2010年03月07日
母留めおき標しありけり
色褪せし啄木の書開けぬれば
母留めおき標しありける 秀芳
いろあせし たくぼくのしょ あけぬれば
ははとどめおき しるしありける
昭和24年の発行、母が子育てをしながら愛読していたのでしょうか
所々にしるしが赤字でついている。 煤けた紙の匂いが母の姿を思い起こさせる。
本を折ると紙が破れるので強くは押さえられない。
幾つかしるしの箇所を読んでみるが未だに新鮮であり自分にも当て嵌まることもある
東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる。
こころよく
我にはたらく仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ。
非凡なる人のごとくにふるまへる
後のさびしさは
何にかたぐへむ。
葡萄色(えびいろ)の
古き手帳にのこりたる
かの會合(あいびき)の時と處かな。
さりげなく言いし言葉は
さりげなく君も聽きつらむ
それだけのこと。
人並の才に過ぎざる
わが友の
深き不平もあはれなるかな。
2010年03月04日
うたかたの
昨日は3月3日お雛様でした。雑事に追われ日々流されてついうっかりもしてしまうが写真俳句を眺むれば皆様其々雛への想い 雅あり追憶あり笑いありと様々です。
私も何かしらあったなあと思い出したのが二年程前の雛の町『真壁』での歴史への出会い
最近はカメラ手にパチリパチリがめっきり少なく過去の写真ではあるがそれなりに新鮮である
うたかたの夢の如くに雛の町
時の流れに 暫し佇む 秀芳 2010,3
その時のスナップ 妻が赤軍派みたいな恰好で写っているので面白かったです。
http://taiyoumura.exblog.jp/8017594
http://taiyoumura.exblog.jp/8064576/
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http://taiyoumura.exblog.jp/8063501
2010年03月01日
家鴨の沈丁花 〔2008〕
朝夕に眺めて過ぎぬ沈丁花いざも詠めとて匂ひ香立てり

俳句と短歌を始めて間もない、一昨年春のものです。
沈丁花の名前は知っていても、間近で見たのは初めてでした f^_^; ジツハ!
そして、一目惚れしたこの花を、あれこれ調べながら三首。
沈丁花の英名“Winter daphne”に擽られて、ネットの中を
ギリシャ神話まで歩いた“何でもカジリ虫” の家鴨でした φ(.. *)~♪
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朝夕に眺めて過ぎぬ沈丁花いざも詠めとて匂ひ香立てり
春の香を訪(たづ)ねてヤフーを繙けば古代ギリシャへダフネ誘(いざな)ふ
訪(おとな)ひも叶はぬ地へと惹かれてはまたもヤフーへ足を運べり
【追記】
匂ひ香 : にほひが。「匂ひ」と「香」の重なった語。香気。におい。
2010年02月26日
ルンルンでフィギュアスケート ~バンクーバー五輪に~
プライドと国旗を負ふて銀盤に色とりどりの初蝶舞へり

冬季五輪の華、フィギュアスケート女子シングルの試合が終わりました。
春浅い日本に届いた映像は、ひと足早い初蝶の舞い♪
・・・とは、少しこじつけでしょうか φ(^.^#)
コストナーG線上の青き蝶
(楽しみにしていた一人、ヨーロッパチャンピオンのコストナー選手、
ジャンプミス連続で、「G線上のアリア」も奮いませんでした。)
出掛けた先の電器コーナーではテレビ周りに大勢のギャラリー。
家鴨の勤務先でも、従業員食堂のテレビの前で、
ホワイトカラーのおじさん達が多分鼻の下を・・・あ、いや f^_^; シカラレルッテ!
電器屋のテレビを囲むギャラリーの視線の先に真央ちゃんの赤
そして、フリー演技の数時間、ドラマがいろいろありました。
地元カナダのロシェット選手は、本番直前にお母様が急死され、
哀しみに耐えての演技に大歓声と銅メダル。
天国の母へと届けロシェットの涙声援メダルの光
韓国初の女子フィギュアの五輪メダルは、キムヨナ選手の金。
何よりも、ジャンプを跳べず銀メダルに終わった浅田真央ちゃんの悔し涙。
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真央ちゃんの悔し涙や春の雨

表彰式のあと、日の丸をはためかせ、懸命に堪えていた笑顔に、
胸がいっぱいになりました。
真央ちゃんの涙が降りしきるような雨の午後・・・
でも、日暮れ前に南の空に微かに日が差し始めました。
真央ちゃん、泣くだけ泣いたら、また笑顔とファイトで次へ!
一億の大ファンが日の丸を胸に、真央ちゃんを応援してると思うなぁ!
2010年01月31日
家鴨の去年の睦み月 ~9年目の結婚記念日~
走馬灯の如き九年を二人して“あれ、笑えたね”“これは泣けたね”

去年の結婚記念日の短歌と俳句です。
ままごとと漫才のような・・・(笑)
気まぐれで我が儘な猫と飼い主のような・・・(大笑)
孫悟空とお釈迦様のような・・・(爆笑・・・してていいのか f^_^; )
夫婦というより“コンビ”のような二人の一年ごとの区切りに、
毎年どんな五七五が、これから生まれてくるのか、
自分でも楽しみです。
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走馬灯の如き九年(くとせ)を二人して“あれ、笑えたね”“これは泣けたね”
記念日を重ねてはまた睦み月














