2009年08月15日
茄子の花【夏・植物】
雲厚く街薄暗く茄子の花
しばらく前、というかもう二ヶ月前の写真ですが( ゚Д゚) 最近になりようやく句を詠みました。
夏の空気というのは重たい感じがしますね、湿気や熱というのが体にのしかかってくるようです。
このあわやかな紫の花弁と、しべの鮮烈な黄色のコントラストがなんとも良い加減ですねぇ。いーかげんじゃなくて良いあんばいという意味で( ゚Д゚) うーん、ちょっと栽培してみたくなるくらい綺麗。
【8/18追記】
さて、この句エントリですが、アップしていた花がどうやらナスではなくジャガイモの花だったらしく、それをそのままアップし続けるとまったくもってウソツキになってしまいますので写真を削除しました( ゚Д゚) 最初に指摘していただいたくぅさんには失礼な対応をしてしまいまして申し訳ございません。謹んで謝罪させていただきます。
2009年07月18日
夜濯【夏・生活】
夜濯のドライシャツなびき水の気配
※)夜濯……よすすぎ。夜のうちに、昼間に汗みづくになった衣類を洗濯して干すこと。夏の季語。
ものすご久々に写真のない句です( ゚Д゚) いや写真なしの、言うなればただの俳句は捨てるほど(捨てる程度の出来のもの多し)詠んでいますが、このところはそうした俳句をここのブログで公表することがなくなってしまいまして。いえなんとなくですけど。
そこへ珍しく写真なしで投句するのはですね( ゚Д゚) この句、我ながらちょっと「転換点」になってくれそうな感じがしたものでして、その印象を自分に対して深めておくためにも、ブログに載せておくべきかと思いまして。
なぜこれが転換となりえるのか、まだうまく文章にまとめることが出来ませんが( ゚Д゚) なにしろ今日の夕方に詠んだばっかりなもんで。でも詠んですぐ、日々詠んできたこれまでの句となにか違うところがあるな、という感じも受けたのです。写真なしで記事にしてしまうのは、なにかこの句には、凡庸な写真を合わせても釣り合いが取れないような気がしてならないからだったりします。
まぁ自分でもよくわかりませんが( ゚Д゚) ともあれ、要するに気に入った句であるということですね。自作を気に入るなんて珍しいことなので、それだけでもこうして公表しておく意味が(自分の中では)あるように思いました。
2008年01月08日
繭玉【新年・生活】
繭玉を売りし翁の鉄火肌
お江戸育ちとしては『おう、そうまで言われちゃ黙ってらんねえ、この店で一番高い繭玉を出しな』とかやっちまいたくなるところでしたが、甘酒すら300円200円を避けて、境内の外で100円の店を見つけて買うくらいビンボーですのですごすごと逃げ帰りました。
歳時記を読み返していると、繭玉も季語として成立するんだなと改めて知ったので、上のような句にしてみた次第です。
2007年12月05日
冴ゆ【冬・時候】
星冴えて我の背高くなりぬかな
飯田蛇笏の『芋の露連山影を正しうす』の影響は否定しません(´・∀・`)蛇笏かくいいよ蛇笏
自分でもちと気に入ったのでハイクブログの方でも投句しておくことにしよう。
2007年11月26日
墓参(はかまいり)【秋・時候】
墓参死してもひとつ屋根の下に
2007年09月25日
2007年9月の作句
まだ未投稿のものもあるんですが、それは写真を合わせたいので、個別に投句するようにしますです。
時候
いやにぬくく髑髏Tシャツ選ぶ秋
新しき眼鏡で星を数う秋
駅ビルは凍えんばかり残暑かな
屋根抜けて天は早くも高かろう
月替わりたちまち秋冷深まりぬ
