氏神の草刈つて草匂ひだす(うじがみのくさかってくさにおいだす) 季語:草刈(夏、生活)
二日ほど真夏日の晴天が続いたと思ったら、今朝はまた梅雨空。この時期特有の梅雨闇の下、金糸梅の黄色が目立ったことだ。
このごろの空定まらず金糸梅(このごろのそらさだまらずきんしばい) 季語:金糸梅(夏、植物)
紫陽花の色は移れど 我が胸の一途な思ひ移ることなき 保
少年の恋知りたる夜百合匂ふ(しょうねんのこいしりたるよゆりにおう) 季語:百合(夏、植物)
水馬に水なめらかでありにけり(あめんぼにみずなめらかでありにけり) 季語:水馬(夏、動物)
木道の九十九折れして花しやうぶ(もくどうのつづらおれしてはなしょうぶ) 季語:花しょうぶ(夏、植物)
栗の花は精液の匂いがすると言われる。エネルギッシュな若き男の匂いだ。
花栗や少年の髪青臭き(はなぐりやしょうねんのかみあおくさき) 季語:花栗(夏、植物)
いろんな種類の紫陽花があちこちでみられる。私は赤色系より青色系のほうが好きだ。
穏やかな一日紫陽花水色に(おだやかなひとひあじさいみずいろに) 季語:紫陽花(夏、植物)
梅雨の時期は嫌いな人が多いが(私もそうだった)、俳句を詠むようになってからは、見方が変わり、辺り一面青々とした、しっとり感が好きになった。 (写真は直接関係ありません)
青梅雨やけぶり初めたる信濃川(あおつゆやけぶりそめたるしなのがわ) 季語:青梅雨(夏、天文)
地球そして日本は、水に恵まれた美しい国だと思う。今、温暖化問題で各国がそれぞれの思惑で駆引きを行っているが、この美しい星、地球をいつまでも守って行きたいものだ。
水美しき星万緑の中にかな(みずはしきほし ばんりょくのなかにかな) 季語:万緑(夏、植物)
母の実家は故郷の中の故郷と言う感じがする。それは幼い頃母に手を引かれ、祭りや季節の節目に連れて行ってもらった記憶があるからだろう。山国の夜露を吸って、さんさんの太陽を浴び、梅も育つ。青梅に夜の帳や母が郷(あおうめによるのとばりやははがさと) 季語:青梅(夏、植物)
日曜日は久し振りに晴天に恵まれた。公園に吟行に行ったら、葭切がしきりに鳴いていた。独特のギョギョシギョギョシと鳴く声に飽きることなく、しばし佇んで句の構想を練った。(写真の葦の字変換できず)
葭切の鳴きてとことん晴れきるか(よしきりのなきてとことんはれきるか) 季語:葭切(夏、動物)
玄関脇の夏椿の木に、交尾している蛾を見つけた、、、万緑の中、白昼堂々と。子孫繁栄のため以外に他意はない。人間以外の生物に果たして快楽は存在するのだろうか?
万緑の中一途なる交尾かな(ばんりょくのなかいちずなるこうびかな) 季語:万緑(夏、植物)
二日ほど、梅雨に入ったかのようなシトシト雨が降っている。今日は孫の運動会も中止になり、家族はそれぞれ出かけた。一人静かな休日もいいものだ。 我が家の玄関脇の額紫陽花も咲いた。
休日の静かな時間額の花(きゅうじつのしずかなじかんがくのはな) 季語:額の花(夏、植物)
ジャガイモと肉の煮物、肉ジャガは好物である。我が家の菜園で、新ジャガもとれた。 花は地味であるが、なかなか味がある。
馬鈴薯の花の淡きも寺領かな(ばれいしょのはなのあわきもじりょうかな) 季語:馬鈴薯の花(夏、植物)
若葉の中に身をおくと、吹き抜ける風がほんとうに心地良い。そして、100年に一度の不況と騒がれているが、日本はまだまだ平和である。この平和が未来永劫続いてほしいと願うばかり。
平和つていいな丸ごと若葉風(へいわっていいなまるごとわかばかぜ) 季語:若葉風(夏、植物)