2009年05月31日
遊;飛びたちぬ
夏草やあばよと鳥の飛びたちぬ 遊子

夏草やあばよと鳥の飛びたちぬ 遊子
影を残して行きにけるなり ヒコ
影ゆらり湯のたぎる音風炉手前 よし
別れにはことばは無用青芒 湘次
夏草や あばよと鳥の 飛びたちぬ 遊子
未練も見せず 三度笠振り イワン
ありがとうございました。
私といふものがありながら、やつぱりあなたは去っていくのね。泪・・・
それにしても別れろ切れろは芸者の時にいふ台詞、私にゃ死ねと云って下さい。蔦には枯れろ、とおっしゃてください。
・・・・(シドニーなのにえらい時代がかってるね!)(笑) 泉鏡花 婦系図より
2009年05月30日
遊;溶けさうな心
溶けさうな心そのままかたつむり 遊子

溶けそうな心そのままかつむり 遊子
アンテナそよがせ花の陰這ふ ヒコ
苔食めば鮎の如くに香るかと よし
蜜の味 蜂じゃ無くても 寄ってくる Nong-Khai
溶けさうな日差し受けつつビヤホール 楽子
ありがとうございました。
2009年05月29日
遊;ででむし
廃校にぽつりででむしけふも雨 遊子

廃校にぽつりてで虫けふも雨 遊子
子らの歓声殻に閉じ込め ひこや
延びし身を早く縮めよ蝸牛 よし
ででむしに二千歩といふ栄誉賞 湘次
ででむしや 通りし証 銀の道 愛
廃校にぽつりででむしけふも雨 遊子
空耳に聞く子らの歓声 漫歩
廃校に 成った後には 肝試し Nong-Khai
ありがとうございました。
2009年05月28日
遊;影やとうろ
ふわふわと影やとうろの夏の夕 遊子

ふわふわと影やとうろの夏の夕 遊子
月の光の明るきことよ ヒコ
夏の夕子を呼ぶこゑの遠くより 湘次
ふわふわと影やとうろの夏の夕 遊子
残照の中夢の世界へ 愛
懐かしき苺は母のもんぺ帯 よし
ありがとうございました。
2009年05月27日
遊;泥んこ
泥んこが駆け抜けていく青嵐 遊子

泥んこが駆けぬけていく青嵐 遊子
雨の上がりてボール蹴り合ふ ヒコ
玉虫は衣装のいらぬ着道楽 よし
泥んこが駆け抜けてゆく青嵐 遊子
若人達の躍る筋肉 愛
玉遊び 所変われば 名も変わる Nong-Khai
ありがとうございました。
2009年05月25日
遊;さよなら太鼓
踊り子のさよなら太鼓遠い夏 遊子

踊り子のさよなら太鼓遠い夏 遊子
夕日の浮かぶ蹲見つめ 楽子
朝虹は錦の台(うてな)水に揺る よし
踊り子のさよなら太鼓遠い夏 遊子
花も蕾の紅椿かな ヒコ
踊り子のさよなら太鼓遠い夏 遊子
雨の下田に濡るる笛の音 はぐれ
手洗いの水も揺らして夏太鼓 愛
ありがとうございました。
2009年05月24日
遊;犬のかほ
春の果なぞ問ひをるや犬のかほ 遊子

春の果 その先待つは 童の眼 ぼたん
小満や羨ましきは犬の牙 よし
春の果薄陽ゆらめく犬のかほ 遊子
牙もやさしき老ひしまなじり ヒコ
逝く春や 犬の顔にも 憂い見ゆ 愛
おらぁ、春の果てなんて意味を聞いてんじゃねえんだってば。タロウ談(犬語通訳 はぐれ雲)
ありがとうございました。
2009年05月23日
遊;ほろ酔ひ
ほろ酔ひの漢ぶらりと朧かな 遊子

ほろ酔いの漢ぶらりと朧かな 遊子
犬の出迎え連れ立ち帰へる ヒコ
朧月 世のうつろいを 見えぬふり ぼたん
ほろ酔ひの漢ぶらりと朧月 道州
巡礼の 杖の彼方に 月朧 愛
ほろ酔いの漢ぶらりと朧かな 遊子
朧よりさらに虚ろな漢あり ひよどり
ほろ酔いの漢ぶらりと朧かな 遊子
橋の真中で乙女を待てリ 楽子
ほろよひのをとこぶらりとおぼろかな 遊子
ひくくぎんずるべんせいしゅくしゅく 漫歩
炎帝も爪を磨くのゆふべかな よし
天界へいざなう糸は月夜の道 koba
ありがとうございます。
2009年05月22日
下駄に素足
紅の緒の下駄に素足や一文字 遊子

