2010年02月03日

春の雨水面に夢の華やぎぬ


★。・。・゜♪゜・。・。★ 交心俳句 ★。・。・゜♪゜・。・。★




★ 交心俳句10y020303


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春の雨水面に夢の華やぎぬ


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 雪割草さん、今日もあい風ありがとう。
 ただいま、帰ってきました。
 色々楽しみを想定していきましたけれど、想定は未遂。一休さんに嵌ってしまって、あっという間に二日間が終わりました。
 検査の結果は、16日なのでですけれど、搬出作業が進行していて、昼間は探検許されませんから未遂のままですね。何もない病院の真っ暗な廊下というものは怖いんですよね。怖いから、吸い寄せられるんですよね。これは、恋の吸引力に似ているのかもしれませんね・・・



 プチンプチン肉切る音や鬼も内   仁



 病気もお友達になると、養生の秘訣になりますから、ありがたいですよね。
 早目、早目の治療で、もうすこし存えることができて、人生を享受できそうです。
 昨夜一休さんをすこし拾い読みしたら、また、生きたい欲求が芽生えてきました。一休さんに肖るような生の生き方はできませんけれど、遊行優游遊泳時空では、一休さんを道標に遊行の花を咲かせることが、すこしは、できるかもしれないと、夢を見てしまいます。夢観ることができるだけでも、最高にHappyなことです。
 どう生きたにしろ、何が起こるにしろ、夢のまた夢ですから、すこしでもいい夢観た方が、Happyですよね。
 雪割草さんは、まだ、お若いから、夢じゃぁつまらない、方ですか。
 けれど、現実に呼び込むためには、いい夢を見る力がないと、いい現実は、巡ってきませんよ。夢観る力を大きくして、夢を呼び込んでいく力を蓄えていくことが大切なんです。そんな序章があっての、夢実現なのですよ。
 今の若い人たちの恋愛沙汰には、この序章無しの、偶発的恋愛が多いようです。だからその時の気分次第や、流れ次第で、テレビチャンネルのように、簡単に切り替えられていくんでしょうね。
 6歳で出家しなければならなかった一休さんは、母恋の愛情乞食を心に抱いてきたのでしょうね。15歳の時に書いた詩があります。



 春衣、花に宿す。


 吟行の客袖、幾ばくの詩情ぞ、
 開落百花、天地清し。
 枕上の香風、シンかゴか、
 一場の春夢、分明ならず。



 春の衣が、花の下の宴を残り香にして、いつまでも少年を春の夢にうっとりさせるんです。一休さんの一生は、この少年時の春夢が初心で、その初心のバリエーションが華やかに展開されたのかもしれません。
 そして、78歳で、30歳の森女さんに巡り会い、至福の10年間を夢のように三昧します。枯れ木に花を咲かせたままの森女さんに抱かれての坐死でした。



 甦れ今少年の春の夢   仁



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 水の面にあや織りみだる春の雨   良寛



 良寛さんもまた夢観る文学少年だったんですね。
 そして晩年にはその夢見る少年へ回帰していくように無頓着、無心になっていくようです。無心になるほどに命は躍動し、自然は豊かな心の鏡になっていきます。


 雨脚の作る水面の波紋を観ても、
 良寛さんの心は躍りだし、
 命が織りなす様々な彩模様が愛楽土を幻舞させるのです。
 静寂の中に響く雨脚の音も心地よい、華やぎの音楽に聞こえてくるのでしょう。



 春の雨水面に夢の華やぎぬ   仁



  水の面にあや織りみだる春雨や山の緑をなべて染むらん  新古今和歌集



  本歌取りなのか真似良寛さんなのか・・・
 けれど、良寛さんの歌となると、その彩模様も自ずから無邪気な絵に変わっていくような気がします。

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