2009年06月30日

遊;冬の空

常緑の木々のふちどる冬の空  遊子







空蝉の等しく空を向いてをり     よし


常緑の木々のふちどる冬の空  遊子
   青く開けて深かりしかな  ヒコ


天の川仰ぎ仰いで人を赦す  玉宗


冬青空ユーカリの葉が掃き清む  湘次


常夏の 紺碧思うや 冬の空  Nong-Khai (-o-)


ありがとうございました。





2009年06月29日

遊;心から惚れて

短夜の心から惚れてみだれ髪  遊子




 


夜濯ぎの妻の沈黙怖ろしき  玉宗


夏の夜の 揺れる提灯 妖しげに   Nong-Khai


芳しき髪みだれをり夏座敷  ひよどり


短夜の心から惚れてみだれ髪  遊子
  しらじら夜の明けにけるなり  ヒコ


短夜の君の匂ひの髪を梳く  湘次


この年も既に夏なりたけくらべ   よし


祭り笛袖振れなくて乱れ髪   旅人


ありがとうございました


2009年06月28日

遊;PENTAX

にじむ汗いとわず熱きカメラショウ  遊子




 


にじむ汗いとわず熱きカメラショウ  遊子
   シャッター音の涼しきことよ  ヒコ


畳の目そしらぬ振りの天瓜粉    よし


デジカメの 日進月歩 素晴らしき  Nong-Khai


ありがとうございました。



人混みの苦手な遊子ですが、先日頑張ってカメラショウに行ってきました。
PENTAX党としましては、K-7を触って確かめたいことがありました。
噂とおりAFが迷わない確かさは嬉しく、連写時の5.2コマ/秒のエンドレスはPENTAXじゃないみたいでした。(笑)      
     
で、もうすぐ入荷する製品、もう売り切れなんですと。
遊子の中の物欲がうずいた日でありました。

この写真は、店頭にあったK-7での試写。
慣れないカメラでの撮影はあまり上出来な写りではありませんが・・・(^_^;)
一枚目はISO;100、二枚目はISO;3200です。
被写体が明るいせいか、二枚目でもあまりノイズが出ていないのは優秀です。


2009年06月27日

遊;藍浴衣

藍浴衣博多きりりと一文字  遊子




 




