の年の句だそうですね。
 とすれば、もう、貞心尼さんとの3年のおつき合いが流れていますね。貞心尼さんには、夢実現の出会いがあり、良寛さんには、実存の交わりがあるのでしょう。
 思えば、3年間のおつき合いは、相当長いですね。
 その長い三年間のおつき合いの内実を知りたいと強く思うのですけれど、・・・まだ、『炎の女』も読了していません。次には、水上勉さんが待っているというのに。
 ・・・三年がかりで、読むことにしましょう。

icon06 これぞこの ほとけの道に 遊びつつ つくやつきせぬ みのりなるらむ   貞心尼 icon06

★★★ 『 良寛貞心尼相聞歌 01 』♪♪♪    

 からの相聞歌の足取りを、ゆっくり、ゆっくり、辿ることにします。

 倒れゆく命眺むる草の露

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 草花も雨に倒れてしまったんですね・・・
 けれど、倒れたままで、花を咲かせるものもあり、枯れていくものもある。みっともないと整理されることもある。

 倒るれば 倒るるままの 庭の草   良寛

 
 良寛さんは、人の計らいの入らない、自然のままを大切にするんですね。
 自然の流れを大切にするんですね。

 草も木も、
 虫も鳥獣も、
 わたしも、
 みんな同じだよ。

 雨風で倒れ、
 日照りで枯れる。

 時が来れば、
 別れがある。

 わたしももうすぐお迎えが来るんだよ。
 自然を眺めるように、
 わたしの死も迎えておくれ。

 あなたが草花を眺めるように、
 わたしを送ってくれると、
 わたしも草花になることができるんだよ。

 ありがとう、
 草花に戻って、
 あなたに、また、会えることが、うれしいよ。

 かく深きめぐり愛あり草の露 ≫ 。。。

icon25 ★★★ 『 踊る夜は心銀河に遊ばする 』 ★ 交心俳句 08903 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25
 

2008年08月24日

細胞を躍らす天地星時雨

★ 交心俳句 08902

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

細胞を躍らす天地星時雨

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2008年08月24日

盆踊り太古の命響きけり

★ 交心俳句 08801

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

盆踊り太古の命響きけり

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 越後は雨ですか。筑後は久しぶりの青空です。川向こうの小学校は子ども達と保護者と集合して、今から草取りが始まるようです。もうすぐ夏休みも終わるのですね。蝉の声も少なくなりました。

 いざさらば 暑さを忘れ 盆踊   良寛

そうなんだ、良寛さんは踊りがお得意なんだ。おしゃれですね。
 毬つき上手は踊り上手なのでしょうね。無心だから、体が回りの流れに乗っていくのでしょう。命が躍動すると、踊るのですよね。

 盆踊り太古の命響きけり

 雪割草さんは、踊り上手そうですね。
 仁は、音楽も、踊りも、全然ダメなんです。命からずいぶん遠いところを生きてきたのでしょうね・・・・これからでも、命に戻り、太古のリズムを取り戻したいものです。

 細胞を躍らす天地星時雨 ≫ 。。。


★ 。・。・゜♪゜・。・。 ★ 今日の一句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。 ★

六十年踊る夜もなく過ごしけり   一茶
 
★゜。・。・゜♪゜・。・。・。★・゜・。・゜・★。・。・。・゜♪゜・。・。・゜★

 良寛さんと似たような一茶さんですけれど、
 あぁそうなのかぁと、頷いてしまうところもあります。
 老仁も、踊る夜もなく過ごしてきたのでした。貧しい人生なのですね。
 それでも一茶さんは、いい句を創って、自分の世界を生きました。
 それでも廃仁は、瘋癲老仁妄詩のひとり遊びをして、心ゆくままHappyに過ごしました。

 踊る夜は心銀河に遊ばする

★★★ 『 虫しぐれまどろむ枕の草子かな 』 ★ 交心俳句 08804 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

2008年08月24日

貌を出し汚れもなかる茗荷かな

★ 交心俳句 08802

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

貌を出し汚れもなかる茗荷かな

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 ※ 写真は雪割草さん からお借りしています。

★★★ 『 虫の声とおき心につれていく 』 ★ 交心俳句 08801 へどうぞ!!! ♪♪♪ 


★ 。・。・゜♪゜・。・。 ★ 今日の一句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。 ★

 中年や遠くみのれる夜の桃   西東三鬼
 
★゜。・。・゜♪゜・。・。・。★・゜・。・゜・★。・。・。・゜♪゜・。・。・゜★

 自信と野心に満ちた中年の
 ちょっとした心の隙間に、
 微かな疲労と、
 虚無が広がっていく。

 手を伸ばす、
 そのずっと遠くに、
 仄かに浮かび上がる桃ひとつ。

 ふと、妖艶な幻影に惑わされる夜があった。

 そして、空無だけの今、
 掌に幻影の桃を載せて、遊ぶ。

 桃の化身が、現れる。
 

2008年08月22日

秋風や独り抱きしむ老の杖

★ 交心俳句 08701

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

秋風や独り抱きしむ老の杖

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、  『 朝顔や如来の化身添い給う 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 老いが身の あはれを誰に 語らまし 杖を忘れて 帰る夕暮  良寛

 乙宮(おとみや)の 森の下屋(したや)の 静けさに しばしとてわが 杖うつしけり  良寛

★★★ 『 秋風や世話し世話されつつがなし 』 ★ 交心俳句 08601 ♪♪♪ 

 59才で、五合庵より乙子神社の離れの草庵に移った良寛さんがいました。
 お疲れ様の良寛さんですが、まだ、まだ、歌通りには、お疲れではないのでしょうね。
 むしろ、やっと解放されて、和光同塵、村人といっしょに暮らせる寛容力をつけてきたのでしょう。やっと解放されて、衣食住を楽しめるようになってきたのでしょう。やっと解放されて、人を恋う心も蘇生してきたのでしょう。

 衆人皆有餘。而我獨若遺。我愚人之心也哉。沌沌兮。   老子

 人はみんないろいろの物を余るほど持っているけれど、私一人は見捨てられたように何も持たないよ。私は愚か者なんだよね。私は望んで無一物の生き方を選んだのだけれど、やっぱり愚鈍で、無知なのかもしれないね。

 老子さんも、自らを老いぼれとして、孤高を楽しんでいたんですね。

 けれど、良寛さんは、これから人とも交わって、老いぼれ力を発揮していくことになるようですよ。

 朝寒や老いぼれ杖で天を指す

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 ほんとうに寒いくらいの夜でしたね。寝心地もいい夜なのに、突貫工事とは、お気の毒様です。美猫さんたちも夜中の轟音に怯えていたのでしょうね・・・
 天真爛漫の美猫さんは、外に飛び出して遊び回り、ストレス解消。あるがまんまを素直に表現できるのがいちばんいいですね・・・

 老いが身の あはれを誰に 語らまし 杖を忘れて 帰る夕暮  良寛

 良寛さんも、あるがまんまを素直に表現できる人なんですね。
 誰にでもあるお話しでしょうけれど、良寛さんが素直に詠うと、さびしいけれど、しみじみと己を愛おしむ心が伝わってきます。共振する心があります。

 秋風や独り抱きしむ老の杖

 素直に表現することは、老いにかぎりませんよね。
 淋しいときは淋しい心を、さびしい心に止まった本を、
 苦しいときは苦しい心を、苦しい心に止まった元を、
 嬉しいときは嬉しい心を、嬉しい心に止まった素を、
 悲しいときは悲しい心を、悲しい心に止まった基を、
 素直に、言葉で把握すれば、詩歌になっていくのでしょうね。

 素直な心が詩歌なんだよ、と良寛さんは呼びかけてくれているようです。

 世界は心の写しだから、心を大切にすることは、心を映してくれるものを大切にすることです。良寛さんは、老いの心を大切にするから、老いの心を映してくれる杖を大切に思うんですね。杖に良寛さんの心が映り、良寛さんがその杖を大切にするから、良寛さんの心が移り、杖が良寛さんになり、そこに心を持って立っているんです。
 杖が詩歌になるのですね。

 廊下から猫の様子をこっそりと覗く気配に獣目覚める  雪割草さん

 「獣目覚める」が面白いですね。
 覗く雪割草さんの気が、猫に伝わるんです。猫の気が蘇るんです。気が共振するんです。
 共振する気が詩歌の世界のはじまりなのでしょう。

 「獣」に目覚めた美猫さんの「気」は、共振して、雪割草さんに「獣」の「気」を目覚めさせるんですよ。その目覚めた「獣」の「気」が、捉えたものを素直に表現していくと、美猫さん達の世界が、すばらしい詩歌の世界を繰り広げていくことになるのでしょうね。

 そぞろ寒小ねこの虎と戯れる

 今までも、ずいぶん、美猫さん達の躍動する世界を楽しませてもらいました。
 これからも、楽しみです。 ≫ 。。。

★★★ 『 朝顔や如来の化身添い給う 』 ★ 交心俳句 08602 へどうぞ!!! ♪♪♪

★ 交心俳句 08702

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

icon25 そぞろ寒小ねこの虎と戯れる icon25

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――


★ 。・。・゜♪゜・。・。 ★ 今日の一句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。 ★

なきがらや秋風かよふ鼻の穴   飯田 蛇笏
 
★゜。・。・゜♪゜・。・。・。★・゜・。・゜・★。・。・。・゜♪゜・。・。・゜★

2008年08月21日

朝がおやたぐりよす手の虚しかり

★ 交心俳句 08603

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

朝がおやたぐりよす手の虚しかり

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

icon25 ★★★ 『 朝顔や如来の化身添い給う 』 ★ 交心俳句 08602 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25

 朝顔の紺の彼方の月日かな   石田波郷

 出会いは、何度でもやってくる。
 別離も、何度でもやってくる。
 繰り返す同じ出会いも、
 新しい出会いも、
 繰り返す別離も、
 新しい別離も、
 わたしに起こることなのだ。

 そしてあなた達に起こることなのだ。

 わたしに起こったことも、
 あなたに起こったことも、
 わたしの内に蓄積され、
 わたしの内で融合し、
 わたしの内で再生される。

 わたしという時空は、
 いくつもの出会いが創りだす世界と
 いくつもの別離が創りだす世界と
 まだで起こらない様々な出会いと
 まだ起こらない様々な別離と
 その一つひとつの心が重なり合い、
 混じり合い、溶け合い、つながり合って、
 広がっていくのだ。

