2008年09月30日
紅葉になりきれぬ葉を愛おしむ
★ 交心俳句 14803
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紅葉になりきれぬ葉を愛おしむ
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> 青々と 紅葉になれず 葉はみどり
あわてることはないよ。
あせることはないよ。
青は青のよさがあるんだよ。
青を十分に生きないと、紅葉もしないんだよ。
いつまでも暑さが続いたり、
日照りが続いたりすると、
青であることもできないくらいつらいからね。
美しく紅葉する力は失われていくけれど、
そんなに、華々しく、煌びやかに、錦の飾りとならなくてもいいんだよ。
力を使い切ったら、種子に力が移らないし、冬の厳しさに耐える力もなくなるからね。 ちゃんと時宜を得て、自然の流れに乗っていけばいいんだよ。
見栄はって、躰壊したり、
あきらめて生きる力を放棄するんじゃないよ。
己を知り、
自然を知り、
己の光で生きていくんだよ。
命の表れは、いつだって自然だし、
紅葉しなくても、味わい深いものなんだよ。
あせらず、あわてず、あきらめず。
ゆっくり、ゆるゆる、
水のように流れていこうね。
ゆっくり、ゆるゆる、
風のように吹きわたろうね。
ゆっくり、ゆるゆる、
光のように、包もうね。
紅葉になりきれぬ葉を愛おしむ
2008年09月30日
存えて浮き世は知らず月の影
★ 交心俳句 14801
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存えて浮き世は知らず月の影
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雪割草さんより 『 石に聴く古代の夢や秋の風 』 に良寛さんのお歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
> 小烏の寝ぐらの山も夜明けなり 雪割草さん
そうですか、裏山に烏の寝ぐらがあるんですね。雪割草さんは、本当に季節のど真ん中を呼吸しているのですね。花さんや鳥さんや虫さんたちの姿に心和みます。
美猫さんたちには、いつも笑いをもらっています。
小烏(こがらす)の 寝ぐらにとまる 声ならで 月見る友も あらぬ山住み 良寛
山住みのあはれを誰に語らましあかざ籠(こ)に入れかへるゆふぐれ 良寛
元気のいいときは、この独り身の自在な境地が、やっぱりお気に入りだった。一人草庵に棲み、大自然の造花を愛で、草木や虫さん達とも遊び、古人を偲ぶ暮らしすばらしい趣を誰に語りかけようかしらね。そんな風雅を語り合える友だちが遊びに来てくれるから楽しいよ。そんな楽しみを心に描きながら、あかざを摘んで、籠に入れ、夕暮れの山路を草庵に帰っていくんだ。この山草を吸い物に入れて、独り夕食を摂るのもいいものだよ。まぁ、いっしょにあかざの吸い物を食べながら、山野自然を語り合えるあなたがいれば、もっと心も弾むだろうけれど・・・
あかざ摘む手の甲皺の深かりき
やどりせむ藜の杖になる日まで 芭蕉
藜は草なのに茎が丈夫ぶなんでしょうね。杖にしたそうです。
芭蕉さんも行脚するとき藜の杖を使ったそうですから、良寛さんの杖も藜の杖だったのかしら。
今でも藜の杖は商品として出ていますね。
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
本当に寒くなりましたね。筑後でも、昨日から、布団を着て寝るようになったんですよ。
あっという間の気候の変化ですね。
でも、台風15号がまたやってきて、秋雨前線が降りてきて、今日も大雨になりそうです。稲の熟するときなのに。
小烏(こがらす)の 寝ぐらにとまる 声ならで 月見る友も あらぬ山住み 良寛
巣立ちしていく子烏たちが、家族団らんのように賑やかに鳴いているよ。そんなに賑やかでなくてもいいけれど、友に学んできた友だちと月を見ながら、あの頃のように詩歌を語り合えるといいけれどね。今はもう、そんな友だちもいなくなっていくよ。この独り身の暮らしは、やっぱり寂しものだね。もうすぐ木枯らしも吹きわたってくるんだね・・・
友だちも、もう随分亡くなっていきました。
寂しさと病がちの体で、独り身はいよいよ難しくなっていきます。
でも、独り者自在さと風雅を愛する心は持ちつづけていきたい。
詩歌を語り合える友だちさえいたら、この上なくHappyですけれどね。
この熱い念いを、叶えてくれる貞心尼さんが現れるのですね。
存えて浮き世は知らず月の影 ≫ 。。。
2008年09月29日
有明の月に浮き世を創りだす
★ 交心俳句 14701
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有明の月に浮き世を創りだす
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雪割草さんより、 『 邪気あれば今を無邪気に赤とんぼ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
道の辺の 草葉の露と 消えはせで 猶(なお)もうき夜に ありあけの月 良寛
路傍の草の葉の露と消えてしまえばいいものを、まだ、この、憂き世を、生き延びているよ。朝露は、すぐ消えてしまうけれど、有り明けの月も、まもなく沈んでいく。そのくり返しだね。
けれど、わたしの命は、一度っきりだよ。消えたらもうここへ戻っては来ない。
この世は憂き世だけれど、有り明けの月のように、のんびり、ゆっくり、この浮き世を眺めているのもいいものだね。
夕顔も糸瓜(へちま)も知らぬ世の中はただ世の中にまかせたらなむ 良寛
捨てし身をいかにと問はばひさかたの雨ふらば降れ風ふかば吹け 良寛
世の中にまじらぬとにはあらねどもひとり遊びぞ我はまされる 良寛
糸瓜咲きまだ存えて知らざりき
降る雨を厭わず汲みぬ秋の水
彼岸花きちんと畦に居座りぬ
。。。≪ 雪割草さん、おはようございます。
はい、ありがとう。無理せずにぼーっと過ごしています。鉢菜園もおやすみです。もう大丈夫ですよ。
13号と同じコースの台風の影響で、雨模様。また雨台風に見舞われそうです。
大雨が来る前に、今から、三瀬峠まで、水を汲みに行ってきます。一ヶ月分の命の水なんですよ。
道の辺の 草葉の露と 消えはせで 猶(なお)もうき夜に ありあけの月 良寛
さびしい歌になりましたね。
また良寛さんに重なってきますね。もうそんな齢なんです。消えもしないで、まだ生き存えているよ。この憂き世を。
でも、せっかく生き存えているのだから、たのしく、しあわせに、憂き世を、浮き世に、生きていくほかありません。
良寛さんといっしょに、いい夢見ていきます。
有明の月に浮き世を創りだす ≫ 。。。
★★★ 『 邪気あれば今を無邪気に赤とんぼ 』 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
2008年09月28日
あの萩をかきわけ会いしこと想う
★ 交心俳句 14601
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あの萩をかきわけ会いしこと想う
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雪割草さんより、 『 汗かいて石の語るに思い馳す 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋萩の 花の盛りも 過ぎにけり 契りしことも まだ遂げなくに 良寛
そのままに なほ耐へしのべ 今更に 昔の夢を いとふなよ君 貞心
逢いたいでしょうけれど、もうすこし待ってくださいな。わたしも会いたくて会いたくて思い焦がれていますよ。でも、もう少し我慢しましょうね。わたしの方の用事が一段落ついたら、すぐにでもお会いしにいきますからね。
良寛さま、あなたらしくもない弱音吐くんじゃありませんよ。本当にもういいお年なんですからね。無理をせず、お体お愛しみくださいな。そりゃぁお若い頃は諸国も行脚して、今を花とご活躍なさったでしょうけれど、もう、十分ですよ。
わたしはそんな華やかな良寛さまより、今の、無欲で、無心な良寛さまの方が大好きなんですよ。ずっと、ずっと、今のままでいてくださいね。
もうすぐお会いしに参りますよ。
枯れ萩を吹きぬけてゆく夢の日々
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
今朝はほんとうにすてきな秋日和です。野歩きしたくなりますね。雪割草さんの裏山、花野になっていますか。
昨日はグリーティングカードのお見舞いありがとうございます。越後からのあい風で宇宙パワーもいっぱい吸収できました。まだ食欲ありませんけれど、もう大丈夫です。
本当に良寛さんと重ねてしまいます。良寛さんの心細さの方が気の毒なくらいで。仁は、恵まれて、ちゃんと世話してもらえるし、病院にも行けるし、いっぱいあい風もらえるから、むしろ病気するのが嬉しいくらいですけれどね。良寛さんは、独り身、ほんとうにつらかったでしょうね。
秋萩の 花の盛りも 過ぎにけり 契りしことも まだ遂げなくに 良寛
それなのに、お腹壊してしまって、貞心尼さんと会う約束していたのに、その約束さえ果たせないでいる。貞心、ごめんなさい、と貞心尼さんのことを思いやっているんですね。 あの美しい萩の一盛りももう終わって、ただ風に靡いているよ。
わたしももう自分の盛りを終えてしまった。そんな終わり際のわたしを、貞心、あなたは慕って、愛してくれる。わたしが花の盛りだったら、もっともっとあなたに、仏道も、詩歌の道も分かって、もっともっとあなたを愛していけたのにねぇ。
貞心、あなたは、今、花の盛りだから、もっともっと花を咲かせなさいね。
もっともっと、自在に生きなさいね。
あの萩をかきわけ会いしこと想う ≫ 。。。
秋萩の 咲くを遠みと 夏草の 露をわけわけ 訪ひし君はも 良寛
2008年09月27日
月に澄む心はこびぬ独りの夜
★ 交心俳句 14501
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月に澄む心はこびぬ独りの夜
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雪割草さんより、 『 稲穂波分かち分かたれ争わず 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