襷掛け 二の腕眩し 若妻の ぼたん
弁当食う中杉通りは青時雨 よし
藍浴衣 粋な小股の 美女となり 愛
紅の緒の下駄に素足や一文字 遊子
からんころんと行く石畳 ヒコ
ありがとうございました。
2009年05月21日
遊;見つけて欲しい
かくれんぼ見つけて欲しい夏の草 遊子
かくれんぼ一抜け二抜け大夕焼(おおゆやけ) よし
かくれんぼ見つけてほしい夏の草 遊子
頭隠してお尻隠さず ヒコ
「お~い、鬼になるんば嫌だからって、家さ帰って押入れで寝てたんだとよ~」 はぐれ雲
野遊びやあなた見つけて私ここ 鎌ちゃん
追ひかけて追ひかけてゆく夏野かな 湘次
かくれんぼ見つけてほしい夏の草 遊子
気付かず過ぎし若き日のこと 愛
道草をくっているうちにご主人様が見えなくなってしまった。
あちこち駆け回って探したが、見つからない。
はてな、と思った瞬間遠くに姿が。 やった!急げ! 漫歩
ありがとうございました。。
2009年05月20日
遊;藤の花間
かくれんぼ藤の花間に見え隠れ 遊子

かくれんぼ藤の花間に見え隠れ 遊子
甘い香りについ立ち止まり 楽子
かくれんぼ藤の間に見え隠れ 遊子
頭隠して尻を隠さず ヒコ
藤揺るる淡々恋の揺れのなか 湘次
かくれんぼ藤の花間に見え隠れ 遊子
若むらさきの娘姿を 愛
儚しと 見えて思えて 藤娘 せめて声掛け 手などを取りて ぼたん
雨去れば花橘の匂い起つ よし
ありがとうございました。
2009年05月19日
遊;おまいにほれた
遠き日々おまいにほれたほうれ草 遊子

遠き日のおまいにほれたほうれん草 遊子
味の沁みたる煮物なりけり ヒコ
新しき日除けのかかる滝の茶屋 よし
遠き日々おまいにほれたほうれ草 遊子
着いて行きたやおまいと共に 愛
遠き日々おまいにほれたほうれ草 遊子
放られたなら逆ほうれ草 青萄
好きだから意地悪したいほうれ草 はぐれ雲
ありがとうございました。
2009年05月18日
遊;夏の朝
夏の朝コーヒー香る港街 遊子

夏きさ゛す道往く人の朝日かな 遊子
光に向ひ生きる清しさ ヒコ
夏きざす昨日の影のすぐ消えて 湘次
夏きざす道往く人の朝日かな 遊子
今日の一日神に祈りて 愛
平手造酒末期の酒や行々子 よし
ありがとうございました。
2009年05月17日
遊;ででむし
ででむしや罪なき夢を結びをり 遊子

ででむしや罪なき夢を結びをり 遊子
古都の夕べに灯り燈りて 楽子
てでむしや罪なき夢を結びをり 遊子
この歩みもて年取るもよし ヒコ
かたつぶり家を持つ身が羨まし よし
あの世までには持ってもいけず 遊子
ででむしの父捜す旅続きをり 湘次
ででむしや罪なき夢を結びをり 遊子
愛の世界へ歩み遅けど 愛
ででむしや罪なき夢を結びをり 遊子
這い上がりたるキリストの掌に 漫歩
ででむしや罪なき夢を結びをり 遊子
ほどけて走るときもあるらむ はぐれ雲
かたつむり 緩き歩みも 着実に Nong-Khai
ありがとうございました。
http://www.youtube.com/watch?v=s9ffJIf6XjI 夢であいましょう (懐かしいですよ、お時間のある時に)
六八コンビが作リジェリー藤尾が歌った「遠くに行きたい」http://www.youtube.com/watch?v=sz6gwWCLIlo が好きでした。
2009年05月16日
遊;指
五月晴グレンミラーの弾みをり 遊子

五月晴グレンミラーの弾みをり 遊子
若葉茂れる森に響けと 楽子
雨になり深酒となる鮎の宿 よし
五月晴グレンミラーの弾みをり 遊子
楽器も風に光り輝き ヒコ
聖五月指かろやかに曲を生む 湘次
五月晴グレンミラーの弾みをり 遊子
去りにし夜の血潮思へり ひよどり
五月晴グレンミラーの弾みをり 遊子
イン・ザ・ムードに浸るひと時 鎌ちゃん
五月晴れグレンミラーの弾みをり 遊子
若き想ひに胸も高鳴る 愛
五月晴グレンミラーの弾みをり 遊子
柳の銀座大股で行く 漫歩
ありがとうございました。
2009年05月15日
遊;新酒
新酒てふはんなりと酌むをみなかな 遊子

