2008年11月30日

酉の市

昨日29日は三の酉。 酉の市は11月中の酉の日の鷲神社の祭事。
三の酉まである年は火事が多いと言われているが、、。
酉の市も過ぎるといよいよ冬本番である。
写真は新宿三丁目の花園神社。有名な歌舞伎町に並んでいる。

一の酉二の酉三の酉も過ぎ
(いちのとりにのとりさんのとりもすぎ)       季語:酉の市(冬、行事)


                                               新宿歌舞伎町

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2008年11月29日

冬薔薇

薔薇は夏の季語であるが、冬に咲く薔薇を冬薔薇と言って冬の季語である。
今日の句は、冬薔薇のイメージをどう表現するかで苦心した。

邪な恋にゆれたる冬薔薇
(よこしまなこいにゆれたるふゆそうび)       季語:冬薔薇(冬、植物)

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2008年11月27日

冬仕度

一週間ほど前に信州から、初雪の便りと野沢菜漬が送られてきた。
信州では、11月中頃には初雪がある。
その頃に冬仕度の大事な仕事の一つ、野沢菜漬けが各家庭ど行われる。

野沢菜を漬けて済たる冬仕度
(のざわなをつけてすみたるふゆじたく)      季語:冬仕度(秋、生活)
 
  
                         (上野貴弘氏 撮影)

御覧下さい!
*妹経営の民宿(野沢温泉)
http://www.dia.janis.or.jp/~tomohati/
*下の妹経営の野沢菜工場(飯山)
http://www.1-light.com/mizuhosyokuhin.htm

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2008年11月25日

一茶忌

小林一茶は陰暦11月19日、65歳で亡くなっている。
私は奇妙に一茶と縁がある。 柏原は、私が生まれ育った所とほど近い。
そして、5月5日生まれ、一茶はちょうど、186年先輩にあたる。

一茶忌の過ぎて黒姫雪来るか
(いっさきのすぎてくろひめゆきくるか)    季語:一茶忌(冬、行事)*雪も冬の季語であるが、重点が一茶忌の為

                                       野沢温泉より、黒姫、妙高方面を望む

私の好きな一茶の句
 我と来て遊べや親のない雀
 門の木も先つつがなし夕涼
 心からしなのの雪に降られけり
 雪とけて村一ぱいの子ども哉
 やせ蛙まけるな一茶是にあり

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2008年11月23日

夫婦鴨

鴨は秋から冬にかけて飛来し、沼、湖、河、などに群れ棲む。
青頸、真鴨、巴鴨、葦鴨、鴨の陣、、、など傍題は多い。
鴨は群れをなしていることが多く、これを鴨の陣という。

夫婦鴨相寄りたれば光る湖
(めおとかもあいよりたればひかるうみ)             季語:鴨(冬、動物)

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2008年11月22日

小春

小春は陰暦10月の異称で、だいたい11月の頃を言う。
この頃は穏やかな好い日和が続く。これが、小春日、小春日和、である。
私は、この時期のスキット透明感が好きだ。
そして、太陽のありがたみを一番実感する。

小春日の水がもつとも水らしく
(こはるびのみずがもっともみずらしく)          季語:小春日(冬、時候)

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2008年11月20日

草紅葉

晩秋から初冬にかけて、木の葉だけでなく、
さまざまな草も紅葉する、これを草紅葉という。

写真は箒草(夏の季語)の紅葉で直接句とは関係ない。

吹き晴れて生家跡地の草紅葉
(ふきはれてせいかあとちのくさもみじ)         季語:草紅葉(秋、植物)

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2008年11月18日

八つ手の花

八手はウコギ科の常緑潅木。
葉が八つに裂けた掌状であることから、ついた名。
別名「天狗の団扇」とも言われ、子供のころに遊びにつかった記憶がある。
地味な花ながら独特の風情がある。

花八つ手可も不可もなき一日暮る
(はなやつでかもふかもなきひとひくる)         季語:花八手:(冬、植物)

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2008年11月16日

蔦紅葉

蔦は、ブドウ科の落葉蔓性。 他の物に絡んで這い上る。
葉は掌状で燃えるような紅葉が美しく、それを蔦紅葉という。

句は「寄らば大樹のかげ」よりヒントを得て。

蔦紅葉絡みつきたる大樹かな
(つたもみじからみつきたるたいじゅかな)      季語:蔦紅葉(秋、植物)