未明に下痢と嘔吐に見舞われて、時間外で診てもらいました。大したことなかったのですけれど、点滴2本で、安静をいわれました。それでも起きあがって、PC遊んでいますから、連れ合いから怒られっぱなしです。娘からも電話があって、今日はちゃんと寝ておきなさい。
はーい、と返事はいいですけれど。
秋の野の 花のにしきの 露けしや うらやましくも 宿る月かげ 良寛
良寛さんの心がうらやましい。
心が月のように澄んでいるなら、のんびり寝そべって、銀河の外でも遊泳するのでしょうけれどね。
やっぱりネット遊泳して、交心俳句を遊びたくなってしまいます。
露けしの花に心を遊ばする
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
ほんとうに良寛さんは月が好きな人ですね。月の兎さんがいつも心に棲んでいるのでしょうね。月の兎さんのように生きたい・・・
月に澄む心はこびぬ独りの夜
秋の野の 花のにしきの 露けしや うらやましくも 宿る月かげ 良寛
秋の花野に夜露がいっぱい落ちている。その花野の錦に月影が宿っているよ。月が羨ましいね。月はどこにでも宿り、受け容れられて、その美しさをもっと美しくしてくれるんだね。
わたしもこの月のように、人々の心に宿って、心を清らかなものに澄ませたいものだけれどね・・・
花といえば名こそあだなれ女郎花なべての露に乱れやはする 「源氏物語」
源氏物語ではおみなえしがもう女郎花の字になっているけれど、万葉集では「佳人部為」と書かれていて、美しい女人に例えられていたらしいですね。
女郎花の清楚な姿は、たしかに、佳人に相応しい。
露けしやなほひょろひょろと女郎花 芭蕉
女郎花あそこにここに男郎花
露けくもかよわい女人を守りたがる男どもが遠巻きにしています。いっそう女郎花がか弱く、露けくなりますね。
ここにも月影が宿ります。 ≫ 。。。
2008年09月26日
案山子をり稲穂に雀乗りてをり
★ 交心俳句 14401
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案山子をり稲穂に雀乗りてをり
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雪割草さんより 『 男鹿鳴く夜を男鹿と泣き明かす 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
昨夜の雷雨で、ピーマンが倒れました。
おくてで、やっと成長し、なり始めたピーマンですけれど。

それにしても、この出来見てくださいな。
老仁みたいに未熟で、ごちごち、節くれ立っています。
店頭に並べられない手作りピーマン。わが家だけの食品ですね。
秋茄子も、一向に生長しません。小さいまま食べ頃なのでしょうね。

小さくも硬くも愛おし秋なすび
これは、鉢菜園の最後のトマトです。
草呼さんからもらった苗でしたけれど、トマトも茄子も、鉢ではなかなか難しいですね。
来年は、もうすこし工夫して、いいもの作れるようにします。

今朝は、大葉春菊の種を蒔きました。
狭い、狭い、畑を最大限活用していかなければ、野菜もの作れません。
なんと、茗荷が、また、ひとつ、出ていました。
なんと、これで、二つめです。
。。。≪ 雪割草さん、おはようございます。
そうですか、越後も雨模様。筑後も雨模様。
昨夜はすごい雷でした。まだ、稲刈りははじまっていませんけれど、日照りがほしいのでしょうね。稲は豊作ではないかといわれているようです。台風に見舞われなかったので、稲が立っています。
案山子をり稲穂に雀乗りてをり
あしびきの 山田の案山子 汝さへも 穂拾ふ鳥を 守(も)るてふものを 良寛
良寛さんの心も傷んでいたのですね。
案山子さんを見ても、慈心を読みとり、農民の心に重ねて、食べさせてもらい、活かしてもらっていることに感謝しているのですね。
良寛さんの心はどこまでやさしいのでしょうね。
鳥さんにも、お百姓さんたちに迷惑かけないくらいに、餌をもらいなさいよ。欲張っちゃいけませんよ。みんな、みんな、お互い様ですからね、と呼びかけているのでしょう。
稲穂波分かち分かたれ争わず ≫ 。。。
2008年09月25日
小夜更けて梟の声流れ来る
★ 交心俳句 14301
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小夜更けて梟の声流れ来る
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雪割草さんより、 『 曼珠沙華抱き愛語を伝えめせ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
小夜更けて 開けば高根に 小男鹿(さおしか)の 声の限りを 振り立てて鳴く 良寛
夜も更けてきたというのに、独り寝の夜は寂しいものだね。
身も心も心細くそぞろ寒いよ。
心のぬくもるものがほしいね。
そう思って窓を開けると、外は真っ暗だ。月さえ、出ていない。いよいよ心もとなくなってくるね。
そんな時、暗闇の高嶺の方から、牡鹿の鳴く声が流れてきた。
その声は、本当に切ないくらい声を限りに鳴き立てているよ。牡鹿さんは、淋しがってなんかいられないんだね。生きて、恋をして、子どもを残さなければならないんだね。こんな夜更けにでも、まだ恋を得ていないから、鳴きつづけて、牝鹿に認めてもらわないと行けないんだ。過酷な世界だね。ついぞ、わたしの知らない世界だ。
いいや、わたしが逃げ回ってきた世界だ。
けれど、この寂しさは、何?
こうして、牡鹿の世界から逃げ回ってきたその結果がこの寂しさなのか・・・。
いや、いや、牝鹿を獲た牡鹿だって、また、すぐ、この寂しさに至るんだろうよ。
これは存在の寂しさというものだね。
この寂しさが、むしろ、人生の味わいなのだろうね。
牡鹿さんは、この寂しさの味わいをしらないかもしれない。
しらないまま、命のままに生き抜く牡鹿さんの方が幸せかもしれないな。
牡鹿鳴く秋の夜更けの狂おしき
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
そうなんですか、梟の鳴く声が裏山に聞こえるんですか。
起きて、嬉しくなって、やっぱり外眺めますよね・・・
・・・そして、良寛さんのように、色々のこと思いおこしてみたりするのでしょうね。 お家にいて、旅の気分さえ浸れますね。
小夜更けて梟の声流れ来る
小夜更けて 開けば高根に 小男鹿(さおしか)の 声の限りを 振り立てて鳴く 良寛
もう産まれたときからずっと筑後平野のど真ん中に住んでいますから、
鹿が鳴くとか、梟の声を聴くとか、ほんとうにしらないままで、お話し聞いただけで、憧れてしまうほどです。野歩きをしていて郭公の声を聴くと本当に詩の世界に入り込んだようないい気持ちになるんですよ。
そんな旅がしたくなりました。
男鹿鳴く夜を男鹿と泣き明かす ≫ 。。。
2008年09月24日
あわれ吾月の兎の心忍ぶ
★ 交心俳句 14101
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あわれ吾月の兎の心忍ぶ
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雪割草さんより、 『 虫の目で君と眺めし寝待ち月 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
今朝のあい風、しみじみ心に沁みますね。
秋の夜の 月の光を 見るごとに 心もしぬに 古へ思ほゆ 良寛
良寛さんの心のありようも深さも、本当にはかり知ることができるものではありませんけれど、貧しい仁の心にも、素直に、清らかに、入ってきてくれます。
その心の少しでも、仁の中で活きて、心がやわらかく、やさしくなっていけばいいのですけれど。
ふぅやふぅ心もしぬに月の影
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
お母さんの月命日なんですね。仁の母の命日も今なんですよ。
彼岸花の旅に想起します。
筑後も曇りですけれど、すそしすずしくなりそうです。
今日は、また、小学校の時の同窓会です。5年に一度。同窓会など出たことのない仁が、最近は、参加するようになっています。すこしずつ丸くなっていくのでしょうね。
秋の夜の 月の光を 見るごとに 心もしぬに 古へ思ほゆ 良寛
良寛さんの愛語の大本になるお話しなのでしょうね。
仁は詳しくは知らなかったので、検索してみました。本当に、良寛さんの心を読むようです。『 月の兎 』が愛語の大本として、確かに、心に入りました。
ありがとうございます。
あわれ吾月の兎の心忍ぶ ≫ 。。。
★★★ 『 虫の目で君と眺めし寝待ち月 』 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 資 料 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
良寛長歌 『 月の兎 』
石の上 古にしみ世に 有と云う。 猿と兎と狐とが 友を結びて 朝には 野山に游び 夕べには 林に帰り かくしつつ 年の経ぬれば 久方の 天の帝の聴きまして 其れが実を 知らむとて 翁となりて そが許に よろぼひ行きて 申すらく
汝等たぐひを 異にして 同じ心に 遊ぶてふ 信と聞しが 如あらば 翁が飢えを 救へとて 杖を投て 息ひしに
やすきこととて ややありて 猿はうしろの 林より 菓を拾ひて 来りたり
狐は前の 河原より 魚をくはへて 与へたり。
兎)はあたりに 飛び飛べど 何もものせで ありければ 兎は心 異なりと 詈りければ はかなしや 兎計りて 申うすらく 猿は柴を 刈りて来よ 狐は之を 焼きて給べ 言ふが如に 為ければ 烱の中に 身を投げて 知らぬ翁に 与けり。
翁は是を 見よりも 心もしぬに 久方の 天を仰ぎて うち泣て 土に僵りて ややありて 胸打ち叩き 申うすらく
汝等みたりの 友だちは いづれ劣ると なけれども 兎は殊に やさしとて 骸を抱へて 久方の 月の宮にぞ 葬ける
今の世までも 語り継ぎ 月の兎と 言ふことは 是が由にて ありけると 聞く吾さへも 白たえの 衣の袂は とほりてぬれぬ。
2008年09月23日
うつくしきせつなき空よ冬となり
★ 交心俳句 14001
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うつくしきせつなき空よ冬となり
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雪割草さんより、 『 小さきを愛でてゆるやか大花野 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋の日に 光輝く 薄の穂 これの高屋に 登りてみれば 良寛
