2009年01月31日

万両

万両はヤブコウジ科の常緑低木。
千両と似ているが、千両より実が大きく、千両が葉の上に実をつけるのに対して、
万両は葉の下に実をつける。
俳句を始めて、違いを覚えた。
句は自身への感慨と、万両の取り合わせだが、果してどうか、、、。

一徹に生きて還暦実万両
(いってつにいきてかんれきみまんりょう)                    季語:万両(冬、植物)

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2009年01月29日

日脚伸ぶ

ガラス越の日差しを浴びながら、窓辺で紅茶を飲み、
俳句の本を読むことが、最高の至福の時だ。
冬至が過ぎると、一日、畳一目ずつ日脚が伸びると言われる。
最近確かに日脚が伸びたことを実感できる。

日脚伸ぶ窓辺紅茶を掻き回す
(ひあしのぶまどべこうちゃをかきまわす)                   季語:日脚伸ぶ(冬、時候)

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2009年01月27日

真っさらな空

知り合いの絵画展を観てきた。
油絵の人と日本画の人だ。 絵は好きだが自分で描くのは全くだめ。
素晴らしい絵を鑑賞して、清々しい気持で外に出たら、
雲一つない真っ青な空が広がっていた。

絵画展でて真つさらな冬の空
(かいがてんでてまっさらなふゆのそら)                  季語:冬の空(冬、天文)

  

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2009年01月25日

寡黙な男

寒中に鶏が産んだ卵が、寒卵である。
寒卵は滋養が高いということで、とりわけ好まれる。

句は自画像である、ちょっぴりエロスをも感じていただければ幸いである。

寡黙なる男啜りし寒卵
(かもくなるおとこすすりしかんたまご)                  季語:寒卵(冬、生活)

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2009年01月24日

待春

寒さの中にも日中の陽射しは春めいてきた。
待春は、春を待ちわびる思いを言うが、
18歳まで北信濃の雪国で過ごした私は、この間特にその思いを強くしたものだ。

句は葉を落ちつくした欅に思いを託してみたが、、、。

待春の枝広げたる大欅
(たいしゅんのえだひろげたるおおけやき)                  季語:待春(冬、時候)

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2009年01月22日

念珠

無信心の私が、父母を早く亡くしてからは毎朝必ず、
お茶、水、ご飯を供え線香をあげている。

句は微妙な心理を念珠に託してみたが、、、。

大寒の指に絡まる念珠かな
(だいかんのゆびにからまるねんじゅかな)                季語:大寒(冬、時候)

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2009年01月20日

シクラメン

シクラメンはサクラソウ科の多年草。
この時期、花屋の店先に華やかに並んでいる。
ところが、春の季語なのである。 私の月別歳時記にはなんと、4月に載っている。

シクラメン抱へ嫁ぎし娘が来たる
(しくらめんかかえとつぎしこがきたる)                 季語:シクラメン(春、植物)

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2009年01月18日

発心

誰しもが新年には、心に期するものが有るはず
還暦を迎えて私も小さなことを決意した。

発心の冬天澄みしまま暮るる
(ほっしんのとうてんすみしままくれる)                    季語:冬天(冬、天文)

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2009年01月15日

寒茜

寒中は空気中の水分が少なくからっとしてるので、夕焼も鮮やか。
短い時間燃えてたちまち薄れる。
それは早世の父母のイメージに重なる。

父母遠し雲の千切れて寒茜
(ふぼとおしくものちぎれてかんあかね)                    寒茜(冬、天文)

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2009年01月13日

還暦

今年は5回目の年男、つまり還暦である。
脳溢血等にならないように朝一番にコップ一杯の水を飲んでいる。

若水とは元旦の朝にまず汲む水のこと、字面からも、いい言葉、いい季語である。
歳時記によると、水道の水でも心新しく願って汲めば若水とのこと。 情趣はないが。

還暦となりし若水溢れさす
(かんれきとなりしわかみずあふれさす)                 季語:若水(新年、生活)

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2009年01月11日

根深汁

根深汁は葱の味噌汁である。
ベジタリアンの私は、お新香と味噌汁は欠かせない。
特に、ジャガイモ、豆腐、若布、そして葱の味噌汁は大好きである。
いたって庶民的な句童ではある。

嫁がせて妻とゐる夜の根深汁
(とつがせてつまといるよのねぶかじる)                    季語:根深汁(冬、生活)

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2009年01月10日

初雪

昨日関東地方もほんのちょっと霙が降り、初雪が観測された。
山国のそれも杉山に降る初雪は私の好きな景だ。
杉の葉の黒緑色にうっすら積もった初雪はほんとうに美しい。
雪は万遍なく降るのだが、その美しさに雪は杉山に一番先に降った錯覚を覚える。

句は初心の頃、故郷を詠んだもの。  写真はkemmさんにお借りした。

初雪のまづ杉山に来たりけり
(はつゆきのまづすぎやまにきたりけり)                季語:初雪(冬、天文)

                                                        (kemm氏撮影)

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2009年01月08日

木枯し

木枯し、は冬の初めに吹く強い北風で、木々の葉を落とし裸木にしてしまう。

女性のもっとも女性らしいところは乳房だろう。
私は乳房に、郷愁、温かみ、安らぎ、を感じる。

乳房恋ふことに木枯し鳴る夜は
(ちぶさこうことにこがらしなるよるは)              季語:木枯し(冬、天文)

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2009年01月06日

淑気

淑気は好きな言葉だ。 季語として安易に使うのは難しいが、、。
正月の荘厳の気が天地に満ちていることを言う。

私は竹林が好きで散歩時よく通る、竹の葉のふれ合う音が実にいい。

篁のふれ合ふ音の淑気かな
(たかむらのふれあうおとのしゅくきかな)             季語:淑気(新年、天文)

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2009年01月04日

駅伝

私は駅伝が大好きで、欠かさずにテレビ観戦する。
特に好きなのは、暮れの全国高校駅伝と、正月の箱根駅伝。
今年も、1日の実業団駅伝、2~3日の箱根駅伝をトイレに立つ以外しっかり炬燵で観た。
駅伝の句は難しく、一応二句作ったがイマイチ。
”駅伝を見て終はりたる三ケ日”平凡なので下の句にしたが、、、。

箱根駅伝用足しにでる炬燵かな
(はこねえきでんようたしにでるこたつかな)           季語:炬燵(冬、生活)

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2009年01月03日

ひめ始

「ひめ始」は諸説ある季語だが、現代は「姫始」を用い
正月初めての男女交合をいう、、とある。

闇へなる柱時計や姫始
(やみえなるはしらとけいやひめはじめ)         季語:姫始(新年、生活)

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2009年01月02日

初日の出

元日、二日と快晴の関東地方。
2008年の暗いニュースを吹き晴らしてくれそうな、希望に満ちた青い空。
良い一年になりそうな予感がする。 今年は年男である。

句はそんな気持を込めて、写真は二年前、伊豆の熱川にて。

初日の出悠久の海平らなり
(はつひのでゆうきゅうのうみたいらなり)               季語:初日の出(新年、天文)

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2009年01月01日

今朝の春

明けましておめでとうございます!
本年も宜しくお願いいたします。
新年を祝うに相応しい良い天気に恵まれました。
「今朝の春」は初春の傍題、新年を表す季語である。

青竹の幹光りたる今朝の春
(あおたけのみきひかりたるけさのはる)              季語:今朝の春(新年、時候)

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