藍浴衣博多きりりと一文字  遊子
 女の粋のありにけるなり  ヒコ 


老ひ犬が浴衣のあとを従いて行く  ひよどり


夏の夜は 浴衣明太 ぶっかけ饂飩   Nong-Khai


磯蟹の寄する波にも威嚇する    よし


修羅を経し人とも見えず浴衣かな  玉宗


藍浴衣揺るがぬ恋を帯に締め  湘次


ありがとうございました。



2009年06月26日

遊;一等賞

てんと虫ゆらゆらゆらの褥かな  遊子







胡麻の花小さな口でぶつぶつと    よし


嬉しくて飛び翔つやうに天道虫  玉宗


おめでとう!文に大きく夏見舞  湘次


てんと虫ゆらゆらゆらの褥かな  遊子
   今宵はどんな夢を見るらむ  道州


ありがとうございました。



Michael Jackson - Thriller


Michael Jackson - Heal The World


2009年06月25日

遊;蜘蛛の糸

嫋やかにそそぐ一献蜘蛛の糸  遊子







くちなはを捕へしことをことさらに  玉宗


据え膳の恥かき捨てて蜘蛛の糸  旅人


秋の蝶悟れる坊主の世迷言     よし


罠あると知れど誘はる蜘蛛の糸  湘次


たをやかに勧められたる冷酒かな 道州


ありがとうございました。

2009年06月24日

遊;レインボー ロリキート(インコ)の夏芝居

掌の愛しき鳥かな夏芝居  遊子













朝はさながら港のごとし小鳥来る  玉宗


夏の昼インコの話す独り言  湘次


形代を流してその瀬の速さよな    よし


山雀の呼べば神籤を持ち来る 道州


ありがとうございました。




The Brothers Four - Yellow Bird

2009年06月23日

遊;外つ国の胡瓜

外つ国の胡瓜の皮の固かりき   遊子







茄子胡瓜なんでも入る頭陀袋  玉宗


海荒れてはまなすの実のふたつみつ     よし


胡瓜食ぶ故郷の母を思ひつつ  湘次


産土の匂ひじやがいもなすきゆうり 道州


ありがとうございました。




謂うことを止めよ他郷苦心多しと。・・・
分かってます、♪でもあのとげとげのいっぱい付いた新鮮な皮の柔らかい胡瓜は見ないんだよね。

2009年06月22日

遊;碧空

冬晴れの市の人ごみ逃れけり   遊子





街をゆく遠まなざしや金魚売り  玉宗


冬深むいよいよ空は蒼深め  湘次


弔いの家の二階の寒昴   よし


ありがとうございました。




異邦人(久保田早紀)「歌詞付き」鎌ちゃんさん選曲

Blauer Himmel/Tango「碧空」(ゲッツイ楽団)