五合庵の頃の作品でしょうか・・・。草庵から越後の稲田も佐渡も見渡せるのでしょうね。もっと上へ登ると、一面の薄原が眼下に広がっています。本当に気持ちのいい秋の一日です。こんな秋日和もそう長くはつづかない。すぐに曇って、風も出て、あの輝く薄の穂も飛び散ってしまうのだ。そして、やがて、厳しい冬にはいる。
これからの厳しい冬を思えば、この一日の秋日和と薄原の美しさがどれほど心にしみるでしょうね。筑後にいてはわからない感慨があるのでしょう。
そんな風土と思いも雪割草さんから色々学んでいます。
うつくしきせつなき空よ冬となり
冬隣り重なるものを懐に
お墓詣りをしてきました。
お世話の人たちからもらうおせっての煎餅がなつかしいですね。
おせっての煎餅ひびく秋彼岸
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
越後も天気崩れましたか。筑後もどんよりです。昨日、つづら田の彼岸花見に行って正解でした。青空がきれいでした。人は多かったですけれど、今日は、もっと多いでしょうね。
お彼岸に、ちゃんと、手作りの菊の花を供えてくれる村の人がいらっしゃるんですね。
お母さんがそれだけ村の人たちに慕われていらっしゃったのでしょう。
村の心、つながり愛の心、大事にしたいですね。
菊の花もらって忍ぶ墓参り
秋の日に 光輝く 薄の穂 これの高屋に 登りてみれば 良寛
良寛さんのお墓にもお花が供えてあるのでしょうね。
人々の心の中に生き続ける人になれればいいのですけれど・・・ ≫ 。。。
2008年09月22日
待つ心潮の如し彼岸花
★ 交心俳句 13801
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待つ心潮の如し彼岸花
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雪割草さんより、 『 やがて来るその日笑顔で曼珠沙華 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
夜もすがら 我が門(かど)に鳴く きりぎりす 寝るとか言はむ 声の絶ゆるは 良寛
心配りの良寛さん。本当に心配りが細やかですね。
人を憂い、世を憂い、虫を憂い、物を憂い、
心のありったけのエネルギーをそそいで、その幸せと安心を祈る良寛さんがいます。
その慈心が、万物につながり、万物より愛の波動をもらい、愛語となって溢れてくるのでしょうね。
今も、外では、虫がしきりに鳴いています。
鳴き明かすものが多いのでしょうね。それほど切なく求めるのですね。
命は、求めるもののようですね。
求めよ、然らば、与えられん。
求めなければ、努力も研鑽もうまれません。
求めて、はじめて、自分の位置や姿も見えてくるのでしょうね。
自分が見えなければ、人も、未来も見えません。
泣いて泣いて心洗わん虫しぐれ
虫しぐれ死ぬまで泣いて恋ぐるい
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
越後もいいお天気になりましたか。筑後も秋晴れの運動会日和です。
昨日流れた小学校の運動会の準備が始まっています。保護者の参加が少なくなるでしょうけれど、子どもたちが伸び伸び楽しんでくれればいいですね。
仁は、今から、浮羽の棚田の彼岸花を見に行ってきます。青空に抜き出る彼岸花を思っただけで、もうワクワクしています。

待つ心潮の如し彼岸花
夜もすがら 我が門(かど)に鳴く きりぎりす 寝るとか言はむ 声の絶ゆるは 良寛
そんなに蟋蟀さん泣き疲れるまで泣かないで、少し眠りなさいよ。
本当に良寛さん、やさしいんですね。
鳴く心の切なさもわかり、命の営みもわかり、その上で、精一杯の命を労い、労るんですね。人にもそんな心で向き合うから、人はそんな良寛さんを慕い、心を癒し、道しるべにしていくのでしょうね。
少しでも近づけるように、
まずは、身ほとりの物に心を配って生きるようにしましょうね。
雪割草さんは、もう、その通りに生きていますね。
小さな生き物への心遣いがやさしい。
小さきを愛でてゆるやか大花野 ≫ 。。。
★★★ 『 やがて来るその日笑顔で曼珠沙華 』 ★ 交心俳句 13803 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年09月21日
虫の声さびしさびしと泣きじゃくる
★ 交心俳句 13801
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虫の声さびしさびしと泣きじゃくる
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雪割草さんより、 『 秋深むいよよ楽しき観自在 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋もやや 衣手(ころもで)寒く なりにけり 綴(つづ)れ刺せてふ 虫の告ぐれば 良寛
ずっとさびしい歌が続いていますけれど、虫の鳴く今は、良寛さんでなくても、心細く、寂しくなる季節なのかもしれませんね。
だから、いっそう、人恋しくもなるのでしょうね。
これもいつころの歌なのかわかりませんけれど、
この人恋しさが、募って、募って、貞心尼さんとのめぐり合いになっていくのでしょうか・・・
いと懇ろなる道の物語に夜も更けぬれば、
白妙の衣手寒し秋の夜の月半空に澄み渡るかも 良寛
これは、もう、良寛さんが、貞心尼さんと出会って、
夜を徹して語り明かすようになってからの歌です。
初で切ない良寛さんがいます。
もう夜も更けるというのに、語り合うことが尽きないね。秋の夜は、もう寒いよ。
貞心、あなたは寒くもないのだね。語る心が熱くて、若いから、寒さも感じないでをれるんだね。
わたしはちょっと寒いよ。綻びた衣の袖から、夜風が吹き込んでくるんだよ。
貞心の温かい体で温めてほしいよ。
けれど、そんなことできないね。貞心、あなたは仏の道を熱く求めてきたんだものね。
あぁ、秋の月は、なんと澄みきって、清らかなんだろうね。
それに比して、わたしの心は、もう、だんだん濁ってくるよ。
貞心、もっと傍に寄って、その熱さで、わたしを温めておくれ。
そんな心が、見え隠れするのは、老仁の邪念なのでしょうね・・・
月に雲なにか黒きが吹きぬける
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
越後も、雷と雨でしたか。
筑後も、雷と雨です。
裏の小学校、雨の中を運動会が始まり、入場行進までありましたけれど、中止になりました。日曜日でないと保護者の人たちの参加が難しくなるのですよね。子どもたちの楽しみも半減するでしょうね。
雪割草さんは、これから大会のお手伝いですか。
色々お世話も大変ですね。
濡れないように気をつけてくださいね。
秋もやや 衣手(ころもで)寒く なりにけり 綴(つづ)れ刺せてふ 虫の告ぐれば 良寛
寒くなると、良寛さんも心細くなるのでしょうね。
何しろ、草庵の一人暮らし。品物もない暮らし。越後の冬は、筑後にいては想像もできないくらい厳しいものなのでしょうね。
衣の綻びも気になりはじめます。
麓の里に、妹さんが住んでいて、お世話をしてくれてはいるようですけれど、冬を迎えるには、相当の覚悟がいるのですね。
「はやく、衣の綻び、縫って、寒くないようにしなさいよ」
蟋蟀さんも、そんな心配りをしてくれるよ。うれしいね。
蟋蟀さんの心を愛語としてもらって、心を温めて、この冬も乗り越えることにするよ。
そんな良寛さんの、心のすき間に、
つい、甘えん坊の良寛さんの心を、覗いてみたくなります。
虫の声さびしさびしと泣きじゃくる ≫ 。。。
2008年09月20日
初花の芙蓉を虫に狙わるる
★ 交心俳句 13603
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初花の芙蓉を虫に狙わるる
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★★★ 『 吾の世も月の桂に染めゆかん 』 ★ 交心俳句 13601 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

狭い庭ですね。
畑なんです。
ゴーヤ垣の下に、彼岸花。
その手前に、芙蓉。その横に、伊予柑。
回りにピーマンとか、三度豆。
ミニトマトを、やっと引き抜いて、
秋耕しました。
狭いけれど、最大活用です。
2008年09月19日
秋彼岸待たれる心深みゆく
★ 交心俳句 13501
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秋彼岸待たれる心深みゆく
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雪割草さんより、 『 われも香くるうてくろうてしまいけり 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
ひさかたの 雲のあなたに 住む人は 常にさやけき 月をみるらむ 良寛
これは良寛さんの言葉遊びなのでしょうね。
五合庵の草庵は、お客があっても、もてなす物は何もないのです。
それでも人が訪問するのは、人が良寛さんを好きで、敬愛もして、お話しして楽しいし、学びもいっぱいあるからでしょう。一衣一鉢の苦労と修行の蓄積が良寛さんの徳を大きく、深いものにしていきました。
ほんとうに、良寛さんは、釣り鐘のような人だったのでしょうね。
小さく撞けば、小さく響く。
大きく撞けば、大きく響く。
良寛さんその人は、
いつも無心で、無邪気で、和光同塵、
子どもと交われば、子どもになり、
泥棒と交われば、泥棒になり、
歌人と交われば、歌人になり、
愛人と交われば、愛人となる。
花に交われば、花になり、
月に交われば、月になり、
仏に交われば、仏になる。
そんな良寛さんだから、それぞれの人が、良寛さんに自分を写し取り、いろいろのものを学び取り、交心を楽しむことができたのでしょう。
良寛さんには、無尽蔵の創造の時空が内蔵されていたのでしょう。
空即是色を生きましょうよ、と愚仁は呼びかけもしていますけれど、
空即是色を生きる道しるべが、良寛さんであり、一休さんなんです。
天人と闇夜の月を語りたし
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
そうですか、彼岸花が咲きましたか。
> 咲く花に 心奪われ 秋彼岸
待ち続けた彼岸花さん、おはよう!
