2009年02月28日

小面に妣の面影春袷






小面に妣の面影春袷     遊子
常世にありてなほ吾を諭す  鎌ちゃん

訪ね人 迷いし道に 小面の 導きありて きみに逢いけり   漫歩

季語=春袷/春

2009年02月26日

春の泥故郷見ゆる山の端






雪解けや 春の訪れ 土肥ゆる    Nong-Khai

2009年02月26日

料峭や浮かれ鳥どち油断すな   2009年02月24日の復元記事




    





陽の射さぬ磯には海女の若布刈   よし

料峭や浮かれ鳥どち油断すな  遊子
    冬将軍が行き来してをり  ヒコ

ありがとうございました。

2009年02月26日

未来ごと凍てて果つるや雪椿 2009年02月23日の復元記事




雪椿顔の火照りをいかにせむ   よし

未来ごと凍てて果つさるや雪椿  遊子
      花びら赤く氷に透けて  ヒコ

雪椿愛するゆえに死ぬ話  湘次

未来ごと凍てて果つるや雪椿   遊子
この世で添えぬ二人にあらば   鎌ちゃん

みらいごといててはつるやゆきつばき   遊子
たえたるさきのかがやきのひよ   漫歩

未来ごと凍てて果つるや雪椿  遊子
  散りてなほ咲く冬の紅なり  楽子

ありがとうございました。

2009年02月26日

春まだき草に遊べばちぎれ雲  2009年02月22日の復元記事




耳を澄ます今柔らかに草萌ゆる   よし

春まだき草に遊べばちぎれ雲  遊子
     牧場に羊放されてをり  ヒコ

春まだき草に遊べばちぎれ雲   遊子
  コースはずれし白球を追い   鎌ちゃん

はるまだきくさにあそべばちぎれぐも   遊子
     かたちうらなふおとめこころは   漫歩

青空に 梅花咲きしは 春来り   Nong-Khai

春まだき草に遊べばちぎれ雲  遊子
綿菓子のごと取つて食べたし  楽子

ふわふわと♪流れいきたい夏シドニー  チャンミ

早春の雑木林に雲の影  湘次

ありがとうございました。

2009年02月26日

淡雪にはんなり契るもやひ酒  2009年02月21日の復元記事


星月夜帰らぬ人のあまたなり   よし

淡雪にはんなり契るもやい酒  遊子  
ほのぼの白む窓明かりかな  ヒコ

故郷へ文書きゐれば春の雪  湘次

淡雪にはんなり契るもやひ酒     遊子    
夜の明け方は窓も曇りて     愛

淡雪にはんなり契るもやひ酒        遊子          
芸鼓の舞に雪も解けゆく  楽子

待ち人よ 雪傘模様 好きな頃 S&M

はんなりと 淡雪溶かす京言葉   鎌ちゃん

ありがとうございました。

2009年02月26日

来し方に捨てきし夢や冬川原 2009年02月20日の復元記事



窓開けて我も仲間ぞ春嵐   よし

来し方に捨てきし夢や冬川原  遊子     
真白き雪の残りてをりし  ヒコ

来し方に捨てきし夢や冬川原   遊子   
行き着く末に春なもとめそ    愛

来し方に捨てきし夢や冬川原   遊子     
夢は流れて海に注がむ   楽子

来し方に捨てきし夢や冬川原  遊子    
現の花の咲くぞ待たるる  漫歩

ありがとうございました。

