2009年08月31日

遊;昼の月

昼の月シーソーひとつ揺れてをり 遊子





インジャン・ジョー筏の河に月満ちて   よし


月光にこぼせし姫の泪かな  湘次


シーソーのギーギー軋み昼の月 幢舟
 

ありがとうございました。    





     


2009年08月30日

遊;夢二忌

夢二の忌黒繻子の帯ゆるみけり 遊子







明日9月1日は夢二忌。
大正浪漫文化ファンだった両親の影響で、遊子もこの時代の文学・音楽・絵画が大好きで、
写真の昭和2年発行の2冊の本は宝物です。
いろいろな事が懐かしく、ひょっとしてその時代に生まれ育ったかのような錯覚があります。(笑)      



月昇るまでさよなら云えぬ青い径   よし


夢二忌の夢ある絵本秋灯  湘次


夢二の忌黒繻子の帯ゆるみけり   遊子(推敲句)
  寝ても覚めても夢見ごこちに  玉宗

ありがとうございました。



2009年08月29日

遊;迷子

あの町もこの町も風一葉かな  遊子









三合があっという間の茸飯    よし

秋の暮君の姿を見失ふ  湘次

人生を追ひ越してゆく一葉かな  玉宗

ありがとうございました。




2009年08月28日

遊;ふわり輝く

まちぼうけばかりの日々や花木槿 遊子









見つめゐることが幸せ花木槿  湘次・


槿散る朝よ叶わぬ夢ばかり  玉宗


今朝は晴れ槿の芯の涙痕   よし


ありがとうございました。

2009年08月27日

遊;灯ともし頃

白秋の灯ともし頃の八百屋かな  遊子









数珠玉の黒光りして寺の鐘   よし


秋野菜ごつたに並べ婆の店  湘次


白秋の灯ともし頃の八百屋かな  遊子
  見切られぬわが命の値打ち  玉宗


実り時 果物野菜 山盛りに  Nong-Khai


ありがとうございました。



2009年08月26日

遊;秋日傘

秋日傘くも流れゆく城の跡 遊子









秋一人ひとりひとりに空があり  玉宗


城跡に雲の流れて陣羽織  漫歩


千曲なる古城のほとり子持ち鮎  旅人


ふるさとの城跡に聞く秋のこゑ  湘次


新涼や早くも暮るる穴の城    よし


ありがとうございました。



2009年08月25日

遊;素秋に座す

端然と素秋に座するクッカバラ  遊子









雨上がり鼻歌混じりの根分かな   よし


止まり木に止まる一羽の秋思かな  湘次


翡翠の張り詰めゐたる琴線ぞ  玉宗


ありがとうございました。



2009年08月24日

遊;内にかくして

うす紅を内に秘めたる紫木蓮  遊子









春泥の道ならばまた敢えて踏む   よし


うす紅を内に秘めたる紫木蓮  遊子
  彼は誰どきの物語りして  玉宗


耐ゆる日の色となりけり紫木蓮  湘次


うす紅の君のほほえみ燃える春  臥竜


白牡丹といふといへども紅ほのか 高浜虚子(憧舟さんのお好きな句)


うす紅のほころびたるや紫木蓮  遊子(漫歩さんの示唆で、)


ありがとうございました。


2009年08月23日

遊;ごはんだよ

ごはんだよハンバーグだよ秋日差 遊子









秋夕日 今日の夕飯 何だろな?  Nong-Khai


秋日暮れ影を一寸押しにけり  よし


遠くより母のこゑする秋の夕  湘次


ありがとうございました。


2009年08月22日

遊;桜咲き初むる

今、時を忘れず桜咲き初むる 遊子









桜花散るが始めと思わばや  よし


忘れずに思ひ出せずにあたたかし  玉宗


桜花には 大和魂 其処に有り  Nong-Khai


文月の桜便りに驚きぬ  湘次


ありがとうございました。



2009年08月21日

遊;まどろみの午後

まどろみを分け合うてゐる素秋かな 遊子









語り合ふ老犬のゐて暮の秋  湘次


晴れたるも秋蚕の歯音かそこそと    よし


秋風に吹かれて何を思ひ出そ  玉宗


ありがとうございました。

2009年08月20日

遊;梅咲きて

梅咲きて蜂の羽音の止まらざる 遊子









魚は氷に山のあくびの大いなる  よし


梅東風に南の国の翅音聴く  湘次


梅咲きて蜂の羽音の止まらざる  遊子
    花の真ん中喧しからむ  玉宗


うめさきて かおりただよう はちきたり   花輪


ありがとうございました。



2009年08月19日

遊;一筋の秋風

一筋の秋風走る子犬かな 遊子







猫の仔の一目散やすぐ止まる  玉宗


貰われてゆきたる子犬秋の風  湘次


空高く一寸法師の椀の船   よし


ありがとうございました。

2009年08月18日

遊;秋日の欠片

一湾の秋日の欠片鎭もれる   遊子







新豆腐鰹削りも気合入れ   よし


静けさを映して湾の秋の夕  湘次


放蕩の果ての静謐秋入日   流星


一湾に秋日の欠片鎮もれる (添削句)市堀玉宗


落日に 燃える水面や 秋静か  Nong-Khai


ありがとうございました。



2009年08月17日

遊;春灯

春灯や壁に揺れゐる人の影 遊子







人はみな重き影もつ春灯  湘次


ありがとうごさいました。



2009年08月16日

遊;古の白桃の花

古の白桃の花豪の蒼空 遊子







ふるさとの青空思ふ桃の花  湘次


ありがとうございました。





2009年08月15日

遊;紅さして

紅さして満月雲に隠れけり 遊子







頬染めた 月の姿の 艶やかさ  Nong-Khai (-o-)