 そのどのひとつも、わたし自身なのだ。
 そのどのひとつも、あなたとつながっているのだ。

 わたしという時空では、
 どのひとつとも、自由に往来できるし、
 どのあなたとも、自由に交代できるのだ。

 わたしという時空では、
 あなたとわたしが交代できるように、
 未来と現在と過去も、交代できる。

 わたしという時空は、わたしが亡くなっても、
 あなたという時空で、いつでも、再生される。
 つながり合いの中で、どこででも、再生される。

 わたしという時空で、良寛さんが再生されるように。

 たぐり寄せる手は、虚しいけれど、
 この掌の内に、わたしの時空は、広がっていくのだ。

icon25 ★★★ 『 秋風や世話し世話されつつがなし 』 ★ 交心俳句 08601 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25


★。・。・゜♪゜・。・。★ 今日の一句 ★。・。・゜♪゜・。・。★

朝顔やおもひを遂げしごとしぼむ   日野草城
 
★゜。・。・゜♪゜・。・。・。★・゜・。・゜・★。・。・。・゜♪゜・。・。・゜★

 そして朝になると、
 またさわやかに花開く。

 繰り返す甦り。

 そして、果てるのだ。
 果てることは、再生すること。

 一つひとつの燃焼が、再生のエナジーなのだよ。

2008年08月21日

秋風や世話し世話されつつがなし

★ 交心俳句 08601

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

秋風や世話し世話されつつがなし

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 酔芙蓉悟れば空即是色なる 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 乙宮(おとみや)の 森の下屋(したや)の 静けさに しばしとてわが 杖うつしけり  良寛

 乙宮の森は静かでいいね、といいますけれど、良寛さん、五合庵は、もっと静かですよ。
 すこし心弱くなりましたか・・・ほんとうにそうですよ、静かで、そして暮らしやすいところが、やっぱり、心にはいいんですよ。無理をしないのが良寛さんですからね。心の求めるままが良寛さんらしさでしょうからね。
 さびしいときは、淋しいと人を恋い、
 お酒がほしいときは、お酒呑みたいと友だちのお家へ遊びに行く。
 詩歌を語り合いたければ、詩歌を詠んで送る。
 無理もしない、無茶もしない、心根の優しい良寛さんがいるのですね。
 子どもの頃の優しい心根を持ちつづける良寛さんがいるのですね。

 けれど、青年時代は、心根の優しさは、地獄を見ますね。
 心根の優しさは、破壊されて、小利口な心に変えられますね。

 けれど良寛さんは、忍耐しました。
 忍耐する楽しみを覚えました。

 忍耐する楽しみは、捨てる楽しみでもありました。

 そして、ついに、一衣一鉢、少欲知足を貫きました。

 良寛、よく無一物を貫いたね。
 ご褒美を上げようね。
 と、大日如来さんが言いました。

 朝顔や如来の化身添い給う

 親鸞さんには、聖徳太子の化身が添い寝してくれたんですね。
 それで、悟りが飛躍して、妻帯もよしとなったそうです。

 如来さんの世界は、幸せの浄土でしょうから、愛が解放されているにちがいありません。
 一休さんも、良寛さんも、その解放された愛を生きた人なのでしょうね。

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 今日からお仕事なんですね。あんまり頑張らないでいってらっしゃい。

 彼女はご主人の温かいハグの中で湯治もつづけていらっしゃるんですね。そして雪割草さんの愛語ハグに包まれて。きっとしあわせの心あじわっていらっしゃるのでしょうね。

 乙宮(おとみや)の 森の下屋(したや)の 静けさに しばしとてわが 杖うつしけり  良寛

 国上山から良寛さん下りてきたんですね。
 良寛さん59才。
 山腹の五合庵では、やっぱり一人暮らしが大変になってきたのでしょうね。いくら孤高が好きでも、食べることだって大変、下痢ばっかりしていた良寛さんですから、先行きの不安も出てきたのでしょうね。

 麓の乙子神社の森の木陰にある草庵が、良寛さんの帰宅の一休み場所だったのでしょうね。ほっと一息つけるところです。そしてこれから、また一歩きして、中腹の五合庵まで辿り着かなければなりません。どのくらいの道程なのでしょう。

 雪割草さん、今度五合庵に行かれるときは、どのくらいあるのか教えてくださいね。

 もう、五合庵まで帰るの疲れたよ。ここの小屋は空き家のようだから、ここに相談して住むことにしよう。遍澄もまだ16才の子どもだから麓の方が喜ぶだろうしね。杖一本持ってくればいいのだから、よし、引っ越しすることにしよう。
 気に入らなければ、また、どこかいいところ探せばいいしね。
 杖一本の身軽のみだから、どこだって住めるんだよ。一衣一鉢の楽しみを、弟子の遍澄にも体で覚えてもらうことにしよう。

 それでも10年、この草庵で暮らすことになるのですね。
 貞心尼さんに巡り会うまでに、まだ10年の道草を楽しむことになります。

秋風や世話し世話されつつがなし ≫ 。。。

icon25 ★★★ 『 酔芙蓉悟れば空即是色なる 』 ★ ネット吟行 08406 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25

★。・。・゜♪゜・。・。★ 今日の一句 ★。・。・゜♪゜・。・。★

あかあかと日は難面も秋の風   芭蕉

★・゜。・。・゜♪ ・。・。・゜★・゜・。・゜★。・。・。・゜ ♪・゜。・。・゜★

 旭岳は初霜が降りたそうです。
 昨夜は、布団がほしいくらい涼しくなりました。
 けれど、昼間は、やはり暑いですね。日照りはなくても、この蒸し暑さがたまりませんね。

 赤々と燃えるように落ちていく夕陽。
 わたしのつらさや思いなどおかまいもなく落ちていく。
 どれほどの人がこの落ちる夕陽に己の心を映していることだろう。

 海風が、やわらかく肌に触れる。
 もう、秋になるんだなぁ

 秋立つ日よめる  秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる  敏行 『古今・秋上』

 

2008年08月20日

刹那なる逢う瀬の深し竹の春

★ ネット吟行 08405 

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

刹那なる逢う瀬の深し竹の春

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんの 『 出逢いの庵 』 をネット吟行してきました。

 ・・・ 美しい師弟愛が育まれたと伝えられる故実にちなみ設けられた庵だそうです。
囲炉裏の炭を突きながら・・・どんな会話を交わしたのでしょうか(*´艸`) ・・・

 そうなんですよね、この庵での二人の会話が残っていたら・・・そう思いますね。
 作家達はこの場面を描きたいでしょうね。

 雪割草さんなら、どんな会話をするでしょうね・・・

 一人ひとりが、この場面で、自分ならどうするを、語り合えたら、楽しくなるでしょうね。この会話だけでも、大いにサロンが盛り上がるかもしれません。
 今は、掲示板や、コミュニティで、そんな会話や交信があっているのかもしれませんね。
 ケ-タイ小説などでも展開されているかも。にしても、今様じゃないから、あんまり感心ないのかもしれませんね。
 今の若い人たちは、良寛さん、どのくらい知っているのでしょうね。こういう仁も、今まで大好きなのに、本読んでいないのですからね。今は、ほとんど良寛さんといっしょに暮らしているのに、まだ、本読んでいない為体なんです。

 百五十周年記念で、良寛さんの恋が復活するといいですね。

 酔芙蓉悟れば空即是色なる

 。。。 ≪ 「出会いの庵」・・・いいですね。
 二間くらいの小さな庵なのでしょうか・・・
 裏は今でも竹藪ですか。

 風鈴の音を楽しんでいたのでしょうね。

 そして貞心尼さんと思う存分詩歌を語り合ったのですね。

 一日がかりで尋ねてきた貞心尼さん。
 また会える日がいつ来るか待ち遠しくて、帰したがらない良寛さん。
 ひとときの逢う瀬がドラマそのものですね。

 刹那なる逢う瀬の深し竹の春 ≫ 。。。

☆☆☆ 『 出逢いの庵 』  雪割草さん へどうぞ!!! ♭♭♭

2008年08月20日

とりどりの花ふりそそぐ星月夜

★ 交心俳句 08503

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

とりどりの花ふりそそぐ星月夜

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

★★★ 『 星月夜疼く心に花咲かす 』 ★ 交心俳句 08502 へどうぞ!!! ♪♪♪

 さまざまな星月夜がある。

 人の心ほどの星月夜がある。

 星は人になり、

 星はあなたになる。

 天も、地も、

 あなたなのだ。

 あなたが泣くとき、星も泣く。

 あなたが笑うとき、星も笑う。

 あなたは、星に祈る。

 あなたは、星を信じる。

 あなたは、星があなたであることを知っている。

 星月夜、

 こころたちのハーモニー。

2008年08月20日

石清水なれど独りの闇ありぬ

★ 交心俳句 08501

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

石清水なれど独りの闇ありぬ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 微笑みや一衣一鉢喜雨浴びる 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 草の庵に 目ざめて聞けば あしびきの 岩根に落つる 滝つ瀬のをと  良寛

 独り寝の夏の夜を想像してみます。
 国上山の麓は、今のように暑くはないでしょうけれど、それでも寝苦しいのでしょうね。
 明かりは蝋燭か灯明。本を読むことも、詩歌を書くこともできません。友だちとても月に何度遊びに来てくれるのでしょうね。
 戸は開けっ放しです。盗むものとてないのですけれど、猪や蛇も入ってくるかもしれません。蚤虱はお友だちですから、いいのですけれど、百足さんはお友だちになれませんね。
 それでも、眠るのですけれど、それでも暑ぐるしさや物音で、目が覚めてしまいます。

 仁なら、ぞっとするところです。
 けれど、良寛さんは、遠くに聞こえる滝の音を聞いて、また、心を清浄にしていくのでした。少欲知足、あるがままの自然と命を享受し、喜ぶだけの暮らしです。毎日が同じことのくり返し。ただ喜び、ただ嘆く。その時その時の自然が友だちであり、その時その時の心が詩歌になるのですね。

 友だちが遊びに来たので、手作りの野菜で馳走します。箸がないので、茅を切ってきて箸にしたそうです。友だちは、萩を惜しんで茅にしたのかと咎める歌を詠みます。

草の庵なに咎むらむ茅萱箸惜しむにはあらず花をも枝も  良寛

 風雅というのは、ちゃんと古典を知っていて、それを踏まえて暮らすものだよ。詩歌も同じさ。それをしない良寛は大した奴ではないよ、と友だちは笑って、二度と遊びに来なかったそうです。
 良寛さんは、風雅を習わしや作法で生きているのではないのですね。
 一衣一鉢、一所不定、少欲知足だから、精いっぱい活きているだけなのでしょうね。あるがままを生きているだけなのでしょうね。心だって、無一物。作法や飾りは要らないんです。