新酒てふはんなりと酌むをみなかな 遊子
煮魚つつきてふるさと思ふ 楽子
新酒てふはんなりと酌むをみなかな 遊子
才能きらきら溢れさせつつ ヒコ
新酒てふはんなりと酌むをみなかな 遊子
ほほ染めしまま酔いにたゆたふ 愛
しんしゆてふはんなりとくむをみなかな 遊子
きみもはいあげじっとあをみし 漫歩
黒南風(くろはえ)や甘めの燗の支度する よし
黒南風の辻いづくにも魚匂い 能村登四郎
ありがとうございました。
2009年05月14日
遊;虞美人草
道の辺や虞美人草のたゆらなり 遊子

「虞や虞や・・」と 覇王の嘆や 虞美人草 イワン
道の辺の虞美人草のたゆらなり 遊子
うなじ細めて咲きてをるなり ヒコ
後悔に頭丸めて芥子坊主 はぐれ雲
駆け下りるホワイト・スニーカーただ眩し よし
虞美人草かなしき舞をみせにけり 湘次
道の辺や虞美人草のたゆらなり 遊子
国も傾く美姫とは 愛
みちのべやぐびぢんさうのたゆらなり 遊子
しずかのこころひなげしのはな 漫歩
芥子の花ゆらす真つ赤なポルシェかな 道州
道端に ひなげし一輪 艶やかに Nong-Khai
ありがとうございました。
2009年05月13日
遊;放課後
誘惑のあまた放課後春暑し 遊子

誘惑のあまた放課後春暑し 遊子
汗ばむ頃となりにけるなり ヒコ
放課後の翅を広げて蝶舞へり 湘次
誘惑のあまた放課後春暑し 遊子
若い命の溢れる姿 愛
誘惑のあまた放課後春暑し 遊子
そっと開くは ラブレター 臥竜
水玉の心嬉しき日傘かな よし
ありがとうございました。
いえ、この子たちがどうのこうのと言うわけではありません。
ただ、解放された放課後は楽しそうで、家にまっすぐ帰りたくないだろうな・・・と思って。
足フェチの遊子、あっと閃いて追いかけながら望遠で撮った一枚、被写体ぶれ以外にも手ぶれが見られます。
「それで臨場感がある」、と慰めないで・・・って誰も言ってないね。(笑)
2009年05月12日
遊;トマト
人の皆幸せに見ゆとまとあり 遊子

人の皆幸せに見ゆとまとあり 遊子
朝の光のスパイスかけて 楽子
人の皆幸せに見ゆトマトあり 遊子
あかあかと熟れ日の匂いかな ヒコ
どの家も計った如し青簾 よし
幸せは日の匂ひしてトマト食む 湘次
人の皆幸せに見ゆとまとあり 遊子
日の恵み添え幸有れかしと 愛
ひとのみなしあはせにみゆとまとあり 遊子
サラダとりわくきみのしろきて 漫歩
春野菜 摘んで縁側 夕涼み Nong-Khai
初鰹 水菜摘みて 晩酌を 夜風吹かれつ 月見かな Nong-Khai
痩せた姿の慰めてをり 遊子
ありがとうございました。
2009年05月11日
遊;畝傍山
野遊びや故郷にせむ畝傍山 遊子

あの山に、誰が住むやら聞いてみる、雲かお空に聞いてみる ぼたん
聞いてみたけど答えは秘密 昔々の指きりげんまん 遊子
野遊びや故郷にせむ畝傍山 遊子
大和三山愛おしきかな ヒコ
ふるさとの五月の風よ山川よ よし
野遊びや故郷にせむ畝傍山 遊子
大和三山ともに眺めつ 愛
のあそびやふるさとにせむうねびやま 遊子
やまとじのそらゆめかけめぐり 漫歩
畝傍山 春風なかに 古え感じて Nong-Khai
ありがとうございました。
2009年05月10日
遊;花蜜柑
花蜜柑重く匂つて闇を解く 遊子

花蜜柑重く匂つて闇を解く 遊子
目を光らせて野良猫の行く ヒコ
花蜜柑重く匂って闇を解く 遊子
月の光に乗せて届けと 愛
空の滝未だ零さず日矢を溜む よし
ありがとうございました。
2009年05月09日
遊;村外れ
若葉風袂に入れて村外れ 遊子

松が枝にクレッシェンドの夏の月 よし
若葉風訣に入れて村はずれ 遊子
風の形に吹き流しかな ヒコ
若葉風袂に入れて村外れ 遊子
誰を待ち侘ぶ里の夕暮れ 愛
待ち人を待つ間の風の薫りかな ひよ
わかばかぜたもとにいれてむらはづれ 遊子
みずこじぞうのかざぐるまなる 漫歩
若葉風袂に入れて村外れ 遊子
小さくなりぬ君の背中(せな)みて ひらり
ありがとうございました。
2009年05月08日
遊;船客
船客のみな眠たげな暮の春 遊子