紅さして満月雲に隠れけり  遊子
  人魚と思ふ波の音して 玉宗


秋の夜の昔話に引き込まれ  湘次


ありがとうございました。




2009年08月14日

遊;ちひさき蟲

夕月やちいさき虫の片思ひ 遊子







蟷螂も 見惚れる静かな 月の晩   Nong-Khai (-o-)


かまきりが好きな遊子の片思ひ  旅人


月光の終着駅に泊まりけり  湘次


ありがとうございました。






2009年08月13日

遊;草の根大使

草の根の大使の創る野菜寿司 遊子













長焼きへ 目が行く私は 食いしん坊  Nong-Khai (-o-)


野の草も鮨に変はりぬ手品かな  湘次



2009年08月12日

遊;秋茜 

約束の池の畔や秋茜 遊子












2009年08月11日

遊;蟷螂

降りたった宇宙人かや子蟷螂 遊子








2009年08月10日

遊;紫木蓮

午後の陽の北に向きたる紫木蓮  遊子







蒼天に虚声残しぬ威銃( つつおどし )    よし


異国より祈りの届く紫木蓮   湘次


午後の陽の北に向きたる紫木蓮   遊子
    愛のごとくに花欹てて   玉宗


ありがとうございました。




台風の大雨が日本列島をずたずたにしていますが、早くこんな青空が観られますように、遠く南の空の下よりお祈りいたします。

2009年08月09日

遊;ふたり

いつまでも一緒ねふたり春の宵 遊子








万物に等しく注ぐ雨水かな    よし


いつまでも一緒ねふたり春の宵  遊子
     神も仏も身も蓋もなし  玉宗


見つめ合ふふたつの星や天の川  湘次


いつまでも飲んでるんじゃないよ! 夏の宵    流星



ありがとうございました。


2009年08月08日

遊;夷咲く

蒼穹の遥かに故郷辛夷咲く 遊子






故郷を思ふ南の花辛夷  湘次


兎鼠猫も跳ねそな良夜かな    よし


南国に夢物語秋昼寝  玉宗


青空に喝采のごと辛夷咲く   白濱一羊(青萄さんのお好きな一句


指揮棒を振れば辛夷の舞ひ昇る   金子葉末(遊子の好きな一句)


ありがとうございました。





掲句は  北国にあらずも蒼空や辛夷咲く 遊子(原句)を推敲致しました。



2009年08月07日

遊;美しきをみなの集い

新涼の美しきをみなの集いかな 遊子







2009年08月06日

遊;をみな寿司のKEIKOさん

外つ国の大和撫子すし握る 遊子

外つ国の大和撫子すし握る      遊子
ハンサムウーマンのこぼるる笑顔   青萄

ありがとうございました。

2009年08月05日

遊;外つ国の寿司教室、その1

掌の握りふんわりをみなかな  遊子









寿司食えば金が無くなる風流児   よし


寿司握る遠き異国に住み慣れて  湘次


ありがとうございました。




2009年08月04日

遊;来ぬ人

来ぬ人を待ちて紅ひく夏薊   遊子







からころと牡丹灯篭灯る頃    よし
  ちらり足元青白きかな     遊子


みよちゃんの鼻緒にとまる秋茜  旅人
  爺のお迎えほら来ているよ  遊子


ひとり居の朝の化粧や秋近し  湘次
   口紅の色迷ひ迷ひて   遊子


待てど暮らせどこぬ人を
宵待ち草のやるせなさ
こよひは月も出ぬさうな  竹下夢二(愛媛子さんのお好きな詩)


こぬひとのなつあざみかなべにをひく   遊子
   あのはなことばうちけしながら   漫歩


海を恋うて薊は夏を焦がしけり    玉宗
来世は魚(うを)にならんとぞ思ふ  遊子


来ぬ人と知りつつ紅を立葵  幢舟
   物干し台の風襟元に  遊子


来ぬのなら怒りのナイフ晩夏光  ひよ
    信長の恋激しかりけり   遊子


ありがとうございまそた。



2009年08月03日

遊;夏の天

水の面に朱の輝くや夏の天    遊子







夏の夕故郷の空を思ひをり  湘次


水面には夏の天かや見てをりぬ  遊子
  神なかりせば誰が仕業ぞ   玉宗


半分はまだ陽を残す瓜畑    よし


夏川の天を褥に眠りけり    幢舟
魚になった夢を見てをり     遊子


ありがとうございました。

2009年08月02日

遊;破れポスター

荒梅雨の破れポスターひらめいて   遊子







人指に なぞるる恋は 絹乃雨  夜華お蝶


青梅雨に未来を託す人探す  湘次


ありがとうございました。


2009年08月01日

遊;ハンケチ

迷ひつゝ白きハンケチ夏の果   遊子







一枚のハンケチ夏の果    遊子
一日の疲れなかなかとれず  ヒコ


ハンケチの中から秋も江戸手妻   旅人


一枚の白きハンケチ夏の果   遊子
   乾く間もなき愛の涙の  玉宗 


一枚の白きハンケチ夏の果    遊子
振りしときあり握り締めしも    漫歩


思い出を折り目にたたみ汗拭ひ  湘次


太鼓の音おどろおどろと夏芝居    よし


夜風吹き 大輪花火 空焦がし  Nong-Khai (-o-)


ありがとうございました。