そんなはずむ心が感じられます。緑の中の紅がほんとうにかなしいくらいに鮮やかですね。
秋彼岸待たれる心深みゆく
きっと懐かしい語り合いができるのでしょうね。
ひさかたの 雲のあなたに 住む人は 常にさやけき 月をみるらむ 良寛
今日も原田鵲斎さんとの交心ですね。
ほんとうに心が響き合っていたのでしょうね。終夜月を見て語り明かすことのできる友だちですからね。
五合庵時代は、詩歌の交流が盛んだったようです。
良寛さんの心も最高に高揚していたのかもしれませんね。
こんなに切ない思いで、雲の晴れ間を待って、月が出てくるのを恋い慕っているのに、待てど、待てど、月さん現れないね。
あの雲の上に住んでいる人たちが羨ましいよ。雲に邪魔されないで、いつでも、すみきって、さわやかなお月さんを眺めていることができるんだね。
けれど、まぁ、いつも眺められると、こんなに恋しい思いで、月が現れるのを待つということもないし、この思いを語り合い、詩歌にすることもないんだろうね。
この地上の四季の移り変わりやいろいろの妨げもあるから、心が月に映って、語り合いたくもなってくるんだよね。
さぁ、夜を徹して、先人たちの思いを忍びもして、この月を語り明かそうか。
今のように、テレビも娯楽もない時代の人たちにとって、
自然の造形や風土と人情を味わうことが、恋と同じに、最大の楽しみごとだったのでしょう。
恋と風雅をゆるやかに楽しむ時代がずっと流れてきているのですね。
こもごもにこころたゆたう曼珠沙華 ≫ 。。。
★★★ 『 われも香くるうてくろうてしまいけり 』 ★ 交心俳句 13403 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年09月18日
喜んで振り回される零余子飯
★ 交心俳句 13401
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喜んで振り回される零余子飯
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雪割草さんより、 『 亡き友の懐かし親し彼岸花 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
何ごとも みな昔とぞ なりにける 花に涙を 注ぐ今日かも 良寛
良寛さんの越後には、色々な奇人さん、偉人さんがいたのですね。
その人たちの業績が道しるべみたいに良寛さんの胸中に深く宿っているようです。
なかでも、越後の岩坂山で修行しながら、衆生済度のため穴に入って即身仏となった弘智法印という人がいます。
岩坂の あるじはたぞと 人問はば 墨絵に描きし 松風の音 弘智法印
良寛さんは思いを同じにしながらも即身仏の道は選びませんでした。
「何ごとも」に詠んだのは、16才までいっしょに塾で勉強した原田鵲斎で、詩歌を語り合う友でした。
鵲斎は、梅の古木を盗んで捕まり、「花盗人」と呼ばれた人です。
本物の花ぐるいですね。
捕まって、梅の木に縛られて、その薫りに恍惚となって、絶叫したといいます。それを風雅と解した和尚は鵲斎を許したんですね。
ほんとうにゆるやかなよき時代だったともいえるのでしょうね。
瘋癲老仁の花ぐるいは、やっぱり、唯の観念ですね・・・
われも香くるうてくろうてしまいけり
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
秋彼岸猫と子息に振り回される
という感じですね。目に浮かびますよ。
喜んで振り回される零余子飯
はち切れる若さと好奇心に囲まれて、雪割草さん、輝いていますね。
母の輝きは子どもの自慢にもなりますよ。
無邪気が一番の美容でしょう。
何ごとも みな昔とぞ なりにける 花に涙を 注ぐ今日かも 良寛
花見ればそのいはれとはなけれども心のうちぞ苦しかりける 西行
それにしても、彼岸が近づいて、良寛さんは、さびしい歌が多くなりました。
愁思・・・
けれど萩に寄せる人恋いもあります。
過ぎし日々と、来るべき幸せを思って、心がしみじみ深まっていく季節でもあるんですね。
西行さんは、桜ですけれど、ふと、想い出してしまいました。・・・
移りゆく日々と人々秋思かな ≫ 。。。
★★★ 『 亡き友の懐かし親し彼岸花 』 ★ 交心俳句 13302 へどうぞ!!! ♪♪♪
★ 交心俳句 13402
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移りゆく日々と人々秋思かな
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2008年09月17日
彼岸花還りし母の時遊ぶ
★ 交心俳句 13301
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彼岸花還りし母の時遊ぶ
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雪割草さんより、 『 菩提子を拾いひねもす遊ぶ女(ひと) 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
色も香も 昔の秋に 咲くらめど あひ見し人は 訪れもせず 良寛
友が亡くなるということはどういうことか考えていると、お友だちの義母さんが亡くなったという話に巡り会いました。
死と向き合う心がシンクロしていたのでしょうね。
「あひ見し人は 訪れもせず」と良寛さんは詠んでいますけれど、
訪れは、心の中で起こるものと、仁は考えていました。今も、そう、想うのですけれど。
実際に、まだ、生きてこの世にいるのか、
実際には、もう、この世にいないのか、
この違いは大きいのですけれど、
心に棲む人々の存在も、けっして軽いものではありません。
たとえば、今の仁にとって、良寛さんの存在も貞心尼さんの存在も、今おつき合いしているどこの某さんの存在よりも、ずっと、ずっと、大きな比重で、仁の中に生きています。
どこの某さんよりも、ずっとずっと、親しく、また深く、対話しています。
そんな心の世界があるんですよね。
良寛さんも貞心尼さんも、絵空事ではなく、心の世界では、リアルに、そして切なく、迫ってきます。
亡くなった母も、父も、誰彼も、
やはり、心の中には、いつだって、どこにだって、蘇り、現れ、お話しもするんです。
いつか、自分もそういう存在になっていくんだということを思いながら、
だから、今のおつき合いを、一つひとつ、大切にしていかなければならないんだと思うようになりました。
語られて忘れられて草の露
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
そうですか、庭の曼珠沙華が蕾みましたか。もう随分昔からの彼岸花ですか。
越後では、お彼岸過ぎて咲くこともあるんですね。筑後では、ほとんど、彼岸前には咲きますよ。
仁の庭は、一昨日咲きはじめました。
畑作りをしているので、植え替えたものは、やっと、芽が出始めたところです。何しろ畑がないので、工夫しながら、小さな土地も、畑に変えているのですよ。
茗荷畑も畳一枚くらい残しました。
彼岸花還りし母の時遊ぶ
彼岸花の季節、母は逝きました。
葬儀場まで、どこもここも彼岸花でいっぱいでした。
色も香も 昔の秋に 咲くらめど あひ見し人は 訪れもせず 良寛
良寛さんも、今はなき友だちのお家を訪ねたんですね。その友だちと詩歌を語り合った時と同じ色で、同じ香りで、菊の花が咲いているよ。花は、いつだって、昔ながらに咲くけれど、あぁ、大好きな君は、もう、還って来ないんだね。
それでも、友だちは、菊の花に蘇り、良寛さんの心に甦り、良寛さんは、友だちと語り合っているのでしょうね。
心の時空は、いつでも、どこでも、往来できるのですね。
亡き友の懐かし親し彼岸花
そのうち、老仁も、想い出しの回路を通って、この世に戻ってくるようになるのです。≫ 。。。
★★★ 『 菩提子を拾いひねもす遊ぶ女(ひと) 』 ★ 交心俳句 13203 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年09月16日
秋風に載り黒髪の子の帰る
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秋風に載り黒髪の子の帰る
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新聞お休みですけれど、いつものように、雪割草さんより、あい風寄せてもらいました。
良寛さんの縁で、新潟日報の毎朝の良寛さんの詩歌を送ってもらい始めて、もう、半年にもなります。
工藤さんの『炎の女』に出会って、写真俳句で、越後の雪割草さんに出会って、色々越後の良寛さんのことを教えてもらいました。
★★★ 『 幻視する愛の彼方に散る桜 』 ★ 良寛の恋00101 ♪♪♪
旧跡を訪れては、たくさんの写真をアップしてもらって、良寛さんを偲ぶ便にしました。
越後は、奥の細道の300周年の記念ツアーで、寄ったきりで、訪れたことありません。
今年は良寛さん生誕250周年ですから、訪れるには、チャンスなのでしょうけれど、めどが立ちません。雪割草さんを窓口に、越後の人情と風土を感じとらせてもらっています。
『炎の女』は、まだ読了しません。やっと、貞心尼さんが、良寛さんと会い、相聞のやりとりをはじめたところで、先に進みません。
どんな会話があっているのだろうか、そのことをあれこれ想像するところで、足踏みです。
「あなたならどうする?」
で、相聞歌を通して、色々、会話を楽しみながら、事実と虚構を重ねて、貞心尼さんと良寛さんの歩みを辿ろうと、思っていますけれど、参加してくれる人に巡り会うのは難しいですね。
★★★ 『 良寛貞心尼相聞歌 01 』 ♪♪♪
ひとり遊びの老仁ですけれど、会話の楽しみがないと、本読んでも面白くないんです。
それでも、めぐり合いはありそうにないので、
独りで、独白しながら、相聞歌を読み進めることにしましょうか・・・
良寛の恋を遊ばん深む秋
菩提子を拾いひねもす遊ぶ女(ひと)
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