2009年02月26日

君が背に風花の舞ふ朝かな  2009年02月19日の復元記事




忘れ雪 またも積もれば こんこんと  S&M

雪は舞う希望と未練の春の駅  よし

君が背に風花の舞ふ朝かな  遊子
  ことは゛交わさぬ別れ美し  ヒコ

風花を髪に故郷を離るる日  湘次

一人ぼち粉雪の舞う線路かな  楽子

この街を 出てゆく雪の朝かな    鎌ちゃん

ありがとうございました。

2009年02月17日

やまんばや昔々の冬篭










やまんばや昔々の冬篭   遊子
いろり話のおどろおどろし  ヒコ

わらわらと山にも野にも春の雹     よし

語り部の婆が真冬を眠らする  湘次

ありがとうございました。

2009年02月16日

散りゆくは無垢なる薔薇晩夏光








叩くだけ叩いて西瓜買わぬなり    よし

滅びゆくもの輝けり晩夏光  湘次

北国の あの子がくれた チョコ便り   若

逝く「晩夏」 送る「晩花」も 逝く「晩花」   若

散りゆくは無垢なる薔薇晩夏光   遊子
いまは朽ちれどやがてまみえん   漫歩

雨音のたえなる調べ秋薔薇 道州

ありがとうございました。



2009年02月15日

春荒の雲や北へと旅ごころ










春荒の雲や北へと旅ごころ  遊子
 白雲の海へ海へと飛びし  ヒコ

春荒れの雲や北へと旅ごころ    遊子
   風と旅して帰心矢のごと     愛

春荒の雲や北へと旅ごころ   遊子
    友の写俳に心乱れて   漫歩

天牛の夜食は何となるべきや  よし

春嵐出家ごころの湧きいづる  湘次

北帰行 Vの字描く 雁の群れ  イワン

ありがとうございました。

2009年02月14日

赤い絲手繰るやバレンタインの日










赤い絲手繰るやバレンタインの日  遊子 
     御神籤引いて硬く結びし   ヒコ

ブランデーたっぷり入りしチョコ届く  よし

花言葉添へてバレンタインの日  湘次

"愛の日"や 我にはなんの ことも無く   雪梨

赤い絲手繰るやバレンタインの日  遊子
        チョコを頂き甘い一日  楽子

寡黙なる男にバレンタインの日  句童

ありがとうございました。

2009年02月13日

炎天や小人の影のぽつねんと







コアラを救助・・・クリックして大きく





ノーム診(み)る はかなく一人 路地に発つ  S&M

炎天や小人の影のぽつねんと  遊子
   山火事怖いと街角に立つ  ヒコ

炎天や火をもてあます小人たち  湘次

わらわらと吾(あ)もまたただの船虫か   よし

ありがとうございました。


炎天/夏

2009年02月12日

冬窓や去りたる人のこと思ふ










白壁や 時代と伴に 閉ざされる S&M

廃屋に今年も蓬わらわらと     よし

菜の花に囲まれてゐる廃虚かな  ヒコ 

北窓塞ぐ少し開けゐてこころの扉  湘次

なぜ、一言の別れもなく・・・あなたは去ったのですか?
これから・・私はどのようにしてあなたを忘れたら
良いのですか? 毎日、毎日・・ここへ来ては
あなたの影を見ています。---- 悲恋より。 ぼたん