 わたしは、草の庵で生きているんだよ。萩の箸を出さなかったからとて、何をそんなに咎めるんだい。萩の花が咲いているのを惜しんで枝を切らなかったのではないよ。そんな作法があほらしいだけさ。風雅なんて、贅沢に生きている人間の遊びだね。芭蕉さんは、そんなこと教えてはいないんだよ。

 乾坤の変は風雅の種なり   芭蕉

 自然も心も、あるがまんまで、あるがまんまどうしが響き合うのでしょうね。
 響き合ったものを、そのまま捉えて表現することが詩歌なんだ。
 方程式もないし、採点もないよ。商品でもないんだよ。

 そう良寛さんは宣言もし、実践もしてきたのです。

icon25 星月夜疼く心に花咲かす icon25

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 雨の中をほんとうにお疲れ様です。雨の中だから雪割草さんのハグがいっそううれしかったでしょうね。慈母観音に抱かれるような安心が彼女の中に広がっていったのでしょうね。雪割草さんの「和顔愛語」がもっとやわらかくゆたかになりますように。

 晩年の移り住みたる庵にて 和顔愛語のこころ広がり  雪割草さん

 雪割草さん、お体弱いのですか・・・。
 また明日からお仕事なのですね。六面八臂の闘う母さんですけれど、お体愛しみくださいね。

 草の庵に 目ざめて聞けば あしびきの 岩根に落つる 滝つ瀬のをと  良寛

 これは五合庵なのでしょうね。
 滅多に訪れる人もいない草庵の静けさと淋しさがしみじみですね。風の音と岩間を落ちる滝の音。向き合うものは自分の来し方行く末と自然と闇しかありません。心が孤独地獄に埋まっても、空虚になっても、おかしくないのでしょうけれど、良寛さんは、ずっと、ずっと、そんな孤独を生きてきたのですね。
 凡仁は、とっくの昔に・・・

 石清水なれど独りの闇ありぬ

 その闇があったからこそ、貞心尼さんの光と巡り会うのでしょうけれど・・・・ ≫ 。。。

★★★ 『 微笑みや一衣一鉢喜雨浴びる 』 ★ ネット吟行 08402 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

2008年08月20日

菫より愛語流れる駅舎かな

★ ネット吟行 08401 

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

菫より愛語流れる駅舎かな

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 ※ 写真は雪割草さんからお借りしています。

 雪割草さんの 『 良寛さま 』 ネット吟行してきました。

 世の中の広き心の絆かな  雪割草さん

★★★ 『 盆明けやこの世に絆し落としゆく 』 ★ 交心俳句 08201 へどうぞ!!! ♪♪♪

 。。。 ≪ 良寛さんの横顔やさしいですね。

 正面の顔は、厳しくて、逞しささえにじんでいたようでしたけれど。
 見る角度で、色々感じ方も変わるのですよね。

 生で見たら、また、別の感じもするのでしょうね。

 いつか、生で、体感できるようになりたく思います。

 
 それまで、色々教えてくださいね。 ≫ 。。。

 良寛さんが手に持っている花は、菫なのですか・・・?
 菫だと、良寛さんに、よく似合います。 菫のゆかしさ と小ささ を良寛さんに重ねます。

 菫程な小さき人に生れたし  漱石

★★★ 『 野に在れば愛は等質吾木香 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 34501 ♪♪♪ 

 山路来て 何やらゆかし   菫草

 芭蕉さんにとっても、菫は、心に止まる世界を広げていくものです。
 山路の一つの菫に芭蕉さんの思いが湧出してくるのですね。

☆☆☆ 『 良寛さま 』  雪割草さん へどうぞ!!! ♭♭♭

2008年08月19日

野あざみやふたつのこころより添いぬ

★ 交心俳句 08401

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

野あざみやふたつのこころより添いぬ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 枯れ野道途方に暮れる蟻も在り 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 この宿の ひと本(もと)すすき なつかしみ 穂に出(ず)る秋は とめてわが来む  良寛

 良寛さんは、本来的に、甘えん坊で、さびしがり屋で、心根の優しい子どもだったのでしょうね。だから、そうでない人間と世間が地獄になった。
 竜馬さんも、そんな子どもだったけれど、泣き虫でいいのよ、と守ってくれるお母さんがいた。お母さんに守られて、弱虫の心のまんま強くなっていく竜馬さんがいます。
 良寛さんにとって、そのお母さんが、菩薩さんになっていくのでしょうか・・・

 泣き虫の心のまま竜馬さんは武道で修業。良寛さんは仏道で修業。
 竜馬さんはおりょうさんに甘え、良寛さんは貞心尼さんに甘えた。
 竜馬さんにも良寛さんにも胎内回帰願望があるのでしょうか・・・

 心が嬰児に戻っていくと偉大な創造が始まるのでしょうね。
 無からの創造の開花です。

 ひと本のすすきや愛を潤びらす

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 そうですか、久しぶりの彼女とのデートですね。良寛さんの里に行って、いっぱい愛語もらってきてくださいね。彼女の心も命も、花になりますように。
 雪割草さんの心も命も、花になりますように。

 野あざみやふたつのこころより添いぬ

 みんなで、いっしょに、花になるように、祈りましょうね。

 この宿の ひと本(もと)すすき なつかしみ 穂に出(ず)る秋は とめてわが来む  良寛

 今朝の良寛さんの歌も、彼女の心に重なりますね。
 雪割草さんと良寛さんの里を散策できることを待ちわびていたのでしょう。春は春の花の季に、秋は秋の花の季に、あなたといっしょに歩きたい。あなたに心を添わせたい。そう彼女の心は願っているのでしょう。そして、良寛さんの愛語に触れて、その願いや想いが、素直に溢れてくるのでしょう。

彼女の甘える心をしっかりハグしてくださいね。
 彼女の甘える心をハグする心が、雪割草さん自身の心をハグすることにつながっていきます。自分自身をハグする心が、人の憂いをハグする心につながっていきます。
 つながり愛が、癒しですね。

 やわらかい、あたかかい、ゆるやかなひとときを、お過ごしくださいね。
 そして、また、彼女が、雪割草さんに、素直に、甘えることのできる日が訪れますように。
 

 ゆるやかに路傍の花の秋の蝶

 雨の中の良寛さんの里歩きになってしまいますけれど、雨もまた、彼女の心にとまって、
雨の日には、雨の良寛さんの里を想い出すことになるでしょう。
 良寛さんのように、また、素直に、彼女が、雪割草さんにお会いしたいと甘えられるようになりますように。 ≫ 。。。

icon25 ★★★ 『 枯れ野道途方に暮れる蟻も在り 』 ★ 交心俳句 08302 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25
 

2008年08月18日

漂いの終の棲家の花野かな

★ 交心俳句 08301

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

漂いの終の棲家の花野かな

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 野に在れば愛は等質吾木香 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 露と見し 浮世を旅の ままならば 我が家も草の 枕ならまし  良寛

 ・・・ 月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。
古人も多く旅に死せるあり。 芭蕉 ・・・

 良寛さんも芭蕉さんも、人生を儚いものとみなしているんでしょうね。
 儚いが故に、人生とは何か、私とは何か、知りたい。見極めたい。個人の跡を辿りたい。
 
 芭蕉さんは『奥の細道』を結び、良寛さんは、何も残さず、・・・なのに二人とも、凡仁の中にさえ蘇る人になっています。道しるべになるんです。

 天地は旅籠のようなもので、歳月は旅人のように往来する。浮き世は夢のように儚く、ましてや人は蟻のように小さい。
 なれど人は、創造する蟻だ。

 枯れ野道途方に暮れる蟻も在り

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 美猫さん達と朝の散歩ですか。喜んだでしょうね、美猫さんたち。
 筑後は一昨日より、曇天と、雷雨です。昨日は落雷で停電しました。地震雷・・・天地は不仁ですね。

 露と見し 浮世を旅の ままならば 我が家も草の 枕ならまし  良寛

 その天地不仁の憂き世を、良寛さんは、無心に生きることができるから不思議ですね。
 草の枕で生きた一生、終の棲家が、貞心尼さんの心となっていくのです。
 無一物で、空っぽだったから、貞心尼さんは、良寛さんを心に抱いて生きていけるのでしょうね・・・

 漂いの終の棲家の花野かな ≫ 。。。

★★★ 『 野に在れば愛は等質吾木香 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 34501 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年08月18日

存えて命尽くまで色ぐるい

★ 瘋癲老仁妄詩 34502

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

存えて命尽くまで色ぐるい

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

icon25 ★★★ 『 野に在れば愛は等質吾木香 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 34501 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25
 

2008年08月17日

盆明けやこの世に絆し落としゆく

★ 交心俳句 08201

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

盆明けやこの世に絆し落としゆく

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 すいふよう心のいたみ深くなる 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、毎朝良寛さんと対話できてHappyですよ。

 世の中の ほだしを何と 人問(ひとと)はば 尋ねきはめぬ 心と答えよ  良寛

 ・・・  「この世の中で、思いのままにならないものは」と尋ねられたら「極めつくすことのできない人の心」と答えなさい。良寛は人のこころの闇を知っていた。(全国良寛会) ・・・

 
 と新潟日報は、解説してくれています。

 あの人の深い情に絆されて、・・・と使いますね。「ほだし」は絆という字を書くのですから、深いつながりのことなのでしょうね。
 「ほだし」は深い絆だから、逃れようとも逃れられない、どうせつながっていくもの、ということで、「思いのままにならないもの」と訳したのでしょうか・・・
 雪割草さん、越後では、「ほだし」という言葉を、今でも使っていますか?