良寛さんの愛語がないと、ちょっと、空っぽ感がありますね。
でも、雪割草さんのあい風吹かせてもらってHAPPYです。
秋の夜長は、色々夜更かしがたのしいものですから、つい寝不足、やってしまいますね。
気候がカバーしてくれるでしょうけれど、お大事に。
秋風に載り黒髪の子の帰る
就活で、飛び回る青年。いい仕事がありますように。
自慢の息子は、雪割草さんの夢の源なのでしょうね。
いっぱい、いっぱい、甘えられて母嬉し、ですね。 ≫ 。。。
★ 交心俳句 13202
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良寛の恋を遊ばん深む秋
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2008年09月15日
彼岸花食いたる民の知恵還れ

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彼岸花食いたる民の知恵還れ
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★★★ 『 血で染める王など嫌い曼珠沙華 』 ★ 交心俳句 12105 へどうぞ!!! ♪♪♪
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ いろは俳句 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
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未知なるも触れられたらん三の腕魂熱き血潮湧き来る
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想い起こせよ、
未知の感覚。
何処より来たり、
何処に在りや。
何処に在りて、
何処へ行かん。
問えど、応えず、
触れれど、触れず。
在ると、想えば、
確かに、在るよ。
ないと、想えば、
どこにも、ないよ。
在ると想う心には、
第三の眼の在りしなり。
見えないものを観る力、
第三の眼とはいわれきし。
花に観音観るときは、
第三の眼の働きぬ。
触れないもの触るとき、
第三の腕働きぬ。
魂まぐわう時空では、
第三の眼で相見つめ、
魂まぐわう時空では、
第三の腕で抱き合う。
第三の、耳在り、足在り、
第三の、羽も背中に在るという。
異時空愛の物語、
異時空飛翔を共にせん。
未知の感覚、今いちど
想い起こせよ、魂に。
触れぬるもさみしからずややわはだの奥なる心満たされざれば
というわけで、
第三の腕は、ここではじめて使われた造語なんですよ。
第三の腕、流行らせましょうよ。
スペースラブというんですよ。
やわはだの熱き血潮に触れもせでさみしからずや道を説く君 与謝野晶子

2008年09月15日
名月や猫にもらいし無心なれ
★ 交心俳句 12901
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名月や猫にもらいし無心なれ
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雪割草さんより、 『 拠り所失うまいぞ秋の風 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
美猫さん達もおじいちゃん孝行しはじめたのでしょうか。とんでもないひ(非)孫達ですけれど、かわいいからお祖父ちゃんも寛大にならざるをえないでしょうね。
敬老の日は、ひ孫達も、ちゃんとお祖父ちゃんにサービスしましたか・・・
唐国の 賢き人の 親仕え 聞けば昔の 思ほゆらくに 良寛
・・・ 父と継母に憎まれて危うく命まで失いそうになりながら、よく孝の道を尽くした理想の天子の話(中国伝記「二十四孝」)を回願。自身は親に対してどうであったかと。(全国良寛会) ・・・
家の後を継がず、出家した良寛さんです。ずっと、親不孝を悔いてきたのでしょうね。
その上消息もわからない消え方をしているのですから、尚更でしょう。良寛さんは、一生不犯を通したのも、そこにわけがあったのかもしれません。
瘋癲老仁にとっては、良寛さんは、不犯ではなく、性浄土を生きるのですけれど。
イエスに実は子どもがいたのだという物語が生まれるように、良寛さんには、実は、子どもがいたのだ・・・そんな物語は、まだ生まれていないのでしょうか・・・
謎だらけの人生だから、そんな物語が生まれてもおかしくないのでしょうけれどね・・・
天使にも陰あり満月の夜は妖し
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
> うそつきの今夜の月はパンの月
すてきな月ですね。
夜も、中秋の名月さん、うつくしかったのですね。
撮れた写真見せてくださいね。
筑後は曇り空で、雲の薄いところがぼんやり、ここにいますよと、名月さんが呼びかけてくれるくらいでした。そして、夜来の雨です。
そうですね、残念ですけれど、明日は、新聞お休み。
良寛さんの歌は寄せてもらえませんけれど、雪割草さんの日記を遊んで、良寛さんの心ももらえるようになってきましたよ。雪割草さんの日記から、良寛さんの風土と人情を感じることができるようになってきました。ありがとうございます。
名月や猫にもらいし無心なれ
それに、美猫さん達、もう、愛語そのものですね。
美猫さん達の好奇心も仕草も、もう、命の自在。
良寛さんが、子ども達と遊ぶように、雪割草さんが、美猫さん達と遊んでいる。その姿は、もう、良寛さんの心のようです。
唐国の 賢き人の 親仕え 聞けば昔の 思ほゆらくに 良寛
孝行は、いつまでたっても、悔いとして残るものでしょうね。
気がついたときは、もう、親はいない、・・・それが現実です。気がついていて、親孝行したくても、厳しい現実の暮らしの中では、思いが現実に実行できないのですよね。
セレブにとってはこの世の春でしょうけれど、多くの庶民にとっては、孝行さえままならぬ憂き世です。
それでも、現実がどうあろうと、心を尽くして、孝行をしている人もたくさんいるでしょう。
現実の過酷さに逃げてはいけませんね。
そう気がついたときは、けれど、もう、親はいません。
名月や廃れゆく世に孝行あれ ≫ 。。。
2008年09月14日
蒼穹や棚田に稲穂の波が立つ
★ 交心俳句 12801
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蒼穹や棚田に稲穂の波が立つ
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雪割草さんより、 『 明日香風もらい575の夜長なる 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
もう実りの秋真っ盛りに入ったのですね。
色々の秋祭りがテレビでも紹介されています。
昨夜は、浮羽の棚田の稲刈りが紹介されていました。
会員さん達の家族が楽しく稲刈りをしています。

蒼穹や棚田に稲穂の波が立つ
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
そうですか、越後はもう稲刈りの真っ盛りなんですね。
あいにくの雨模様が大変でしょうね。雨に倒れているコシヒカリもあるんですね。
自然の恵みを祈り、自然の猛威を畏れる心が、人情の大元にあるのでしょうね。
それなのに、その人情の大元が見失われて、米が、投資の牙にかかりはじめていますね。
食は命の大元。農は国の大元。
この食と農が銭に蚕食される世の中は、亡びていくのかもしれません。
国に破れて山河在り。山河を大事にする心を持ちつづけたいですね。
さびしさに 草のいほりを 出て見れば 稲葉おしなみ 秋風ぞ吹く 良寛
良寛さんの心も愛語も、やはり、農を大事にする大元に拠っていますね。
自分でも、夕餉の野菜を作ってもいたようですね。
食は、一衣一鉢のお布施に頼りますけれど、だからこそ、一粒の米のありがたさも身にしむのでしょうね。
一人暮らしを、つい寂しがっていたけれど、
外は、もう、稲穂の波がたわわに波打って、豊作を約束してくれているようだ。村の人たちは喜んでいるだろうな。これから刈り入れで、大忙しになるんだ。
村人が心を尽くして作ってきた米が、今、報いられようとしている。
村人といっしょに喜ぶことにしよう。
それにしても、わたしも、歳をとってしまったものだよ。
こんな実りの秋に、さびしい心に囚われてしまうとは。
だめだね、だめだね。いつもこの身は、村人といっしょに、喜びも悲しみも、共有して生きているはずだったのにね・・・
いやに、秋風が身にしみるよ。
拠り所失うまいぞ秋の風 ≫ 。。。
★★★ 『 明日香風もらい575の夜長なる 』 ★ 交心俳句 12502 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年09月13日
甦れINに明日香の月
★ 交心俳句 12701
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甦れINに明日香の月
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・・・ ある歌人と歌人が恋仲になって
同じ時間に月をみて歌詠みしました。
それをリアルタイムで、PCに書くのです。恋とは感動ですね。 ・・・
交心俳句を、楽しんでいる仁としては、好奇心全開です。
万葉の人たちのように、歌で、心を通わせ、ひとつには遊び心で、
ひとつには恋の糸口として、
詩歌の世界を読み込んで、
やりとりした「恋部」の万葉集を、思ってしまいました。
今、そんなおしゃれな遊び心が、少なくなっているのかもしれません。
田舎三昧の、無知仁の知らないだけのことかもしれませんけれど・・・
交心俳句で、そんな相聞句のやりとりができるように、
少し研鑽してみようかなぁ、と思います。
明日香風もらい575の夜長なる
。。。 ≪ > もう少しもう少し見ていましょう
二人の心つながる月を
歌詠みの恋は楽しも月見れば月に君あり月抱きけり
万葉の相聞も同じだったのでしょうね。月は、どこにいても、同じ時に、あります。
