淑気満つ明けの参道人まばら
季語;淑気(新年)写真は1月2日早朝の雄山神社前立社壇(遥拝所)風景、 本殿(写真下)は国の重文で室町時代中期の建造とされる。かつては立山登拝の基地として栄え辺り一帯に24の宿坊が立ち並んでいたという。
鳶の輪や年の湊のロシア船
季語:年の湊(冬)・・・「年の暮」の傍題「鳶の輪」とは鳶が大きく輪を描くようにして飛ぶ様をいう。
雪女逢へるはずなきひとなれど
季語;雪女(冬)
名の寺をふらりと訪ひぬ冬うらら
季語;冬うらら(冬)曹洞宗の古刹立山寺(創建1370年)の栂並木。樹齢400年を超える巨木が整然と並ぶ参道が約100m続く。上杉謙信の放った兵火で立山寺が消失した後、能登から苗木を取り寄せて植えたのが起源と言う。写真は一週間前に撮ったもの、その頃はこんな陽気だったが今は積雪50cmの雪の中・・・
一夜明け里は満山雪の花
季語;雪の花(冬)昨夜(12/14)の雪は平地では積もることは無かったが里山は美しく雪化粧した・・・一枚目の川は日本有数の暴れ川「常願寺川」上流の立山駅付近。
気嵐の沸き立つ海の朝けかな
季語;気嵐(けあらし)(冬)この気嵐は、早朝の冷え込みが激しい時大気と水の温度差により発生する現象という。
歩き出す空に赤い実冬麗
季語;冬麗(ふゆうらら)(冬)写真は七竈の実・・・剱岳登山口の馬場島で撮影
慕情この遥けき思ひ冬夕焼
季語;冬夕焼(冬)「慕情と」いえばジェニファー・ジョーンズとウイリアム・ホールデンの映画を思い出す。映画の主題歌Love is a many splendored thing"(慕情)は下記・・・。http://allout-net.com/modules/videos/index.php?id=j0XClu_oqkE&feature=youtube_gdata&start=2&query=%CA%E9%BE%F0
束の間の燃え立つほむら秋夕焼
季語;秋夕焼(秋)
霊峰の赤く染まれる暮秋かな