 仁は、「ほだし」という言葉を使ったことありませんけれど、
 辞書的に、深い絆につながれているものと解釈してみます。

 この世の中で、切っても切れない絆はあるのですか・・・と問われたならば、
 理解しようと思っても理解できない、
 汲み尽くそうと思っても汲み尽くせない、
 人間の情(こころ)だよ。
 こころの深いところから湧いてくる愛だよ。
 そう答えることにしようよ。

 絆としての愛は、根源的なものですから、人の計らいを超えているのですけれど、
 絆にならない愛は、感情に縛られて、
 人を束縛する手枷足枷にもなっていくんですね。

 今世では、人を拘束するのが愛だと、勘違いされているような気もします。
 刃傷沙汰の多くは愛情の縺れからきているようです。

 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。  漱石
 
 ともかく、この世はいよいよ住みにくくなっていきますね。
 そんな中での良寛さんの愛語ですから、
 少欲知足、わがままを少なくして、助け合って、支え合って、つながり合って、生きていきましょうよ。小私寡欲、私を小さくしていくと、欲も少なくなって、足を知るようにもなり、自然の恵みにも人の縁にも感謝するようになりますよ。
 私を小さくすればするほど、心は寛く、大きくなっていきますよ。

 「この世の中で、思いのままにならないものは」と尋ねられたら、「人の自我」と答えようね。
 「この世の中で、大切にしなければならない絆は」と尋ねられたら、「寛大な心」と答えようね。

絆されて命落とすな酔芙蓉

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 今朝もあい風ありがとうございます。

 世の中の ほだしを何と 人問(ひとと)はば 尋ねきはめぬ 心と答えよ  良寛

 人の心は、千変万化、捉えどころもありません。知っている自分なんてほんの一部なんでしょうね。けれど、そのほんの一部に拘って、縛られて、もっと豊かな変化する自分に封印してしまうんです。
 封印解いたら、ワクワクミラクルランドが開かれていくのでしょうけれど・・・

 貞心尼さんは、きっと、千変万化の封印を解いた人だったのでしょうね。
 良寛さんも、ついに貞心尼さんの心を把握することはできなかったようですけれど、把握できないほど深く大きかった貞心尼さんの心に、一切を委ねることにしたのでしょうね。
 慈母観音に抱かれる乳呑み児のように、良寛さんは、命のはじまりまで戻っていくことができたのかもしれません。

 お盆は習わしやつながりで大変なんですね。
 凡仁なんて、さわやかにお参りして、普通の日常に戻るんですよ。すこしずつ、世間の絆しから解放されていきたいと願っています。

 盆明けやこの世に絆し落としゆく ≫ 。。。

★★★ 『 すいふよう心のいたみ深くなる 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 34401 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年08月16日

こころのまま猫とおどらん盆おどり

★ 交心俳句 08101

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

こころのまま猫とおどらん盆おどり

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 解き放つ愛手繰り寄す酔芙蓉 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さんいつもあい風ありがとうございます。

 風はきよし 月はさやけし いざともに 踊り明かさむ 老のなごりに  良寛

 盆を過ぎると、風も涼しくなり、虫の声が聞こえてきます。
 空気も澄んで、月もさやけくなりますね。

 越後も盆踊り盛んなんでしょうね。
 仁は、盆踊り出たことないんですよ。無邪気、無心じゃないのでしょうね。
 寂聴さんも阿波踊りに、去年、参加していました。無邪気、無心に戻っていらっしゃるんでしょうね。良寛さんを10年も越したお年です。「老のなごり」なのでしょう・・・

 老仁は、「老のなごり」に何を踊りましょうか・・・
 体が踊りませんので、心と細胞を躍らせています。妄詩楽園で、愛呼と銀河まで飛翔しています。心が躍ると、だんだん、無邪気、無心に、戻れるような気もしているのですけれど・・・

icon25 月影や老のなごりの愛ぐるい icon25

 良寛さんは、孤高の内に、心が澄んでいくのに、瘋癲老仁は、歳と共に、青臭くなっていきます。まるで失われた青春を辿り直すみたいに。邪気も欲心も膨れあがっていくばから・・・

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 そうですか、今日も雨。雨の音はいいですね。心にも降って、心を鎮めてくれるのでしょうね。
 美猫さんたちは、かわいそう・・・雨を喜ぶ美猫に変身させましょうか・・・

 風はきよし 月はさやけし いざともに 踊り明かさむ 老のなごりに  良寛

 命の躍動は、体も心もワクワクさせるのですから、日照りでも大雨でも、おもしろがって、楽しんで、解放できるといいですね。
 無邪気、無心になると、それができる。
 良寛さんは、無邪気、無心なんでしょうね。

 人間だからできる、無邪気、無心、なのでしょう。
 人間だからできる、超越なのでしょう。

 さて、超越美猫は、誕生するでしょうか・・・

 こころのまま猫とおどらん盆おどり

 人間が超越すると、猫も、シンクロして、超越できるかもしれませんよ。 ≫ 。。。

★★★ 『 解き放つ愛手繰り寄す酔芙蓉 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 34301 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年08月15日

夕立やうたれて夢をひきよする

★ 交心俳句 08001

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

夕立やうたれて夢をひきよする

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪割草さんより、 『 滝の上に龍現れて笑いこく 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 水も行かず 月も来たらず しかはあれど 波間に浮かぶ 影の清さよ  良寛

 行雲流水というけれど、「水も行かず」は何を意味しているのでしょう・・・
 不勉強仁には、その意味はわかりませんけれど、池に浮かぶ水月と遊ぶのは大好きなんですよ。山の中腹の湖の月なら、もっと、遊べるのですけれど。
 独りの世界は、山間の水月が似合うのかもしれません。・・・なのに、無様晒して、愛情乞食のように、人恋しさを詠いまくるのですね。甘えの構造に浸水されているのでしょうね。

 孤高の水月であったから、
 孤高の海月と巡り会うのでしょうか・・・

 海月は海水に棲むのですから、山の湖に来たら、どうなるのでしょう。淡水では生きていけないかもしれません。けれど、孤高の心は、変幻自在、海月は水母になって、水月を懐深く包み込んでしまうのです。
 良寛さんは母の胎内に戻るように・・・

 清き者と清き者が求め合い、巡り会い、愛し愛・・・

 一つの世界が、宇宙と等質になるような。
 一衣一鉢が、どんなご馳走よりも、豊かなご馳走になるような。
 そんな豊かな世界が開かれていくのでしょうね。

 こと足らぬ 身とは思はじ 柴の戸に 月も有りけり 花も有りけり  良寛

 詫びぬれど 心は澄めり 草の庵 その日その日を 送るばかりに  良寛

 これでいいんだよ、これでいいんだよ、といわれると、ほんとうにこれでいいんだと思ってしまいます。心の時空では、良寛さんの世界は、やっぱり、心が澄んでいきますね。
 けれど、心が澄んでいくと、俗仁には、危険です。
 ほんとうに出家してしまいたくなるのですから。

 俗仁は俗仁らしく、和光同塵、俗塵に塗れて、心だけを異時空に解き放つことにしましょう。

 蓮に月吾は泥鰌か蟾蜍

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 今朝もあい風ありがとうございます。

 そうですか、朝から、雨に打たれましたか。
 心は、滝に打たれるように、清浄ですね。「清し、さやけし、澄み渡る」を好む良寛さんの歌のように、・・・
 妄念を遊ぶ凡仁は、滝に打たれるほどに、妄念強く立ち昇るばかりです。

 
 夕立やはるかな夢をひきよする

 
 美猫さんたちは内弁慶なんですね。
 あれだけ自在に、好奇心旺盛に飛び回っているのに、外に出ると用心深くなるのかしら・・・雪割草さんを真似て、雨に打たれる美猫さんを演じるようになれば面白いですけれど。シンクロスイミングする美猫さんのデビューないかしら・・・

 月影や美猫泳げる裏の池 ≫ 。。。

★★★ 『 滝の上に龍現れて笑いこく 』 ★ ネット吟行 08002 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

★ 交心俳句 08002

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

蓮に月吾は泥鰌か蟾蜍

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

★ 交心俳句 08003

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

月影や美猫泳げる裏の池

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

2008年08月14日

滝壺や鯉と吾とを昇らせる

★ ネット吟行 08001 

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

滝壺や鯉と吾とを昇らせる

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 ナズナさんの 『 川内川 大滝 』 をネット吟行してきました。
 茹だるような暑さの中で、清涼感をもらえる大滝を遊びました。
 蛍の郷の上流で、釣り人を魅惑する清流があります。心で散策しても、せせらぎの音が心地いいですよ。

 

龍神の住まいし淵に鮎はねる   ナズナさん
 ※ 「龍神の写真俳句」はナズナさんからお借りしています。

 鮎も跳ね、鯉も昇る滝。
 大きい滝です。滝の上が広いですね。その広い上から滝の屏風です。
 鯉でなくても昇りたくなります。

 妄詩では、金槌の仁でも、コースケみたいに抜き手を切って泳ぐんですよ。
 鯉は滝を昇って龍となるのですけれど、
 仁は滝を昇って、恋になるんです。
 滝の上には、龍が待っているのですから・・・

 滝の上に水現れて落ちにけり  後藤夜半

 けれど、やっぱり金槌仁は、力尽きて、滝から落ちにけり、なのでした。
 滝の上に現れた龍は、さて、どうしたのでしょうね・・・

 
☆☆☆ 『 川内川 大滝 』  ナズナさん へどうぞ!!! ♭♭♭

2008年08月14日

龍を呼ぶ心欅の森に放つ

★ 交心俳句 07901

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

龍を呼ぶ心欅の森に放つ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 戻り来ぬ愛呼何処や夜の秋 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 うちつけに 死なば死なずて ながらへて かかる憂き目を 見るがわびしさ  良寛

 突然の大災害に襲われて、死んでしまうものなら死んでしまった方がいいよ。なまじ生き存えて、悲惨なこの大惨劇をまざまざと見るのは、つらすぎるよ。わたしは一体この人達に何をしてやればいいのだろうね・・・

 さすがの良寛さんも惨劇を目の当たりにして心を傷めました。

 1828年、良寛さん71才です。
 三条大地震で末の子を亡くした友人山田杜皐(とこう)宛に出した見舞状に、心の一端を書きました。良寛さんのあるがまんまの生の心でしょう。

 けれど、求道者の良寛さんもいます。

 ・・・ 地震は信(まこと)に大変に候(そうろう)。
野僧(※良寛のこと)草庵何事もなく候。
親類中、死人もなくめでたく存じ候。

 うちつけに 死なば死なずて 存(ながら)へて
  かかる憂き目を 見るがわびしさ

しかし災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。
死ぬ時節には死ぬがよく候。
是はこれ災難をのがるる妙法にて候。
                       かしこ ・・・ 
 友人に、ちゃんと「災難をのがるる妙法」を説いているのです。
 全肯定良寛さんのスタンスのままですね。
 仏法の世界での意味はわかりませんが、仁流に考えると、「受容即超越」だろうと想います。自然の流れ、命の流れに則って生きていきましょうよ。善かれ悪しかれ、そうしか生きられないのなら、従容として、そう生きましょう。死もまた詮無きこと。
 己の性の拙きをなくほかありません。

 生き存えたら生き存えたで、新しい現実を、あるがまんまに受け容れて、精いっぱい生き抜いていきましょう。みんな同じ状況にあるのだから、語り合い、分かち合い、つながり合って、生き抜いていけば、今までになかった幸せも創りだしていけるものですよ。
 俗に、災い転じて福と為す、といいますね。
 逆境の中だからこそつながる深い縁が見えてくるし、順境の中で見失っていた大切なものを取り戻すこともできるのですよ。
 命が宝。
 命さえあれば、また新しくやり直していけるものですよ。