ただ、天候が違うと、遠距離では、見える見えないもあるでしょうけれど。違えば違うで、心を交わせますね。
万葉の恋は、そしてもの凄くゆるやかに時間は流れていくのですね。
今の月を詠んでも、伝わるのは明日か、明後日か・・・
万葉以来、恋は、待つ恋なのですね。
心もゆっくり流れていき、ゆっくり交わっていくんです。
今世の恋は、心よりも先に、体が動いてしまう。
体が動いて、
心は取り残されて、
取り残された心に、
秋風が吹いてくる。
心の流れを楽しみ、
心の交わりを味わう恋が少なくなっているようですね。
ある歌人さんと歌人さんのINの恋は、
万葉の時間は流れませんけれど、
万葉の心は甦らせることができるでしょうね。
併せて、文芸の心を研鑽できるのも楽しいでしょうね。
甦れINに明日香の月 ≫ 。。。

2008年09月13日
鹿寄り来萩の初花揺れにけり
★ 交心俳句 12501
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鹿寄り来萩の初花揺れにけり
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雪割草さんより、 『 血で染める王など嫌い曼珠沙華 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋の野の 萩の初(はつ)花 咲きにけり 尾上(おのえ)の鹿の 声待ちがてに 良寛
検索しても、出ませんので、初めてですけれど、YAHOO知恵袋に質問を入れました。
知る楽しみの、挑戦です。
これで解答もらえたら、本当に便利になりますね。
いい回答者に巡り会えますように。
初萩や知る楽しみのめぐり合い
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
萩の季節になりましたね。
雪割草さんの所は、庭にも裏山にも、萩がいっぱいでしょうね。
彼岸花も咲いていましたね。
夏に蕾んでいました・・・
彼岸花にもいろいろな哀話が秘められているのでしょうね。
七月に明日香を歩いたのですけれど、もう、ちらほら萩が咲いていました。里山の路傍にたわむ萩はいいですね。
石舞台遠くに萩の小径行く
・・・ 萩を詠んだ歌が目立って多いのはそれなりのわけがある ・・・
「それなりのわけ」って何なんでしょうね。
ちょっと、知りたくなります。
思わせぶりで、不親切ですね。・・・ 調べてみるほか在りませんね。
秋の野の 萩の初(はつ)花 咲きにけり 尾上(おのえ)の鹿の 声待ちがてに 良寛
となると、呼の歌も、艶っぽく感じてきますね。
萩の初花が、鹿の声を待っている。
「尾上の鹿」が、またわからない。
誰か、そのわけを、教えてくれる人はいないかしら・・・
IN渡り歩いていると、物知り博識の人、いっぱいいますね。
本当に便利になりました。図書館に行かなくても、手軽に資料が手にはいるのですものね。知る楽しみが、湧いてきます。
鹿寄り来萩の初花揺れにけり ≫ 。。。
★★★ 『 血で染める王など嫌い曼珠沙華 』 ★ 交心俳句 12105 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年09月12日
やさしきは赦しの心窓の月
★ 交心俳句 12201
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やさしきは赦しの心窓の月
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雪割草さんより、 『 天高し君と翔びたし富士の嶺 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
盗人に とり残されし 窓の月 良寛
ともかく、すごい、
この一言です。
泥棒さん、あんた、わたしを盗んでいかなかったね。
どうしてだい?
もう、使い物にもならないか。
放っておいてもあの世へ行くか。
そうだよね、足手まといか、罪作り。
わたしも、そんな齢になってしまったんだね。
わたしも、窓の月と同じだね。
在っても、なくても、
あんたの暮らしには影響ないものね。
月影や布団一枚より軽し
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
越後も曇りですか。
昼から蒸し暑くなり、降り出しそうです。外出して、お返しが遅くなりました。ごめんなさい。台風の影響が強くなっているのでしょうね。
名月どうなるのでしょうね・・・
盗人に とり残されし 窓の月 良寛
良寛さんの、ここに良寛在り、という句ですよね。
どうしてここまでやさしくなれるのでしょうね。
庄屋の仕事が、痛ましすぎて、つづけられなかった青年良寛さんの心が、変わらず、大切にされてきたのでしょうね。
世間が地獄だと、太宰さんはいいましたけれど、良寛さんも、その地獄をわたれない人ですから、ある意味、人間失格なんでしょうね。
そして、人間失格を生き抜いて、僧に非ず、俗に非ず、愛語の世界に到達されました。
人はそれぞれ夜叉になって生きているんだ。
誰が泥棒になりたくて泥棒するだろう。泥棒しなければ生きていけないくらい不幸せを背負って生きてきたんだ。そんなつらい思いをせず生きていける世の中になればいいけれどね。それにしても、泥棒さん、運が悪いよ。ここには、お金になるものがないんだよ。せっかく来たのに気の毒だね。まぁ、この布団でも持ってお帰りよ。
お月さん、盗まなくっても、いつだって、あんたといっしょだね。暗い道でも、ちゃんと、道を照らしてくれるね。転ばぬように、お月さんに、ありがとうといって、帰りなさいよ。
わたしも、また、窓の月を眺めながら、詩歌でも詠んで、ひとり遊びをすることにしよう。こんな夜長に、お月さんと遊ぶチャンスを作ってくれて、泥棒さん、ありがとうね。
やさしきは赦しの心窓の月 ≫ 。。。
2008年09月11日
秋風や無能の人と石拾う
★ 交心俳句 12001
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秋風や無能の人と石拾う
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雪割草さんより、 『 秋風の余生の如き白さかな 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋風に ひとり立ちたる 姿かな 良寛
この句を前にすると、様々な思いが行き交いますね。
ひとは、自由に、この句に、自分の来し方行く末を重ねて、しばし、独りの世界を彷徨うのでしょうね。
言葉の力は大きいですね。
句の力も大きいですね。
言葉の、想い起こさせる力、
言葉の、伝える力、
言葉の、気づかせる力、
言葉の、導く力、
言葉の、愛する力・・・
良寛さんが、言葉を大切にし、言葉を愛し、言葉を愛語に変えてきたことを、たくさん学んできました。
その良寛さんが、秋風の中に、なお、独り、立っているんですね。
ひとつのみこすもす丘にそよぎけり
はぐれコスモスは珍しいですけれど、ときどき見かけます。
そんなコスモスに巡り会うと、なぜか、心が、すーっと立つんです。
そして、ひとり、うなずくんですね。
うん、しかり、しかり。
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
筑後もとても涼しくて心地よい朝です。
月がきれいですね。昨夜は、筑後は、なぜか、おぼろのようにぼやけていました。台風の影響かもしれません。
もうすぐ名月ですね。
雪割草さんは、古式に、月見されるのでしょうね。
月見の模様見るのが楽しみですよ。
秋風に ひとり立ちたる 姿かな 良寛
良寛さん、寂しいけれど、良寛さんらしいですね。自画像なんでしょうね。
真似をして、仁も、自画像詠んでみました。
秋風や無能の人と石拾う
河原で、石を拾うのが好きなんですよ。
最近、あまり拾いに行かなくなりましたけれど、青年の頃は、よく拾いました。拾った石の表情を眺めているのが好きだったんです。
それと、河原や、海岸で拾う流木。
流木拾ったら、もうそれだけで、幸せになれるのでした。
暗い青春だったのでしょうね。
あの頃から、ひとり遊びしていたのですね。
良寛さんには、至福の時が待っていますけれど、仁は、相変わらず、あの時のままでいます。あの時のままの仁が好きなのですね・・・ ≫ 。。。
2008年09月10日
天高く舞い踊りけり龍使い
★ 交心俳句 11901
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天高く舞い踊りけり龍使い
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雪割草さんより、 『 行く秋や億年の旅甦る 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋高し 木立は古(ふ)りぬ 籬(まがき)かな 良寛
澄みわたる秋の空は、ほんとうにさわやかですね。
高気圧が日本を覆って、日本のどこも、この秋空だと思うと、なんだか、心まで晴れ晴れと広がっていきます。そしてHappyになっていきます。
そのHappyになった心で、身ほとりの物を見ると、樹木も、路傍の草も、親しげに迫ってきますね。心が空っぽになると、物が素顔で現れるのでしょうか。
よく見ればなずな花咲く垣根かな 芭蕉
芭蕉さんから、路傍の花の素顔を見せてもらって、
良寛さんから、路傍の花の愛語を教えてもらって、
老仁も素顔に戻ったんです。
老仁の素顔を見たら、おやおや、もう、ほんとうに、老いぼれですね。
でも、老いぼれの素顔を、大好きになりましたよ。
ありがとう、芭蕉さん。
ありがとう、良寛さん。
酢漿草の傍に菩提樹天高し
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
秋ですね~、ほんとうに。朝方は、毛布を着るほどでしたよ。
いい季候ですね。
秋高し 木立は古(ふ)りぬ 籬(まがき)かな 良寛
さすが愛語の良寛さん、「秋高し」と詠みました。