船客のみま眠たげな暮の春 遊子
水の面のとろり色付きをりしかな ヒコ
芝居跳ね出ずれば雷のかますびし よし
逢ひしより別れ気になる暮れの春 ひよ
目借り時二等船室みな眠り 湘次
ありがとうございました。
2009年05月07日
遊;鈍色鎮む漁港
春の海鈍色鎮む漁港かな 遊子

春の海鈍色鎮む漁港かな 遊子
とろりと今日の暮れてゆくなり ヒコ
春の海平家源氏の霊鎮む 湘次
夕焼けの海は泣けよと云ふが如 よし
羅(うすもの)を纏うて大きな陽が落ちる よし
ありがとうございました。
2009年05月06日
遊;山茶花の褥
山茶花の褥に憩ふ虫ひとつ 遊子

町は雨山茶花さざんか紅の色 よし
山茶花の褥に憩ふ虫ひとつ 遊子
色香に酔ひてしまいけるなり ヒコ
山茶花に虫の影ある真昼時 湘次
さざんかのしとねにゐこふむしひとつ 遊子
むしとはいへどえりこのみあり 漫歩
ありがとうございました。
2009年05月05日
遊;をとこひとり
行く春やをとこひとりの物語 遊子

行く春やをとこひとりの物語 遊子
秘めたる想い外つ国に置き ひらり
行く春やをとこひとりの物語 遊子
日本の人と別れゆくなり ヒコ
かきつばた信濃国の都鳥 はぐれ雲
行く春やをとこひとりの物語 遊子
現ならねば夢なあふやも はぐれ雲
行く春やをとこひとりの物語 遊子
おもいし人の今は如何にぞ 鎌ちゃん
行く春や旅路の果ての港町 湘次
春夜更け ヘビメタバックに 鯖造り Nong-Khai
ゆくはるやをとこひとりのものがたり 遊子
そはくれなずむみなとなりけり 漫歩
夏籠の咳ひとつなき山の寺 よし
行く春や をとこひとりの 物語 遊子
愛(お)しき人捨て 次なる旅へ イワン
行く春や俺はボギーかマーロウか れいもん
ありがとうございました。
2009年05月04日
遊;花の屑
濡れそぼち紅深みゆく花の屑 遊子

嬉しきは筍飯と山菜と よし
濡れそぼち紅深みゆく花の屑 遊子
未練残りし別れなりけり ヒコ
濡れそぼち紅深みゆく花の屑 遊子
季節の移ろひ此処にありとぞ 愛
ぬれそぼちべにふかみゆくはなのくず 遊子
しばしこのままのこしおくべし 漫歩
反古となる恋文あまた花の屑 湘次
ありがとうございました。
2009年05月03日
遊;惜春鳥
惜春やどこかで鳥の啼く夕べ 遊子

往く春を惜しむわちきの耳に、 恋しやなあーー わちきに懸想したあいつが鳥に姿を変えて
鳴く声が・・・・ 恋し・・恋し・・ と鳴いている。 こんなに思われてみたいです・・・って、ぼたん物語。
春の花 小鳥もくちづけ 恋季節 Nong-Khai
惜春やどこかで鳥の啼く夕べ 遊子
子規の写真のセピア調なり ヒコ
鳥啼くは切なき吾の惜春歌 ひよどり
恐ろしや春の夕べは鵺が啼く はぐれ雲
惜春や何処かで鳥の啼く夕べ 遊子
月の出を待ち想ひ込めしや 愛
惜春やどこかで鳥の啼く夕べ 遊子
お茶一服に解けるわが身 ひらり
鳥啼くや 逝きし春への レクイエム イワン
玉繭の輝く頃は童心に よし
行く春を赤提灯で送りたり ひよどり
2009年05月02日
遊;あゐぎこゑ
春愁などか問はざるあゐぎこゑ 遊子

溜め息をひとつついては新茶汲む よし
春愁などか問はざるあゐぎごゑ 遊子
ひとり高なる波の音あり ヒコ
春風で 渡りし病 今は人 Nong-Khai
ありがとうございました。
2009年05月01日
遊;花の宴
花冷えの一献のうたげ古城かな 遊子

雪解けの 壁の向こうに 山桜 Nong-Khai
旅にある遊子哀しも草の笛 よし
花冷えの一献のうたげ古城かな 遊子
日本の春を味わい尽くし ヒコ
花冷えや 君去りし宵の赤提灯 鎌ちゃん
花冷えの一献のうたげ古城かな 遊子
盃の花びら残し啜らん 漫歩