 少欲知足。
 自立連帯共生の人間らしい生き方の始まりを喜びましょうね。

 命からはじまる道に魂迎え

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 盆の忙しいときにあい風ありがとうございます。

 三条大地震は、ほんとうに壊滅的なものだったようですね。
 それにしても悲劇や災害は人々を大きく、深く結びつけてもいくのですね。恐怖と不幸の共有と復興を願う心が一つになっていくのでしょうね。
 つながり愛の大切さを想い起こし、再生していくのですね。

 越後も雨になりそうですか・・・
 筑後は、昨夜は久しぶりの雨でした。畑はたっぷり潤いましたよ。朝は、もう、雲一つない青空です。今日も猛暑。

 大雨が降るといいですね。
 龍神に抱かれるように、大雨に打たれることができれば、どんなに解放されるでしょう・・・心も、体も、時には、大開放してあげないと疲労してしまいますよね。

 龍を呼ぶ心欅の森に放つ

 詩歌は、心も体も大開放してくれる異時空を創りだしてくれますから、新生『活きている』が大開放の磁場になっていくといいですね。
 雪割草さんが大開放されると、波動が伝染して、たくさんの人が解放されていくでしょう。そんなサロンになりますように。 ≫ 。。。

★★★ 『 戻り来ぬ愛呼何処や夜の秋 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 34202 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

2008年08月13日

蘖の愛も光るよ山親父

 

★ 瘋癲老仁妄詩 34102

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

蘖の愛も光るよ山親父

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

★★★ 『 山親父吾にも愛の蘖(ひこばえ)る 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 34101 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

2008年08月13日

重なりし命見つける盆用意

★ 交心俳句 07801

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

重なりし命見つける盆用意

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 酔芙蓉さんより、 『 まなざしに細胞躍るすいふよう 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 酔芙蓉さん、いつもあい風ありがとうございます。

 ・・・ 「幸せだった・・・思い残すことはない・・・」 ・・・

 お母さん、お若いからきつかったでしょうね。
 お家の格式を守り通して、「幸せだった・・・思い残すことはない・・・」といえる思いの深さを、雪割草さんは受け継いでいかれるのですね。

 母の念重ね活きている墓参り

 うちつけに 飯(いい)を断つとには あらねども かつやすらひて 時をし待たむ   良寛
 
 良寛さんも、もう、お母さんのように、 ・・・ 「幸せだった・・・思い残すことはない・・・」 ・・・ と、自分の生涯を受け容れ、死と向き合っているのでしょうね。
 それを看取る貞心尼さんも、良寛さんの心を了解し、良寛さんの心を自分に重ねて生きようとしているのでしょう。身も心も一つになる思いで、良寛さんの教えを体得しようとしているといってもいいのでしょうけれど。

 もう、言葉が良寛さんそのものになっていくのでしょう。
 もう、言葉を超えて、良寛さんの存在そのものが「教え」として表れていくのでしょう。
 もう、良寛さんの表情そのものが「彼岸」を開示してくれるのでしょう。

 ・・・ (師の)病、いと重うなり給ひて、薬も飯(いひ)も絶ち給ひけると聞き、詠める

かひなしと 薬も飲まず飯絶ちて 自(みずか)ら雪の消ゆる(入寂、他界)をや待つ  (貞心尼) ・・・

 
 貞心尼さんも、すごいですよね。
 死にかかって、ご飯も食べられなくなっていく良寛さんに、自ら雪のように消えていくお心はどんなものですか・・・と聞くんですね。良寛さんの全存在から学び取っていくスタンスが、少しでも良寛さんの生の言葉で残していきたいという念に変わり、良寛さんもその貞心尼さんの念に応えて、言葉にしていくんです。
 もう、言葉は愛そのものかもしれません。
 もう、言葉は魂そのものなのでしょうね。

 そして、その言葉は、愛として、魂として、あるいは法として、貞心尼さんに教授され、享受され、貞心尼さんの中で活きていくのです。

 こうして、良寛さんは、貞心尼さんの中に還っていくのですね。
 良寛さんは、貞心尼さんの中で、再生されていくのですね。

 『蓮の露』に再生されたから、良寛さんは、多くの人の中に、また、再生されていくようになりました。おかげで、老仁の中にも、良寛さんが蘇ってくれるのです。

 愛となり輪廻となりぬ盆供養

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 そうですか、お母さんの誕生日なんですね。そして、雪割草さんの、新しい出発にもなるんですね。色々の思いが濃密に重なって、「活きている」今があるんですね。

 うちつけに 飯(いい)を断つとには あらねども かつやすらひて 時をし待たむ   良寛

 流れの中に身を任せながら、自然に帰り、命に帰り、自分に帰っていくのでしょうね。
 自分に帰り着いたとき、はじめて、人にも帰り着いているのだろうと思います。「活きている」は、お母さんを活かしながら雪割草さん自身を活きているということでしょう。ステージアップしたのですね。

 重なりし命見つける盆用意 ≫ 。。。

icon25 ★★★ 『 まなざしに細胞躍るすいふよう 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 34004 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25
 

2008年08月12日

夕顔や母の誠に実を結ぶ

★ 交心俳句 07701

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

夕顔や母の誠に実を結ぶ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、  『 回帰する愛映しませ秋の水 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 チャパツも悪戯愛猫さんたちも同じですね。
 無心に、自在に、育つことの、いい面を持っているようですよ。母の愛を破ることはできないでしょう・・・
 美猫に遊ばれる茶髪さん、という構図も絵になりますね。
 絵になる風姿を演じることができる人は、心根の優しい人なんですよ。
 闘う母の誠の心がきちんと伝わっているのでしょうね。

 富(とみ)人の 作り捨てたる 夕顔の なるにまかせて みをばたのまず   良寛

 立派な実になるまで、誠の心を注いでいきましょうね。

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 梅干し漬けに、ゴロゴロ夕顔、チャパツ、・・・ほんとうに闘う母ですね。
 でも、闘う母の誠が伝わるからいいですね。
 伝わる誠が宝物です。

 富(とみ)人の 作り捨てたる 夕顔の なるにまかせて みをばたのまず   良寛

 今世は、富人ばかりでなく、庶民まで、作り捨て、使い捨て、残し捨て、やってしまうようになりましたね。エコライフ、リサイクルの心が、それでも、少しずつ広がっています。少しずつの広がりが、逆流しないように願います。

 楽しんで作って、実を使いもせず放りっぱなし。楽しんで買って、すぐ飽いて、放りっぱなし。物を大事にする心が消えていきますね。物を大事にしない心は、命も大事にしないし、自分も大事にしていないのでしょう。自分も大事にできなければ、人を大事にできるはずもありません。

 誠の心が失われていくのですね・・・

 夕顔や母の誠に実を結ぶ

 良寛さんも、誠が失われていく世の中にあって、すこし、行く末に不安を覚えはじめたのでしょうか・・・
 わたしが夕顔のように愛でられる間はいいけれど、いつか夕顔のように、振り向きもしないときが来るんだね。わたしが詩歌を詠み、書を書いているときは、人は重宝がって、わたしをもてなすけれど、病気に出もなって、詩歌も詠めず、書も書けなくなったら、世話する者もいなくなるんだろうね・・・

 けれど、良寛さんは、幸運でした。
 実を頼み、実に憧れて、出会いを求める貞心尼さんがいたのです。
 良寛さんを、永遠に再生させる実を創造してくれる貞心尼さんがいたのです。『 蓮の露 』として、良寛さんは再生する種子となりました。

 永遠は誠の愛に宿りけり ≫ 。。。

★★★ 『 回帰する愛映しませ秋の水 』 ★ 交心俳句 07604 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

2008年08月12日

秋の水五重塔と青映す

★ 交心俳句 07601

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

秋の水五重塔と青映す

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 この今を薄の露のごと光れ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
 夕日の美しさの中を、心をゆっくりと遊ばせることができる、ほんのひと時を、心の癒しと栄養にできるといいですね。

 夕暮れの 岡の松の木 人ならば 昔のことを 問はましものを   良寛

 人ならば問う答えませ愛いかに   仁

 愛を問う前に、布施を生きよ、と答が返ってきそうです。
 再び問う、生やいかに。
 生を問う前に、今を生きよ、と答が返ってきそうです。

良寛さんが、万元和尚さんに、何を、問いたがったのでしょう、・・・
 そして、良寛さんは、どんな自問自答をしていたのでしょう。・・・
 

 散るさくら残るさくらも散るさくら    良寛

 万元和尚の五合庵で紡ぎ出していく良寛さんの思想、あるいは世界の始まりのような自問自答が内蔵されているのかもしれません・・・

 残る貞心尼さんに、わたしは一足先にあの世へ行くけれど、
 いずれ貞心も行くんだよ。
 そこは今と同じようにいいところだから、
 そこでわたしが喜んでいるように、
 貞心、生きている今を、喜んで生きなさいね。
 貞心、あなたが喜んで今を生きていると、
 喜びがシンクロして、
 わたしも、また、貞心の元に、還って来るんだよ。

icon25 散るさくら残るさくらに還るべし   仁 icon25

 桜は散るから、実となり、
 また、新しい花を咲かせるんですね。
 それは、還る桜なんでしょうね。

 還る桜が、愛なんだと、良寛さんは至福の時の中で、了解したのかもしれません。
 還る桜は、時空が重なって、残るさくらの、貞心尼さんの中に再生していくのかもしれません。貞心尼さん自身が、再生した良寛さんとして生きるのだとしたら、この世界観は、深いですね。妄詩の領域でしか、成り立たない妄語なのでしょうけれど・・・

 「一時一生」という香月泰男さんの碑を、今日、見てきましたけれど、
 真似して、
 「今即永遠」という、妄詩の中の、瘋癲老仁碑文を創りだしてみました。
 敷衍すれば、「今即愛」となります。
 双生児が湧いてきます・・・「愛即永遠」、・・・
 空即是色すれば、この言葉遊びは、あたりまえのことになるのかもしれません。

 良寛さんの愛を貞心尼さんが生きて、貞心尼さんのあいを、○が生きて・・・☆の愛を、瘋癲老仁が生きて、瘋癲老仁の愛を、愛呼が生きて・・・
 愛の永劫回帰です。

 回帰する愛映しませ秋の水

 。。。 ≪ 雪割草さん、ただ今です。
 今朝も良寛さんの歌ありがとうございます。

 はい、いっぱい、いっぱい、羽伸ばして楽しんできましたよ。年に2回の解放日で、おしゃべり日なんです。学生時代のままに戻れるんですよ。脱日常の、異時空を遊泳しているようなんです。
 予定の香月泰男美術館、山口美術館の雪舟展も、月曜日で休館。瑠璃光寺の五重塔を見て、前の茶店でかき氷食べて、だから、ほとんどおしゃべりで過ごしたのでした。
 青臭会というのは学生の時付けた名前で、青年の青臭さのままで生きようよ、というくらいのネーミングだったんですけれど、今にいたたるまで、青臭会なんです。