ほんとうに青空が高いですね。澄んでいるから、どこまでも、どこまでも、昇っていけそうですね。龍の背に乗って、青空、遊んでいらっしゃい。
高揚する心は、細胞に脳にも、いいんですよ。
天高く舞い踊りけり龍使い
温度差が大きいから、今年は、紅葉が美しいでしょうね。
楽しみです。裏山の紅葉もお知らせくださいね。 ≫ 。。。
★★★ 俳句日録080908『 行く秋や億年の旅甦る 』 へどうぞ!!! ♪♪♪ 

2008年09月09日
飛びたたぬ雀のありぬ稲穂波
★ 交心俳句 11601
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飛びたたぬ雀のありぬ稲穂波
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雪割草さんより、 『 夜の雁潰えし夢の灰の上 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋びより 千羽雀の 羽音かな 良寛
今朝の良寛さん、秋たけなわですね。
食って、食って、どんどん太れ。千羽雀が喜んで、今年の豊作祝うから、来年は、万羽雀を呼ぶほどの、豊年豊作約束するよ。
人にも、雀にも、大地にも、
遍く天の恵みが降りそそぎますように。
ノルウェーでは、農民とコウノトリが共生していました。
農地にコウノトリが巣を作るんです。コウノトリの巣を残して、耕作するんです。コウノトリが大地を肥沃にし、土竜や鼠を食ってくれるんですね。
命はつながり合って、食いつ、食われつ、共依存。支え合い、補い合って、生きているんですね。そのつながりの鎖を、いつの間にか人間は、断ち切ってしまい始めたのでしょうね。生命連鎖がいびつになって、命に厳しい環境になっていく。
氷河も溶けて、命の水が、どんどん、どんどん、なくなっていく。
いつまでも、いつまでも、千羽雀の羽音が聞けるような、
豊饒な大地であってほしいですね。
22世紀の子ども達に、
万羽雀の羽音を聞かせてやりたいですね。
稲穂波いのちつらなる水の星
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
越後は、今、稲が実り、秋闌。
筑後も風が涼しく、すてきな秋空です。日本の空全部、青空のようですね。
空気、いっぱい、いっぱい、吸いましょうね。
空に溢れる愛の気も、いっぱい、いっぱい、吸いましょうね。
秋びより 千羽雀の 羽音かな 良寛
実る稲穂波。一斉に飛びたつ千羽雀。
心も、わぁっと、開かれて、躍りだす感じですね。
豊饒への感謝と祈り。
飛びたたぬ雀のありぬ稲穂波 ≫ 。。。
2008年09月08日
夜の雁負い来しものの置き所
★ 交心俳句 11401
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夜の雁負い来しものの置き所
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雪割草さんより、 『 星ひとつ抱けば愛が溢れくる 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
そめいろの をとづれ告げよ 夜のかり 良寛
今朝は、良寛さんの深い闇を覗き見ることになりましたね。
まだ、その闇の深さを、仁は、知らないのですけれど・・・
そめいろの山をしるしにたておけばわがなきあとはいづらむかしぞ 以南
父以南の辞世の句だそうです。
以南は、1795年今日の桂川に入水したといわれています。けれど、高野山にいるという話しもあるのだそうです。
市中へ蝶とび込む(ん)で狂ひけり 以南
ええっ、と老仁は、驚嘆の声を発してしまいました。
これって、老仁の妄詩の世界じゃないか!
世界的な革命運動の中で、のろま仁が、右往左往しながら、犬頃のように死んでいく・・・そんな青春像があったことを想い起こしてしまうのです。
挫折した以南は、入水する。
生き残る道を模索する良寛さんの苦闘が始まるのでしょうね。
以南を父に持ったことに始まる良寛さんの詩歌への自己実現の夢。
以南の死による、詩歌の超越への道程。
・・・
誰我詩謂詩 誰レカ我ガ詩ヲ詩ト謂ウ
我詩是非詩 我ガ詩ハ是レ詩ニ非ズ
知我詩非詩 我ガ詩ノ詩ニ非ラザルヲ知リテ
始可與言詩、 始メテ與(トモ)ニ詩ヲ言フベシ ・・・
少年良寛さんの夢は、詩歌の超越を実現させました。
少年良寛さんの恋は、至福の愛を実現させました。
夜の雁は、良寛さんに、詩歌の超越と至福の愛という二つの時空を運んでくれるのですね。蘇迷廬の呪力に拠らずに、一衣一鉢の乞喰人生が、そのミラクルを創りだしていったのでした。
夜の雁潰えし夢の灰の上
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
越後も過ごしやすくなりましたか。筑後もすこし涼しい風が吹いています。けれど、日照りは強くなりそうです。
今から、鉢菜園の土作りしてきます。
野菜さん達が喜ぶような土作れるようになりたいですね。
愛語もはじまりは土作り。
そめいろの をとづれ告げよ 夜のかり 良寛
そうなんですね、良寛さんの心の闇は、やはり超えられないんですね。
詩歌のはじまりは、以南さんに拠るものなんでしょうね。
夜の雁負い来しものの置き所 ≫ 。。。
2008年09月07日
いわし雲おのれこだわるものもなし
★ 交心俳句 11201
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いわし雲おのれこだわるものもなし
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雪割草さんより、 『 吾も棲まん霧の女山(ぞやま)の杜の庵 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
美猫さん達、相変わらずですね。もう、天使です。けれど、雪割草さんは、お相手、大変ですね。心休まる暇はないのに、それでも、雪割草さん、楽しそうですよ。楽しそうで、天使のようですよ。あい時空ですね。
息せきと 升(のぼ)りて来るや 鰯売り 良寛
魚売りさんが自転車で、野菜売りさんがリヤカーで、呼び声上げて売りに来ていましたね。豆腐やさんのラッパの音。キャンデーやさんの鈴の音。紙芝居やさんの拍子木の音。
懐かしい声、懐かしい音。
そんな風情が、もう、消えてしまいました。
風情と共に人情も消えていったのでしょうか。
物売りの声は今なし秋の風
三月ネギの苗床を作りました。
今からでも芽が出るでしょうね。
ちょっと摘んで、風味にいいですよね。色もいいし。
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
お疲れのようですね。お忙しすぎでしょう。睡眠と空白の時間が元気回復ですよ。
時には、心を落として、虚ろに、空を漂ってくださいね。
息せきと 升(のぼ)りて来るや 鰯売り 良寛
おやおや、こんな山の中まで、魚屋さんが魚を売りに来ているよ。ごくろうさん。ちょっと休んで、一息いれていきなさいよ。
おお、生きのいい鰯だね。じゅじゅ焼いて食べたらおいしいだろうね。お酒もほしくなるね。
良寛さんは、魚食べないけれど、魚屋さんの心に、水のように入っていくのですね。
魚屋さんの心を風のように受け取るんですね。
愛語の交心がなされるのでしょう。
いわし雲おのれこだわるものもなし ≫ 。。。
2008年09月06日
母思う情(こころ)つれなく秋の風
★ 交心俳句 10901
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母思う情(こころ)つれなく秋の風
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雪割草さんより 『 はじまりは銀河おわりも銀河なる 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
月夜には いも寝ざりけり 大殿の 林のもとに 行き帰りつつ 良寛
良寛さん生誕250周年ですね。
越後では色々のイベントがあっているのでしょうね。
行きたい、行きたいと思いながらも、ついに、行けないのが、老仁の、モヤモヤ人生なんです。非行動の哀しさよ。
吾も棲まん霧の女山(ぞやま)の杜の庵
★★★ 『 幾たびも飛鳥に戻る心根を愛呼と共に故郷の火とせん 』★ 瘋癲老仁妄詩 3302 へどうぞ!!! ♪♪♪
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
ほんとうに、筑後も、朝から、蒸し蒸しですよ。この暑さ、うんざり虫もでてきます。鬱の虫さん、出てきませんように。
震災復興状況視察ですか。ほんとうに雨が降らないといいのですけれどね。
これからもっと復興が捗るようになりますように。
月夜には いも寝ざりけり 大殿の 林のもとに 行き帰りつつ 良寛
良寛さんが一衣一鉢で生きてこられた裏には、家族や村の人たちの、大変なお世話があるのですね。大変なお世話を厭いもせずやってくれるほど良寛さんの徳が高かったのでしょう。良寛さんは、無邪気、無頓着だから、そのみんなのお世話に甘えることもできたのでしょうね。
大殿の草庵は、良寛さんのお気に入りだったようです。
佐渡が見渡せて眺望がいいし、妹のむらさんがすぐ下の庄屋さん所に嫁いでいて、下着の洗濯も衣服の用意もしてくれたそうです。居心地はよかったのでしょうね。
大殿の 林のもとに 庵占めぬ
何かこの世に 思ひ残さむ 良寛
命の またしくあらば このもとに
庵占めてむ また来む夏も 良寛
寺泊の照明寺の観音堂を、良寛さんは「大殿」と呼んでいたそうです。よほどの気に入りようですね。たくさんの歌を読んでいます。仮の住まいだけれども、三回も住んだそうです。
ひょっとすると、良寛さんの佐渡の母への母恋の情が隠されているのかもしれません。
この母恋の情を満たすものとしての貞心尼さんとの巡り逢いも考えることができるでしょうね・・・
知りたくなること、いっぱい、いっぱいですね。
母思う情につれなく秋の風 ≫ 。。。
★★★ 『 はじまりは銀河おわりも銀河なる 』 ★ 交心俳句 10801 へどうぞ!!! ♪♪♪