2009年06月21日

遊;恋人

恋人の汗きらめいて石を蹴る   遊子







雨ならば雨の音する花カボチャ   よし


恋人はおまえと決めた冷し酒  湘次


恋人の汗かがやくや石を蹴る      遊子
深紅の唇(くち)に 心たじろぎ    イワン


情熱の 熱き思いを 夏に賭け Nong-Khai


ありがとうございました。

ピアノ演奏 ~ ニュー・シネマ・パラダイス ~ 『成長・愛のテーマ』

Nuovo Cinema Paradiso ENNIO MORRICONE ニューシネマパラダイス・愛のテーマ・初恋・トトとアルフレード  よしさん選曲

小椋 佳/帰っちゃおうかな LP ver.楽子さん選曲

2009年06月20日

遊;焼き鳥美人

漢あり始めはいつも生麦酒   遊子







男一人捨てゝ去りゆく日傘かな  玉宗


をとこありはじめはいつもなまびーる   遊子
しょうちゅうのころぎろんがくがく     漫歩


この頃は草食なれば偽ビール   よし


生麦酒 帰宅時一杯 夕涼み  Nong-Khai


ありがとうございました。

森田公一とトップギャラン 青春時代

2009年06月19日

遊;地球の泪

止めどなき地球の泪青嵐   遊子





ひと筆の達磨の髭や渋団扇     よし


豊かな涙袋から溢れ出るもの。
この青い星には喜怒哀楽がある。
だが、このままではやがて涙も枯れ、無表情になるだろう。   漫歩


ありがとうございました。


THE PLATTERS - ONLY YOU

2009年06月18日

遊;迷い来たる

道尽きて迷い来たるや夏の蝶   遊子







蝶となり海を渡らむ夏薊  玉宗


みちつきてまよいきたるやなつ’のちよう  遊子
さがしあてたりあたらしきみち       漫歩


居酒屋の亭主は海か帆立貝    よし


ありがとうございました。


The Tennessee Waltz - singer Patti Page 1950

2009年06月17日

遊;魚眠る

夏の夜の波蒼くして魚眠る    遊子





逝きし子の歳を数える蝉生る    よし


夏の夜の竜宮にまだ灯の残り  湘次


夏の夜の心蒼々と魚眠る    道州


夏の夜の波蒼くして魚眠る    遊子
  叶わぬ恋を心に秘めて   楽子


夏潮騒 音色は 自然の子守歌     Nong-Khai


ありがとうございました。





カーペンターズ・Yesterday Once More

名もない魚 / 小椋佳

2009年06月16日

遊;月見草

月見草無くしたものはなんですか   遊子





野も川も雨に煙れる山開き   よし


人形のごとく捨てられ月見草  湘次


私が泣いているのは、君を無くしたためじゃない。煙が目にしみただけさ。 れいもん


月見草 夜風に吹かれ 星見酒  Nong-Khai






Platters - Smoke Gets In Your Eyes

2009年06月15日

遊;豆腐割烹

今にして豆腐割烹夏の夕  遊子





三味線の聞こえる路地の冷奴  湘次


梅雨寒や薄いタオルを奪い合う     よし


ありがとうございました。



2009年06月14日

遊;愛しい

愛しいと言つてね今すぐかき氷  遊子





雨浴びて首擡げたる青蜥蜴     よし

かき氷指に夜店の指輪はめ  湘次

いつもレモンの君がイチゴを注文した顔つきで俺には予感があった。
だから、いきなり頬張って返事が出来ないとヤバイから、
上っ面を掬って君の言葉を待ったんだ。
「愛してるよ!堪らないほど好きだ!」  漫歩

ありがとうございました。。


Lucienne Boyer - Parlez-Moi D'Amour [1930]

2009年06月13日

遊;太宰を想ふ

夏の月太宰を想ふ一人かな  遊子





夏の月太宰を想ふ一人かな  遊子
    万年筆で人間と書く  ヒコ


夏の月 霞む景色の 向こう側  Nong-Khai


連雀の寺人だかり桜桃忌    よし


ありがとうございました。



2009年06月12日

遊;裸婦の眼虚ろ

梅雨雲や裸婦の眼虚ろモジリアニ  遊子





梅雨雲や裸婦の眼虚ろモジリニア  遊子
      首も長くて細かりしかな  ヒコ


梅雨電車床に突き刺すピンヒール     よし


ありがとうございました。





モジリアニの裸婦像(18歳以下、90歳以上禁)

2009年06月11日

遊;Singing in the rain

梅雨なんて傘を振り振り Singing in the rain  遊子







梅雨なんて傘を振り振りSinging in the rain   遊子
       タップの音の軽やかさかな  ヒコ


恋の火のいつしか濡れて梅雨に入る  ひよどり


傾(かし)げたる傘もゆかしき梅雨となる    よし


梅雨の雨 始まる頃には 祭かな   Nong-Khai


ありがとうございました。




2009年06月10日

遊;からからからまわり

結葉や想ひからからからまわり  遊子







結葉や 熱き夏の 思いを語り   Nong-Khai


結葉や想ひからからからまわり  遊子
  いつかは叶うことであるべし  ヒコ


斑猫よ通いなれたる道なれば   よし


結葉に今生の愛貫けり  湘次


保護色の毛虫に触れてかのひとは   漫歩


結葉や 想い想われ 恋成就  イワン


ありがとうございました。



追記;結葉や橋の袂の蛇の目傘   遊子
今朝発句しました。
こちらの方がこの季語にふさわしかったのかも知れません。
でも、その反面、付き過ぎということも言える。
う~ん、難しい!