 秋の水五重塔と青映す

 不思議なつながり合いがあるものですね。
 もうしばらくは6人のままで反復できることを願っています。
 

 夕暮れの 岡の松の木 人ならば 昔のことを 問はましものを   良寛

 
 良寛さんは国上寺本堂再建の托鉢行のことや様々な思いを、やっぱりこの国上寺の中興の祖といわれる万元和尚さんと語り合えたらいいのになぁ・・・と思っているようです。
 やっぱり、良寛さん程の人だって、現実問題では、そう無心だけではいることができず、実際それを実行した人に学びたいと思うのでしょうね。
 語り合い、学び合い、つながり合いの大切さをあらためて考えさせられます。

 青草会も6人の知恵が連合すれば、思いもしない力とか、創造を、なすかもしれないけれど、・・・と思ったりもしたのですけれど、・・・無駄に過ごせるからの青臭い集まりでもあるのでしょうね。・・・ ≫ 。。。

★★★ 『 この今を薄の露のごと光れ 』 ★ 交心俳句 07501 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年08月09日

やわらかき言葉もありき蝉時雨

★ 交心俳句 07401

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

やわらかき言葉もありき蝉時雨

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 秋立つや木喰閻魔微笑みぬ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 雀子(すずめこ)が 一の軒(のき)ばに 住みなれて さへづる声の そのかしましさ   良寛

 雀の子が、一つ所に住み慣れてしまって、気ままに囀るようになったよ。その囀りのやかましいことったら。
 そのように、およせさんも、杜皐さんの家に住み慣れて、もう我が物顔に振る舞っているね。およせさんのおしゃべりは楽しいけれど、喋りすぎると雀の囀りのようにやかましく聞こえてくるよ。
 けれど、いつまでも元気で、囀りつづけておくれ。

 さびしがりやでお酒好きの良寛さんは、よく友だちの杜皐さんところへ遊びに行って、女将さんのおよせさんからお酒いただいていたようです。お酒いただきながら、語り合いが弾んで、詩歌のやりとりもしていたのですね。
 気心も知れ合って、お酒もいただき、気ままに遊んで、いい気分になって草庵に戻っていく良寛さんがいたのでしょうね。

 こんな気心の知れ合った友だちが、与板にはたくさんいたのでしょう。
 そして、詩歌を語り、詩歌を詠み、書を残していったのでしょう。

 良寛さんは、存在そのものが愛語だから、ふんわりふわふわ和らぎモードを降りそそいでいったのでしょう。村人も、そんな良寛さんを、幸せを呼び込む使者みたいに、喜んで迎えたのかもしれませんね。
 小さく撃てば小さく響き、大きく撃てば大きく響く鐘のように、人々の求めに応えていく良寛さんがいたのでしょう。

 およせさんとの歌のやりとりはそのひとつの表れなのだと思います。

 くさむらの 蛍とならば 宵々に 黄金の水を 妹たもうてよ   良寛

 良寛さんが、およせさんに、「お酒おくれ」とねだっている歌です。

 ちなみにおよせさんは、良寛さんの三輪の花の一人。
 第一の花は貞心尼さん。第二はおよしさん。第三は維経尼さん。
 やっぱり、良寛さんは、楽しい人ですね。

 盆なるも良寛の真似花ぐるい

。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 今日も暑そうですか。
 筑後も同じです。昨日は北の方から真っ黒い雲が押し寄せてきましたけれど、少しの夕立で、通り過ぎてしまいました。
 秋立つ今日の涼しさよ、と言えるようになってほしいですね。

 雀子(すずめこ)が 一の軒(のき)ばに 住みなれて さへづる声の そのかしましさ   良寛

 友だちの女将さんへの応答歌として、こんな歌を詠み交わせるおつき合いがすばらしいですね。
 良寛さんとつき合っていると、回りも感化されて、ふんわり、ふわふわになっていくのでしょうね。

 雪割草さんのサロンも、そんなふんわりふわふわのゆるやかさとあたたかさが漂っていますね。

 やわらかき言葉もありき蝉時雨 ≫ 。。。

★★★ 『 秋立つや木喰閻魔微笑みぬ 』 ★ 交心俳句 07302 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

2008年08月08日

閻王も龍王も友盆の入り

★ 交心俳句 07301

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

閻王も龍王も友盆の入り

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

雪割草さんより、 『 淋しさを負うて河原の石を積む 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 賽の河原の風習がいつまでも残りつづけるのは、人の心に、人間らしさを守りつづけようとする働きなのではないだろうかと、ふと、思ってしまいました。
 中学生の女の子が、成績が知らされる前に、家族をみんな殺したかったといっているそうです。ムカツク、キレルの精神回路が大人にも子どもにも広がっているようですね。
 自分の経験と感情の領域でしか反応しなくなった思考回路、自分の都合だけで世界を裁断していく回路、自分も人も相対化できず、閉塞した思考回路の中で破壊的な行動を選択していくしかなくなるのでしょうか・・・
 「地獄」への恐怖心が希薄になったといえるのかもしれません。
 というよりも、もう、この世界が「地獄」なのかもしれませんね。
 閻魔さんのいない地獄。

 この世界よりつらいところはない。
 もうこのつらい世界から消えたい。

大方の 世を六(む)つまじ九(く) わたりなば 十に一つも 不足なからむ  良寛
 
 良寛さんの愛語が伝わるようになればいいのですけれど。
 周りの人たちが良寛さんの愛語のように、生きる喜びや素晴らしさを伝えてくれるといいのですけれど。幸も不幸も心の持ちよう一つだよ。少欲知足、心を開いて、身近な人たちと仲良く語り合い、支え合い、つながり合っていけば、十に一つも、不足も不服もないよ。二十に一つくらい不足があって、むかついても、後の十九がカバーして、そんな不満や愚痴は忘れてしまうよ。

 学ぶ楽しみ、知る喜び。
 語る楽しみ、つながる喜び。

 人とつながり合って、世界との縁の中で、生きているんだ。
 一人で生きているんではないんだ。

 縁を見失ったら、地獄に堕ちるよ。

 閻魔さんは、縁を見にしなった人間を地獄に墜として、こりごりさせて、地蔵さんに救済させてくれるのでしょうね。

 サンタクロースさんを信じるように、閻魔さんも信じて、
 幸せは、人のつながり愛の中で、さまざまな縁のおかげで、自分が創りだしていくものだということを伝え合えるようになればいいのですけれど・・・

 怒る前に、
 ハグし合えればいいのですけれど・・・

 秋立つや木喰閻魔微笑みぬ

 

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 そうですか、賽の河原がいくつもあるのですね。盆入りの郷土的風習なのでしょうか。筑後にはないので、ちょっと興味持ちますけれど・・・

 一つ積んでは父のため、二積んでは母のため・・・思いを込めて積むのでしょうね。
 どの家庭でも、この石積みをしに行くんですか?

 賽の河原には閻魔さんがいるのですよね。
 閻魔さんが、どんなものか、すこし、興味が出てきたんです。というのも、貞心尼さんが住んだ閻魔堂が、気になってきたんです。『炎の女』の中で、貞心尼イメージの負の部分を打ち出してくれていましたからね。
 それは負ではなく、「炎」の創造的イメージに捉え直していきたいと思っているんです。

 雪割草さんは、閻魔堂へは行かれましたか?
 建て替えられたみたいですけれど、閻魔さんなどの十王は、貞心尼さんがいた頃のものだそうです。見たいと思いますけれど・・・越後は遠い。
 もし、行かれることがあったら、色々教えてくださいね。

大方の 世を六(む)つまじ九(く) わたりなば 十に一つも 不足なからむ  良寛

 良寛さんの少欲知足のスタンスそのままの歌ですね。
 勉強して、修業して、いろいろお説教の深い内容を持たせるものなのかもしれませんけれど、良寛さん自身は、子どもの頃の心そのままだと、自分のことを言っているそうですね。子どもの頃の心を素直に、あるがままに生きようとしてきた人なのでしょう。
 疑うことさえ知らない子どもの心を貫いてきた人なのでしょう。

 そこへ、閻魔さんの心を抱いた貞心尼さんが出現するんです。
 無邪気と閻魔の恋です。

 閻魔さんも恐いものではなく、創造的な、救済的な、地蔵さんと同じものだというイメージを貞心尼さんの閻魔の心に見つけだしていけたら、面白いですね・・・

 閻王も龍王も友盆の入り ≫ 。。。

★★★ 『 淋しさを負うて河原の石を積む 』 ★ 交心俳句 07202 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年08月07日

おぼろげのこころが平和ねぶの花

★ 写真俳句 0803302

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

おぼろげのこころが平和ねぶの花

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

★★★ 『 原爆忌今を恵みの合歓の花 』 ★ 写真俳句 0803301 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

★★★ 『 漸くに誠の声の響く夏 』 ★ 写真俳句 0803001 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年08月07日

風鈴や古ごとはお蔵入り

★ 交心俳句 07201

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

風鈴や古(いにしえ)ごとはお蔵入り

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆―― 

 雪割草さんより、 『 炎天や伐り株に今蘖る 』 に、良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつも、あい風ありがとうございます。

 乙宮(おとみや)の 森の木下(こした)に わが居れば 鐸(ぬて)ゆらぐもよ 人来(きた)るらし  良寛

 里山の人気も途絶えた山路の森の中にわたしの草庵はあるんだよ。森の中から鳥の声が囀り、目を覚ます。竹藪を吹く風の音を聞き詩歌を思う。好きなとき、好きなところへ出歩いて、ほんとうに気ままに暮らしているよ。そんな人気のない草庵に下げている鈴が、ちりんちりん鳴っている。おぉ、今日は珍しいなぁ。きっと誰か遊びに来てくれたんだよ。うれしいね。・・・

 人恋しの良寛さんが、素直に淋しさ表明しますね。
 素直に詩歌で、淋しさを表明するから、人も、また、その詩歌や書や書簡がほしくて、良寛さんと親交を結んでいくのでしょう。人徳があり文芸の才があり、欲はなく、人を疑うということもなく、何事も、人の幸せを願って、生きてきたから、人々から慕われ、尊敬もされてきたのでしょうね。

