2010年03月12日
東大寺二月堂修二会
板を踏む音潔き修二会かな
お松明走りどよめく奈良の夜
3月8日から奈良の旅に出掛けました。奈良は平城遷都1300年祭が始まっていましたが、本格的な催しは4月からで、あちこちのお寺や道路で、準備の為の工事が盛んに行われていました。
ちょうど3月1日から14日まで、東大寺二月堂のお水取りが行われていました。修二会と呼ばれているようですが、良弁僧正の弟子の実忠和尚が、前年笠置山に籠って会得されたという「十一面観音悔過法要(けかほうよう)」を752年2月行ったのがはじまりで、以来1回も絶えることなく行われ、今年で1259回目となると説明されていました。
昼間訪れた時は、夜に火の灯されるお松明が準備され、堂の中の白い幕の中から、読経と差懸(さしかけ)と呼ばれる木沓で、厚い板の上を歩くガタガタという音が響いていました。
幕の手前までは誰でも入れるという事で、正座して手を合わせて聞き入りましたが、少しずつ引き込まれていくような不思議な心になりました。
夜7時からはテレビでお馴染みの、松明が走る儀式が行われ、大勢の人が訪れ、警察官が整理にあたっていました。三脚禁止と、人混みで、写真も巧く撮れませんでした。(もともとですが)
それでも、松明が走るたびに起こるどよめきの中で、いつの間にか私達も酔っておりました。
観光シーズンには少し早い奈良行きでしたが、訪れる人も少なく、各お寺の仏像とゆっくり向き合うことができました。
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