追記の追記; 結葉や悪女くるりと蛇の目傘  遊子





2009年06月09日

遊;真の愛

紫陽花や真の愛を疑わず  遊子










私には、二心無しと解ってくれた 貴女・・・ 
せめて、貴女が喜ぶように 何時までも咲いています。
とりどりの夢のような色を花びらに・・・ ---  ぼたん


紫陽花や真の愛を疑わず  遊子
あしたの色の見ゆる清しさ  ヒコ


くちなしや愛を伝へる術のなし  ひよどり


夏の夜のひかりの中の舞踏会  湘次


紫陽花や真の愛を疑わず    遊子
疑はずざればそは永久のもの  漫歩


濁り水溢れるごとき太宰の忌   よし


ありがとうございました。







2009年06月08日

遊;白夜

白夜めく白き鳥飛ぶ夢の中   遊子






曇天や我も海の子夏鴎    よし


白夜やめく白き鳥飛ぶ夢の中  遊子
  眠れぬ夜に天使飛び交う  ヒコ


ささやきが帰ってこいと夢の中 舟を急かせる夜の明けぬまに  はぐれ雲


白夜めく 白き鳥飛ぶ 夢の中   遊子
醒めて悔しや ロマンも失せて   イワン


ありがとうございました。




2009年06月07日

遊;忽然と

忽然とレンズよぎるや夏の蝶   遊子






忽然とレンズよぎるや夏の蝶  遊子
何にも触れず行きにけるなり  ヒコ


夏蝶の塔上りゆく真昼時  湘次


夏の蝶ピンカートンと飛んで行き    よし


忽然とレンズよぎるや夏の蝶   遊子
 陰に溶け込みたるを写せり  漫歩


方丈の大庇より春の蝶 高野素十(道州はんのお好きな句)


ありがとうございました。




2009年06月06日

遊;踊り子

さよならも言へず踊り子紅椿   遊子






さよならも言えず踊子の紅椿  遊子
 切なき場面ああ船は出る   ヒコ

異国にて何故餅を搗く月兎    よし

潔き 退き際見事 紅椿   Nong-Khai





2009年06月05日

遊;茶漬けひとつ

何とても茶漬けひとつの秋の幸    遊子






何とても茶漬けひとつの秋の幸   遊子
  夜中こつそりひとり食せむ  楽子


何とても茶漬けひとつの秋の幸  遊子
   異国にありて日本恋しき  ヒコ


何とても茶漬けひとつの秋の幸  遊子
    故郷ありてきみありて  ひらり


梅雨の夜に 香立つ茶漬け 爽やかに   Nong-Khai


散りて知る空の青さや花石榴     よし
<去りて知る故郷の味麦の秋     遊子


ありがとうございました。




2009年06月04日

遊;古き傷

夏茜封印をせむ古き傷    遊子






夏茜封印をせむと古き傷  遊子
  時々痛み疼くものあり  ヒコ


夏茜封印をせむと古き傷  遊子
知らない町に旅立つ今日は  鎌ちゃん


宛先はどこのどなたか落し文    よし


古傷のいまだ疼きて半夏生 湘次


夏茜 封印をせむ 古き傷      遊子
また新しき 日々の来たれば   イワン


夏茜封印をせむ古き傷      遊子
ジャックナイフを埋めしマドロス   漫歩


暑さ過ぎ ゆっくり漂う 夏茜  Nong-Khai


夏茜封印をせむ古き傷    遊子
雲の谷間にひそと隠さむ  楽子


ありがとうございました。



2009年06月03日

遊;梅雨の蝶

梅雨の蝶君の待たるる思ひして   遊子






梅雨の蝶君の待ちたる思ひして  遊子
    傘の滴に囲まれてをり  ヒコ


氷旗意気揚々とはためけり   よし


濡れてなほ逢ひたき思ひ梅雨の蝶  湘次


梅雨の蝶君の待たるる思ひして   遊子
     雨に煙りし辺り窺い   漫歩


梅雨の蝶君の待たるる思ひして   遊子
  傘を手にして駆け出してみむ  楽子


ありがとうございました。



2009年06月02日

遊;外つ国の撫子

外つ国の撫子一花咲きにけり   遊子







外つ国の撫子一花咲きにけり  遊子
   笑顔優しき大和のをみな  ヒコ


源五郎櫂のせわしき雨の前   よし


なでしこのやまとごころをわすれざる  湘次


外つ国の撫子一花咲きにけり   遊子
    大和の国の伝統守る   楽子


ありがとうございました。




2009年06月01日

遊;どくだみ

どくだみとよばれし草の健気かな  遊子












何の因果か、俺はドクダミ・・だけど、役立つ粋な俺  ぼたん


十薬は雑草でない世代かな  鎌ちゃん


どくだみと呼ばれし草の健気かな  遊子
  はばさまにより茂らしめられ   ヒコ


十薬の白き十字を薬とす  湘次


虹色の蜥蜴は石の上にをり    よし


ありがとうございました。