 真似のしようもありませんけれど、人に向き合う心の持ちようは、少しでも、真似していきたいと思います。
 愛語の心を持てるようになるといいですね。

 淋しさを負うて河原の石を積む

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 さすがですね・・・すぐ、行動。
 けれど、悲しいお話しですね。そんな風習があるのですね。それを知って、即、石積みに行く雪割草さんの思いに何があるのでしょう・・・
 古の暮らしぶりを辿り直すのも大切なことなのでしょうね。

 古い蔵の中に、そんな辿り直しの風習も眠っているのでしょうか。雪割草さんの所は・・・ごめんなさい、また想い出させますね。
 けれど、向き合って、古き良きものは、大切にしていきましょうね。

 乙宮(おとみや)の 森の木下(こした)に わが居れば 鐸(ぬて)ゆらぐもよ 人来(きた)るらし  良寛

 雪割草さんの所にも、「鐸」というのが、まだ、あるのですか。
 古は、草庵にも、下げてあったのですね。今は、ブザー。ビデオつきまで。・・・

 鐸の音で、来客を知るような優雅さが、恋しくなりますね。
 人恋しの良寛さんは、鐸の音を待ちこがれていたのでしょうね。

 こんな良寛さんだから、貞心尼さんが現れるのでしょう。・・・

 風鈴や古ごとはお蔵入り ≫ 。。。

 ※  風鈴、  の写真は、雪割草さんからお借りしています。

★★★ 『 炎天や伐り株に今蘖る 』 ★ 交心俳句 07102 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年08月06日

虹の空二度とピカドンなき空を

★ 交心俳句 07101

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

虹の空二度とピカドンなき空を

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 虹見あぐなにゆえ涙落ち来るや 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 うまざけを 飲みくらしけり はらからの 眉白たへに 雪の降るまで  良寛

 良寛さん、ほんとうにお酒好きだったのでしょうね。
 お酒のことを詠んでいるのを見ると、どれも素直で、喜びが溢れていますよね。うれしそうですね。あるいは、そんなに大好きなお酒も、滅多に呑むことができなかったのかもしれません。たまに飲むお酒の美味しいこと。
 それも、酒を酌み交わす相手が、弟であったり、詩歌を語り合う友であったりですから、時を忘れるくらい楽しんだのでしょうね。
 いつも独りの良寛さんは、心に、語りたいことが溢れているのでしょう。
 人と語ることが少ないので、草木さんや山野自然と語り合って、愛語を体得していきました。その愛語を詩歌に詠んで、また、友と語り合ったのでしょうね。

 弟の由之さんも詩歌を詠む人なんですね。
 ずっと良寛さんの世話をしてきた人なんですね。ひょっとすると、由之さんのおかげで、良寛さんは、一衣一鉢の生き方を貫けたのかもしれません。
 とすると、・・・由之さんの思いには、複雑なものもあるのでしょうね・・・

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 
 集中豪雨は終わりましたか・・・。
 ほんとうに、虹を見ることも少なくなったように感じますね。子どもの頃は、よく見ていたと思うのですけれど。山裾に虹の根を見ていました。今は、家が建て込んだせいもあるのでしょうね、空に見るだけのようです。
 また、虹を見る時間に、外にいることも少なくなったのでしょうね・・・
 どうなんでしょう、虹そのものは、同じように出ているのですけれどね・・・美しい虹を見ると、元気と希望をもらえますね。

 虹の空二度とピカドンなき空を

 うまざけを 飲みくらしけり はらからの 眉白たへに 雪の降るまで  良寛

 良寛さんの世は、ガソリンもピカドンもない世の中です。
 不便も多いですけれど、人類滅亡の悪夢もないですね。贅沢と便利が幸せの基準みたいですけれど、過剰の贅沢と便利が、非人間的な風潮を蔓延させてきたようです。過剰の贅沢と便利を維持するために、原爆を作り続ける大国があります。原爆と武器製造が世界経済を支えているという地獄絵があたりまえになっているんですね。
 広島と長崎の悲惨な現実を、大国の権力者は認めようとしません。米国大統領が広島と長崎に訪れる日が、世界から核廃絶の始まる日なんでしょうね。

 米国の市民が、広島を訪問する大統領を選出する運動が起こりますように。
 日本の市民が、核廃絶を宣言し、実行する人を国会へ送り出すようになりますように。

 今度の幹事長さんなんて、怖い人ですね。
 ゼニ儲けのためなら戦争も考えるし、戦争のためには核兵器製造も考える人のようです。米国を見本にする人には広島、長崎、沖縄の人々の声も聞こえないのではないでしょうか。

 
 炎天や伐り株に今蘖る

 良寛さんの時代の暮らしにも十分な幸せもあったし、人間的な豊かさもあったんですよね。今世も、良寛さんの世にあったものは、変わらずにあるんですよね。けれど、その幸せが見えなくなっているのでしょうか。人間的な豊かさを失いかけているのでしょうか・・・

 眉が白くなっても、詩歌を詠み、人生を語り合い、酒酌み交わせたらいいですね。≫ 。。。

icon25 ★★★ 『 虹見あぐなにゆえ涙落ち来るや 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 33901 へどうぞ!!! ♪♪♪ icon25

2008年08月04日

神さびる女山(ぞやま)の杜に稲光

★ 交心俳句 06901

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

神さびる女山(ぞやま)の杜に稲光

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 六月の空に笑顔の映りけり 』 に良寛さんのあい風を送ってもらいました。
 雪割草さん、いつもありがとうございます。

 籠田(かごた)より 村田の森を 見渡せば 幾世(いくよ)経ぬらむ 神さびにけり  良寛

 土地勘が全くないのですけれど、解説に、「椿の森」とあるので、とても身近に感じます。藪椿が好きで、狭い庭に何本も植えています。森のようにしたいのですけれど、狭いので、剪定して、小さく抑え込んでいます。
 庭の藪椿を眺めながら、山野を逍遙するのです。
 藪椿の周囲に、記憶の原野が広がり、様々な記憶が円舞するのです。

 良寛さんも、籠田より出雲崎を眺めながら、様々な記憶や思いを辿っていたのでしょうね。そんな様々な人間悲喜劇を内蔵して、椿の森は、幾世も、幾世も経巡ってきて、荘厳に神さびているよ。苦しみも悲しみも、この椿の森のように、従容として受け容れていこうね。

 独り来て忍ぶ女山に夕立かな

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 良寛さんのあい風ありがとうございます。
 そうなんですか、すごいスコールに見舞われましたか。フェニックスさんの後の龍神さんですね。
 筑後は、西の空が真っ暗になってきましたが、越後のスコールの半分でも見舞ってくれると嬉しいのですけれど・・・
 久留米は、今日水の祭で、明日が、花火大会なんですよ。
 だから、雨よ降れ、とも願えないんです。若い人たちのお祭りですからね・・・

 籠田(かごた)より 村田の森を 見渡せば 幾世(いくよ)経ぬらむ 神さびにけり  良寛

 神さびる森を眺めて、良寛さんは、人の世の歴史を思慮するのでしょうね。
 少しでも、人々が幸せになるように願うのでしょうね。そう願わざるをえないくらい、人の世は、憂き世で、天変地異が多すぎます。民の暮らしは、つらく、くるしいことが、多すぎます。そんな憂き世を、良寛さんは、無一物で、流れるように、生きてきました。

 来し方行く末、思いながら、これが人の世だね・・・そう受け容れていくのでしょうね。
 それにしても里山の故郷も自然も、悠然としていて、神々しいくらいだよ。太古の昔から、泰然として、人々の命と暮らしを見守ってきたのだね・・・

 神さびる女山(ぞやま)の杜に稲光 ≫ 。。。

★★★ 『 六月の空に笑顔の映りけり 』 ☆ のぅの自分創りの旅 02402 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年08月04日

遠花火龍神淵より貌を出す

★ ネット吟行 07702 

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

遠花火龍神淵より貌を出す

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんの、 『 フェニックス花火 』 への吟行俳句へのお返しをいただきました。
 雪割草さん、ありがとうございます。

★★★ 『 三尺玉龍の体内浮遊する 』 ★ ネット吟行 07701 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

 三尺玉花火の大きさに驚いて、龍神さんは、しばし、水底に隠れておりましたけれど、
 花火大会の後の余韻の流れの中に、興味を抱いた龍神さんは、貌を覗かせて、
 人間達の観察を始めるのでした。

 宴の後の人間模様は、様々で、
 龍神さん好みの人間達もたくさんいるのでしょうね。そのうちでも、龍神さんに加護されて、いい縁を創りだしていく人もいるのです。

 龍神に念を預けて夏の夢

 。。。 ≪ 雪割草さん、花火の思い色々ありがとうございます。

 三尺玉の破裂音が、体を音叉にして、響き渡るというのは共感できますね。
 ほんとうに人は、花火や祭が好きですね。
 テンション高揚して、日頃の憂さを弾き飛ばすんでしょうね。熱い火を吐く龍のようなものかもしれませんね。
 けれどその圏外で、静かに自分の世界を味わっている人もいます。水神さんのような龍のようなものでしょうか。

 ・・・ 水の中の龍に血が騒ぎます(*´艸`) ・・・ 

 「水の中の龍」さんのお話し、日記に書いてくださいね。
 語り合いが広がって、楽しくなりますように。

 人は浮かれはしゃぎ、愚仁独り物思いに耽る。
 仁も、遠花火の方が好きなんですけれど、
 ときどきは、体に共振する音の中に浸りたくなるときもあります。
 大気と大地と一体化し、宇宙と交心するのかもしれません。太古の昔から、太鼓の音に共振してきた原初人間の記憶が蘇るのでしょうか・・・

 遠花火龍神淵より貌を出す ≫ 。。。

★ ネット吟行 07703 

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

龍神に念を預けて夏の夢

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

☆☆☆ 『 フェニックス花火 』 へどうぞ!!! ♭♭♭

2008年08月04日

三尺玉龍の体内浮遊する

★ ネット吟行 07701 

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

三尺玉龍の体内浮遊する

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんの、 『 フェニックス花火 』 をネット吟行してきました。
 二日にわたって、長岡市で、震災復興祈願のフェニックス花火大会があっているんですね。
 三尺玉の花火を、もう随分見上げていない気がします。
 大濠公園の花火大会は、都会のど真ん中ですから、5号玉までしか上げられないそうです。
 去年は、船小屋の花火大会見に行ったのですけれど、何号花火だったのでしょう。

 聞くところによると、4尺玉というのは、日本に二つしか上がらないそうです。
 どこで打ち上げられるのか、聞いていたのに忘れてしまいました。見に行けるはずもないと思って、聞いていたのでしょうね・・・

 あの花火の破裂音が、轟音となって、体の内からも外からも振動し、木霊するのは、快感なんですよね。細胞もビックリして、そして共振して歓喜するのでしょう。いつまでも快感の余韻が残ります。