雨上がり鳥鳴きにけり秋の唄
雨夜長我が家水槽となりにけり
天文
台風の境にふらと散歩せる
秋風やいづくともなく鈴来たる
いづくから野分に混じる鈴の音や
母追ふて急ぎ足なり野分の子
雨野分引き戻されし現かな
秋晴れや半袖シャツを二枚出す
なんか天候の句は説明せんと分からんようなもんばっかですな(´д`;)
地理
※なし
生活
軍靴まだ聞ける老爺の墓参り
宵散歩提げる灯はLED
『宵散歩~』は、近所で見かけた夕暮れ時の親子の散歩。幼稚園児くらいでしたかね。お母さんが手に持っていたのは提灯でも懐中電灯でもなく、LEDのフラッシュライトでした。ご時世だね(´∀` )
行事
※なし
動物
ころころと二百十日を告げる声
植物
秋茄子や忌みける父の苦い顔
来し方を振り返りけり金木犀
食卓にぱさついた梨五切れほど
2007年09月07日
2007夏【行事・動物・植物】
行事
日の変わる時報聴きけり終戦日
動物
玄関を開けて蚊柱に飛び込めり
蟻ん子は何を運ぶか綿帽子
やかましや蝉と小鳥の怒鳴り合い
空蝉に似ておる木の葉かさりぱり
職質の警官は落蝉踏めり
目の前で縦に過ぎゆく落蝉や
蝉時雨飽きもせずまぁよく鳴くわ
蝉どもも遠ざかりけり丈夫の樹
「縦に過ぎゆく~」は想像句なのであまりよろしくありません。いちおう、「蝉が落ちてきて肩に当たった」という知人の体験談からの連想ですが。
「遠ざかりけり丈夫の樹」の句は、不思議とその一本の周りでだけ蝉が鳴いてない、という状況でした。がっしりした良い樹でした。が、その時の「不思議」を詠めてないのでどもなりません(´д`;)
植物
2007年09月06日
2007夏【地理・生活】
地理
生活
打ち水や天の怒りの収まりて
からころと浴衣耳にはヘッドホン
誘蛾灯かすけくカラオケ屋の響き
朝涼し我と我が身のぬくきこと
行きかけてビーチサンダル雨を知る
夏負けといふわけでなし身の細り
夏衣一年なりの肘の皮
夏衣母はのっしのしと歩く
あと一杯もう一杯と夏カルピス
カルピスや風鈴を転がすように
冷奴あとひとくちに深き息
ユニクロとドンキホーテの夏衣
甚平も軽やかなりき印度人
「母はのっしのしと~」の「母」は、俺のカーチャンではなく駅で見かけた子連れのオカーチャンのことです(´∀` )そんな迫力のある母ではないので当人のために為念。
カルピスは写真撮れなくもないんですが、どうも我が家はそういう写真の舞台にふさわしからぬオンボロぶりなのであきらめました。
個人的には「夏負け」の句がちょっと気に入りました。
2007年09月06日
2007夏【天文】
夜ひとり公園へゆく夏の月
五月雨を追ひて土の香過ぎにけり
涼風や人の家路を止めにけり
夜涼かな風呂屋の裏の味気なさ
川縁の風青くして逆流す
短夜やあの日に飲んだ酒の味
明易き夜の旅路の果てしなし
家出づる西日の先が彼の地かな
掌に雲海ひらりもてあそぶ
最後の「掌に~」は、雲海を映した写真を思い浮かべてもらえれば(´∀` )夏雲の写真を見ていた時にぱっとそういう句が浮かんだんですが、考えてみるとそれは単に夏雲であって雲海じゃないんですよね。でも語感として雲海でないと楽しくないのであえて季語として選びました。
2007年09月05日
2007夏【時候】
炎暑かな電車飛び乗り上着着る
夏の暮地平の高くて近きこと
店先の名知らぬ花や夏の果
夏の宵きれいどころは客を待つ
汗重たし夏また夏となりにけり
(三重季)
荷台に揺れくたりねんねの浴衣姫
多少、色味が作り込みすぎという感じがしますけども、まぁ素人なんだから気にはしないどこっと(´∀` )