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2008年11月15日

山茶花

山茶花はツバキ科。
椿に似て椿より寂しい。 この寂しい風情が好きだ。
私は椿類が好きで狭庭に何本も植えてある。 白花が特にいい。

鐘の音の余韻山茶花散る構へ
(かねのねのよいんさざんかちるかまえ)        季語:山茶花(冬、植物)

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2008年11月13日

烏瓜

烏瓜は、ウリ科の蔓性多年草で雌雄異株。
8~9月の夜、レースのような、なんとも妖しい花を咲かせる。
瓜のような実は最初、縞模様の緑色だが、熟すと朱色になる。
花も実も個性的で魅力のある、植物だ。

句は秋季に戻ったが、今日散歩中、烏瓜の実がたくさん付いているのを見かけ、
郷愁を覚えたので。

山畑に母在りし日の烏瓜
(やまはたにははありしひのからすうり)        季語:烏瓜(秋、植物)

    

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2008年11月11日

冬うらら

冬うらら、は寒い日が続いたあとに、よく晴れておだやかな暖かい日がやってくる、
その、小春日のうららかに晴れわたるさまを讃えたもの。

紫の花揺るる路地冬うらら
(むらさきのはなゆれるろじふゆうらら)          季語:冬うらら(冬、天文)

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2008年11月09日

神の留守

神の留守、とは面白い季語である。
諸国の神々が出雲の国へ旅立ち、どこの神社も留守であるという意味。
今日の句は俳諧味をこめて、、、。

三猿の口閉ざす猿神の留守
(さんえんのくちとざすさるかみのるす)     季語:神の留守(冬、行事)

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2008年11月08日

立冬

11月7日は立冬、暦の上ではこの日から冬。
冬は嫌う人が多いが、晩秋から初冬の夕暮れは空気が澄んで好きだ。
句はそこをポイントに詠んでみた。

立冬の日暮れて眼澄みにけり
(りっとうのひぐれてまなこすみにけり)        季語:立冬(冬、時候)

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2008年11月06日

柿は誰もが知っている、秋の代表的果物。
子供の頃、好んで食べたが、最近はあまり食べるひとが少ないのか、
柿の木に実がついたままの風景がよく見られる。
晩秋初冬の澄んだ青空に、実のついたままの柿の木は風情がある。

私の田舎にも柿の木があるが、無人となった畑の片隅に毎年真っ赤な実をつける。

父母の亡き故郷の柿赤し
(ちちははのなきふるさとのかきあかし)         季語:柿(秋、植物)

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2008年11月04日

落人の里

平家落人の里は全国に散在しているが、ここ湯西川平家の里もその一つ。
ここはいまだに、鯉幟はあげず、鬨を告げる鶏は飼わない風習が残っている。

源平双方に好きな武将がいるが、一谷の戦で弱冠15歳で、
熊谷直実に討たれた、笛の名手「平敦盛」もその一人。

闇深き落人の里虫浄土
(やみふかきおちうどのさとむしじょうど)          季語:虫(秋、動物)

   

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2008年11月02日

行く秋

行く秋は文字のごとく、過ぎ去ろうとする秋のこと。
このところの朝夕の肌寒さ、木々、草花の風情を見ると、まさしくその感が強い。
因みに、行く秋、行く春、はあるが、「行く夏」「行く冬」とはいわない。
これは、暑い夏と寒い冬は惜しむに値しないからで、夏、冬好きの人には異論のあるところ。

句は、日光湯西川温泉「平家の里」で、栄枯盛衰に感じ入り、生に感情が出ないように注意したつもり。

行く秋や瀬音に交じる風の音
(ゆくあきやせおとにまじるかぜのおと)             季語:行く秋(秋、時候)

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2008年11月01日

菊の香

菊はキク科の多年草。 中国原産で奈良時代に渡来。
梅、竹、蘭、菊、と四君子に挙げられ、品位のある花である。

句は、私が育った北信州は、菊が香り、しばらくすると初雪が降り、
今年も終わりだ、の感慨を強く持ったことを詠んだ。

菊の香やつくづく月日去り易し
(きくのかやつくづくつきひさりやすし)          季語:菊(秋、植物)

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