 三尺玉が、しゅるしゅると空に昇り、開く様は、龍が天に昇るようです。そして、開いて、落ちる様は、轟音を伴って、龍に呑み込まれるようです。
 刹那の光と音のハーモニーが、呑み込まれた龍の体内のやわらかさで快共振を漂わせてくれます。
 そして、風に乗って流れてくる煙臭が、故郷の縁日の懐かしさを想起させてくれるんですね。
 平和で、素朴で豊かなコミュニティのつながり愛があります。
 人間の営みの原風景があるのかもしれません。

 万葉の歌垣のような自由な恋の営みも生まれていくのでしょうね。

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。

 フェニックス花火すばらしい大会なんですね。全国放送してくれると、復興祈願も効き目が大きくなりますよね。
 正三尺玉が上がるの見たいですね。
 真下で見上げたら圧倒されますね。宇宙に呑み込まれるような・・・龍に呑み込まれるような・・・

 三尺玉龍の体内浮遊する ≫ 。。。

icon20 ☆☆☆ 『 フェニックス花火 』 へどうぞ!!! ♭♭♭ icon20

2008年08月03日

遠花火無に帰りつつ道草す

★ ネット吟行 07602 

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

遠花火無に帰りつつ道草す

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

★★★ 『 炎天を無駄魂が飛翔する 』 ★ ネット吟行 07601 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年08月03日

遠花火懐かしき顔恋しき顔

★ 交心俳句 06803

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

遠花火懐かしき顔恋しき顔

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 遠花火産まれこざりし人思う 』 に良寛さんの愛語を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。

 御病気如何御座候や 随分心身を調ふるよふに あそばさるべく候  良寛

 維聲尼さんへの書簡とあります。
 どんな人だろうと検索したら、
 :::「徳充院は、大坂屋三輪長高の娘きしである。山田杢左エ門重富に嫁したが、夫の死後、有髪のまま徳充院と称した。その後、徳昌寺二十六世古範の弟子となり稚髪して維聲尼と称し、大蔵経招来に尽力した。
 左の書翰の「中山」というのは、出雲崎町中山の西照坊のことである。良寛は、文化四年十月より、ここに住庵している。」:::
 とありました。
 そしてこの書簡は「徳充院」宛になっています。

 また、関連で、
 :::「この詩は、徳昌寺の古範和尚が購入した大蔵経の浄財を求めに、江戸に赴いた維聲尼の、その心情が、美しい月と清らかな雪に劣らぬと、良寛が思慕と激励をこめて筆をとったものである。」:::
 という「維聲尼宛書簡詩碑」も知りました。

 老仁の妄詩の領野が開かれていきます。・・・

 維聲尼さんへ「思慕」をこめて手紙を書いているのですね。その維聲尼さんが、病気をしているんです。心配ですよね。
 それにしては、ちょっと、短い手紙ですね。思いの深さを、綿々と書くことは良寛さんらしくない。詩歌や歌や俳句で、さりげなく表現する文芸風潮の中にいたからでしょうね。
 それに、「油一(ひと)とくりたまハる可(べく)候」と無心しているんです。
 これが無邪気童心の良寛さんらしさなのかもしれません。

 けれど、妄詩の領野では、維聲尼さんへの思いが熱いんですよ。
 忍んで、忍んで、苦悩して、修業して、煩悩と格闘していくんです。

 この格闘があった後の、老良寛だから、貞心尼さんと煩悩具足できるんです。
 煩悩具足の真っ直中を至福のままに散る桜になれたんですね。

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 今朝も良寛さんの愛語をありがとうございます。

 フェニックスは「震災復興祈願花火」だったんですね。
 ほんとうにフェニックスのように復興していきますように。心にも夢がフェニックスのように飛翔しますように。
 子ども達に希望と勇気が湧いてきますように。

 雪割草さんの所は、フェニックス花火の音が聞こえてくるのですね。
 遠花火の音は、色々のこと感じさせてくれます。色々のこと想い出させてくれます。
 豪華と虚無が重なり合って、栄枯盛衰、無常迅速、来し方行く末に思いが流れていくのでしょうね。

 花火の競演の中に龍さんも飛翔しているのでしょうね・・・

 御病気如何御座候や 随分心身を調ふるよふに あそばさるべく候  良寛

 良寛さんの心配りと無心ぶりが、伝わってきますね。
 この酷暑、雪割草さんもお体調うようあそばされてください。

 

 遠花火懐かしき顔恋しき顔 ≫ 。。。

★★★ 『 遠花火産まれこざりし人思う 』 ★ 交心俳句 06802 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

2008年08月02日

遠花火あの日あの時あの仕草

★ 交心俳句 06801

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

遠花火あの日あの時あの仕草

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 忍ぶ恋天国にても忍ぶべし 』 に良寛さんの愛語を寄せていただきました。
 雪割草さん、いつもありがとうございます。

 今回は歌でもなく、句でもなく、書簡の一部だそうです。

 此人(このひと) 一夜御とめ可被下(くださるべく)候  良寛

 捨て子に出会ったとき、 「拙きを泣け」と立ち去った芭蕉さん がいました。
 良寛さんなら、抱いて帰って育てるだろうなぁと、想像しました。
 捨て子の多い時代ですから、良寛さんにも、同じような場面があったかもしれません。
 勉強していないので、そんな場面があったのかどうかわかりませんけれど、知っている人がいたら教えてほしいですけれどね・・・

★★★ 『 キアゲハの飛びたつ森に諫めらる 』 ★ 交心俳句 03702 ♪♪♪ 

 今世は、「赤ちゃんポスト」ができました。
 昔も今も変わりませんね。捨て子しなければ生きていけないくらいつらい暮らしの庶民が多いということです。世界では、何秒かに一人、子どもが死んでいるし、泥水を呑んでいる子ども達がたくさんいるんです。
 久留米にも、捨て子地蔵さんがいて、近所の人が、毎朝お花を上げていました。篠山城の近くで、捨て子がいっぱいあったのでしょうね。そんな庶民の歴史をどこの地方も持っているんですね。

 良寛さんの、捨て子を拾ってきて、誰かに育ててくれるよう頼んだ書簡が、どこかの家から見つかるかもしれません・・・

★★★ 『 蝶なれば喜び虫は駆除しける 』 ★ 交心俳句 03701 ♪♪♪ 

 

 

 

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 良寛さんの愛語をありがとうございます。

 そうですか、長岡も花火の季節ですね。昨夜は大濠公園で花火大会でした。テレビで見ました。都会の中なので、4合花火までしかあげられないそうです。
 もう随分久しく花火大会に行っていません。
 見上げる花火も好きですけれど、遠花火もいいですね。

 フェニックス花火というのがあるんですか・・・

 刹那の燃焼が、フェニックスのように、心に残るのでしょうね。

 遠花火あの日あの時あの仕草

 此人(このひと) 一夜御とめ可被下(くださるべく)候  良寛

 やっぱり、良寛さんはすごいですね。
 こんなシンプルな依頼文で、見知らぬ人を泊めてもらえるということが、もう、ミラクルですね。それだけの信頼を作りだしていたのでしょう。
 そして、この書簡が、お椀の包み紙に使われていたということもすごいですね。
 良寛さんの書は、相当求められていたようですけれど、書簡には大した値打ちは認められていない。今だからこそ相当に値踏みされるのでしょうけれど・・・ただ人間的な尊敬だけで、良寛さんの頼み事を、普通のこととして聞いてくれる人たちがいたということですね。今の世では、考えられない、人間的な共同体が成り立っていたのでしょうね。
 今の世は、何でもかんでも、「口利き料」次第という風潮の蔓延ですけれど・・・ ≫ 。。。

★★★ 『 忍ぶ恋天国にても忍ぶべし 』 ★ 瘋癲老仁妄詩 33801 へどうぞ!!! ♪♪♪
 

2008年08月01日

歓喜する心ひろがる蓮の宿

★ 交心俳句 06701

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

歓喜する心ひろがる蓮の宿

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

 雪割草さんより、 『 みちのくのねじ花くのじくのじかな 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
 雪割草さん、いつもありがとうございます。

 わが宿へ 連れて行きたし 蓮に鳥  良寛

 求めよ、然らば、与えられん。

 心は自由です。
 イメージできることは、もう、得られたことになるのです。
 先ず、イメージせよ。

 イメージより、変われ。

 良寛さんの愛語は、心の世界ですから、目には見えないんですよね。
 大切なものは目には見えないんです。
 だから、心で観ましょうね。
 良いもの観ましょうね。

 すてきなイメージは、心を喜ばせるんです。
 すてきなイメージは、細胞を躍らせるんです。
 すてきなイメージを楽しみましょうね。

 良寛さんは、ひとり遊びの達人ですけれど、
 良寛さんは、すてきなイメージを観る達人だったのですね。

 イメージ遊びは、ひとり遊びです。
 イメージ遊びは、愛語遊びです。
 目では見えない世界を遊ぶんです。

 イメージ遊は、ひとり遊びだから、
 語り合いができるのです。
 イメージ遊びは、愛語遊びだから、
 言葉で共有できるのです。

 イメージ遊びを語り合えると楽しくなるでしょうね。
 
 

icon25 龍もいる蓮の浄土を遊ばんか icon25

 。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
 美しい絵を見たり、何か感動をもらうと、そのままの心を大切にしたいと思いますよね。無欲無心の良寛さんさえ、持ち帰りたいと思うのでしょうね。それとも、これも何かの説法の意味が隠されているのでしょうか・・・。

 わが宿へ 連れて行きたし 蓮に鳥  良寛

 極楽の蓮と鳥は、良寛さんの心ですから、良寛さんの草庵にも、ちゃんとあるのですね。
 出会いや学びは、心の栄養ですから、心の世界では、いつでも想像できるし、また再現も、再創造もできるものです。心にあるから、いつでも、言葉で、表現できるし、再創造できるんです。句や歌や詩や書に、良寛さんは、自在に湧出させていくのですね。
 そして、その素直な心の表れは、わたしたちに、愛語として、伝わってくるのです。

 IMAGINE 幸せの世界を想像しようよ。
 IMAGINE 蓮と鳥の浄土を想像しようよ。
 IMAGINE 愛と光に満ちた世界を想像しようよ。

 IMAGINE 自然の恵みを想像しようよ。
 IMAGINE 命の歓喜を想像しようよ。

 歓喜する心ひろがる蓮の宿 ≫ 。。。

★★★ 『 みちのくのねじ花くのじくのじかな 』 ★ ネット吟行 07401 へどうぞ!!! ♪♪♪