棲まぬ家の朽ちし漆喰凍返る 漫歩

ありがとうございました。

2009年02月11日

侘助の白ひつそりと籬越し











釣釜やあるべきものは衣の音   よし
     春袷には博多帯かな   遊子

ありがとうございました。

2009年02月10日

解く帯の緋は妣の色冬座敷 










解く帯の緋は妣の色冬座敷  遊子
  想へば母娘若かりしかな  ヒコ

ひとり解く帯のせつなき冬座敷  湘次

緋の帯の解けて流れる偲ぶ川、縋る思ひの熱き眼差し 愛媛子

恨めしやデートの人は単衣かな   よし

花衣 ぬぐやまつわる ひもいろいろ  久女

解く帯の緋は妣の色冬座敷  遊子
添い寝のかほりふり返りみる  ひらり

ありがとうございました。

2009年02月09日

落葉のかそけき音を踏みて行く










落葉の かそけき音を 踏みて行く  遊子
   木の葉雨降る 小径つたいて  イワン

春風に木の葉の音もやらかなり    よし

君想ふひそかな音に落葉踏む  湘次

らくえふのかそけきおとをふみていく  遊子
    ささやくこえにききみみたてて  漫歩

耳澄まし幽けき音の落ち葉かな 楽子

ありがとうございました。




「落葉/冬」

2009年02月08日

黒髪をすべる指先春めけり











黒髪をすべる指先春めけり  遊子
   風も光もさみどりに  ヒコ

黒髪をすべる指先春めけり  遊子
  春風にのり香り届かむ   楽子

黒髪に 亜細亜の息吹 春来たり   Nong-Khai

ありがとうございました。

2009年02月07日

百日紅友の語りし夢辿り  










百日紅花の向こうに青い空  よし

春の香を 集めて其処に 花手毬   Nong-Khai

百日紅友の語りし夢辿り 遊子
  花を枕に旅の一人寝  愛

思い出を繋ぎて咲けり百日紅  湘次

ありがとうございました。

2009年02月06日

言の葉をはつしと受けて冬苺










ささやかな希みなりけり豆蒔く日   よし

言の葉をはっして受けて冬苺  遊子
    緑の愕を摘み上げたり  ヒコ

粒ほどの痛みがひとつ冬苺  湘次

言の葉をはっしと受けて冬苺      遊子
    しばし止めん言霊の愛      愛

言の葉をはつしと受けて冬苺   遊子
    返してあげようその唇に   鎌ちゃん

ありがとうございました。

2009年02月05日

蝋梅や古都の名酒と香を競ふ










梅の花 香り豊かに 春を呼ぶ  Nong-Khai

蝋梅と古都の名酒と香を競ふ  遊子
    いずれ劣らぬ春の饗宴  ヒコ

蝋梅や古都の名酒と香を競う   遊子
      寒の名水ともに味わい  愛

満天のプラネタリウムや青楓  よし

蝋梅や日向の砂利の匂いだす(橿原神宮にて)  とし坊

ありがとうございました。

2009年02月04日

節分の豆出勤の靴の中










季節には一足は買う白い靴      よし

 節分の豆出勤の靴の中  遊子
  一足一足確かめて見し  ヒコ

節分の豆をかじりて夜の鼠  湘次

節分の豆出勤の靴の中     遊子
願いを込めてそっと取り出す   愛

節分の豆出勤の靴の中   遊子
昨夜の鬼の独り笑みかな  鎌ちゃん

炒り豆の三和土に零れ春立ちぬ   漫歩
            ↓
節分の豆出勤の靴の中         遊子

節分の豆出勤の靴の中     遊子
踏み出すごとにあちこち動き  楽子

節分や 豆と鳩との 鬩ぎ合い Nong-Khai

ありがとうございました。

2009年02月03日

弦月を戀ふるヴィーナス西の空










暗がりの 照らす月夜を 歩む道 S&M

弦月を戀うるヴィーナス西の空    遊子
やがて明け染む東(ひんがし)の空  愛

弦月やぼくの心にうらおもて  とし坊

節分の頂き酒の夜は更けて     よし

アルテミス ヴィーナス共に 美の祭典 Nong-Khai

弦月を戀ふるヴィーナス西の空  遊子
  明くれば共に消ゆる身なれど 道州

君恋しされどあなたは冬の月  湘次

ありがとうございました。

2009年02月02日

蜘蛛の巣にサザンクロスよ夏の朝










逞しき腕羨まし鉄線花(クレマチス)   よし

蜘蛛の巣に喜雨の雫のとどまれり  湘次

蜘蛛の巣にサザンクロスよ夏の朝 遊子
        寒星見ゆる北の嶺嶺 道州

雨上がり 夏の雫や 小宇宙   Nong-Khai

蜘蛛の巣にサザンクロスよ夏の朝  遊子
  水玉太し水金地火木土天海冥   ヒコ

ありがとうございました。

2009年02月01日

ふり向きもせで立ち去りし牡丹雪   










ふり向きも せで立ち去りし 牡丹雪  遊子
      水より淡き 恋のうたかた  イワン

淡雪になお暮れ残る路地の裏   よし

ふりむきもせで立ち去りしぼたん雪  遊子
        傘の重たく傾きにけり   ヒコ

立ち去りし人の残せり春の雪  湘次

牡丹雪 つのる気持ちは 春遠からじ Nong-Khai

振り向きもせで立ち去りしぼたん雪    遊子
       後ろ髪ひく想ひ断ち切り    愛

牡丹雪 熱き想いの融けもせで    鎌ちゃん

ふり向きもせで立ち去りし牡丹雪   遊子
見る目無き身を責めて詮無し      漫歩

ふり向きもせで立ち去りし牡丹雪  遊子
   掌にふれ直ぐに解けし淡雪  道州

ありがとうございました。

しりとり575パート16から発句しました。

ふり返り見れば佇む雪女郎 道州  

ふり向きもせで立ち去るや小夜時雨  遊子

ふり向きもせで立ち去りし牡丹雪 遊子(推敲) 

降ってもすぐに溶ける牡丹雪のように、淡き恋・・・