きょろきょろと恋に憂き身か寒の鵙
季語;寒の鵙(冬)
わが文をひそと託さむ都鳥
季語;都鳥(冬)写真は百合鴎(ユリカモメ)。俳句で「都鳥」というのはこのユリカモメをさすと言う。伊勢物語の「・・・いざ事とはむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」、と謳われたのもこのユリカモメと言うのが定説らしい。
寒雀鬼の来ぬ間の馳走かな
季語;寒雀(冬)残り少ない柿の実を狙ってヒヨドリ・ムクドリ・オナガ・カラスなど次々にやってくる。雀が食べれるのはほんの一時・・・
白鳥や静かに朝の明けてゆく
季語;白鳥(冬)
胸張って求愛ダンス鴨の恋
季語;鴨(冬)写真は金黒羽白(キンクロハジロ) カモ科 大きさ 40-47cm 金色の瞳と頭の癖毛(冠毛)が特徴 ユーラシア大陸北部で繁殖し日本各地に冬鳥として渡来する。
虎視眈々水面を睨む冬の鳥
(こしたんたんみなもをにらむふゆのとり)
季語;冬の鳥(冬) 写真はカワセミ(翡翠)
うらうらと至福の波の浮寝鳥
季語;浮寝鳥(冬)
寄り添へば言葉はいらず小春空
季語;小春空(冬)
妹と背が逸れきょろきょろ妹背鳥
(いもとせがはぐれきょろきょろいもせどり)
季語;妹背鳥(秋)写真は白鶺鴒(ハクセキレイ)。鶺鴒は面白い別名をもっているのですね。妹背鳥(いもせどり)・嫁教鳥(とつおしえどり)というのはイザナギ・イザナミに秘め事を教えたと言う伝説から名付けられたものだとか・・・。
オデットもかくやあるらん白鳥舞ふ
季語;白鳥(冬)写真は羽根を広げ舞を舞う(?)白鳥と飛来した仲間たち・・・今年も忘れずにはるばるシベリアの地から飛んで来てくれたコハクチョウたち。灰色っぽいのはその幼鳥。