2009年10月04日
正岡子規と仰臥漫録
9月25日に発売となった
『仰臥漫録』正岡子規(角川ソフィア文庫)→【詳しくはこちら】
本書の特筆すべき点は、
なんといっても、
子規の肉筆画、しかも「仰臥漫録」収録の全肉筆画を、
リアルに、まざまざと、カラーで味わえる点です。

( ↑ ほんの一例)
子規文学についてお詳しい方には申すまでもないことですが、
なぜ、今までこのような出版ができなかったのか、
なぜ今ソフィア文庫で可能となったのか。
このあたりの事情は、
かつては司馬遼太郎さんが知っており、
今は、本書解説をお書きになった、
嵐山光三郎さんがご存じです。
いずれにしましても、
この出版が投げかける問題はとてつもなく深く、
ぜひ皆様のご意見を拝聴したいところです。
2009年09月26日
2009年08月02日
俳句の作りよう
高浜虚子著:『俳句の作りよう』
7月25日発売
角川ソフィア文庫→【もっと詳しく】→【こちらに在庫してます!】

おかげさまで、売れています。
しかし、この本が売れるとは、いろんな意味で考えさせられます。
大正三年、『ホトトギス』の台所事情もあって、
虚子はこの本を、
なりふり構わず(by山下一海氏)
無我夢中で著します。
戦前・戦中、戦後を経て、じつに100刷以上を重ねた本で、
にもかかわらず虚子没後、
一度として復刊されることもなく、
文字通り、幻のベストセラーであり続けました。
今なお、俳句実作をこころざす者にとって、
示唆に富む記述に満ち満ちています。
ぜひご一読を。そしてご高評ください。
2009年08月01日
時計草のある町で
今朝も桜並木の緑蔭をぬって
かかりつけの医院への道すがら、
暗誦俳句をチェックしましたよ。
今日は黛まどかさんにチャレンジ。
1994年の『B面の夏』に始まり、
『夏の恋』『京都の恋』の恋愛俳句、
『花ごろも』『忘れ貝』の本格俳句、
『サランヘヨ』『星の旅人』の海外詠、
『くちづけ』『一句ください』シリーズなど企業に歓迎された俳句、
「ヘップバーン」の人たちと一緒に作った俳句…
先週の反省で、まずジャンル分けをし、
さあ、始めました。
旅終へてよりB面の夏休
香水を一振り旅の終止符に
黄落やくちづけをしてはばからず
さうしなければ凍蝶になりさうで
イル イー サム サー 霜柱踏んでいく
:
もう、次から次へと。
最初の分類などはすっ飛んで、
出るわ出るわ、40句を数えたところで医院に到着しました。
こうなってくると、秋山さん俳句で暗誦できたのが16句
というのが、申し訳なく思えてまいりました。

幾何学やここに蜘蛛の囲あればなほ
2009年08月01日
ご報告かたがた
ふたたび川村杳平著『無告のうた』について書きます。

本書は、刊行直後、毎日新聞(全国)に書評が載ったのを起点に、
朝日新聞(全国)
週刊読書人
埼玉新聞
岩手日報
朝日新聞(岩手版)
盛岡タイムス
短歌新聞
短歌
(順不同)
と、次々に大手メディアで紹介され、
社説にも採りあげられ、
短歌の結社誌や盛岡のテレビなどで、今なお紹介が続いています。
泉下の大西民子も、さぞ喜んでおられるでしょう。
おかげさまで本はたちまち売り切れました。
このたびようやく購入できるようになり、ご迷惑をおかけしましたことを、この場でお詫びします。
購入は、→【こちら】です。
生前、民子と一面識もない著者がこのような本を著し、
それが全国の方々から支持をいただきました。
この事実を編集者として真摯に受け止め、
今後の企画編集に役立たせたいと思います。


