2010年09月03日

色 鳥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
諸々の悩みあれども色鳥来 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「 秋の雨 」 

 

 

旱が続く田の道を
天を恨みてそろそろ行けば
雀がわっと飛び立って
少し向こうに舞い降りる
口惜しき日の過ぎたなら
白紙のページを開きます
夢を失くせば辛いけど
生きてあるなら大丈夫
見離されたと云う訳でなし
始めの一歩に戻るだけ
そうこうするなら
風も新たに雨も降る

 

 

 

  

 

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2010年09月02日

零余子

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 
 
 
昼の月蔓のむかごは二人連れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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「 谷間の百合 」 

 

 
バルザックの恋の痛みや
ヴェルレーヌの雨もないのに
胸が泣くのは何故だろう
誰も意味など求めない
結果ばかりで生きるから
いつも心は不健康
銃眼の一羽の百舌鳥は天辺で
ここに居るよと高く鳴く
谷間に百合の悲しみは
逢いたい人に会えぬこと
例えば泣くなら
いっそのことに
誰か来るまで待ちましょう
闇夜明くるのそのときまでは
生きた証しを示すのが
男の道であるなれば
 

 

 
この人の英語の訛りはにはつくづく励まされます
 
http://www.youtube.com/watch?v=n2s2tPORlW4
 

 

 
 
 
 

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2010年09月01日

月の人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
月の座に猫の帰りて事もなし

 

 

 

 

 

 

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 「 アーサー王 」 
 

 
 

 
ゴドディンの詩にあるものは
知らねども
アルトリウスのエクスカリバー
幼い頃に憧れた
彼の王こそは輝いて
今も枕におわしけむ
騎士道の絶えて久しき世にあれば
悪逆懲らす者こそを
我等は待ちてくたびれて
アドルフなぞを間違えて
希代の悪魔を招きけり
優しきものと媚たるものは
あまりに似たるの恐るべし
ひらがなばかりの絵本を出して
何度も読んで確かむる

 
 

 
 

 
 

 

 
 

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2010年08月31日

天指す花と地の犬と

 

 

 
 

 

 

 

 
 

 

 

 
 

 

 
 
 
泡立草あくまで空に挑みけり
 

 

 

 

 

 

 

 

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http://www.youtube.com/watch?v=eRqURo6FugA
 
 

 

サンセットビーチ
 

 
 
 
傾いた夕陽の砂の道を行く
明日の居場所は分からない
さまざま飛んで来る鳥でさえ
肩寄せ合って暮らすのに
どこへも宛てのない身には
寄せ来る波が懐かしい
翼はいらぬが止まり木の欲し
真に哀しき旅の夜の
歌は故郷の稗搗き節で
鈴の鳴る宿波の音
夜更けの月も半欠けで
もはやそろそろ山の端に
入る頃らしき風情なり

 
 

 

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2010年08月30日

山の秋

 

 

 
 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
月満ちて秋嶺なんぞ愁い無し 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

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「 ヴェッラー(Weller) 」 

 

 
 

人の世はまさしくワルツの如く
犬の尻尾を追うようで
可笑し哀しき仕組みなり
回り回って帰って来たら
さても見知らぬ者ばかり
ようべ踊った名残を抱いて
真っ直ぐな道をとぼとぼ歩く
そんな日暮れは淋しいが
私の描いた絵であれば
おんぶ抱っこはままならぬ
ちょいとニヒルに決め込んで
特攻兵士のそのように
誰に語るもなりませず

 

 
 

 

 

 

 
 

 

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