2008年09月05日
無花果や心も開けば花満てる
★ 交心俳句 10701
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無花果や心も開けば花満てる
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雪割草さんより、 『 飾らざる心吹かれて花となる 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
ひさかたの 雲吹き払へ 天つ風 うき世の民の 心知りせば 良寛
もう越後は稲刈りが始まっているのですね。
それにしても、長く続いた雨でしたね。稲の実り具合はどうだったのでしょうね。
良寛さんの時代も、日照りや長雨や、実りの時期に、人々を悩ませたことでしょうね。今のように品種改良があっているわけではないでしょうから、天候不順は農民にとっては大変な心配の種です。空模様に一喜一憂する民の憂き世があります。
民の心になって、良寛さんも苦しみます。
そして祈ります。
大空を長く覆い尽くしている黒雲を、もし民の苦しみと祈りの声が聞こえるなら、天の風よ、早く、吹き払ってくださいよ。
良寛さんの祈りが愛語なのですね。
愛語はシンクロして、民の声を聴く観自在菩薩に届き、観自在菩薩が、民の苦しみを救済してくれるんですね。良寛さんにできることは、民といっしょになって、観自在菩薩に祈ることなのでした。
・・・ 風定まって 花尚(な)お落ち
鳥啼(な)いて 山更(さら)に幽(ゆう)なり
観音妙智力(かんのんみょうちりき) 咄(とつ) ・・・
民の苦しみに心を配ることが慈悲心であり、慈悲心から湧く祈る心が愛語となり、良寛さんは、いつも民といっしょにいたのですね。
稲光苦しいときも民に添う
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
越後は、まだ32度の夏日が続いているのですね。筑後も同じようなものですけれど。
明日の楽しみが、今日を元気にしてくれますね。夢見る力は、もっと、今日を楽しくしますよ。そして、愛語に満たされます。
良寛さんに学んで、いっぱい、いっぱい、愛語を食べて、愛語を放って、Happyになりましょうね。
無花果や心も開けば花満てる
ひさかたの 雲吹き払へ 天つ風 うき世の民の 心知りせば 良寛
愛語に満ちた良寛さんの心、少しもらって、少し、お返ししましょうね。
自分にできることを、ひとつづつ、こつこつと。
身の回りに、こつこつとが、いろいろあるものですよね。
秋の雲憂き世を愛語で和らぐる ≫ 。。。
2008年09月03日
虫の音や遠きを忍ぶ声もあり
★ 交心俳句 10401
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虫の音や遠きを忍ぶ声もあり
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雪割草さんより、 『 霧のみね阿騎野わらじの夢ひかる 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
秋風の 尾花吹きしく 夕ぐれは 渚に寄(よ)する 浪(なみ)かとぞ思ふ 良寛
無邪気、無心の良寛さんは、どこかとろいところがあって、夢見る少年みたいなところがあって、思ったら、一途。何が何でもやりぬいてやる、そんな気持ちがあるようですね。
そんな思いで、どこかの山に入り込んでしまったのでしょうか。解説に、道に迷ったとありますから、そんなふうなこと想像してみました。
薄の穂の波打つ夕暮れの、さびしいけれど、壮大な情景をそのままよんだのかもしれませんね。夕陽にキラキラ光る薄が原を想い描くだけでもいいのでしょう。
汝れ呼べど谺返らぬ薄原
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
やっぱり33度ですか。厳しいですね。
それにしても虫の声は爽やかでいいですね。
虫の音や遠きを忍ぶ声もあり
秋風の 尾花吹きしく 夕ぐれは 渚に寄(よ)する 浪(なみ)かとぞ思ふ 良寛
吹き揺れる薄の原を前にして、良寛さんの心は何を思うのでしょうね。
心のままに歩いていた良寛さんが道に迷って、薄が原に入り込んでしまったのでしょうか。もう陽も落ちてきます。風も冷たくなりました。
さすがに良寛さんでも、薄を枕に旅寝する、とはいかないのでしょうね。
野晒しの身を思いけり夕芒
良寛の薄枕に旅寝かな
萩すすきわが行く道のしるべせよ 良寛
萩よ、薄よ心あるなら、道しるべとなって、わたしの行く道を示しておくれ。
さびしくて、こわくて、もう、パニックになってしまったよ。
狸が騙して、おもしろがっているのかもしれないから。
早く抜け出したいよ。 ≫ 。。。
2008年09月02日
秋野来よ水澄み古きもの流せ
★ 交心俳句 10301
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秋野来よ水澄み古きもの流せ
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雪割草さんより、 『 いろはからはじまる恋よ星づくよ 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
野べにきて 萩の古枝(ふるえ)を 折ることは 今来む秋の 花のためこそ 良寛
萩は良寛さんの思いの中で、命の更生を育んできたようですね。
野の花の一つひとつに、命を見、自然を知り、愛と感受していくのです。
そして、運命的な貞心尼さんとの逢い引きの思いも秋萩の頃を想定して準備されていくのですけれど、そんなにいつまでも待てない貞心尼さんがいました。
秋萩の 花咲くころを 待ちとほみ 夏草わけて またも来にけり 貞心尼
秋萩の 咲くを遠みと 夏草の 露をわけわけ 訪ひし君はも 良寛
夏草の露をかき分けかき分け、一日がかりで会いに来た貞心尼さんを、驚嘆して見つめる良寛さんがいます。
この一日だけでも最高ですね。
なのに、この一日、一日が、深く、豊かに、柔らかくなっていくのでした。
萩の露こぼるるままに添いにけり
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
越後では33度の予報ですか!筑後も秋空になってきましたけれど、むしむししてきます。野の風に吹かれて、心翔ばしたいですね。
秋野来よ水澄み古きもの流せ
良寛さんは、いつも新しいものを求めていたんですね。
古い因習や宗派から脱けだして、いつもあるがままの自然を大切にしています。
心無罣礙、拘りを捨てることができると、自在になれるのでしょうけれど・・・
小我という古い殻で身を纏いすぎていくのが人の習い。
良寛さんに倣って、ひとつづつ、脱ぎ捨てていけるといいですね。
野べにきて 萩の古枝(ふるえ)を 折ることは 今来む秋の 花のためこそ 良寛
自然を大切にするということは、手を加えないということではないのですね。
自然を知って、自然を活かすということなのでしょう。
古枝は伐って、風通しを良くして、
新しい芽が出やすいようにしてやる必要があります。古枝だが蔓延ると虫の巣窟にもなってしまい、病気の素ですね。
心も同じだよ、
そう良寛さんは、呼びかけてくれているようです。
いい心の花、
咲かせましょうね。
いろいろのもの流れくる秋の川 ≫ 。。。
★★★ 『 いろはからはじまる恋よ星づくよ 』 へどうぞ!!! ♪♪♪ 
2008年09月01日
あきの陽にほのかに焼けしかいなかな
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あきの陽にほのかに焼けしかいなかな
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雪割草さんより、 『 漸くに月愛で花と語りける 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
雪割草さん、いつもあい風ありがとうございます。
華の野に しほりやせまし 久方の また来む秋は 尋ねこむため 良寛
山路来て 何やらゆかし すみれ草 芭蕉
それぞれの花が、それぞれの縁をもっているのですね。それぞれの想い出と、愛を持っているのですね。
心を寄せる。
心を寄せると、花は自分になるんです。
こころを深くすると、花は観音になるんです。
わたしの中に、観音を、観ることができるようになるんです。
観音は、愛なんですね。
観音と語り合えるようになると、花の言葉を学びます。
花の言葉は、愛語です。
愛する心が、愛語です。
慈しむ心が、愛語です。
花野に、良寛さんは、愛に満ちあふれる世界を観ていたのでしょうね。
花野来て小さき花の愛を知る
。。。 ≪ 雪割草さん、おはようございます。
赤とんぼの季節ですね。
雪割草さんも、赤とんぼさんのように、日に焼けて、赤くなるのもいいのでしょうけれど・・・肌が白すぎるから、ヒリヒリなのでしょうね。
あきの陽にほのかに焼けしかいなかな
赤とんぼうまれしときもやはり赤
華の野に しほりやせまし 久方の また来む秋は 尋ねこむため 良寛
花野の季節です。
人の心に巡り来る花野の思いが甦ります。一つひとつの思いでのページに栞をつけていて、どこのどの花、どの思いで、と選びますけれど、花野にも、きっと、栞があって、訪れる人が、想い出しやすいようにしているのでしょうね。
花野と心が共鳴、共振し合うような良寛さんがいます。
花と共鳴共振する心が、愛語、なのでしょうね。
愛語として、人と人も共鳴、共振できるようになっていければいいですね。
年ふりてふかき縁の花野かな ≫ 。。。
★★★ 『 漸くに月愛で花と語りける 』 ★ 交心俳句 09802 へどうぞ!!! ♪♪♪
★ 交心俳句 10203
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花野来て小さき花の愛を知る
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